有名・人気スポット に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/category/popular 少し違う旅のアイデア Thu, 05 Feb 2026 05:20:53 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9.1 https://tripplanner.jp/wp-content/uploads/2021/01/cropped-favicon-32x32.png 有名・人気スポット に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/category/popular 32 32 イタリア・ミラノで何見る?どこ行く? 鉄板名所とそうでもない名所をめぐる1日観光コース https://tripplanner.jp/topics/5931 Thu, 05 Feb 2026 05:20:53 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5931 ミラノ・コルティナ2026オリンピックで盛り上がっているタイミングなので、個人的視点でミラノ街歩きガイドをお届…

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ミラノ・コルティナ2026オリンピックで盛り上がっているタイミングなので、個人的視点でミラノ街歩きガイドをお届け。

読み手のペルソナとしては「有名観光スポットはもちろん押さえたいが、それほどでもないけど一部で話題の場所にも行ってみたい。美味しいものを食べたいが、高級レストランよりは庶民的なグルメに惹かれる。もちろん移動は徒歩と地下鉄だ」という(私のことだ)、まぁ日本人の8割ぐらいに当てはまるのではないかというタイプに設定してみた。

実際に訪れてみた場所を【鉄板名所編】と【一部で話題編】の2つに分けて、個人的推しポイントを絡めながら挙げていきます。オリンピックで湧く街の、スタジアムの外の風景に思いを馳せてみてください。

ミラノで見るべき観光名所【鉄板名所編】

1. ミラノ大聖堂(ドゥオモ)  Map

ドゥオモ
ミラノのドゥオモ

ミラノの観光ガイドの表紙を飾る率ナンバーワン、文句無しのミラノのアイコン

写真では何度も見ていたので、実際に行っても感動しないかもな…などと思っていたが、地下鉄を降りて眼の前にそびえる白亜の大聖堂を目にしたときは、思わず「うわぁ…」と声が出た。

想像以上にでかいのと、白大理石の神々しさが、眼の前に何も遮るものがない広大な広場の効果も相まって、圧倒されるほどの美しさ。さすがはイタリア最大のゴシック建築。最も高いものは108.5mもあるという135本の尖塔で飾られた大聖堂は完成まで500年かかったという超力作。これは絶対に見ておくべき!

ドゥオモ内部

内部ももちろん華麗。ステンドグラスが美しい。

そんな隙のないゴージャス美女みたいな大聖堂だが、実は外観をよく見るとほっこり彫刻がいくつもあったりして和む。こういうおもしろ彫刻をもっと間近でみたいなら、大聖堂併設の宝物庫に行ってみよう。かつて飾られていた彫刻が保管されていて、間近で見ることもできる。

宝物庫に残る彫刻たち。狛犬とか石像好きならコ゚ー。

2.ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガッレリア Map

ガッレリア
ガラス張りのドームが印象的な建築は建築家ジュゼッペ・メンゴーニによるもの。

ドゥオーモの横にある優美な大アーケード、通称ガッレリア。ガッレリアとはイタリア語でアーケードのことで、なんとここが世界で最初のショッピングアーケードだとか。

プラダなどの高級ブランドの本店などが連なるとても貴族的な場所。移動は徒歩か地下鉄で、などという庶民が楽しめるのは、ウィンドウショッピングと建築鑑賞、「幸福になれる」という噂の雄牛のレリーフの上でくるくる回るくらいだが、ここも一応見ておく名所だろう。

くるくる回ると幸福になれる? という名所も。

詳細は「ミラノの人気観光地、巨大アーケード「ガッレリア」で体験したい5つのこと。」にまとめてあるので興味があったらこっちを見てね!

3.ブレラ美術館 Map

ブレラ美術館

ルネサンス絵画の傑作を収蔵する、ミラノを代表する美術館。元は17世紀にイエズス会の建物として建てられた建築の中は、部屋ごとに壁紙の色が変えられていて楽しい。

フィレンツェのウフィツィ美術館はTheクラシック貴族の館という印象の内装だったが、こちらはミラノという土地柄なのか、空間を印象付けるのは壁紙の色だけ、というすっきりモダンなインテリア。美術館にも土地柄が出るものだ。

カラヴァッジョの名画「エマオでの晩餐」
カラヴァッジョの名画「エマオでの晩餐」

ブレラ美術館

ラファエロやベッリーニなどの巨匠の絵画もあるが、アートに詳しくなくても、絵画の隅々を眺めて、意外なゆるキャラを発見したりも楽しい。たとえば、このヴィンチェンツォ・カンピの「台所」という作品。

ヴィンチェンツォ・カンピの「台所」
ヴィンチェンツォ・カンピの「台所」

よく見ると、犬と猫が喧嘩していて猫の怒りっぷりが可愛い。

フーッとなっている猫たん。

難しいことがわからないときは、こんな”粗探し”に興ずるのもあり。アートなんて自由に楽しめばいいのだ。

4.サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 Map

最後の晩餐
撮影はフラッシュ厳禁。

レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』で有名なドメニコ派の修道院。あまりにも人気なので、当日ぶらりと行ってもまず入れない。必ずミラノの旅行日程が決まったらオンライン予約サイトでチケット予約をしておこう(Get Your Guideが便利です)。入場にはパスポートが必要になることもあるので持参を。

修復されているとはいえ、すすけたように色が落ちはかなげな印象の名画が、薄暗い空間におぼろげに浮かび上がるさまは幻想的だ。

しかし、この”おぼろげ”、実は狙ったものではなくダヴィンチのチョンボだったらしい。詳細は山田五郎さんの人気YouTubeチャンネル「大人の教養講座」の「【最後の晩餐】知られざるレオナルド・ダ・ヴィンチの挑戦と失敗!?」を鑑賞推奨。

この修道院があるあたりは、ドゥオーモ周辺のきらびやかさとは違い、レンガ造りの建物や雰囲気のよい小路、個人経営のカフェやギャラリーなどがあって、ぶらぶら歩くのも楽しかった。白大理石がまぶしいガッレリア周辺とは全く違う風情を楽しんでほしい。

グラツィエ教会
最後の晩餐から徒歩すぐの場所にあるグラツィエ教会

5. ナヴィリオ地区  Map

ナヴィリオ地区

中世のミラノの風景を今に伝える、運河沿いのまち。かつてはヴェネチアのように運河がはりめぐらされていたというミラノの片鱗を遺し、高級ブランドがひしめくファッションの街・ミラノの印象をぐっと変えてくれる田舎町のような風情がいい。かわいいカフェやギャラリーなども多く、週末は骨董市などで賑わう、観光客だけでなくローカルに人気のスポットだ。個人的にミラノで訪れて一番好きだったエリア。日本人ってあまりにも大きいもの(ドゥオーモ)やキラキラしすぎるもの(ガッレリア)に免疫ないのかも。

こちらも詳細は別記事「ミラノに行くのは月末がベスト!? ミラノ最大の骨董市、ナヴィリオ・グランデの蚤の市が楽しい。」にたっぷり書いているのでぜひチェックを!

6.スフォルツェスコ城  Map

14世紀にミラノを支配したヴィスコンティ家の居城跡で、その建築にはレオナルド・ダ・ヴィンチも加わったとか。

スフォルツェスコ城

とにかく広いのだが、場内の美術館に入場しない限りは、正直「広いな…」という印象しかない。時間がある人はぜひ美術館に行ってみてください。私は時間の関係で美術館に入れず、建築を見ただけだが、とりあえずミラノの名所の一つなので来てみた、以外の感想がない。しいて言えば、その広大すぎる空間に、昔のミラノ貴族の財力すごい…と肌で感じたくらいか。

都会の喧騒に疲れ、広々とした空間で憩いたい、という人におすすめ。

ミラノで見るべき観光名所【一部で話題編】

さて、続いては、ドゥオーモやガッレリアに比べるとそれほど話題でもないけど、一部の人が行きたいところリストに入れてるっぽい場所をピックアップ。

1.スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ Map

スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ
スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ

スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ

なんとヨーロッパ初でもある、世界で3番目にオープンしたスタバの最高峰ブランド「リザーブ ロースタリー」のミラノ店。

スターバックス リザーブ® ロースタリー1901年に建てられた元郵便局という歴史ある建築も見どころで、オープン当初は「世界一美しいスタバ」と呼ばれたことも。イタリアでアメリカ文化は根付くのかな?と思いきや、普通に人気スポットで、ミラノ限定ドリンクや限定グッズもあるので、ちょっと変わったお土産探しスポットとしても。

ミラノ限定アイテムをゲットしよう。

とにかく空間の使い方が贅沢すぎるので、1度は訪れてみるのもよさそう。ちなみにこの店の正面には、これまた歴史的建造物が美しい我らがユニクロもある。

2. ボスキ・ディ・ステファノ財団美術館 Map

ガイドブックにほとんど載らない、知る人ぞ知る、ミラノのアートスポット。地下鉄M1号線のリマ駅(Lima)からすぐの歴史あるアパートメントの一室を利用した美術館で、なんと入場無料。

この美術館の良いところは、絵画だけでなく家具や照明器具などインテリアも鑑賞できること。国際家具見本市「ミラノサローネ」で有名なインテリアの都ならではのミュージアムといえる。

詳細は別記事「建築&インテリア好きにもおすすめ、個人宅を利用したミラノの小さな美術館「ボスキ・ディ・ステファノ財団美術館」で詳しく紹介しているので一読を。個人的にお屋敷訪問が趣味なので、今回ミラノでめぐったアートスポットの中では一番良かった。

3. サン・シンプリチャーノ教会 Map

サン・シンプリチャーノ教会

創建は4世紀という、ミラノで2番目に古いという歴史ある教会。たまたま通りかかり、ふらりと中に入ってみてじんわり感動した場所。内部の光の入り方も美しく優しく、人が少なくて静かなのもいい。

ほっと癒やされるやわらかな光。

私はヨーロッパの街を歩いていて教会を見つけたら、時間が許す限り中に入ることにしている。たとえガイドブックに載っていなくても、建築、絵画、家具などが同じ美意識でまとめられており、まさに「総合芸術」だからだ。混雑も人混みもない、ほぼはずれなしのアクティビティといえる。

訪問後に調べてみると、飾られていたのは著名な作家の最高傑作とされる宗教画だった、なんてこともしばしば。たとえば、以下の写真。主祭壇の背後にある半円蓋に描かれた作品は、アンブロージョ・ダ・フォッサーノ(別名:ベルゴニョーネ)の最高傑作とされる『聖母戴冠』だそう(あとで知った)。

聖母戴冠

この教会には不思議な逸話も多く、1176年「この教会に安置されていた殉教者たちの遺体が鳩となってレニャーノの戦い(神聖ローマ帝国とロンバルディア同盟との戦闘でロンバルディア同盟が勝利した)の戦場へと飛び去り、ミラノ軍の戦車に舞い降りた」というものや、1252年に暗殺されたヴェローナの聖ピエトロ・マルティレの遺体が安置されると、通夜に訪れた群衆から奇跡の報告が相次いだことなどがある。

左右に飾られている絵画は、17世紀にミラノで活躍したジョヴァン・バッティスタ・ディシェーポリ(Giovan Battista Discepoli、1590年頃–1654年頃)による作品

こんなふうに自分だけが見つけた!と感じる場所は、のちのちまで親密な記憶を残してくれていい。ミラノは素敵な街だけど、大都会すぎて観光疲れしやすい場所でもある。ぶらりと小路に迷い込んで、自分だけのスポットを見つける宝探しのような旅をしてみるほうが楽しいのではないかと思った。

とはいえ、もし友人に「ミラノで一番のおすすめアクティビティは?」と聞かれたら、ガッレリアの中にあるカンパリソーダ発祥の地として人気の「カンパリーノ」のアペリティーボを薦めてしまうかも。豪華な空間が素晴らしいのと、ミラノの人たちの夕方ちょっとお酒とつまみを楽しむというライフスタイルを体験できるのと、思いの外リーズナブルだから。

こちらも別記事で詳細をレポートしているので、やってみたい人は「ミラノの名所“ガッレリア”で本場のカンパリソーダを楽しむ、優雅なアペリティーボ。」をチェック!

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バルセロナを見守る神殿、ガウディの「グエル公園」で感じたこと https://tripplanner.jp/topics/5404 Sun, 27 Apr 2025 00:55:21 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5404 バルセロナのガウディ作品のうち、サグラダ・ファミリアと人気を二分するのが世界遺産「グエル公園」である。バルセロ…

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バルセロナのガウディ作品のうち、サグラダ・ファミリアと人気を二分するのが世界遺産「グエル公園」である。バルセロナの街を見下ろす高台にある15ヘクタールもの(東京ドームの約3.2倍)公園の中には、「世界一長いベンチ」と呼ばれるモザイクベンチが囲む広場や、おとぎ話の砂糖菓子のような建物、ガウディが実際に暮らした家など、見どころも多い。

グエル公園
サグラダ・ファミリアと並ぶ人気のガウディ作品なので、チケットの事前予約は必須。

実はこの公園、もともと約60戸が入る広大な分譲住宅地を目指していた。ガウディのパトロンだったグエルが出資し、1900年に着工したものの、その奇想天外すぎるデザインゆえか、なんと売れたのは2戸のみ。うち1軒はガウディが自ら購入して暮らしたモデルハウスというありさまで、端的に言えばビジネスとしては大失敗したプロジェクトだったのだ。

そんな「負の遺産」になりかねなかった分譲地は、その後公園としてバルセロナ市民に開放され、今では世界中から観光客が押し寄せる人気スポットになっている。

公園内のあちこちにある陸橋。建設当時は自然洞窟発掘の時代で、洞窟造形がこの公園の主要テーマだとも。

『ガウディ よみがえる天才』(鳥居徳敏著、ちくまプリマー新書)によれば、この分譲地を結果的に公園にせざるを得なかったことを記者に問われたグエルは、投資した何百万ペセタという大金について「しかし、他により良い使い方でもあるのかな」と返したとか。かっこいいですな、これぞあるべきパトロンの姿!

モザイクのベンチが縁を彩る「ギリシャ」劇場。
波打つベンチに座って記念撮影するのがお決まり。

この公園で最も驚く構造は、波打つベンチが印象的なギリシャ劇場と呼ばれる広場が、何本ものドーリス式列柱に支えられ宙に浮いていることだ。

グエル公園のドラゴンの噴水
ギリシャ広場で溜まった水は濾過されてドーリス式の柱を通り、「ドラゴンの噴水」から吹き出す構造。このドラゴンはギリシャ神話の聖地の守護者ビュートーンだそう。神社でいうと狛犬的なものだろうか。

広場の下は異世界。この空間では分譲住宅に住む人々のための市場が開かれる構想があったという。

ガウディは、古代ギリシャのデルフォイ神殿を再現し、これによりグエル公園を神域としたバルセロナを「世界の中心」に祭り上げることを目指していたと、前掲書の中で著書の鳥居さんは言う。

そうか、無邪気に「かわいい〜」などとはしゃいでいたが、ここはガウディの故郷カタルーニャへの愛が凝縮された神殿だったのか。そう思うと、ガウディが暮らしたあのつつましい家も、「神職の住まい」だと思えば合点がいく。

サグラダ・ファミリアの紹介記事でも触れたが、個人的にバルセロナ、ガウディ建築巡りで最も胸打たれたのが、グエル公園内にあるガウディが暮らした家だった。

グエル公園に残る、いまは博物館になっているガウディの自邸。ガウディが20年間暮らした家だが、建設を担当したのは、彼の弟子。
高台からバルセロナの中心部を見下ろす家
ガウディが手がけた家具なども展示されている。

建築会の巨匠の家としては非常にこぢんまりとしており、華美な要素はほとんどない。再現されているガウディの寝室などは、まるで修道士が暮らしていたかのような素っ気なさ。

晩年はサグラダ・ファミリア以外の仕事を断り、この質素な家から、仕事場であるサグラダ・ファミリアへ通勤、あとはミサなどに出席するだけ、という「聖人」ぶりだったというガウディ。

そんなエピソードを知ると、グエル公園という”神殿”から見下ろすサグラダ・ファミリアが神のような存在に見えてくる。

グエル公園から見下ろすサグラダ・ファミリア。彼は何を思い、日々この景色を眺めていたのだろうか。
曲線的な形状と色鮮やかなモザイクタイルで装飾されたかわいい「守衛小屋」と「管理事務所」。しばしばお菓子に喩えられる。

ガウディの空想力を楽しむテーマパークのように思っていたが、彼の宗教心やカタルーニャへの深い愛などを知ると、この公園はバルセロナを称える神殿のようにも、サグラダ・ファミリアを拝む遥拝所のようにも感じてくるのだった。

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ググっても見つけられなかった、プリトヴィツェ湖群国立公園への行き方や回り方、チケット入手法など6つのお役立ちガイド。 https://tripplanner.jp/topics/5035 Thu, 22 Aug 2024 08:56:32 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5035 絶景ファンにはとても有名な、クロアチアのプリトヴィツェ湖群国立公園。エメラルドグリーンの大小さまざまな湖を、整…

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絶景ファンにはとても有名な、クロアチアのプリトヴィツェ湖群国立公園。エメラルドグリーンの大小さまざまな湖を、整備された遊歩道を歩きながら楽しめる、ユネスコの世界遺産だ。

プリトヴィッツェ湖群国立公園

首都ザグレブから車で約2時間ほどという、ほどよく便利な立地もあいまって、世界中から観光客が押し寄せる絶景スポット。もちろん、日本人にも大人気で、ちょっとググれば有益な情報がたくさん見つかる。

……が、意外と細かい情報となると見つけられなかったりしたので、今回は私が事前に情報を入手するのに苦労した些細な疑問6つと、現地で確認したアンサーをご紹介したい。

Q1. ザグレブからプリトヴィツェ湖群国立公園までのバスは、エントランス1でも止まってくれるの?

まず基本の行き方から。「ザグレブからプリトヴィツェ湖群国立公園 バス」などで検索すると、たいていFlixbusや、あるいはクロアチア語のチケット予約サイトなどに飛ばされたりする。しかし、できたら前日ぐらいまでキャンセル可能で日本語でも買えるチケットのほうが安心だ。

ということで、私が利用したのはGet Your Guide. 料金も片道11-13ユーロ程度と、ローカルバスと同じ料金(何なら少し安い)だし、アプリでチケットを簡単に発券できるし、何かあれば英語だがカスタマーサポートもあるし前日までならキャンセル無料で何かと便利。

ただ、そのチケットを見てみると、行き先がエントランス2の近くになっている。

バウチャーはさすがに日本語ではありませんのであしからず。

ちなみにプリトヴィツェ湖群国立公園にはエントランス1と2という2つの入口があり、両者は3キロ程度離れている。私が買った入場券はエントランス1。しかも、公園への入場はエントランスごとに厳格に管理されており、1のチケットを買った人は2からは入れないのだ

ということは、私、エントランス2近くのバス停で降ろされちゃったらエントランス1まで3キロ歩かなきゃいけないの…?

と不安に思い、色々ググったもののいまいちはっきりした情報がなかった。ということで、リアルに現地で入手した(というかバスの運転手さんに聞いた 笑)ファイナルアンサーをお伝えしよう。

大丈夫、エントランス1にもバスは止まってくれます!

ザグレブから行くバスなら先に着くのがエントランス1なので、寝過ごさないように注意。不安なら運転手さんにエントランス1で降ります!と声をかけておいてもいいかも(ま、起こしてはくれないだろうけど)。

Q2 エントランス1のチケットでエントランス2から入場できるの?

これは前の項目で話したけど、入れません。あらかじめどっちから回りたいかプランニングしておくのが肝心。

エントランス1から入ってすぐに見られる、名所の一つ、プリトヴィツェ大橋

Q3 公園のチケットは公式サイトから買ったほうがお得?

これはググるとみんなが口を揃えて言っているのだが、公園への入場券は絶対に予約しておいたほうがいい特にハイシーズンは死ぬほど混むので、当日窓口で入場券を…などと甘い考えで行くと、入れないか、もしくは入れても5時間後、みたいな悲劇が予想される。

プリトヴィツェ湖群国立公園
夢を壊して申し訳ないが8月のプリトヴィツェ湖群国立公園の一コマ。遊歩道から転げ落ちる人が出そう。

私の経験上、前日予約でも人気のエントランス1のチケットは午後3時入場みたいなものしか残っていなかったので、希望通りの時間に入場したいなら、念の為一週間前などに買っておくと安心だ。

そこで、多くのサイトで紹介されているのが、こちらのプリトヴィツェ湖群国立公園公式、オンラインチケット予約サイト:Plitvice Lakes National Park | Plitvice Lakes National Park

もちろん、公式サイトで買ってもいいんだけど、問題は一度買っちゃうとキャンセルできないこと。万が一雨予報になったりしたら辛いので、できればキャンセル可能なチケットがいいじゃない?

そこで活躍するのが、バスの項目でも触れたGet Your Guideだ。

なんとこのサイト、公式サイトと全く同じ料金でチケットが買え、しかも前日までキャンセル無料。サイトの使い勝手もいいし、いざというときキャンセルできるなら、絶対こっちがおすすめ!(PR案件じゃないですよ!)。詳細はこちら!

Q4 チケットの予約時間から遅刻したら入場できないの?

ということで、バスも入場券もGet Your Guideでらくらく買ったものの、一つ不安があった。私のバスは朝6:30発。移動時間の目安は2時間半とある。となると、到着が9時なので、9時の入場券を買ったのだが(その次となると10時になってしまい、入口でぼんやり1時間待つことのいやだし)、もし渋滞などで到着が遅れたら、もう入れなくなるのだろうか…?

こちらもググっても答えが見つからず、仕方なくGet Your Guideのカスタマーサポートに問い合わせてみた。それによると、「バウチャーに書かれた1時間過ぎるまでは入場可能」とのアンサーが!

ということで、1時間以上バスが遅れない限り入場できそう。私は運良くぴったり9時にエントランス1に到着し、窓口の人から「グレート!」と褒められたくらいのオンタイムな優良客であった。

Q5 見学ルートは変更できないの?

さて、プリトヴィツェ湖群国立公園にエントランス1から入場すると、こんなルート案内が出てくる。

下湖満喫して短期間か、ちらっと上湖までいってそこそこ楽しむか、がっつり両方の湖を楽しむか、みたいな提案であり、2時間から8時間程度まで4つのコースが紹介されている。

私は帰りのバスの時間も5時間後だし、Cの4ー6時間コースを歩くことにして出発。

しかし、朝早いうちはまだ良かったが、時間が経つに連れて混雑が激しさを増していき、滝の前まで行くのに行列に並ぶ、みたいなシーンにも遭遇し、普通に歩けば4時間もかからなそうなコースだったが、「これはひょっとしたら帰りのバスに間に合わないかも…」と不安になってきた。

途中遊覧船で移動するのだが、これに乗るのに1時間待つケースもあるらしい(私は待ち時間25分ほどで無事乗船)

ということで、Cのコースを引き返して、Google Mapを見ながらエントランス2へ向かおうと踵を返したところ、係員に「逆走しちゃだめ!」と怒られてしまった。そう、プリトヴィツェ湖群国立公園は、基本はルートどおりに歩かなければいけないのだ。

ちなみにプリトヴィツェ湖群国立公園公式アプリが現在地を表示できて便利なので利用していたのだが、そのアプリも決められたルート以外は一切ガイドしてくれない作りになっていた。

私は「あまりに公園が混んでいて帰りのバスに間に合わないかもしれないから、Cコースの最後の方をスキップしてエントランス2のほうに抜けたい」と係員に訴えたところ、「この先の2つの滝を超えたところでKコースの看板があるから、そっちに曲がってもいい」というお許しをいただいた。

わかりにくいが赤字がアプリでも教えてくれない抜け道ルート。こういうのは許してくれるっぽい。逆走はNG。

ということで「見学ルートは変更できないか」という問いに関しては概ねイエスといっていい。ただ、場所により選択肢がある、というぐらいか(しかしアプリや看板等には一切情報がないので、自力で係員に相談するしかない)。

Q6 入ったエントランスから出ないといけないの?

そして、アプリや看板のルート案内の問題点は、基本は入ったエントランスから出るルートになっていることだ。ただ、私は時間的にエントランス1まで戻る余裕がないし、そもそもバスはエントランス2の近くから出発するし(もちろんエントランス1にも止まってくれるだろうが集合時間とかいまいちわかりにくいし、バウチャーにエントランス1のバス乗り場も明記されていなかったので始発地点から乗りたかった)、帰りはエントランス2から出たかったのだ。

こちらもググってもわからなかったので、普通に係員に聞いた。

安心してください!どっちのエントランスからも出れます!

ということで、初めてのクロアチア、初めてのプリトヴィツェ湖群国立公園。IT業界25年選手の私がネットを駆使しても見つけられなかった(あるいは見つけるのが難しかった)6つの疑問についてレポートしてみた。

これは2024年8月時点の情報なので、今後アップデートがあるかもしれないが、ひとまずは最新版。グーグル先生が検索にひっかけてくれて、多くの人の役に立ちますように。

ただ、8月のプリトヴィツェ、私が行ったときは気温33度かつ激混みだったので、個人的にはこの季節は避けたほうが……。

プリトヴィッツェ
透明度が高いのでお魚がばっちり見える

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ギリシャのクレタ島、クノッソス宮殿以外に何があるんですか? https://tripplanner.jp/topics/4743 Tue, 25 Jun 2024 08:40:09 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4743 スペインはセビリアから、ポルトガルはポルトからと、ド定番の街以外から初めての国に入りがちな私。初ギリシャの目的…

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スペインはセビリアから、ポルトガルはポルトからと、ド定番の街以外から初めての国に入りがちな私。初ギリシャの目的地に選んだのもまた、やや横道とも言えるクレタ島であった。

とにかく猫だらけの島、クレタ島。

教科書の記憶が残っている人ならば、クレタ島と聞いてまず思い浮かべるのはクノッソス宮殿だろう。ギリシャの歴史の中でもトップレベルに古いミノス文明が誇る遺跡で紀元前1900年頃に建てられたと言われている。エジプトのピラミッドに迫る歴史があるので、古代史好きなら一度は行ってみたいと思う場所の一つだろう。

しかし、特に古代史好きでもなさそうなヨーロピアンたちがわりとクレタ島を好んで旅しているのを知るにつれ、「クレタ島にクノッソス宮殿以外に何があるのか?」という素朴な疑問が沸いてきた。聞けば、どうやら彼らは単にクレタ島を、ビーチも山も楽しめるリゾート地、と捉えているようだ。実際、各観光地のアクティビティを簡単に予約できて便利なGet Your Guideの画面もこんな感じで、クノッソス宮殿よりは明らかにビーチ推しである。

ギリシャはまだ行ったことがないし、エーゲ海の島は夏は死ぬほど混んで高くなると聞くし、安いうちにヨーロピアンに人気のリゾート地をちょっと覗いてみようではないか、と、6月のある日、私は一人飛行機に飛び乗ったのだった。

クレタ島第二の都市、ハニアから入国。

クレタ島最大の都市といえば、クノッソス宮殿にもほど近いイラクリオンだが、今回私が選んだのはハニアというクレタ島第二の都市近くの空港。ヨーロッパ各都市からライアンエアーという激安エアラインが就航しておりチケットが安かった、というのが選んだ単純な理由である。

非常にこじんまりとしているハニア空港

宿やレストランが集まるハニア旧市街までは片道2.5ユーロのバスが30分に1本くらい出ているので、それに乗って行くのがおすすめ。空港内に何の案内もないが、一歩外にでるとチケット売り場がわかりやすい場所にあるのですぐ見つけられるはず。

ちなみに、バスに乗ってきたのは私以外は全員白人であった。しかも英語話者が多い。今回は3日間の滞在だったが、この傾向はどこにいっても同じで、ほとんどアジア系の観光客を見かけなかった。イラクリオンを拠点にすればまた違ったのかもしれないが、ハニアは、特に欧米に人気のスポットという印象を受けた。

さて、私は何も完全に無計画でこの島にやってきたわけではなく、実は一箇所、どうしても行きたいと思っていた場所があった。それがサマリア渓谷でのトレッキングである。

ヨーロッパで2番目に長い渓谷とされ、全長13キロ。標高1250m地点にある村からスタートし、ひたすら下ってゴールは美しいビーチという絶景トレッキングコースだ。上りがないのもこの年になると嬉しいし、ハニア市内からはツアーもバンバン出ており、送迎付きで30ユーロくらいだったりするから、一人旅でも気軽に参加できる。

Get Your Guideではクノッソス宮殿を抜いて一番人気だった。

……と思っていたのに、クレタ島に着いた途端、6月半ばとは思えないほどの暑さにひるむ。天気予報を覗けば、予想最高気温が38度とある。

「40度近い場所で13kmのトレッキングしたら死ぬかな…」とビビり、トレッキングツアーの予約を断念。ほぼ第一の目的だったアクティビティが突如なくなり、この島で3日も何をすればいいのか、と初日から途方にくれるハメに。

宿のご主人に「この季節にこの気温は普通ですか?」と聞いたら「普通じゃない、8月の気温だ」とのこと。異常気象が残念すぎるが、後日「ギリシャで行方不明者続出、酷暑が脳に影響か」というニュースを目にし、「行方不明になった人たち全員が高温の中ハイキングに出かけていたという共通点」と書かれていたので、私の危険センサーは正しかったと言わざるを得ない。旅先で無理は禁物ですぞ…。

ということで、クレタ島で「クノッソス宮殿」(そしてサマリア渓谷)以外の見どころを、私が体験した中でざっくり紹介していこう。

ここは東京ディズニーシー? 石畳の小道とカラフルな建物がかわいすぎる「ハニア旧市街」

まずはフォトジェニックなハニア旧市街から。ここは迷路のように入り組んだ石畳の路地と、風景の一部みたいになっている、物欲がそそられまくる雑貨店や土産店に、インテリアもかわいいレストランやカフェ…と、女子たちが歓声をあげそうなかわいい場所である。

カーペット店でダレる猫

そして、「ベネチアン・ハーバー」と呼ばれる旧市街にある港は、もうまるで東京ディズニーシー

なぜ、ベネチアン・ハーバーなのかといえば、実はクレタ島は、1200年ごろから1670年ごろまで約470年間もヴェネツィア共和国の海外植民地だったため。

作家の塩野七生も『海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年』の中で、「東地中海では最大の島であるクレタは、今日でも東地中海に浮ぶ空母、と言われ、第二次大戦でも、イギリス軍とドイツ軍の死闘が行われたところで、戦略基地としての重要性は計り知れない。しかも、ヴェネツィアにとっては、戦略要地としてだけでなく、エジプトをはじめとする北アフリカ沿岸の都市との交易の中継基地として、なんとしても確保したい島であった。」と書いているように、この島は、世界最長の共和国と言われるヴェネツィア共和国の栄華を支えた重要拠点の一つだったのだ。

夜も人でいっぱいのハニア旧市街。夜遅くまで営業している土産店も多く、本当にテーマパークのよう。

ここだけは何としても死守したいというヴェネツィア共和国の願い虚しく、最後はオスマントルコがその支配権を奪い1646年から1898年年まではオスマン帝国領となったため、ベネチアン・ハーバーの一角にはモスクも残る。

かわいい小道だけではない、複雑な歴史を今に伝えるハニア旧市街なのである。

ピンクサンドビーチが有名、ハニアからお手頃価格でいけるエラフォニシビーチ

さて、サマリア渓谷行きを断念した私が選んだのは、ピンクサンドビーチで有名なエラフォニシビーチ。ハニアからも近いバロスビーチと悩んだが、ピンクの砂浜というのを一度は見てみたい、と今回はエラフォニシをチョイス。これもGet Your GuideやViatorなどでハニア発のツアーがバンバンでている。ツアー料金も37ユーロ程度で、ビーチだけでなく、途中にもう一箇所ぐらい名所に寄ってくれたりするのでひとり旅には嬉しい。

こんな山越えするので、車運転して行くのはハードル高そう。

途中、不思議なスピリチュアルスポット、教会でもある洞窟を見学して(これは別原稿で詳細書きます)、いよいよピンクサンドのビーチに到着。エラフォニシビーチの近くまでは車が入れないため、バスを降りて15分ほど歩く。

ビーチが見えてきた!
パラソルとベッドは有料。朝はやくいかないとパラソル席は売り切れてしまうので注意。

わー、普通にリゾート! 売店も公衆トイレもシャワーもあるし、快適そう!

…でも正直言ってピンクが微妙! 確かに近くで見ればピンクの砂もちらほら。でも写真でみたときはもっとずっとピンクだったぞ。加工しすぎちゃうのーん……?

後日行った人に聞いたら、その人が行ったときはもうちょっとピンクだったそうで、季節とか日によるのかもしれない。

とはいえ、この透明度。そしてどこまでもどこまでも続く遠浅の海。小さい子供も、泳げない人も、安心してくつろげるビーチ。なかなかのんびりできて良かった。少なくとも38度の中、山を歩くよりはずっと良かったと思っている。

ワインの名産地、ワイナリーでテイスティング体験

さて、クレタ島の名物といえば、オリーブとワインである。ワインにおいては、なんとミノア時代から作られているという長い歴史がある。ということで、ハニア旧市街の旅行代理店でふと目についたワイナリーツアーに申し込み。送迎付きで47ユーロ、ワイン5杯の試飲付きということである。

ちょっと高いが、正直他にやることがなかったし、車がないととても行けない丘の上のワイナリーにも行ってみたかったのだ。

ハニア旧市街からツアーに参加したのはなんと私一人。ドライバーの男子と二人でのんびりと田舎町にあるワイナリーに向かう。一人でも催行してくれるところがのんびりしていていい島である。

オレンジ畑、のどかな田舎町などを車窓から楽しみつつ、30分程度で、マヌーサキス ワイナリー (Manousakis Winery)に到着。

ワイナリーのショップ入口
花が咲き乱れるお庭も素敵。

現地にはすでに何組かツアーを待つ客が待機しており、私の到着を待っていた。さすがに現地ではワイナリー見学を一人でも催行とはいかないらしい。

セラーを見学したり、ワイン製造プロセスなどの説明を受けたら、お楽しみのテイスティングスタート!

テイスティング会場の雰囲気もいい。
ワインにはラスクとオリーブオイルが添えられていた。

私以外は全員カップルで、正直最初はちと寂しかったが、白2杯、ロゼ1杯、赤2杯を味わううちに、ぼっちテイスティングがなんぼのもんじゃい、といったいい気分に。要するに酔ったのであった。

ここのワイナリーはラベルのデザインにも非常にこだわりアーティストとコラボしているとか。お値段もかなり手頃。

カウンターもあり、ここでも飲めるのかも。

ショップも空間もとてもおしゃれで、自然豊かなワイナリー。インスタもあり、料理も美味しそう。ワイナリーに直接申込む場合のテイスティング料金は、公式サイトによれば15ユーロとのこと。車があるなら直接行くほうがお得そうですな。

毎週木曜日のお楽しみ、ハニアのファーマーズマーケット

さて、最後は素朴なマーケットのご紹介。調査段階ではハニア旧市街でトップレベルに行きたい場所の一つだった歴史ある市場は、なんとがっつり工事中。

壁しか残ってない市場。。。

旅先で市場に行くのを何よりの楽しみにしていた私にとってこの休業は痛い……と地元民に嘆いたところ、「毎週木曜日に小さなマーケットならやってるわよ」とのこと。ということで、行ってきました! 木曜ファーマーズマーケット。場所はハニアのこのあたり

ハーブやはちみつ。
フルーツや野菜。
クレタ産のチーズ。

クレタといえばのオリーブも。種類が多すぎる!

観光客というより地元民のためのマーケットで、お値段もお手頃。私はここでヤギのチーズとオリーブをお土産にゲット。どちらもたっぷり味見させてくれた。

ということで、クノッソス宮殿以外のクレタ島の見どころ、ちょっとはそそられましたか? 食事はどうなんじゃい。という方のために、食べ物編はまた別の原稿で!

エル・グレコという名前のホテルもあった。ちなみに画家のエル・グレコはクレタ島生まれ。

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永遠の都・ローマ女一人旅、徒歩で1日どれくらい観光名所をめぐれるのか? https://tripplanner.jp/topics/4657 Mon, 13 May 2024 10:18:54 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4657 何で今まで行かなかったのか、ローマ。旅を終えての感想は、そんな後悔にも似た思いだった。 海外旅行、特にヨーロッ…

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何で今まで行かなかったのか、ローマ。旅を終えての感想は、そんな後悔にも似た思いだった。
海外旅行、特にヨーロッパ旅行が好きで、これまで訪れた国は約40カ国、そのうち半分くらいはヨーロッパという私としたことが!

鉄板名所のコロッセオ。

ローマに行くのをためらっていた理由の大きなものは治安への不安だった。だってスリばっかりいる街なんでしょ?  歩いているとミサンガを腕に巻き付けられて料金請求されちゃうんでしょ? 写真撮ってあげるよって寄ってくるスマホ泥棒だらけなんでしょ?

基本は女ひとり旅派の私が震え上がるような情報ばかりが溢れていた永遠の都、ローマ。今回旅してみて、もちろん上記の噂には気をつけたほうがいいけれど(実際私には何も起こらなかったが)、別に治安が特に悪い感じはなく、ただひたすらに美しく、壮大な歴史を感じるすばらしい場所だった。ローマ、完全に誤解してたよ…なんかごめん…。

ということで、今後何回もローマに通う予感しかしない私が、女ひとり旅でどれだけローマを楽しめたか、まずは1日観光ルートをざっくり紹介します。

・ローマで見るべき鉄板観光名所とは?

初めてのローマなら、まずは観光ガイドの常連である以下の名所を見ておきたいのが人情というもの。

・コロッセオ  AD80年ごろ完成したという円形競技場。高さ48mと、今なら15階建てビルくらいの大きさ。すごい…。
・フォロ・ロマーノ コロッセオに隣接する遺跡。古代ローマ時代の官公庁街みたいなもの。
・スペイン広場 映画『ローマの休日』で一躍有名になった階段。
・トレビの泉 みんながコインを投げいれる泉。
・ナヴォーナ広場 ベルニーニによる噴水で有名な広場。周囲にはパンテオンなど見どころ多々。
・ヴァチカン市国 カトリック教会の中心地で、独立国家。ローマから徒歩で入れる異国。

ガイドブックなどでは、美術館などの割引付き・公共交通機関乗り放題のローマパス(2日以上滞在する人向け)がすすめられたりするが、上記だけなら特に必要を感じなかった。

なぜなら、上に挙げた箇所は基本はすべて徒歩で回れるから(ただし、1日10km歩いたけど)。地下鉄の駅を探して電車に乗って、というより歩いたほうが早い、というのがローマなのだ。ローマパスは博物館・美術館に行きまくる人向けかもしれない。

・ひとりで名所を徒歩でざっくり巡るローマ観光1日ガイド

まずはコロッセオ付近で朝10時半頃に観光スタート。さて、どこまで行けるかな?

第一目的地:コロッセオ&フォロ・ロマーノ

狙ったわけではないのだが、私が訪れた日はたまたま第一日曜日月に一度、ローマの博物館や美術館などが無料になるアート感謝デーみたいな日だった。本来ならラッキー!と喜ぶべきなのだが、無料デーゆえか、コロッセオの周りは超・長蛇の列。

最後尾が見えない…!

これでは中に入る頃には日が暮れてしまう…と、コロッセオは諦め、フォロ・ロマーノだけでも見ようと入口を探していたら、スタッフらしき人が「そこは入口じゃないよー」と注意してきた。入口はどこ?と聞くと「入口はあっちだけど今日は入るまでに5時間かかるよ」とのこと。
「でもあっちで旗持っている人のツアーに入れば、すぐ入場できるしコロッセオも見られるよ」と彼はいう。博物館のスタッフのような服装をしているが、なんてことはない、ツアーの客引きだったのだ。

とはいえ、ガイド付きで30ユーロとのことだしあの列に並ぶのは辛いし、ということでツアーに参加することに決定。この時点でなんやかやで11時近くなっていたのだ。時間を金で買おう。

とはいえ、説明やらスピーカーホンの配布やら移動やらで、フォロ・ロマーノに入れた頃には12時をまわっていた。普通に並んでいてもコロッセオに入れたのでは…と思わなくもない。

フォロ・ロマーノに足を踏み入れたときの感想は「壮大な廃墟」というものだった。こんなに巨大な崩れかけの建築を街の真ん中に抱え込んでいられるローマの豊かさに圧倒される。平らな土地が貴重な日本なら、すぐ埋め立てて新しい建物をこしらえるはずだ。

たまに「保存状態がいい!」と思うものはあるが、多くは、一部を残して最近(といっても数百年前だが)増築されたものだったりする。たとえば上の「アントニヌス・ピウス帝とファウスティーナの神殿」は、正面の階段と円柱のみが141年頃のもので、背後にある教会は18世紀頃に作られたものだとか。

ローマの歴史書を読み、皇帝の名前などを覚えてから行くと、「おお、ここがカエサルが演説した…」などと感銘に浸れると思うが、何の知識もなく行くと柱などがゴロゴロ転がっているだけの廃墟、みたいに感じてしまうかもしれない。

足元を見るとこんな風景。

この日は5月だというのに汗ばむ陽気で、ひたすら喉が乾いたが、フォロ・ロマーノ内には飲水を汲める水道がいくつかあるのでペットボトル持参で行くのがおすすめ。ローマ帝国時代に作られた水道設備から未だに水が供給されているというローマなのだから、水道水だってある意味観光資源でもあるのだ。

さて、フォロ・ロマーノを見学し終えたら、次はコロッセオである。正直、「外観だけでいいかもな…」と思っていたが、中には入れば、細部も細かく見られてそれはそれで楽しい。

たとえばこの虫食いのような無数の穴ぼこ。これは、この中に埋められていた石と石の間を強化する鉄の部品をほじくり出した跡だそう(詳しくはこのYouTubeを)。これだけ骨抜きにされてもしっかりと建ち続けた遺跡、建築技術がすごすぎないですか…?

中に入れば、手の込んだ建築なども一望できる。やっぱり時間があれば中に入ってみるのがおすすめ。しかし、娯楽のためだけにこれほどの規模の施設を作っちゃうなんて、ローマ人どれだけエンタメ好きなのか。

コロッセオ&フォロロマーノ ひとり旅向き度 ☆☆☆☆☆

なんと、コロッセオを後にした頃には15時近くなっていた。ツアー開始の待ち時間もあって、コロッセオ前に到着してからなんだかんだで4時間以上もかかってしまった。これから残りの鉄板名所、全部クリアできるのか?

近くのカフェでパニーニをさっとつまみ、次の目的地、ナヴォーナ広場&パンテオンへ取り急ぎ向かう。

<余談>フォロ・ロマーノは、フォリ インペリアリ通りから見下ろすだけでもよかったかも。

コロッセオからナヴォーナ広場までは、フォリ インペリアリ通りという道をひたすらまっすぐ歩く。個人的な感想だが、フォロ・ロマーノの中を歩いたときよりも、この通りを歩いたほうがずっと心に残った。

この通りはご覧のようにだだっぴろい道なのだが、フォロ・ロマーノ沿いに通っていて、歩道からあの世界遺産を優雅に見下ろすことができる。

死ぬほど苦労して入ったフォロ・ロマーノが無料で見放題。

古代ローマ遺跡なんて俺達にとっては日常なんだ、たいしたことないぜ、的なローマの壮大さ、懐の大きさは、この道からのほうがひしひしと感じ取れた。そして彼らの、歴史へのリスペクトも。

個人的には、見学にやたら時間がかかるフォロ・ロマーノの内部見学は余裕があるときにして、初めてのローマ観光なら、ここから見下ろすだけでまずはいいのではないかと思ってしまった。

・ナヴォーナ広場周辺は、無料の「生きた美術館」だった。

さて、次の名所、ナヴォーナ広場周辺へ。ここは無料で楽しめる名所が多く、有名なアート作品もごろごろ。まずは、パンテオンの裏手にある小さな教会、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会へ。ここにはなんと、ミケランジェロ作のキリスト像が残っているのだ。

ローマ名物オベリスクの前にある外観はシンプルな教会。オベリスクを背負っているゾウさんは巨匠・ベルニーニが手がけたものとか。
腹筋が割れている肉感的なキリスト。こういうところがミケランジェロっぽい。

同じことを毎回書いているけれど、私は美術館などに「移築」された美術品より、もともとあった場所で見るアートが好きなので、教会の祭壇画とか彫刻は大好物。建築やインテリアと呼応して輝くアートの素晴らしさよ。

続いては、古代ローマ時代の建築がほぼ完全な形で残されているパンテオンへ。こちらも無料開放日のせいで中に入るにはかなり待ちそう…ということで諦めて外観だけパシャリ。ミケランジェロが「天使の設計」と賞賛したという神殿、次こそは中に入りたい。

ちなみに無料開放デーは、結局大行列に並ぶ羽目になるので、個人的には普通の日に来てお金払ったほうがいい気がした(あるいは人気のない場所だけ狙う)。

そこから徒歩2分くらいの場所にあるサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会は、アート好きならぜひ足を運びたい名所。何しろカラヴァッジョがローマで一躍有名になるきっかけとなった出世作、マタイ三部作があるのだ。

内部でひときわ人だかりがある場所が、その絵が飾られているコンタレッリ礼拝堂。絢爛な内装とセットでこんなすごいアートが、しかも無料で見られるなんて、ローマに来た甲斐があったというもの。ちなみに中心に描かれている「聖マタイと天使」には面白い逸話が残っているので、ぜひ山田五郎さんのYouTubeで確認を。

建築もひたすら優雅で、キラキラ!!

このエリア最後の見どころ、ナヴォーナ広場はカラヴァッジョの教会から徒歩すぐ。

マラソンのトラックのような楕円形の広場は、ローマ帝国時代は競技場だったとか。ここに17世紀、ベルニーニにより四大河の噴水が作られ、ほぼ現在の景色に。

ローマを歩いていてつくづく思ったのは、この街ではミケランジェロよりベルニーニ、とにかく彼の存在感がすごい。

日本だと彫刻家としてはミケランジェロの知名度が圧倒的で、ベルニーニなんて、アート好きの人以外はほとんど「はて?」という感じ…ですよね?

Wikipediaによれば、「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」とか言われているらしいけど、実際に歩いてみるとそれをひしひしと感じる。本当に今の街の骨格を作ったのはベルニーニなんだろうな、と初めて来た私ですら察するレベル。

ベルニーニ作「四大河の噴水」

ミケランジェロの彫刻はすっきり整っている印象だが、ベルニーニのそれはとにかく「躍動感…!!」という印象。さすがバロック。

ベルニーニ作「ムーア人の噴水」

そして、ベルニーニの作品はちょっとおもしろいところがいい。上手いだけでなく、ユーモアを感じるのだ。

この「ムーア人の噴水」とかちょっと笑ってしまった。おっさん、何しとんねん。

ナヴォーナ広場周辺 ひとり旅向き度 ☆☆☆☆☆

・トレビの泉

ナヴォーナ広場からスペイン階段を目指す途中にトレビの泉があるので、ここから追い込んであと2箇所見ていこう。ちなみに、この時点でもう夕方の6時半を回っている。日が長い季節に来たので余裕だが、冬ならこのあたりで観光はジ・エンドかもしれない。

トレビの泉ってコインを投げるとまたローマに来られるってやつでしょ? と思っていたら、ガイドブックによると、そう単純でもないらしい。

曰く、「投げ方は右手にコインを持ち左肩越しに投げる」「一枚投げればローマにまた来れる」「二枚投げれば恋が叶う」「三枚投げれば結婚または離婚(!)できる」。

とりあえず一枚投げておいて、次までによりディープな願いを考えておくことにしよう。

とにかく人でごった返していて前に進むのも大変。さすがにスリがいそうなのでリュックを前に抱え厳重な体制で近寄っていく。何でここにこんなに人が集まるのか…?と思わなくもない。

まぁ確かに優雅ではある。バロック建築の傑作でもあるらしい。でも、ローマの街にこれぐらいの優雅はゴロゴロしているので、個人的には一回見ればいいかな、という感想。

トレビの泉 ひとり旅向き度 ☆☆☆ ※シャッターを押してくださいと頼みにくいという意味で。

・スペイン広場

あああ、とても今日1日でバチカン市国までは無理だった…。コロッセオ&フォロ・ロマーノの外観だけ見ていれば余裕で行けた気がするが。

ということで1日観光の最後はスペイン広場でフィニッシュ。トレビの泉からは徒歩15分ほど。

眼の前にどーんとある噴水は、一説にはベルニーニの父親によるものとか。ここも正直、なんてことなはない階段なんだが、やはり映画『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーンがジェラートを舐めながら歩くシーンが印象深いゆえ観光名所となっている。ちなみに現在は飲食禁止なのでヘプバーンごっこはできません

とりあえず記念撮影。つい仁王立ちしてしまい、ヘプバーンとの差が歴然と。

まぁ、ただの階段といえば階段なので、映画を見ていない人にはいまいち感動ポイントが見つけにくいかもしれない。ただ、いいところは、スペイン広場のまわりは高級ブティック街で、かわいい小さなお店も散見されること。ぶらぶらとウィンドウショッピングを楽しむのも、女子旅的にはありかもしれない。

スペイン広場 ひとり旅向き度 ☆☆☆☆

ということで、バチカン市国以外は徒歩で難なくクリアできたローマ鉄板観光名所めぐり1日編。入場に行列する必要がない、街の風景を楽しむことがメインのコースだったのも勝因の一つ。足は棒になったけどな!

美術館や博物館に入ってゆっくりアート鑑賞するととてもこうはいかないが、初めてのローマなら、まずはざっくり街の規模感を掴んでおくのも良いかと思う。何しろ街全体が美術館と言われる古都、歩くだけで心躍るはずですよ。

ナヴォーナ広場近くで大行列していたジェラート店「フリギダリウム」。気になったけど先を急いでいたのでスルー。次は食べてみたい!

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本場ローマで、マリトッツォを食べてみた【世界名物料理紀行】

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ベネチアでアート散歩、美術館&ギャラリーがひしめくドルソドゥーロ地区を歩いてみよう。 https://tripplanner.jp/topics/4398 Tue, 10 Oct 2023 10:54:07 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4398 ベネチアは近くで見るとわりとボロいとか、太鼓橋100本ノックみたいな道を歩くのが辛すぎるとか、うっかり文句ばか…

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ベネチアは近くで見るとわりとボロいとか、太鼓橋100本ノックみたいな道を歩くのが辛すぎるとか、うっかり文句ばかり書き連ねてしまったが(⇒詳細)、もちろんいいところもたくさんある。

今回は私が足を棒にしながら歩いた結果、ここは結構好きなエリアかも♡と思った場所をご紹介したい。特にアート&建築好きなら楽しめること請け合いですぞ。

さて、ベネチア屈指の観光地いえば、聖マルコというキリスト教のものすごく偉い聖人の骨が安置されているサン・マルコ寺院前にある、サン・マルコ広場である。

サン・マルコ広場
ナポレオンが世界一美しい広場と称賛したというサン・マルコ広場。

ここは、寺院だけでなく、ヴェネツィア共和国時代は政治の中枢だったというドゥカーレ宮やロマンティックな老舗カフェなどが連なり、まさにベネチアを代表する観光名所。

サン・マルコ寺院のファサード
サン・マルコ寺院のファサード。豪華絢爛!

なので、もちろんいつも大混雑である。私はサン・マルコ寺院前の行列の長さにおののき、ファサードをちらりと見学して退散。この広場近くの船着き場からトラゲット(Traghetto)という安い渡し船に乗って、対面のドルソドゥーロ地区へと避難したのだが、これが大正解!なのだった。

■安藤忠雄建築もあるぞ!ギャラリーひしめくドルソドゥーロ地区とは?

ドルソドゥーロ地区とは、下の地図でいうと、サン・マルコ広場から大運河を渡った画面下あたり。サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会などがある島の南側である。

サン・マルコ広場から出た船が着くと、すぐ前にあるのが、ブンタ・デッラ・ドガーナ、我らが安藤忠雄が設計し、かつて税関だった歴史的建造物を再生させた現代アートの美術館だ。

トラゲット(Traghetto)
トラゲット(Traghetto)に乗ってドルソドゥーロ地区へ。この乗り物がいかにお得かは、別記事にてご確認を。

・【必見スポット1】ブンタ・デッラ・ドガーナ

プンタ・デラ・ドガーナ
「ICÔNES」というエキシビション開催中(2023年4月 —23年11月23日まで開催)のブンタ・デッラ・ドガーナ内部。

歴史を感じる木造トラス小屋組みとレンガ壁と、安藤建築ならではのコンクリート打ちっぱなしの空間が共存する、おそろしくかっこいい建築。開催中のエキシビションもすばらしく、アート好きならベネチアで外せないスポットではないかと思う。

ザ・安藤忠雄なコンクリートと古い煉瓦のコラボ。※展示内容により見え方が変わります。

建築もアートも最高なのだが、個人的にぐっと来たのは、館内のどの窓からも海が見えること。
まさに海に浮かぶ美術館! こんなん、ベネチアにしかないって!

プンタ・デラ・ドガーナ
こちらを見ても海
プンタ・デラ・ドガーナ
あちらを見ても海。

プンタ・デラ・ドガーナ

それもそのはず、建物はこんなふうに、もう海ギリッギリのところに建っているのだ。なんならちょっと沈みかけてない?ぐらいのひたひた感。

先を急いでなければ、館内にある、やたらワインが充実したカフェコーナーで一杯飲んでゆっくり過ごすのもおすすめ。軽食もあり、客が異常に少ないせいか、スタッフのかたもとても親切、ワインもサンドイッチも美味しかった。
カフェの前には小さなギャラリーショップも併設しているのでお土産も買える。

Punta della Dogana 公式サイト

・【必見スポット2】サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会

ブンタ・デッラ・ドガーナのすぐとなりにあるのが、ベネチアバロックの傑作と言われるサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会

ここは建築もさることながら、ヴェネツィア派の巨匠・ティツィアーノの巨大作品が鑑賞できることでも有名。ルネサンスといえばフィレンツェ、と思いがちだが、ここヴェネツィアを中心に生まれたルネサンスもあり、それがヴェネツィア派と呼ばれていたりする。

常々、もとあった場所から美術館などに移された美術品は、どこか蝶の標本のように生気を失っている気がして、アートはオリジナルの場所で鑑賞したいものだ、と思っているクチなので、教会などで見る絵は大好物である。

ティツィアーノ「精霊降臨」
ティツィアーノ作 「聖霊降臨」は、必見名画のひとつ。

・【必見スポット3】アカデミア美術館

お次は、ヴェネツィア派の作品がてんこ盛りのアカデミア美術館へ。フィレンツェにも同名の美術館があり、正直そっちのほうが圧倒的に有名だが(何しろミケランジェロによるダビデ像がある)、こちらだってなかなか負けていない。

ご存知でした? ベネチアは昔ひとつの国だったこと。しかもそんじょそこらの国じゃなくて、1,000年以上も続いた歴史上最長の共和国で、一時はアドリア海から東地中海まで支配下に治めていた一大海洋国家だったのだ。

ローマよりはコンスタンティノープル(ビザンチン帝国)とがっつり組んでいた国なので、アートもまた、ビザンチン風が目立つ。

美術館のエントランス付近がすでにビザンツ風。

参考までにフィレンツェのウフィツィ美術館の内部はこんな感じである。

比べれば明らかに違う文化圏なのが一目瞭然。今では列車で2時間程度で移動できる距離なのに、ベネチアとフィレンツェ、こんなに差があるなんて、イタリアは本当に奥深い、というか複雑である。

展示されている作品も、いかにも貿易国らしく、いろんな人種の人たちが描かれていたりいて面白い。

聖カタリナとマグダラのマリアのいる聖母子
ヴェネツィア派の巨匠の一人、ジョヴァンニ・ベッリーニによる「聖カタリナとマグダラのマリアのいる聖母子」。こちらも有名作品。

個人的には、ヒエロニムス・ボスの作品が何点かあったのが嬉しかった。日本でも世界でも、意外と作品を見る機会が少ない画家の一人。奇妙な怪物やら不思議な動物やらを好んで描く彼に、鳥獣戯画の国の民としてはやや親近感を抱いてしまうのである。

絵の一部をクローズアップ。やっぱり彼、どこかおかしいよね。。。

・そぞろ歩きも楽しい「キレイなベネチア」

その他、ペギー・グッゲンハイムコレクションという近現代アートの小さな美術館のほか、小さなギャラリーも点在し、アート散歩にうってつけのドルソドゥーロ地区。

このエリアが気に入った理由はアートだけでなく、全体的に「キレイ」なところ。正直言って、サンタ・ルチア駅近くのサンポーロ地区や、サンマルコ広場周りなど、中心部は壁とかボロボロだったり、落書きが目立ったりしてあまりキレイとはいえない場所も多かった。

落書きだらけの壁は、街の中心部でわりとよく見た風景。こんなに観光客がいるのに街にお金ないのかな?とやや心配にも。

だが、この地区は全般的にメンテナンスされているというか、新しめというか、こざっぱりとキレイな印象。

明らかにメンテされているっぽいのがおわかりいただけるだろうか。

観光客もそれほど多くないので、おやつに美味しいジェラートなどを舐めつつ、のんびりアート散歩を楽しみたいエリアだ。

アカデミア美術館近くのジェラテリア「Gelateria lo Squero」はすごく美味しいのでおすすめ。ベネチアならではの運河と太鼓橋を背景に映える写真も撮れちゃうぞ。

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ベネチア屈指の「映え」スポット、カラフルすぎるブラーノ島を知っていますか? https://tripplanner.jp/topics/4370 Mon, 09 Oct 2023 10:15:41 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4370 水の都・ベネチアに行くなら、個人的に強くおすすめしたいのが、船でさくっと行ける近隣の離島、ブラーノ島へのショー…

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水の都・ベネチアに行くなら、個人的に強くおすすめしたいのが、船でさくっと行ける近隣の離島、ブラーノ島へのショートトリップだ。

ま、ベネチア本島もいいんですよ、風情があって。とはいえ、街はどこかすすけているし(思ったより落書きも多かったりする)、細い水路に狭い道といった迷宮感あふれる島は、歩いていていささか疲れないでもない

観光ガイドに載らないベネチアのリアル。わりと壁とかボロボロだった。この島の観光疲れについては、前の記事「登山より辛いベネチア観光、水の都は足腰が強いうちに行け!」で語っているのでここでは繰り返さない

そんな島からわずか11キロしか離れていないにもかかわらず、ブラーノ島はまるで別世界。世界中の人を魅了するカラフルアイランドとして大人気なのである。

行き方、歴史などブラーノ島をざっくり紹介

ブラーノ島への行き方は簡単だ。サンタ・ルチア駅前から、ベネチア唯一の公共交通機関といえる水上バス(ヴァポレット)がばんばん出ている。

しかもよほど人気なのか、スタッフが常に「ブラーノ島行きはこっちだよー!」的な叫びをあげているので乗り場も迷わない。切符は75分券で9.5ユーロである。

いざ、出発! 公共交通機関とはいえ船旅なのでアトラクション感もたっぷり。

ヴェネツィアングラスで有名なムラーノ島を経て、約40分程度でブラーノ島に到着。さすがは人気スポット、たくさんの人が下船していく。

港からちょっと歩けば、もうこんな風景だ。

全体的に紅茶で煮しめたような色合いだったベネチア本島から来ると、目の覚めるようなパワーあふれる色彩の洪水。元気出るわぁ!

かつては貧しい漁師ばかりが住んでいたというブラーノ島。漁から戻る彼らが自分の家を見分けられるようにと、こんなカラフルな家になったのだとか。

ブラーノ島観光、所要時間は? お土産は?

さて、歩いているだけで心踊るブラーノ島だが、映えている以外に何かあるのか?といえば、有名なのは名産のレースだろうか。

もともと貧しい漁村だったブラーノ島だが、16〜18世紀に伝統工芸のレース編みが作られるようになり、やがて世界中に輸出される名産品に。島の経済も大変うるおったとか。

街のあちこちにレースのお店がある。

ということで、今もレースのお店があちこちにある。街歩きしながら、お土産探しを楽しむのもいいだろう。

ただ、個人的にはカラフルな家をただ眺めるのが一番楽しかった。

カラフルにカラフルを重ねた扉がユニークな誰かのお宅は人気の記念撮影スポットになっていたり、

大体の家には扉代わりのカーテンが。ちょっと日本のすだれ的な役割を感じる。

扉代わりのカーテンもまた一軒一軒カラフルだったり、

壁と扉の色のコントラストがビビッドで印象深い家があったりと、それぞれ個性があって、見ていて飽きない。

とはいえ、小さい島だし、あっという間に徒歩で見終わってしまうのも確か。ゆっくり買い物したり、ランチしたりせずさっと歩いて見て回るだけなら、最短90分で見終わるのではないかと思う。ゆっくりしたいなら、ランチなども楽しんで3−4時間といったところか。

「ヴェネツィアとその潟(ラグーン)」として、ベネチア本島、ムラーノ島と共に世界遺産に登録されているブラーノ島。楽園というか、おとぎ話というか、ディズニーランドというか、とにかくわかりやすく楽しい場所なので、万人におすすめ。

ベネチアの街歩きに疲れたら、さくっと船で逃避してみよう。パワフルな色からパワーをもらえますぞ。

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登山より辛いベネチア観光、水の都は足腰が強いうちに行け! https://tripplanner.jp/topics/4344 Sun, 01 Oct 2023 11:48:39 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4344 まさか、イタリアの山岳地帯ドロミテのトレッキングよりも、ベネチア街歩きのほうが辛いなんて想像もしなかった……。…

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まさか、イタリアの山岳地帯ドロミテのトレッキングよりも、ベネチア街歩きのほうが辛いなんて想像もしなかった……。
運河が張り巡らされた唯一無二の風景が人気の水の都、ヴェネチア東京ディズニーシーみたいなところでしょ?ぐらいの知識で行くと痛い目に合うので、実際に街歩きで足が死んだ私が、ベネチア観光のリアルをお届けします。

知ってる?タクシー禁止で歩くしか無い島ルール

私は今回が初めてのベネチア。予備知識は、「運河が張り巡らされた風景が旅情を誘う水の都」ぐらいであった。
しかし、実際に行って少し歩いて痛感したのだった。この街の水上交通オンリーのルールはガチ!

ベネチアの玄関口、国鉄サンタ・ルチア駅を降りると、まず目に飛び込んでくるのはこちらの大運河。

ベネチアのサンタルチア駅の前

「ええ、駅前からいきなり水辺!?♡」と誰もが心踊るが、このときめきは、街歩きをはじめて30分もすると困惑に変わる。

駅から海側に大運河を渡り、少し歩けばすぐ小運河だ。あなたは浮かれてTHEベネチアな風景を写真におさめ、小さな橋を渡って向こう岸に渡る。

少し歩けばまた小運河だ。「どこもかしこもフォトジェニックだわぁ」などと思いながらうきうきと橋を渡り、次のブロックへ。

ええっと……

  待って……!

想像以上に運河が張り巡らされているんですけど!!!

もちろんベネチアが水の都だということは知っていたけど、ここまでとは想像以上。感覚的には、東京で言えば、普通の小道が全部運河みたいなイメージである。その度に太鼓橋的なものを渡らなければならないので、大体1時間も歩くと足が死ぬ

私はベネチアの前に標高2000m超えのドロミテの山でトレッキングを楽しんできたのだが、あちらは頂上までケーブルカーで行けたし、登山道はばっちり整備されていたので、正直言って、ベネチア街歩きより数倍楽であった。

ベネチアよりラクだったセチェーダ山頂トレッキング

「バリアフリー、何それおいしいの?」と完全に割り切っているかのような水の都。21世紀になってもなお、この不便極まりない環境を頑なに変えないなんて……その意固地さ(なのか?)に驚愕するとともに、もし運河を埋めて道路でも作ろうものなら、これほどの世界的観光地にはならなかっただろうとも思う。

ベビーカーの人とか本当に大変そうだった。

重いスーツケースを抱えて旅する人は、雰囲気はいまいちでも絶対、サンタ・ルチア駅周辺の宿を押さえることを強くすすめたい。

ベネチアで歩きたくない人のための3つの交通手段

ベネチアは国鉄の駅より南側は車の乗り入れ禁止なので、疲れ果ててもタクシーを拾うことができない。

直線距離で100mの場所へ行こうとしても水に阻まれ、迂回して橋を渡らねばならぬため、その5倍は歩かないとたどり着けない、といった過酷さを覚悟していくべき場所なのだ。

とはいえ、歩く以外の方法もなくはないので、ここでは代表的な3つの水上交通手段を紹介したい。

1.ヴァポレット(vaporetto)

ベネチアの唯一の公共交通機関と言える水上バス。サンタ・ルチア駅からサンマルコ広場まで直接行きたい場合や、近隣の島巡りなどでは便利そうだが、75分間有効の切符が9.5ユーロ(今の為替だと1,500円くらい)と結構なお値段だし、小さな島の中をちょっと移動したいだけなら使う理由はあんまりなさそう(停留所から結局歩かなきゃいけないので辛さがあまり変わらないケースも多い)。24時間や48時間パスもあるので何度も使う人はそれを買ったほうがオトク。

2.ゴンドラ

ベネチアといえばゴンドラクルーズでしょ!と思いがちだが、これは乗ることそのものがアトラクションの船。島内を歩いているとあちこちに乗り場があるが、30分80ユーロ〜100ユーロぐらいと完全にハネムーン価格。移動手段としては論外!

ハネムーンでどうぞ

3. トラゲット(Traghetto)

これはいわゆる渡し船。数は多くないが、「Tragetto」の看板を掲げた乗り場が島内にいくつかある。こちらは一見するとゴンドラとほぼ同じ船なのになんと片道2ユーロ程度。私はサン・マルコ広場から現代アートの美術館ブンタ・デッラ・ドガーナに移動する手段として利用した。

ちなみに乗船時間はほぼ3分程度だった。歩いたら片道45分はかかりそうなんで超おすすめ。ワンコインで「ベネチアでゴンドラに乗った」思い出もゲットできるぞ!

ベネチアでゴンドラに乗ったよ〜とインスタにシェアしてもOK

2024年春から日帰り客を対象に島内への入場料(5ユーロ程度)を徴収することが決まったベネチア。

オーバーツーリズム対策ということだが、個人的には老人や足の弱い人は避けるようにアナウンスするのも観光客抑制に効果があるのでは? と思ったのだった。

行く人はくれぐれも歩きやすい靴で!

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イタリア・ヴェローナのシンボル、古代ローマ時代の円形劇場で野外オペラを鑑賞してみた。 https://tripplanner.jp/topics/4291 Sun, 10 Sep 2023 12:45:08 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4291 シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の舞台として知られる、イタリア北部にあるヴェローナ(Verona,…

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シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の舞台として知られる、イタリア北部にあるヴェローナ(Verona, ベローナとも)。
ベネチアからもミラノからも列車で1時間ちょっとで、両都市からの日帰り観光地としても人気の世界遺産の街である。

丘の上にあるサン・ピエトロ城から見下ろす世界遺産・ヴェローナ旧市街

ヴェローナの夏の楽しみ、イタリアで最も保存状態がいいローマ時代の円形劇場での野外オペラ

2023年夏、ドロミテでのハイキングのためにヴェローナで乗り換える必要があった私は、友人からこんなアドバイスを受けた。

「いまヴェローナに行くならオペラを見ない手はないわよ、何しろ今年は野外オペラフェスティバルの100周年。きっと盛り上がっているはず」

ミラノで初めてオペラを見たばかりのド初心者だがそれは聞き捨てならぬ。2000年以上の歴史を誇るローマ時代の遺跡であり、街のシンボルでもある円形劇場でオペラを、しかも100周年のタイミングで鑑賞できるなんて、二度と訪れない機会ではないか。

ということで、急遽一泊することを決め、チケットもオンラインでさくっと購入。いざ、オペラへ!

レストランのテラス席の向こうに見えるのが、アレーナ・ディ・ヴェローナ(Arena di Verona)。イタリア国内で最も保存状態が良いと言われるローマ時代の円形劇場である。

ヴェルディの出世作となった名作オペラ「ナブッコ」を鑑賞

この日の演目は、ヴェルディによる『ナブッコ』。妻と子を病で失い、暗い気持ちで書き上げた喜歌劇も不評に終わり、まさに人生のどん底といえる日々を送っていたヴェルディを一躍オペラ界のスターに押し上げた出世作で、1842年ミラノにて初演の名作オペラである。

ミラノにあるヴェルディのお墓。このオペラで知り合った二番目の妻、ジュゼッピーナ・ストレッポーニと並んで眠っている(詳細はこちら

と、偉そうに書いているが、実はチケットを取ってからおっかけ知った情報。バビロニア大王のネブカドネザル(イタリア読みでナブッコ)を主人公とするこの歌劇は、祖国を奪われたユダヤの民が「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」を合唱するシーンがハイライト。当時、祖国統一を目指して盛り上がっていたイタリア人の民族感情に強く訴えかけたこの歌は、街中いたるところで歌われるようになり、今ではイタリア第二の国歌とさえ呼ばれている。

野外オペラのチケット購入方法とオペラ鑑賞の注意点

さて、初めて経験した野外オペラ。チケットの取り方や入場方法、休憩時間の過ごし方や注意点などをざっくり説明しよう。

(1)まずはチケットをオンラインで購入https://www.arena.it/
購入画面でシートを選べる。私は安い席だったので33ユーロほど。よっぽどいい席じゃない限り結構直前でもチケットは取れた。100周年でこうなのだから、たぶん心配しなくてもゲットできるはず。

(2)メールでチケットが送られてくる。

チケットはこんな感じ。

当日はこれをスマホなどで表示して入場。ちなみに結構厳重に入り口でのチェックがあり、水筒など固い容器は持ち込めない。なお、オペラといえば超絶おしゃれして行くイメージだが、野外オペラはカジュアルで全然OK。

(3)着席する

ローマ遺跡でシート番号などが振られていない会場で、自分の席を探すのはほぼ無理ゲーなので、そこらへんにいるスタッフに案内してもらおう。

会場はこんな感じ。みんな服装もカジュアルだ。

(5)オペラスタート

9時開演で、3時間ちょっと。途中ちょこちょこある休憩時間には、ビールやアイスクリーム等が売られ、ちょっと日本の野球場っぽさも。

もちろん終わるのは深夜である。タクシーとかはまず拾えないと思うので、歩いて帰れる宿を押さえておくのが吉。ちなみに、夜間女ひとりで10分ほど歩いたが身の危険は感じなかった。

<野外オペラに持っていけばよかった!と思ったもの>

・オペラグラス
以前鑑賞したミラノの劇場では、英語字幕が前のシートの背にあって助かったが、円形劇場ではむっちゃ遠くのパネルに小さく映し出されるのみ。メガネをかけても判読できず、オペラグラスは必須、と思った。

・クッションとかタオル
ローマ時代の石の上に3時間以上座るのはかなりお尻に来る。何か敷くものをもって行くのを強く推奨。ちなみにビールやコーラを売っているスタッフがクッションも売っていたので、辛かったら現地で買ってもいいだろう。

・羽織るもの

夏の日中は暑いけれど、さすがに夜11時を回ると肌寒く感じる場合も。念のため羽織るものをもっていくと安心。

そして、最後にオペラの感想だが、円形劇場をこう舞台として利用するのか!と関心することが多く楽しめた。兵士らが上段の階段を駆け抜けたり、登場人物が高い場所から登場するなど、普通のオペラハウスではできないだろう演出がダイナミックで楽しい。

ビールやワインを片手に、リラックスしながらオペラを楽しむ人々の様子を眺めるのも楽しかった。ミラノのスカラ座に満ちていた緊張感みたいなものも薄く、夏のお祭りといった印象のリラックスできるオペラ。

今年の野外オペラフェスティバルは終わってしまったけれど、来年チャンスがあれば、一度体験してみるのをおすすめ。

夜の円形劇場。本当に保存状態がいい!

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イタリアオペラ界の最高峰、ミラノのスカラ座の天井桟敷席でオペラ鑑賞デビュー

ミラノ、ヴェルディが眠る礼拝堂で須賀敦子が見た景色を幻視する。

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標高2518m、イタリア・ドロミテの超名所セチェーダ山に登ってきました(ケーブルカーで) https://tripplanner.jp/topics/4261 Tue, 15 Aug 2023 10:49:01 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4261 イタリアの世界自然遺産ドロミテで、特に人気の場所のひとつが、標高2518mのセチェーダ山(Seceda)だ。ナ…

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イタリアの世界自然遺産ドロミテで、特に人気の場所のひとつが、標高2518mのセチェーダ山(Seceda)だ。ナイフのように鋭利に尖った大迫力のガイスラー峰群を一望できる絶景スポットである。

荒々しい岩肌が特徴的なドロミテの山々は、エリア内のどこからでも遠くに見ることが出来るが、せっかくここまで来たのなら、もっと間近で見たい、と思うのが人情というもの。東京タワーだって、六本木ヒルズから間近で見るとまた違った感動があるでしょ。

でも、ロッククライミングの経験もない私が、あんな岩山のてっぺんまで行けるはずがない…と写真だけ見て諦めていたが、現地近くの村の観光案内所で、誰でも簡単に登頂できることを発見。

詳しくは別原稿「イタリアのドロミテ・トレッキング、女ひとりで公共交通機関だけで行けますか?」に書いたが、ボルツァーノという鉄道駅からバスとケーブルカーで女や子どもでもさくっと行けるのである。

ということで、実際に行った私が、その絶景やおすすめのランチスポット、見た目のインパクトがすごいチロルの郷土料理などを紹介します。写真載せすぎぐらい載せているので、ぜひ最後までお楽しみ下さい。

・ ケーブルカーの終点からセチェーダ山頂まではなんと徒歩10分

バス停からセチェーダ山頂まではケーブルカーを2回乗り換えて約20分。

往復39.5ユーロという衝撃の価格だが、ディズニーランドのチケットだと思って投資しよう。
いよいよあの岩山エリアに入って参りました。

ケーブルカーの山頂駅には、レストランなども完備。ここでうっかり何か食べたくなるかもしれないが、もっとおすすめの絶景レストランがあるので、ここはぐっとこらえて、まずは絶景スポットに行ってみよう。

ケーブルカーの駅の裏に、丁寧に絶景スポットまであと10分だよ〜と教えてくれる看板がある。なだらかな斜面に沿って設けられた歩きやすい遊歩道を少し登れば、あっという間に山頂である。

山頂にどーんとキリスト像。

足首までカバーするガッチリとした登山靴に、雨具にライト、行動食、水2リットル、防寒着まで入れたリュックを抱えてきた私、完全に装備過剰。ここを起点に山を下るルートを取るなどガチ登山組じゃない限り、軽装で十分だったかもしれない。

・ セチェーダ山頂で楽しめる風景いろいろ

さて、ここからほ、ほぼフォトギャラリー。山頂付近をうろうろして捉えた風景をシェア。

遠くから眺めていたときは桁違いの迫力の岩山群
見る方向を変えると、少し優しい風景になる
整備された遊歩道をのんびり歩く。
かわいいお花と荒々しい岩のコラボ
ほぼ負荷の高い運動なしで厳しい岩山にここまで接近できた!

元気な人達は、上の写真の岩山のてっぺんまでよじ登っていたが(さすがにその場合は登山靴が必須だろう)、私はこの眺めだけで満足したので、のんびり山を下ってみることに。

・絶景レストランで味わう、衝撃の「チロル風餃子」

岩山から目をそらして下を見れば、アルプスの少女ハイジが駆け出してきそうな、のどかな風景が広がっている。

整備された遊歩道をぶらぶらと下っていくと、何やら人だかりのある建物があるではないか。

なんか人がいっぱいいるぞ。

人だかりの正体は、山の上のレストラン、Baita Sofie Hutteである。

ここはテラス席や、外に設けられた青空シートからドロミテの絶景を楽しみながら食事が出来る贅沢なスポット

何この天国感…!

ガチ登山服で来たのがアホらしくなるほどのリゾート感。こんなところで午後カクテル飲みながらのんびりすごすなんて貴族か。

しかし、この青空シートは大人気らしく、お昼時はほぼ着席が不可能だったので、私はひとりでテラス席へ。

まずはかけつけ一杯。この地方はほぼドイツなので、ビールが美味しい。メニューは、豪華な肉のステーキやパスタやラビオリなどが並び、イタリアンとドイツの混在といった印象。

そんな中、私の目を引いたのは、こちらのメニューの上にある、南チロル風餃子(South Tyrolian dumplings)である。

味はほうれん草とビートルート、チーズの3つの種類とのこと。餃子の皮に3種類の餡が包まれた、きっとポーランドで食べたピエロギみたいな餃子なんだろうなと想像し、せっかくならば郷土料理を、ということでオーダーしてみた。

すると……。

 

なんか想像してたものと全く違うもんが来たーーー!!!

これをdumplingって英訳するのどうなのよ、これは餃子じゃなくて団子でしょう!と思ったけど、団子も英語ではdumplingだったのね…。

断面図

ひとくち食べてみると、野菜と小麦粉をこねて茹でました、といった味。長野のおやきでも思うけど、山岳地帯の料理って主原料が粉と野菜になりがちだ。

後でググッてみれば、これはカネーデルリという南チロル地方の郷土料理。固くなったパンを美味しく食べるために生まれたレシピで、辻調理師専門学校のサイトには「入れる材料に決まりはないので、好きなものを加えて団子状にすれば出来上がりです」とある。シンプルすぎる…!

でもまあ、食べてみると、独特のふんわり食感は悪くない。パンをまるめて茹でただけでこんなにふわふわになるなんて不思議である。

パンといえば、食事に添えられたパンも日本では見ない珍しいタイプで美味しかった。特に薄くてパリパリの左側のパン。

これだけでお腹いっぱいになりそうな量が供された

なんだかんだで美味しくいただき、ビール片手に絶景を愛でる癒やしのひとときを満喫。

あとで地元のスーパーに行ったら普通に売ってた。
自転車でここまで来た猛者ども。
レストラン近くには放牧された牛も。

食後は少し坂を登ってケーブルカーの山頂駅へ。滞在時間は2時間くらいだっただろうか。
体への負担もほぼなく、手軽に絶景が楽しめるいい山でした。これならもう一山いける!と次に向かった先については、別の原稿で改めて。

今度はレストランの青空シートを予約して、友人たちとわいわい来たいなぁ。

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