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本場ローマで、マリトッツォを食べてみた【世界郷土菓子紀行】

本場ローマで、マリトッツォを食べてみた【世界郷土菓子紀行】

初めてのローマでいろいろ詰め込みすぎた私だが(詳細⇒永遠の都・ローマ女一人旅、徒歩で1日どれくらい観光名所をめぐれるのか?)、観光以外で楽しみにしていたことのひとつが「本場でマリトッツォを食べる」であった。

私が取った宿はテルミニ駅から徒歩15分程度の場所にあるフロント不在のアパートメントホテル「Rome 2B」。朝ご飯はついていないので、マリトッツォをモーニング代わりにすると決めていた。

本当はテルミニ駅近くにあるRegoli Pasticceriaのマリトッツォが有名らしく、そちらに行きたかったのが、前日に死ぬほど歩き回り足が死んでいたので断念。宿の近くで検索してGoogleMapの口コミが高いカフェに行くことにしたのだ。

選んだカフェ「Faro」が大正解。店のインテリアもかわいく、店員さんはフレンドリーで感じが良い。

ショーケースの中に並ぶパンも全部美味しそうだった。マリトッツォはプレーンのほか、レモン風味(マリコルド)もスタンバイ。

一人客は、カウンターでさくっと立ち食いするのがイタリア流のようだったが、私はゆっくりしたかったので着席をチョイス。カプチーノとマリトッツォ、それぞれ3ユーロで合計6ユーロ。ちなみに店員さんは皆英語対応OKだった。

なぜナイフがついてくるのか? その秘密はのちほど。

実は私、日本であれだけ流行ったくせにマリトッツォを食べるのはこれが初めて

日本で味を聞かれたら「私、ローマでしか食べたことがなくって……」などとマウント取ろうと思っていたのに、すでに日本ではほぼ忘れられている模様。ということは、おそらく今後はローマでしか食べられない可能性もあるおやつなのだ。これは必食!

思わず「マリトッツォ 食べ方」で検索してしまったほど大きいパン。ナイフが添えられてくるのは、このまま食べると口のまわりがクリームだらけになるので、半分に切るためだったのだ。それでも口のまわりにつくけどな。

ふわふわのブリオッシュ生地に、甘さ控えめ、ミルク感たっぷりのクリームがたっぷり。このクリームがまた、ふわふわで口溶けが良く、とにかく軽い。こ、これは美味しすぎるだろ〜!!! 

しかし、なんでこんなうまいもの、日本ではブームが終わってしまったのか? 乗り遅れておいてすまないけど、ブーム再燃してくれないかな…。

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ちなみにミラノ出身のイタリア人に「ローマでマリトッツォ食べた」と話したら「なにそれ?」と返された。写真を見せて説明しても「イタリアは地域ごとに食が全然違うからわかんないな〜」とのこと。

やはり確実にマリトッツォを食べるならローマが正解!のようですぞ。

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