テーマのある旅 に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/category/geeky 少し違う旅のアイデア Wed, 14 Jan 2026 07:12:21 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9.1 https://tripplanner.jp/wp-content/uploads/2021/01/cropped-favicon-32x32.png テーマのある旅 に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/category/geeky 32 32 お茶尽くしの“ご自愛”ステイが叶う!東京・新橋「ホテル 1899 東京」のお茶と眠りに特化した宿泊プランが魅力的 https://tripplanner.jp/topics/5650 Wed, 10 Sep 2025 00:48:46 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5650 寝つきが悪い、眠りの質がよくない、日中も眠気がとれない…そんな、「睡眠」に悩みのある方に朗報です。都会の喧騒を…

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寝つきが悪い、眠りの質がよくない、日中も眠気がとれない…そんな、「睡眠」に悩みのある方に朗報です。都会の喧騒を離れ、五感を通じて“眠り”と向き合う贅沢な宿泊体験ができるホテルがあるんです!

都営三田線「御成門駅」から徒歩約6分とアクセス良好の「ホテル 1899 東京」。日本茶を通じてゆるやかな時間を提供する、ユニークなコンセプトのホテルです。

ホテル 1899 東京
エントランスで白檀のやさしい香りに包まれ、非日常へと誘われる

お茶を知り尽くした“茶バリエ”がティーカウンターでお茶を淹れてくれたり、お茶を使ったメニューが揃う朝食ビュッフェがいただけたりすると聞き、日本茶好きとしては以前から気になっていました。

そんなお茶を楽しむホテルから、2025年11月30日(日)までの期間限定で登場している宿泊プランが「お茶と眠りのご自愛ステイ−1899 SLEEP JOURNEY−」。

心を落ち着けてくれるお茶を中心に、心身をととのえて良質な睡眠を目指す“スリープツーリズム”を体験できるプラン。五感を使った“ご自愛”をテーマにした新しい旅の形を提案してくれます。

筆者は寝つきもよく不眠の悩みは今のところありませんが、寝ることが大好きで常に質のいい睡眠をとりたいと思っています。お茶とよい眠りが楽しめる宿泊プランなんて、気になるに決まっています!

さっそく、ホテルに向かいました。

「ホテル 1899 東京」で体験!お茶と眠りで心身をととのえる宿泊プラン

フロント

さっそく、お茶の香りがふわりと漂うフロントでチェックイン。今回のプランでの宿泊特典として、和の香りが楽しめる4種類の入浴剤から2種類を選べます。

4種類の入浴剤から、桜と白茶をセレクトしました

また、このとき「わたしの睡眠作戦会議」という1枚のワークシートをもらえます。これは、自身の睡眠状態や悩みに向き合い、目標と改善策を書き出していくもの。客室やフロント横のティーカウンターでじっくりと考えながら書き込みます。

希望者には、滞在後一定期間ごとにホテルからメールが届き、この滞在を通して目指す良い睡眠のための習慣形成をアシストしてくれます。

「わたしの睡眠作戦会議」

ティーカウンターでは、抹茶や煎茶、季節のお茶を茶バリエが淹れてくれます。15:00~22:00の時間帯なら、いつでも何度でも楽しむことができます。

左下が「六煎茶」、右下が「水出し玄米茶」

茶匠の宮野圭司氏が「1899」のためにブレンドしたという深蒸し煎茶は、旨味が深くほっと落ち着く味わい。茶菓子とともに提供されていた季節のお茶は「水出し玄米茶」でした。訪れるたびに違ったお茶が楽しめるのも、お茶のホテルならではですね。

今回、宿泊した客室「スーペリアダブルB -ENGAWA-」

そして客室へ。

「ホテル 1899 東京」の客室は、緑茶を連想させるグリーンを基調としたインテリアに、茶せんの形をしたライトが特徴。今回、宿泊した客室「スーペリアダブルB -ENGAWA-」は、その名の通りベッド側の床が高く、縁側のようになっていました。

洗面台がベッドルームにある珍しい仕様

洗面台がお風呂やトイレのそばではなくベッドルームに配されているのも印象的。これは、お茶を淹れやすくするためだそう。客室にはペットボトルのお水とともにこだわりの茶葉が4種類用意されていて、お湯を沸かせばすぐにお好みのお茶がいただけます。

ペットボトルはテーブル上に2本、冷蔵庫に2本

もちろん、良質な睡眠を促すためのアイテムも用意されていました。

まずは、人気の高機能枕「ヒツジのいらない枕—調律—」。14段階高さ調整で“ヒツジを数える間もなく眠ってしまう”という心地よさを追求した枕です。加えて、そば殻・低反発・羽毛+パイプ・ポリエステル綿などホテル厳選の枕からチェックイン時に選択可能です。

また、トップアスリートや著名人にも支持されているエアウィーヴを全室に導入。体に負担がかかりにくく、快適な眠りをサポートしてくれるというエアウィーヴを体験できます。

茶葉の香りが楽しめる電気式茶香炉

個人的に一番うれしかったのが、茎茶を焚く電気式茶香炉。電源を入れると、熱された茶葉の優しく穏やかな香りが立ちのぼり、呼吸を整え、自然な眠りへと誘ってくれます。お湯で煮出したお茶の香りももちろんよいですが、茶葉を炒るときの香りって、なぜこんなにも癒やされるのでしょうか…。

この日のラインナップは『星の王子さま』など3冊

テレビやスマートフォンなどのブルーライトは睡眠をさまたげるとされていますが、かわりに読書はいかが? ということで、睡眠前に心を整えるやわらかな選書の本がランダムに数冊用意されています。睡眠の1時間前にはスマホをしまって、リラックスした読書タイムを過ごすのがおすすめです。

お茶が導く気づきと癒やし。ティーカウンターでの特別な時間

抹茶点て体験「ご褒美の一服」。左下が一回目、右下が二回目のチャレンジ

翌朝7時30分からは、今回のプランの特典である茶バリエによる30分間のレクチャー付き抹茶点て体験「ご褒美の一服」に参加。自分のために点てる抹茶は、静かな一日の始まりとして心を整える時間にぴったりです。

やり方を教わりながら抹茶を点ててみましたが、簡単なようで難しく、見本の写真となんだか違う…。手首のスナップをきかせて茶筅を動かし、細かい泡を作るのですが、最初はやはり泡立ちが微妙でした。

もう一度挑戦すると、2回目は最初よりもきめ細かい泡がたち、口あたりもなめらかに。多少不器用でも、自分で点てた抹茶は格別でした。

茶バリエに抹茶を点ててもらうことも

なお、8:00~10:00、15:00~22:00の時間帯にはティーカウンターで茶バリエに抹茶を点ててもらうこともできます。朝、自分で抹茶を点ててみたら、茶バリエに点ててもらった抹茶と飲み比べてみるのもいいですね。

お茶を味わい尽くす朝食ブッフェで爽やかな目覚めを

ホテル1階のカフェ「チャヤ 1899 東京」

朝食会場は1階のカフェ「チャヤ 1899 東京」。カフェとして宿泊ゲスト以外の利用も可能です。ゆったりとした空間で心ゆくまで朝食を楽しめます。

朝食ビュッフェでいただけるお茶料理の数々

こちらでいただけるのは、オリジナルのお茶料理(日替わり)と1899のお茶とのペアリングを楽しめるブッフェ形式の朝食。

抹茶パン、お茶ソーセージ、碾茶香るグリルチキンなど、ユニークなお茶メニューが並んでいました。お茶で炊いた茶飯、お茶の佃煮、サラダにかける抹茶シーザードレッシングも、ほかではあまりお目にかかれないメニューです。

2023年、2024年の2年連続で「神田カレーグランプリ」のグランプリ決定戦に進出した「和出汁キーマカレー」にも注目です。

8種類もの茶葉が

お茶も、「本日のお茶」としてゆず香る和紅茶「清らか」が冷茶で用意されていたほか、お湯を注いでいただくティーバッグのお茶が8種類も!

朝からヘルシーなお茶づくしメニューを楽しみました。あれこれ食べても重たくないのは、お茶のパワーでしょうか。

「煎茶クリームソーダ」800円(税込み)

なお11:00~17:00は日本茶専門カフェとして、全国のお茶どころから厳選した上質なお茶や、お茶を使ったスイーツ、食事を楽しめます。

2025年9月30日(火)までは、「お茶のクリームソーダフェア」として抹茶・ほうじ茶・和紅茶・煎茶と4種類の日本茶を使ったクリームソーダを提供中。

まだまだ残暑の厳しい季節、さっぱりといただけるクリームソーダで涼をとってみては。

五感を使ってぐっすりと休む“新しい旅のかたち”を体験して

ホテル内で使用している茶器や茶葉などがフロントで購入できるのもうれしい

お茶の香りに癒やされながら深い眠りにつき、朝は抹茶やお茶料理で心地よく目覚める。そんな特別なひとときは、頑張る自分へのご褒美にもぴったりです。肩の力を抜いて、自分をやさしく労わる時間を「ホテル 1899 東京」で過ごしてみませんか。

【施設情報】

ホテル 1899 東京
東京都港区新橋6丁目4番1号
TEL:03-3432-1899

宿泊プラン「お茶と眠りのご自愛ステイ−1899 SLEEP JOURNEY−」

 

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なぜか「100円ショップ」がいっぱい!? 奈良にある日本最古の道「山の辺の道」を歩く https://tripplanner.jp/topics/5604 Fri, 25 Jul 2025 08:30:58 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5604 オフィスビルが林立する東京の真ん中にひっそりと残された古い石垣を見て、失われた江戸城の広大な姿が目に浮かぶ、と…

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オフィスビルが林立する東京の真ん中にひっそりと残された古い石垣を見て、失われた江戸城の広大な姿が目に浮かぶ、といった空想力が失われてから、もう何年経っただろうか。

自分の脳には、もう見えないものを幻視する力も、心の余裕もなくなってしまったのかもしれない、と寂しく思いはじめた昨今、ここなら何らかの脳トレができるかもしれない、と思ったのが奈良にある日本最古の道、「山の辺の道」である。

山の辺の道

何しろ、この道を味わい尽くすなら、失われてしまったかつての風景を幻視する能力は必須。なんの予備知識もなく歩くとごく普通ののどかな田園風景にしか見えないが、実はすごい史跡、みたいな場所がたっぷり待ち構えている歴史ロマンあふれる地なのだ。

おすすめはボランティアガイドをお願いして一緒に歩くこと。なんと10名までなら一人1000円という破格でガイドの方をお願いできる。

こんもりと盛り上がった丘が古墳だったり、なんてことのない池がかつての大寺院の一部だったりと、その風景を読み解くための知識を一朝一夕で得るのは簡単ではない。ガイド付きで歩けば、ここが日本最古の道なのだと実感できるだろう。早めの予約が必要なので、ぜひサイトで要項のチェックを(詳細はこちら)。

今回は、「山の辺の道」でも、アップダウンが少なく所要時間も3時間程度とライトな、石神神宮(いそのかみじんぐう)〜長岳寺を結ぶコースを歩いてみた。ここからは、写真とともにその感想をシェアしていきたい。

山の辺の道のハイライトの一つ、ロマンあふれる「石神神宮」へ

さて、前の原稿でも書いたが、山の辺の道を歩くにあたり、宿泊先に選んだのは「フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道」。石神神宮から徒歩16分程度で、宿の名前にもある通り山の辺の道を歩くのにぴったりの立地の宿である。モダンで機能的な客室は、若い世代にも過ごしやすいと思う。

「フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道 」で注文できる朝ご飯。素晴らしく美味しかったし、見た目もうるわしい!

柿の葉寿司など奈良の名物が並ぶ朝ご飯をいただいたら、さっそく石神神宮へ。山の辺の道沿いにある神社仏閣の中でも屈指の由緒を誇る神社である。

2025年の4月〜6月まで奈良国立博物館で開催された『超 国宝』展の目玉のひとつだった七支刀(しちしとう)など、多くの宝物を収蔵していることでも有名で、古代、武門の棟梁だった物部氏の総氏神でもあったという歴史ある神社。とり・みきさんの漫画『石神伝説』にもミステリアスな場所として登場しているので、読んでからいくとさらにわくわくするかもしれない。

境内を歩く神鶏の姿もフォトジェニック。国宝の拝殿など見どころも多い。

石神神宮

山の辺の道を歩き始めて最初に、早くもハイライトともいえる超名所に来てしまったが、ここをすぎれば、お待ちかねの(?)想像力で補わないと真価がわからない、奥深い風景が待っている。

100円玉必須! 古代の道に並ぶ美味しい無人ショップ

石上神宮をあとにすると、いよいよ、歩くことがメインのアクティビティになってくる。正直、しばらくは石神神宮クラスのわかりやすい名所もなく、目に映るのはただひたすらの田園風景だ。

言われないと、ここが日本最古の道なんてわからないよね〜という、ザ・田園風景。
のんびりとした風景が続く。

かつてここが文化人たちを魅了した場所なのだと思い出させてくれるのが時折現れる歌碑。古今和歌集に選ばれた名歌や、松尾芭蕉や柿本人麻呂、小野小町などが読んだ歌碑が道沿いにぽつんぽつんとあり、その筋の素養がある人には楽しいかもしれない。

しかし、その筋の素養がない人でも楽しめるものも点在している。それが、ボランティアガイドの人が「100円ショップ」と呼ぶ、無人の野菜や果物、お菓子などの直売所だ。

新鮮な野菜がお値打ち価格で!
美味しそうな干し柿も100円!

これがもう、どれもすごく美味しそうで安く、100円玉ジャラジャラ持ってきて良かった! としみじみ思ったもの。野菜やら果物などをたっぷり買い込んでしまった。

私が訪れた5月は冷蔵庫にいちごが冷やしてあった。これがまた甘くて絶品!

これから山の辺の道を歩くという人がいたら、私は絶対に「100円玉を10枚は持っていけ!」とアドバイスする。

池や丘、建物に残る歴史を感じ、読み解いてこその山の辺の道

さて、100円ショップめぐりに夢中になっているうちに到着したのが、この小綺麗な池。

実はこの池は、かつて「西の日光」と呼ばれるほどの大寺院で、50を超える堂塔を有していたという内山永久寺のあと。明治の廃仏毀釈で廃寺となり、今はこの池のみがかつての面影を伝えている。その歴史については奈良県のサイトに詳しいので興味あれば一読を。

歩いていたらこんな風景も。フォトスポットとして有名だというトンネル。ウクライナの「愛のトンネル」みたい?

なんと大小あわせて1700以上もの古墳が集中するという天理市ならでは、ぼんやり歩いていると見逃してしまう古墳も、道沿いにあまたある。たとえば下の写真の、畑の隣にあるこんもりとした森も、実は古墳だ。こんもり盛り上がった場所はだいたい古墳だと思っておけば間違いない、みたいな感覚である。

ここが古墳だなんて、自分ひとりでは絶対に気が付かない。
なんと寺院の敷地内にも古墳が。古墳の上に墓地が重なるのは、理にかなっているかも。

古墳の他、この道を歩いていて出合うユニークな風景が環壕(かんごう)集落。これは濠で囲まれた集落のことで、戦乱が多かった中世に、村の暮らしを守るために考え出されたもの。のどかに見える風景からは想像できないが、乱世にはそれなりにこの地にも危険が満ちていたんだろう。

歌碑、100円ショップ、古墳に環壕集落。神社仏閣のようなわかりやすい見どころとが多いとは言えないが、奈良ならではの歴史の年輪に触れつつ脳内で古の風景をイメージして歩くこと約3時間、ついに目的地の長岳寺に到着!

日本最古の楼門で、創建当時から残る唯一の建物。

824年に弘法大使が開いたとされる古刹で、四季折々の花の美しさでも知られ、「花寺」とも呼ばれる長岳寺。日本最古の玉眼仏や狩野山楽による大地獄絵など文化財も多く、山の辺の道散策の半日コースの締めくくりにうってつけの華やかな名所。

訪れた5月末はカキツバタが花盛り。

長岳寺に隣接する「天理市トレイルセンター」には、「洋食Katsui」も併設しており、ここでランチ休憩をとれば完璧。

天理市トレイルセンター
洋食Kastuiのごはんの一例。牛のカツレツやら
ローストビーフやら。美味しかった!

スタートとゴールに、わかりやすく華やかな神社仏閣を据え、残りはのんびりとした田園を歩く3時間ほどのゆるハイキング。普段それほど歩かない人でも、それほど疲れない良いコースだったと思う。

途中にはお店らしいお店がないので、夏場は十分な水分補給など熱中症対策は必須。歩きやすいのはやはり春と秋だろうか。

奈良公園付近のような「ザ・観光地」といった雰囲気とは無縁だが、古代奈良への理解も深まる田園散歩。また違った奈良の魅力に出合えるはずだ。

宿泊した「フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道」は、道の駅「なら歴史芸術文化村」の隣。文化財保存や修復などを行う施設を見学できたり、美味しいおみやげショッピングも楽しめて便利。

<紹介した主な場所>

フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道

石上神宮

長岳寺

天理市トレイルセンター

洋食KATSUI

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スペイン版アール・ヌーヴォーの傑作、世界で一番美しい病院、バルセロナの世界遺産サン・パウ病院がすごい https://tripplanner.jp/topics/5304 Thu, 10 Apr 2025 13:12:37 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5304 世界屈指の有名建築、ガウディのサグラダ・ファミリアを一目見に、いつかはバルセロナに行きたい!と思っているあなた…

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世界屈指の有名建築、ガウディのサグラダ・ファミリアを一目見に、いつかはバルセロナに行きたい!と思っているあなた。

もちろんサグラダ・ファミリアは文句なしに素晴らしいけれど、そこからわずか徒歩15分程度で行ける、もう一つの世界遺産をご存知だろうか。渋谷のスクランブル交差点かよ、と言いたくなるほど混んでいるサグラダ・ファミリアから移動すると、天国みたいに感じる、ガラガラの超穴場。それが、今回紹介する世界遺産、サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)である。

サンパウ病院正面。言われないと絶対に病院だと気付かない。

ガウディ建築と同じく、スペイン版アールヌーヴォーの「モデルニスモ」を代表する名建築は、「本当にここが病院だったの…?」と唖然としてしまう壮麗さ。ゆえに「世界一美しい病院」とも呼ばれることも多い。

今回はバルセロナ名建築めぐりレポート第一弾、サン・パウ病院を写真たっぷりでご紹介!

入場はラクラクだが、見学は大変な世界最大のモダニズム建築群

さて、さっそく病院の中へと足を踏み入れてみよう。サグラダ・ファミリアと違って、2週間ぐらい前にチケットを予約しておかないと見学できない!みたいな悲劇も起こらず、当日サクッと入場券が買えるので、ふと時間があいたら気楽に足を運べるのも嬉しい。

ただ、気軽なのはチケットの入手方法ぐらいで、見学となるとかなり大変である。というのもこの病院(跡)である「サン・パウ・モデルニスム区域」は、世界最大のモダニズム建築群。12もの建築が並び、その大きさはサグラダ・ファミリアの約12倍ともいわれている。

サン・パウ病院
頑張ったけど、建物群すべてを写し込むのは無理…。

とにかく広大なので、見学にはせめて2時間程度は確保すべきだろう。私はこの時間配分を間違え、次の予定を入れてしまったので最後は駆け足に…。もっとゆっくり堪能したかったー!

では、早速、この病院がどれくらいゴージャスなのか、ばんばん写真で紹介していこう。

サンパウ病院
入場してすぐに現れる聖サルバドール分館。1916年の病院開業の際に最初に患者を収容した分館。
窓や壁の装飾がいちいちかわいい!
サンパウ病院の庭園
聖サルバドール分館を出ると、中庭が現れる。
中庭でひときわ目立つ、立派な彫刻のある手術室。
サンパウ病院の手術室
教会と見紛うほど、ロマンティックな彫刻群に彩られている。
サン・パウ病院
立ち並ぶ建築はすべて統一されたデザイン。ほとんどテーマパークだ。
聖ラファエル分館
聖ラファエル分館。患者の入院設備がどのようなものだったのかを再現している。天井がとにかく高い!

華麗で、濃密で、病院離れした建築が次から次へと現れる、目に入ってくる情報量がとにかく多く、めまいがしそうなサンパウ病院。2009年まで病院として現役で使われていたなんて信じられない…!

ガウディのライバル、 建築家・ドメネク・イ・モンタネールの代表作

さて、そもそもなぜこんなに豪華な病院が作られることになったのか。それは、設計した建築家ドメネク・イ・モンタネール(ムンタネーとも)の信念のため。

モンタネールはガウディの同時代人であり、かつガウディよりずっと早く名声を得たバルセロナを代表する建築家。なんと若干25歳で建築学校の教授に抜擢され、その学校では2歳年下のガウディも学んでいた。建築家としてはガウディよりはるかに先に”出世”していたのだ。今となってはガウディより知名度は劣るが、生前はガウディと並ぶ巨匠だった。

彼は、「芸術には人を癒やす力がある」と信じており、豊かな色彩のモザイクやステンドグラス、彫刻などの装飾、大きな窓から注ぐ自然光、心安らぐ庭園が、患者の回復への意欲を高めると考えていた。

聖サルバドール分館
聖サルバドール分館の天井。モザイクタイルと、豊かに注ぐ自然光が美しい。

特筆すべきは、地下トンネルでパビリオン同士を接続するシステムを採用したこと。これにより雨天の場合の移動を簡易にする効率性と地上部の景観維持を両立。美しいだけでなく機能面でも考え抜かれていたのだ。

サン・パウ病院
各病棟は地下の廊下でつながっている。
地下の廊下はシンプルだが、しっかりタイル張りで、ちゃんと手がこんでいる。

もちろん大きな代償も払った。その一つが莫大な建築費だ。モザイクや彫刻、ステンドグラスなどに多額の費用がかかったため(当たり前だ)、当初の予算を大幅に超過、加えて建設期間も長期化した。1902年に着工した工事は、完成までに約30年かかり、モンタネール自身が1923年に死去したため、最後は彼の息子が引き継ぐ羽目に。

ガウディといい、カタルーニャの建築家は壮大すぎるヴィジョンを抱きがちなのだろうか……。

サンパウ病院の中で、最もゴージャスな管理事務分館

さて、広大な敷地を歩き回り、いくつもの建物を見て、疲れ果てた頃に現れるのが、見学コース最後の建物、「管理事務分館」である。もうライフはゼロよ…な状態のところでドーン!とすごいのをよこしてくる残酷さよ。しかし、いくら疲れ果てていようとも、この建物だけはスキップ禁止。まるで祭りの最後の打ち上げ花火のような、ハイライトともいえる空間だからだ。

建物の外観と内部を飾る彫刻はスペインの著名な彫刻家、パブロ・ガルガヨ(Pablo Gargallo)によるもの。天使や歴史的人物、病院ケアに貢献した宗教団体などを描いたレリーフも見どころ。

ロビーに足を踏み入れると、鮮やかなピンクの天井がお出迎え。中央のヴォールトの四隅に描かれたシンボルは、バルセロナの紋章、カタルーニャの紋章、聖十字架と聖パウロなど。

ロビーから中庭を望む。

圧倒されるのが、かつては病院の集会場だったという「ドメネク・イ・モンタネール・ホール」。天井の高さはなんと18メートル。木、モザイク、錬鉄、ステンドグラス、大理石など多種多様な素材で彩られ、ため息が出るほどの豪華さ。

見上げると天井もひたすら濃密。

そして廊下も見逃せない。美しいステンドグラスをあしらった窓からはサグラダ・ファミリアが見える。

「花の建築家」と呼ばれることもあったモンタネールならでは。天井や壁などには乙女ゴコロをくすぐる花モチーフもいっぱい。

講堂と呼ばれる部屋のユニークな天井の意匠は、スペインらしくムデハル様式にインスパイアされたもの。

とにかく前後左右、上下と首を忙しく回していないといけない、見どころが多すぎる建築。いやぁこんなん、そりゃ、予算もオーバーしますわね…。

螺旋階段の上に広がる、美しいステンドグラス。

サグラダ・ファミリアから直線距離で約1km、徒歩15分ほどで到着するサン・パウ病院。これだけの美しさなのに、いまいち知名度が低く見過ごされがちなのが本当にもったいない。ガウディと並び、バルセロナのアールヌーヴォーを代表する建築家、モンタネールの代表作、ぜひサグラダ・ファミリアとはしごすることを強くおすすめ!

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千葉・鴨川でワーケーション体験! 海と山、美食と癒しの最強スポット巡り https://tripplanner.jp/topics/5278 Tue, 25 Mar 2025 07:00:56 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5278 ライターという職業は、どんな場所でもパソコン(とWi-Fi)があれば仕事ができるため、自宅以外の場所である程度…

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ライターという職業は、どんな場所でもパソコン(とWi-Fi)があれば仕事ができるため、自宅以外の場所である程度まとまった期間、仕事と休暇を組み合わせる「ワーケーション」も私、尾関の働き方の一つのスタイルです。今回は千葉県鴨川市で3泊4日のワーケーションを体験してきました。

鴨川市でワーケーションに関するシンポジウムに参加

2025年3月13日、ウェルネスポーツ鴨川がワーケーションに関するシンポジウムを開催しました。そこで登壇された旅行アナリストの鳥海高太朗さんによると、ワーケーションの場所を選ぶポイントとしては大きく以下の3つがあるそうです。

●観光スポットは多すぎないくらいちょうどいい
●グルメは最大のリピート要素となる
●夜の街が楽しいのも、とても大事なこと

「観光スポットが多すぎないのがちょうどいい」その訳とは、誘惑に負けてワーク(仕事)が疎かになってしまうから。確かに近くに観光スポットがたくさんあると、つい観光に熱が入り仕事なんてしたくなくなってしまいますよね。

鴨川市は有名な観光スポットはそう多くはないかもしれませんが、海も山もあり、何より美味しい食があり、のんびりワーケーションするにはぴったりな場所なんです。ワーケーション中に気に入った推しスポットを紹介します。

【推しスポット①】大海原と鴨川の街並みが一望できる「魚見塚展望台」

一つ目にご紹介するのは、鴨川を訪れたらまずは外せないスポット、「魚見塚展望台」です。海抜約110メートル地点に位置し、展望台の頂上には女神像「暁風」が立っています。

日本の渚百選にも選ばれた「前原海岸」や外房随一の名勝と言われる「鴨川松島」、千葉県指定の名勝で新日本百景にも選ばれた「仁右衛門島(にえもんじま)」をはじめ、鴨川の街並みが一望でき、なんといっても晴れた日の気持ちよさは格別です!

ここにはE-bike(電動アシスト付きスポーツ自転車)で訪れましたが、それでもかなりハードな山道。しかしそんな疲れも一瞬で吹き飛ぶような絶景を楽しむことができました。近くで見る海とはまた違い、空が近く、高いところから眺める海というのもまたいいものです。新たに造られている建物が何か想像したり、トンビが優雅に飛んでいる姿を上から眺めたり、つい時間を忘れて見入ってしまいました。

春夏秋冬、朝方、夕暮れ時、夜景など、訪れる時期、時間帯によって異なる表情が楽しめるため、何度でも訪れたい場所の一つです。

【推しスポット②】厄割り玉で日頃の悩みや不安もスッキリお祓い!「清澄寺」

清澄山の山頂近くに静かに佇む「清澄寺」。日蓮聖人が勉学に励んだという古刹に着くとひときわ目を引く、樹齢およそ800年といわれる清澄の大杉(千年杉)が参拝者を出迎えてくれます。

高さ約47メートル、幹周りは約15メートルもある大杉は、見ているだけでパワーをもらえそうです。

そしてここにはストレス過多な方にぴったりな「厄割り玉」なんて珍しいものがありました。こちらの玉に日頃の悩みや愚痴、身体の厄などを吹き込み、厄割り石に投げつけることで厄を払うというもの。玉が割れた瞬間、スッと心が軽くなる感覚は癖になってしまいそう。日々のストレスも人生の悩みもしっかり吐き出し、また新たな気持ちで仕事にも励むことができそうです。

【推しスポット③】ゆったりした空間で食も仕事も進む「BEACH CAFE kamogawa」

安房鴨川駅から徒歩5分の場所にある「BEACH CAFE kamogawa」は、観光中に寄るにも、ワークスポットとしてもおすすめのスポット。海辺のビーチハウスをイメージして造られたカフェは、広い店内にはテーブルとソファがゆったり間隔で配置され、自分時間をじっくり楽しむことができます。居心地が良すぎて、気がついたら「もうこんな時間⁉ 」と驚いてしまうかも。

おすすめのBEACH PLATEは、ロコモコ・マヒマヒ・ガパオライスの3種類。ドリンクメニューが豊富なのもうれしいポイントです。

【推しスポット④】ワインにあわせた創作メニューが並ぶビストロ「ばんばん」

「海鮮丼やお寿司もいいけれど、それ以外の美味しいものにも出合いたい」「ワイン片手にちょっと優雅に楽しみたい!」そんな方にぜひおすすめなのがこちらのお店、ビストロ「ばんばん」です。

首都圏のフレンチで腕を磨いた店主が、42年続いた両親の喫茶店を受け継ぎビストロへと進化させたという「ばんばん」は、喫茶店当時の面影も残り、なんだかほっとする空間。初めて訪れたはずなのに、いつも訪れているような“馴染みのお店”のように感じられる、そんなあたたかな空気が出迎えてくれます。

料理はすべて“ワインに合う”がコンセプトに創られたものばかり。千葉名産のかずさ和牛を使ったメインディッシュは時期によって使用する部位や調理法などは異なるものの、必ずメニューには並ぶそう。この日は「かずさ和牛のランプのロースト」でした。あまりにも美味しくてもう一度同じメニューを頼もうか本気で悩んだほど。胃袋に余裕があればもう一回頼みたかった…(涙)。次回の楽しみにとっておこうと思います。

名前も見た目もインパクト大の「どっかん春キャベツソテー アンチョビソース」。キャベツの甘さとアンチョビの塩気が絶妙で、もう一口、もう一口…、となかなか手が止まりません。ワインも一緒にすすんでしまいます。

ワインのラインナップは日本産を中心に、日本特有の旨みを重視し、セレクトしているそう。日頃あまり飲まないようなワインと出合えるのもこのお店の魅力の一つです。仕事がひと段落した際にぜひ訪れてみてくださいね。

自転車移動なら、車移動よりも発見がいっぱい!

今回滞在中の移動は、おもにE-bike(電動アシスト付きスポーツ自転車)を使用しました。E-bikeは廃校をリノベーションした「小湊さとうみ学校」で借りることができます。

E-bikeなら多少の坂道でも楽に上ることができるので、体力がなくても自転車移動を楽しめます。なにより風を切って走る気持ちよさは癖になりますよ! 日頃の運動不足解消にも一役買ってくれたり、車移動では見落としてしまうような小さな発見があったり、地元の方とあいさつを交わしたり。自転車だからこそ出合えるものがたくさんありました。

煮詰まったときは、海を眺めながら考えてみよう

海と山に囲まれた鴨川市は、東京から車で90分ほど、電車でも特急利用で2時間弱と適度な距離にあり、いざという時にはささっと東京に戻ることができる距離です。東京からちょっと足を延ばしただけなのに、そこにはゆったりとした時間が流れていました。

いつもより長く滞在したワーケーションだからこそ、単なる旅行では出合えなかったであろうスポットにも訪れることができ、美味しい食べ物、そして自然に囲まれ過ごすうちに、蓄積した疲れや悩みも溶け出し、身も心もリフレッシュすることができました。いつもの働き方に物足りなくなったら、ぜひ鴨川でワーケーションしてみませんか。

執筆と撮影:おぜきめぐみ+都恋堂

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超絶技巧に驚いた、過密で濃密なヨーロッパ名建築3選。 https://tripplanner.jp/topics/5215 Tue, 24 Dec 2024 13:48:13 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5215 私の場合、旅の目的の多くを占めるのが建築ウォッチングだ。絵や彫刻などと違って、絶対に日本に来ることはないアート…

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私の場合、旅の目的の多くを占めるのが建築ウォッチングだ。絵や彫刻などと違って、絶対に日本に来ることはないアートだし、写真で楽しむにも限界があるからだ。大自然と違って天気に左右されず、いつもそこにいてくれるのも心強い

ということで、2024年もヨーロッパ各地で名建築を見たけれど、個人的に印象に残っているヨーロッパ建築ベスト3濃密編を紹介したい。シンプルでスタイリッシュな現代建築がお好きな人にはおすすめしないけど、余白恐怖症か何か…? と思わず心配になるくらいの濃密空間がお好きな方はぜひ。

第3位  ローマ丨サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会

バロックを代表する建築家であり彫刻家ベルニーニの最高傑作とも言われる「聖テレジアの法悦」で知られるイタリア、ローマにある教会。

聖テレジアの法悦この彫刻のすごさについては、山田五郎さんのYouTubeを観ることを強くおすすめ。

彫刻の魅力については「ローマで行くべき、美術館超えのアートが無料で堪能できる有名教会3選」で語っているので、今回は建築、インテリア編。

この教会を設計したのは、サン・ピエトロ大聖堂のファサードなどで知られ、ベルニーニの師でもあった初期バロック建築の巨匠カルロ・マデルノ(1556年 – 1629年)。ベルニーニの「聖テレジアの法悦」ばかりが注目されている教会だが、実は唯一、カルロ・マデルノが完成まで一通り指揮した作品でもある。彼の仕事の多くは建築の一部だったり改修案件だったため、まるごとプロデュースした教会は建築史上とても貴重なのだ。

金メッキされた柱、複雑な模様を描く大理石の壁面だけでも十分豪華なのに、それらに負けじと彫刻や絵が過剰に空間を埋め尽くす濃密空間。

たとえば天井を見上げれば、壮大なフレスコ画「異教徒に勝利する聖母マリア」。

「聖テレジアの法悦」がある、ベルニーニが内装、彫刻、壁画などすべてを手掛けたコルナロ礼拝堂の天井には、だまし絵のような雲のまわりを天使が舞踊る。

その他、どこを見上げてもこの有り様だ(褒めてます)。

もうお腹いっぱいだし帰ろう…と向かった出口でさえこれ。

余白に親でも殺されましたかーーー!?

まぁ、これぐらいの過剰さはヨーロッパのバロック教会あるあるなのだが、やはりこの教会のすごさは、これだけの濃密空間の中にあって埋もれない、「聖テレジアの法悦」の圧倒的存在感だと思う。金の細い棒の塊に、天然の光をあてることで実現したスポットライトが照らし出す美しくもエロティックな彫刻。

その視覚効果のすごさを体験しに、ぜひ足を運んでほしい場所。ローマには珍しく全然混んでないし、しかも見学無料ですよ。

サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会(地図)

第2位  マドリード丨サン・アントニオ・デ・ロス・アルマネス教会

「マドリードのシスティーナ礼拝堂」などとも呼ばれる、教会の内部すべてがフレスコ画で埋め尽くされた教会。正直、日本での地名度はいまいちだが、スペイン政府による「国立歴史芸術記念物(National Historic-Artistic Monument)」にも指定されている名所。まぁ、スペインの国宝みたいなものなのだ。

サン・アントニオ・デ・ロス・アルマネス教会

外観は、「え?ここ?」と戸惑うほど地味だが、中に入ると突然世界が変わる。

サン・アントニオ・デ・ロス・アルマネス教会

貧しい人々の守護聖人である聖アントニオに捧げられた教会。
天井画「パドヴァの聖アントニオの幻視」

壁から天井まで覆う一面のフレスコ画! いろんな教会を見てきたけど、こんな内装を見たのは初めてで、入った瞬間「うわぁ…」と思わず声が出た。この凄さを写真で伝えるのは難しい。空間すべてが幻想というかだまし絵というか、まさに没入型アートなのだ。

この教会が建てられたのは、1624年から1633年にかけて。ただし、内部のフレスコ画がすべて完成したのは、その建設から約70年も経った1705年ごろ。手がけたのは、スペインのバロック美術を代表する、王室付き画家でもあったフランシスコ・リシや、フランシスコ・カレーニョ・デ・ミランダなど当時一流のメンバーだ。

まさにトリックアート

正直言って、激混みで立ち止まるのも困難だったシスティーナ礼拝堂よりもずっと感動。彫刻や金メッキなどがないぶんもしかしたらコストはかかってないかもしれないけど、まるごとフレスコ画というアイデアで見事に異次元の美しさを達成。

スペイン・ハプスブルク家最後の国王となった、「カルロス二世」の肖像画もあってしんみり。繰り返された近親結婚の呪いを背負ったかのように誕生し、病弱で重い障害があった王が死去したのは1700年のこと。これによりスペイン・ハプスブルク家は終焉し、スペイン継承戦争が始まるのだ。

サン・アントニオ・デ・ロス・アルマネス教会 (地図)

第1位  グラナダ丨アルハンブラ宮殿のナスル宮殿

今年観てもっとも感動した建築の1位はぶっちぎりでアルハンブラ宮殿。「有名すぎるし混んでるよなぁ」となんとなく避けてきたけど本当に行って良かった! もう異次元の濃密さ、美しさだ。

3位と2位のバロック教会は、ともすれば「息苦しい」とさえ感じてしまう濃密さだが、こちらの宮殿は主に幾何学模様で埋め尽くされているので、濃密だけどスッキリしている。いまの私たちの感覚にも近いスタイリッシュなインテリア。

とはいえ、近くで見ると細部まで手が込んでいて絶句。こんなん、一体何人の職人が何年かけて作ったのか。

面白いのは、鍾乳石飾りと呼ばれる技法。

イスラム建築特有の装飾技術で、鍾乳洞のような立体的な形状を持っており、宮殿内の上を見上げるとよく出会う飾りだ。

見学中は、気がつけば口開いてた、くらいの放心状態。

スペインに最後まで残ったイスラム王朝であるナスル朝の遺跡を、征服した側のカトリックの王が、なぜここまで完璧に残したのだろう…と不思議に思ってたけど、こんなもん、誰だって壊す勇気ないよね…。

アルハンブラ宮殿についてはその建築的見どころ、歴史などはあまた情報があるので、ここではその美しい写真をシェアするに止めよう。もう絶対に実物を見てね!

アルハンブラ宮殿(公式サイト)

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ウィーン、本家と王室御用達の3店でザッハトルテを食べ比べ!ホテル・ザッハー、デメル、ゲルストナーで一番美味しかったのはここ! https://tripplanner.jp/topics/5167 Tue, 19 Nov 2024 03:34:05 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5167 ウィーンの名物菓子と聞いて真っ先に思い浮かぶのはザッハトルテ、という人も多いのではないだろうか。 これは簡単に…

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ウィーンの名物菓子と聞いて真っ先に思い浮かぶのはザッハトルテ、という人も多いのではないだろうか。
これは簡単に言うと、アプリコットジャムを塗ったチョコレートスポンジケーキをチョコレートでコーティングをした菓子

レシピの考案者であるフランツ・ザッハーの息子が修行した『デメル』やその後開業した『ホテル・ザッハー』の名物菓子だったが、今や似たようなケーキはあちこちの菓子店でも味わえるようになっている。

とはいえ、やはり本家ホテル・ザッハーと、NO.2とも言えるデメルで一度は食べてみたいのが人情と言うもの。というわけでこの2店の前にはいつも長蛇の列ができている。

今回、寒空の中、行列に並び、この2店でザッハトルテを食べ比べ。さらにエリザベートが通ったゲルストナーでもザッハトルテを試して見たので、3つのケーキの個人的感想をシェアしたい。

・ホテル・ザッハーのザッハトルテ

1832 年、オーストリアの首相メッテルニヒが来客用のデザートを用意するよう言いつけておいたシェフが当日体調を崩し、まだ16歳の見習いシェフだった、フランツ・ザッハーが急遽大役を引き受けることになる。そこで彼が考案したのが現在世界で最も有名なケーキの一つとなった、ザッハトルテ。まさに、ケーキ版のシンデレラ・ストーリーだ。

そんな奇跡のオリジナル・ザッハトルテがこちら。

ホテル・ザッハーのザッハトルテ
ホテル・ザッハーのザッハトルテ 9,9€

スポンジのケーキはホロリとして、アプリコットの風味も強め。コーティングのチョコレートの層も厚く、甘さもしっかり。添えられた無糖の生クリームで口直ししながらいただくと美味しさもひとしお。

個人的には3店の中で、最もクラシックな味、という印象。きちんと甘くて、どこか素朴さも残り、長い歴史を感じるのだ。

カフェ ザッハー ウィーンの店内
お店のインテリアも最もクラシカル。ハプスブルク家の人々の肖像画なども飾られ、貴族的な雰囲気。

・デメルのザッハトルテ

お次は日本にも上陸しており、王室御用達でもあるデメルのザッハトルテ。

デメルのザッハトルテ
デメルのザッハトルテ 8.5€

チョコレートのコーティングがホテル・ザッハーより薄めなのにお気づきだろうか。チョコレートのスポンジ部分も、ホテルザッハよりもよりきめ細かく、ホロリというよりしっとりふわふわ。アプリコットジャムの存在感も薄めである。

一言でいえば、ホテル・ザッハーより上品なお菓子、という印象。1786年創業で、ウィーンの宮廷に愛された老舗菓子店ならではの洗練された味。

ホテル・ザッハーは「ザッハトルテ一択!」というイメージの店だったが、こちらは普通にいろんなケーキが並ぶお菓子屋さん、という印象。ザッハトルテも有名だけど、カイザーシュマーレンというぶつ切りにしたパンケーキも名物とのこと。

素朴で美味しい!12.9€

フランツ・ヨーゼフ皇帝が愛したデザートらしいんだけど、あの皇帝って好きなものが野菜スープとか、何かと地味よね…。

・ゲルストナーのザッハトルテ

そして最後は、ほぼ行列無しで入れる王室御用達、ゲルストナーへ。オペラ座の目の前にあり、ホテル・ザッハーとも至近。

種明かしをすると、実はこの店では、当初ザッハトルテを食べる予定はなかったのだった。

閉店が夜10時と遅いので、ロマンティックな内装を楽しみながら、友人とお酒を嗜んでいたところ、お店のスタッフが「あなたがたスペシャルな御婦人たちにスペシャルなケーキをプレゼントします」とサービスしてくれたのだった。

そんな嬉しいサプライズってある!? もう食べる前からゲルストナーのザッハトルテが優勝!って叫びそう。

ゲルストナーのザッハトルテ(メニュー名はザッハケーキ)、おいくらだったのかしら…。

とはいえ、そんな贔屓目を差し引いても、正直ここのザッハトルテはすごく美味しかった。ホテルザッハーの強めのアプリコットの風味と、デメルのきめ細かいスポンジが合わさったようなバランスの良さ。添えられた生クリームはこちらの店が一番美味しかった気がする。

カフェの居心地の良さもこちらが優勝。このソファに座るともう立ち上がれない。

ということで、今回の食べ比べでは、個人的にゲルストナーのザッハトルテが一番美味しく感じた。とはいえ、それぞれ特徴があるので、好みも分かれるんだろうなぁという印象。みなさんも自分なりのNO.1をウィーンで見つけてみてね。

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ウィーンのクリスマスマーケット2024、いち早く楽しんできました。 https://tripplanner.jp/topics/5139 Fri, 15 Nov 2024 11:04:23 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5139 ヨーロッパの冬のお楽しみといえばクリスマスマーケット。ドイツが一番有名だけど、オーストリアだって負けていない。…

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ヨーロッパの冬のお楽しみといえばクリスマスマーケット。ドイツが一番有名だけど、オーストリアだって負けていない。何しろウィーンのそれは1296年から始まった歴史あるイベントなのだ。

2024年は11月15日あたりから各地のクリスマスマーケットがオープン。ハプスブルク家ゆかりの宮殿やフォトジェニックなランドマークの前に多くの屋台が並び、寒い冬の景色を暖かく彩る。

私は、他の会場より一足先に始まったシュテファン大聖堂前とシェーンブルン宮殿前のマーケットへ。どこよりも早い(?)フォトレポートをお届けします!

1.シェーンブルン宮殿のクリスマスマーケット

開催期間:2024年11月8日〜2025年1月6日まで
屋台数:約99
URL

ハプスブルク家の夏の離宮で世界遺産のシェーンブルン宮殿。皇妃エリザベートゆかりの部屋や、6才のモーツァルトが演奏した鏡の間など、見どころもいっぱいの人気観光名所だ。

この優雅な宮殿の前がクリスマスマーケット会場。宮殿の見学はお高いけれど(全部の部屋が見られるグランドツアーが32€(今の為替だと約5300円!)、ご安心あれ、マーケットへの入場は無料だ。

案内図はこんな感じ。スケートリンクもある。

宮殿の前にはビッグなクリスマスツリーも。建築と呼応するようなゴールドオンリーの飾りつけがシンプルで美しく気品があり、貴族かよ!と(貴族です)。

ここのクリスマスマーケットは昼から観光客および地元民で大賑わい。家族連れも多く、スケートリンクでは子どもたちが大はしゃぎ。ウィーンっ子たちにとっては待ちに待ったイベントなのだろう。

干し野菜で作られたオーナメントのお店や、かわいいりんご飴が売っているお菓子のお店。
こだわり文具のお店も。

私は午前中に宮殿を見学していたので、ここでさくっとランチを。この日は寒かったので、あつあつチーズがとろーりのラクレットをいただくことに決定。

ラクレット普通は9.5€。グリューワインは1杯5€。

ほかほかのチーズトーストに温かいグリューワインが沁みる〜。ちなみにこのマグカップは料金の他にデポジットとして一つあたり5€徴収され提供され、返却すると5€戻って来るシステム。旅の記念に持ち帰りたい人は持ち帰ればいいし、いらん人は戻せば良し。

シェーンブルン宮殿のクリスマスマーケットは自然豊かな郊外にあるというのもあって全体的にのんびりしたイメージ。宮殿の広大な庭園も散策できるので、自然派の人におすすめのマーケットだ。

こんな広い庭もぶらぶらできる。

2.シュテファン大聖堂前のクリスマスマーケット

お次はウィーンの観光名所ど真ん中、ランドマークのシュテファン大聖堂前へ。

開催期間:2024年11月8日〜2025年1月6日まで
屋台数:約40
URL

屋台数も少なくこじんまりしているが、何せ街のど真ん中なので気楽に立ち寄れる。大聖堂とクリスマスマーケットの温かい光のコラボもフォトジェニックだ。

日本でも最近はポピュラーになってきたクリスマスマーケットだけど、やはりザ・ヨーロッパな歴史的建造物とともに楽しむマーケットは格別。絵になるわぁ。

ちなみに屋台の中身といえば、シェーンブルンでも見たぞ的チェーン店もあれば、そうでないものもあり。

ランプ、お菓子の家、スノードーム。
木製のオーナメント売り場
はちみつアイテムのお店はわりと定番ぽかった。

各クリスマスマーケット会場をめぐって、そのエリアでワンアンドオンリーの雑貨を掘り起こすのも楽しみ方のひとつなのかもしれない。

ちなみにここでのグリューワインはかわいい靴下型のものに入ってサーブ。お土産にマグガップほしいし飲みたい!と思ったけど、どこも長蛇の列…寒いしお腹すいたしでギブアップしてしまった。

ほかの会場がほとんどが11月15日からスタートなので、一足先に始まったこの2つの会場は、待ちに待った冬の風物詩を楽しむ人で溢れていた。寒い冬の暗い夜もこんなふうに彩れば楽しみに変わる……この催しは、ヨーロッパの人たちの暮らしの知恵でもあるんだろうな。

家にクリスマスツリーもないくせに、衝動的にオーナメントを買いそうになるなど、歩くだけで心踊るクリスマスマーケット。この冬はもう一箇所ぐらい巡ってみたい!と強く思うのだった。

※この2会場以外のウィーンのクリスマスマーケット情報はこのサイトが参考になりました。お出かけ前にぜひ。

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岐阜のマチュピチュだけじゃない!揖斐川町の“おいしい薬草”を満喫する https://tripplanner.jp/topics/5070 Mon, 07 Oct 2024 00:30:57 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5070 以前、岐阜県飛騨市の野草・薬草の取り組みをご紹介しましたが、岐阜県内にはもう一カ所、薬草作りが活発なエリアがあ…

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以前、岐阜県飛騨市の野草・薬草の取り組みをご紹介しましたが、岐阜県内にはもう一カ所、薬草作りが活発なエリアがあります。それが揖斐川町です。岐阜県の中でも西側に位置する揖斐エリアには、伊吹山という大きな山があります。カルシウム分が豊富な土地には広葉樹の森林がのこり、さまざまな植物が自生しているのです。その種類は、なんと1000種とも。

かの有名な植物学者の牧野富太郎も3回ほど訪れていると言います。

今回は、そんな伊吹山の麓に広がる揖斐エリアにある、薬草の取り組みをご紹介します。

信長の薬草園があった伊吹山

そんな伊吹山には、かつて織田信長が薬草園を作ったと言われる場所があります。険しい山を登った場所では、信長の薬草園をもう一度復活させるべく、薬草が作られていました。

日本の在来種ではないものが伊吹山だけに自生しているそうで、信長が海外からもらって移植したものが、ここで生き残っているのではないかと言われているそうです。

この薬草園を管理しているのは、NPO法人山菜の里いび理事長の小寺春樹さん。信長の薬草園を再現するために、日々奮闘されています。小寺さんの後ろにある植物は、なんとヨモギ! 和菓子などでおなじみのヨモギも薬草の一種ということに、この瞬間気づかされます。

筆者の中では、ヨモギ=地面に近いところに映えているイメージが強かったのですが、伊吹山ではこんなにも大きく育つのだそうです。実際に葉をかじらせてもらったところ、香り高く濃厚。ここで作られたヨモギは高級和菓子などにも用いられていると言います。生の葉の段階で、ヨモギ餅になったら、最高においしいことが想像できるって、すごい!

飛騨市は山の中に自生していた野草を活用していましたが、こちらは薬草園という形で管理栽培していることがメイン。ほかにも、薬草の種を絶やさぬよう、「薬草の里親制度」とつくり、地域に配って育ててもらったりもしているとのこと。その時に使われるプランターは、間伐材を使うなど、地元のものを活用されています。

人々の手を掛けることで、濃厚なヨモギのように、おいしい薬草が育つのですね。

ちなみに、ここで育った薬草は、入浴剤やお茶、ジントニックなどの商品として販売されてますよ。

かすがモリモリ村 リフレッシュ館で薬草三昧!

薬草園の薬草たちはどのように活用されているのでしょうか。

薬草園のある場所から、クルマでしばらく下ったところにある「かすがモリモリ村 リフレッシュ館」では、薬草風呂や薬草を使ったお食事などが頂けます。

この日頂いたランチでは、揖斐川町春日の在来種「春日きゅうり」や「沢アザミ」など、この地域で採れる食材をふんだんに活用したもの。優しい味に癒やされます。お茶には薬草茶が登場。健康になれそうなラインナップでした。

こちらの施設には売店も併設されており、薬草の紹介もあります。

さらに敷地内には、施設の薬草園も! いくつも何度も説明されているうちに、うっすらと薬草も見分けがつくように。香りも特徴的なので、覚えやすいんだなと感じました。

こちらの施設のお風呂には薬草風呂もあります。お風呂にはいって、地元の食材をたっぷり食べて、お土産を買って、さらにチラッと薬草園をみて……と、薬草でおもいっきりリフレッシュできる場所。揖斐エリアの観光の際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

【施設概要】
かすがモリモリ村 リフレッシュ館
岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合3429

オシャレなクラフトコーラも登場!はるひの案内所

「かすがモリモリ村 リフレッシュ館」からほど近い場所にある「はるひの案内所」は、揖斐川町春日地区の情報を教えてもらえたりするほか、地元の特産品を扱っていたり、お茶作り体験ができる施設。カフェとして、のんびり休むこともできます。

こちらの店主さんが仲間と作り上げたのが、クラフトコーラの「GIFU COLA」。揖斐川町の薬草が4種類使われている地元ならではのクラフトコーラなのです。

パッケージもオシャレで現代的。味も薬草という感じはなく、とっても飲みやすい味なんです。お土産にも喜ばれそう!

ほかにもオリジナル茶を作る体験も。以前、飛騨河合で体験したお茶作りとまた葉っぱの種類が異なるのか、違った味のお茶を作ることができました。薬草や野草もブレンドする量や種類によって、味わいが変わるので、何度体験しても楽しめそう!

食後の休憩やちょっとひと息つきたいとき。そして、このエリアについてオススメのスポットが知りたいときなどにも。優しい店主さんが、きっといろいろ教えてくれますよ!

【施設情報】
はるひの案内所
岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合3068-1

薬草を使った地元の和菓子をお土産に

ほかにも揖斐の薬草を使ったおいしいものは存在します。「揖斐菓匠庵みわ屋」では、薬草を使った和菓子やクッキーを製造販売しているんです。

パッケージもオシャレですよね。クッキーなら、手軽に手土産にできます。個人的な推しは「おばば最中」。名前から、おばあさんの形をした最中が入ってるかと思いきや、この地域の民謡「おばば」に登場する桶が入っていました。民謡を知らなかったので、開けた瞬間、想像と違ってビックリ! 形も味も、地域ならではが詰まっているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

【施設情報】
揖斐菓匠庵みわ屋
岐阜県揖斐郡揖斐川町三輪925-9

岐阜のマチュピチュ「天空の茶畑」も忘れずチェック!

もちろん、揖斐川町を訪れたのなら、岐阜のマチュピチュ「天空の茶畑」は忘れずチェックを! 頑張って山道を登れば、眼下に茶畑が広がります。しっかりとしたスニーカーのような靴で行くこと、両手が自由になる状態で向かうことがおすすめ。

駐車場の近くには、天空の茶畑で採れたお茶を使ったドリンクやスイーツを提供しているカフェも。今では珍しい在来種のお茶も飲めます。在来種の特徴は、味が薄めで渋みがあるのだそう。手間がかかるので、生産量がとても少ない貴重なお茶なのだそうです。

今回選んだのは、「在来レモングリーンティーソーダ」(Mサイズ550円)山登りで疲れた体を癒やしてくれる優しい味でした! 駐車場付近には売店もあるので、天空の茶畑のお茶も購入できますよ。

【施設情報】
岐阜のマチュピチュ天空の茶畑
岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合

静かな山間のまちに息づく薬草文化を味わって

決して派手な観光地ではないけども、薬草文化が根付いているからこその楽しみに出会える揖斐川町。山間の風景や自然を楽しみながら、おいしい薬草をもとめて訪れてみてくださいね。

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山奥で縄文と出会う。「塩竃金清神社」&「飛騨みやがわ考古民俗館」【飛騨市めぐり旅】 https://tripplanner.jp/topics/4943 Sat, 31 Aug 2024 00:00:13 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4943 岐阜県文化圏は、大きく飛騨地方と美濃地方に分かれています。飛騨地方で有名な場所と言えば、飛騨高山に下呂温泉、白…

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岐阜県文化圏は、大きく飛騨地方と美濃地方に分かれています。飛騨地方で有名な場所と言えば、飛騨高山に下呂温泉、白川郷あたりではないでしょうか。これらが「ドA級観光地」とするなら、「普通のA級観光地」に値する飛騨の有名な場所は、飛騨古川。映画『君の名は。』のモデル地とされています。

飛騨古川を有するのは、平成の市町村合併で生まれた「飛騨市」です。旧古川町、河合村、宮川村、神岡町の4つの町村からうまれました。今回は、そのうち、旧古川町、河合村、宮川村を巡るツアーに参加。山間の豊かな文化に触れてきた。訪れたスポットを順次紹介します。

今回ご紹介するのは、飛騨宮川の「塩竃金清神社」です。

縄文時代の遺跡に建つ山奥の“縄文神社”

以前、トリッププランナーに登場した武藤郁子さんの著作『縄文神社』では、神社と縄文遺跡の重なりを指摘していました。今回訪れた塩竃金清神社は、まさにその条件に当てはまる山奥の“縄文神社”! 神社の斜め前にある飛騨みやがわ考古民俗館には、この塩竃金清神社周囲にあると言う「塩竃金清神社遺跡」から発掘された石棒がたくさん収容されています。

石棒とは、石棒の聖地である飛騨みやがわ考古民俗館という場所を舞台としていかにして関係人口を増やしていけるかという地方創生のチャレンジングな試みに挑戦している「石棒クラブ」のHPによると、「男根を模したと考えられている縄文時代の石器です。子孫繁栄など様々な幸せを願ったり、祭祀などに使われていたと考えられていますが、真実は誰にもわかりません。」と書かれています。

位置は飛騨市から富山県に抜ける道から、少しそれた場所。田舎の片隅にある地元に密着した神社という風情です。地元の方がお掃除してきれいに保っている姿も見ることができました。

本堂にあがって参拝。無数の折り鶴が飾られた空間

こちらの神社は本堂の中に入ってもOK。靴をぬいで、きれいな本堂の中で参拝することができます。

きれいに保たれた空間から、こまめに人の手が入っていることがわかります。地元の方がいかに神社を大切にされているかが伝わってくるんです。

天井には無数の折り鶴。色とりどりの鶴が目を引きます。なかなか他ではみない風景に、思わず写真をパシャリ。でも、本殿側に目を向けると、カラフルな折り鶴とは全く異なる印象のご神体が。

さすが石棒がたくさん出てきた場所。この御神輿は昔はお祭りで使われていて、若い女の子たちが、これを担いで子孫繁栄や安産を願っていたそうです。壁には当時のお祭りの様子を映したお写真も。

もし、お祭りが今も続いていたら奇祭と言われたかもしれないですね。

「百度参り」カウント用アイテムも登場

この神社には、数字が書かれた木の札も残されています。これ、何だと思いますか? 実は、百度参りの時に数を数えるための道具なのだとか。

いつの時代のものかわかりませんが、墨で書かれた文字もきれいに残っていました。誰かが百度参りをしていた証しともいえる品。誰かがこれを使って祈りを捧げていたのですね。ちょっと胸が熱くなりました。

ここで発掘されたアイテムは「飛騨みやがわ考古民俗館」に

神社のななめ前には、年間30日しか開館しないことでも有名(?)な「飛騨みやがわ考古民俗館」があります。塩竃金清神社遺跡で発掘されたアイテムも、こちらに保管されているとのこと。ちなみに無人開館にもチャレンジされているそうですよ。詳しくはHPなどをチェック!

実はこのあたりは、石棒がたくさん出てきただけでなく、石棒の産地という機能があったことがわかっているのだそう。近くに、石棒の元となった塩屋石の産出地があり、このあたりに生産されていた痕跡が見つかっているのだそうです。こんな山奥で、なぜ!? 古代ロマンが広がります。

館内には、縄文に関する展示も盛りだくさん。

巨大な石棒は、目立つ場所でぐるぐると周りながら、存在を主張していました。

縄文土器ももりだくさん。静かな空間で縄文アイテムとキャッキャできます。最高です。

この館は縄文だけじゃありません。昔の暮らしを伝える民俗資料も豊富! 池ヶ原湿原自然保護センターの所長をつとめる岩佐 勝美先生が、どんな風に道具を使っていたのかを説明してくれました。実際に使い方をきくと、ただの不思議な道具に命が吹き込まれたかのように、使っている姿を想像しやすくなります。解説って偉大。

そして、道具の使用用途だけでなく、描かれているイラストのかわいらしさに悶絶! 描いた人は「ときめいてもらおう」なんて、ちっとも考えてなかったと思うんです。でも、時を経て、どこのだれかもわからない私のような人を笑顔にしてくれてるって、すごいですよね。

玩具系もかわいらしいアイテム勢揃い。土人形のなかで、特にときめいたのは、桃から生まれた(はずだけど瓜から生まれた感もある)桃太郎でした!

【施設情報】
飛騨みやがわ考古民俗館
岐阜県飛騨市宮川町塩屋104

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人の手によって続く場所。「池ケ原湿原」&飛騨みやがわ「種蔵地区」【飛騨市めぐり旅】 https://tripplanner.jp/topics/5014 Thu, 29 Aug 2024 00:00:29 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5014 岐阜県文化圏は、大きく飛騨地方と美濃地方に分かれています。飛騨地方で有名な場所と言えば、飛騨高山に下呂温泉、白…

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岐阜県文化圏は、大きく飛騨地方と美濃地方に分かれています。飛騨地方で有名な場所と言えば、飛騨高山に下呂温泉、白川郷あたりではないでしょうか。これらが「ドA級観光地」とするなら、「普通のA級観光地」に値する飛騨の有名な場所は、飛騨古川。映画『君の名は。』のモデル地とされています。

飛騨古川を有するのは、平成の市町村合併で生まれた「飛騨市」です。旧古川町、河合村、宮川村、神岡町の4つの町村からうまれました。今回は、そのうち、旧古川町、河合村、宮川村を巡るツアーに参加。山間の豊かな文化に触れてきた。訪れたスポットを順次紹介します。

今回ご紹介するのは、旧宮川村エリアにある池ケ原湿原と種蔵集落。自然も集落も、人の手によって、未来へ続いていることを感じさせてくれる場所でした。

車いすやベビーカーでも散策できる「池ヶ原湿原」

県立自然公園内に位置する池ヶ原湿原は、春のミズバショウが有名なスポット。駐車場からすぐの場所にあり、カジュアルに自然に親しむことができます。

今回、池ヶ原湿原自然保護センターの所長、岩佐勝美先生によると、もともとは葦が広がってしまっていたところを、長年手をかけて今の美しい状態にまで復活させたのだとか。

そのなかで遊歩道も整備し、車いすやベビーカーでも散策可能な遊歩道も整備。多くの人が訪れることができるようにしたそうです。

春はミズバショウが広がる湿地ですが、夏は濃淡さまざまな緑の世界が広がります。写真の中心には整備された遊歩道。日差しは強くとも、湿地なので地面からの照り返しは強くありません。緑に囲まれて歩く時間は、とても贅沢に感じられました!

ちらほらと花の姿も。ひっそりと咲く野花菖蒲やカキツバタがを探して歩くのは、なかなか新鮮な体験。「これは何?」「あれは何?」とどんな質問をしても、先生が次々と教えてくれます。先生の知識の深さにも感動です!

湿地には、人間だけでなく動物も訪れます。ところどころ置かれているカンカンは、クマよけのアイテム。通るたびに叩くといいそうで、エンタメ気分で叩いて歩いてしまいました。

ただ、湿地の中にはところどころ、なにやら盛大に掘り返されたような跡。これはなにかというと……。

イノシシがミズバショウの根っこを食べるために、掘り返した跡なのだそう! どうやらイノシシにとって、ミズバショウの根っこは美味な食材。あちこち遠慮なく掘り返えされており、痛ましい状態に。沼の土まであらわになった様子に、動物の被害の大きさを感じさせました。

また、獣害だけでなく、近年の積雪量の低下など気候変動の影響もあり、日々湿地を守るために様々な試行錯誤をされているのだそう。自然=放置かと思っていましたが、この美しい景色は、人々の手によって維持されているのですね。

ぐるりと湿原を歩いたあとには、先生から講義の時間。子どもたちが作ったこの沼にいた地元に伝わる話を使ったカレンダーを見せてくれたり、動物のツノや牙を見せてくれたりと、先生のリュックには小道具いっぱい! 楽しいお話を聞かせてもらえました。

ちなみに、秋の湿原もまた美しい景色が広がると言います。駐車場からすぐとカジュアルに訪れることができる場所だからこそ、ぜひ、四季の変化を眺めに訪れてみてくださいね。

【施設情報】
池ヶ原湿原
岐阜県飛騨市宮川町洞

誰でも村民になれる!? 棚田と板倉が残る種蔵地区へ

人の手が守り、受け継いでいる場所が他にもあります。それが種蔵地区です。石積みの棚田のなかに、民家のほか、伝統的な建築物である板でつくられた蔵=板倉が建っており、のんびりとした田舎の原風景が広がります。でも、ここの魅力は風景だけじゃないんです!

例えば、プレスツアーで食事のために訪れたTANEKURAHOUSE。数年前まで実際に人が住んでいた民家で。雪深い地域の民家に触れることができます。

玄関を入ると、赤×黒がかわいいお馬さんが描かれた絵馬が! 飛騨エリアで何度かみかけたこのデザイン。中には走っているお馬さんの絵の場合もあるのだそう。いつか、このお札を求めて飛騨の神社巡り旅行がしたいくらい、かわいい!

室内には大きなお札を貼る板?が。かつて、囲炉裏があった部屋に飾られていたのではないかということで、板地は黒くすすけており、かつて張られていたお札の痕跡がくっきり。剥がし残されたお札のイラストも気になるところ。かわいい!(2回目)

人がいなくなった家は手入れをしないと朽ちていきますが、今回のランチのようにイベントなどで活用することで、人が暮らしていた痕跡がそのままに、未来へと繋がっていくのですね。

さらに建物から外へでると、棚田と板倉の風景が広がります。BGMは木々のさざめきや水のせせらぎ、そして鳥や虫の声。そして、時折集落内に響きわたる「星のオルゴール」が、不思議な気分にさせてくれます。

遠目にみると、どの蔵も同じに見えますが、近づくとディテールがそれぞれ異なります。

心ときめいたのが、お金持ちさん所有だったという板倉。入り口には、縁起物である巾着袋のデザインが施された鍵穴がありました。巾着なのに、かわいい女の子にもみえます。つまりは、かわいいんです!

しかも、この鍵穴は2つあり、片方はフェイクになっているのだとか。木をくわえている部分がホンモノの鍵穴なのだそうです。こんなオシャレな鍵を施すなんて、種蔵の人はおしゃれですよね。かわいい!

もうひとつの見どころは、農林水産省が選定する「つなぐ棚田遺産」や環境省が選定する「全国かおり風景100選」にも選ばれている棚田です。この石積みは、石工さんではなく、種蔵の人たちが昭和初期に自らの手で作り上げたもの。地域の歴史の一部なのですね。

この日は炎天下でしたが、日差しに負けないくらいアツい先生の解説をきいて、この地域を育んできた人たちの気持ちや歴史に、少し思いを馳せることができました。ありがとうございました!

ちなみに、この種蔵では景観保全活動に参加したい人なら誰でも村民になれる「飛騨市ふるさと種蔵村」という活動が行われています。オリジナル住民票が交付されるほか、様々な活動に参加することで、特産品などがいただけるのだそう。興味ある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

自然も文化も、手が入ることで残り続ける

飛騨市に残る豊富な自然や日本の原風景。それらは、人の手を掛けることで美しい状態に保たれていました。きっとこれからも、この地域を愛する人たちの手によって守られていくはず。そんな明るい未来を感じるスポットの、また今回とは違う景色を求めて、春や秋にも訪れてみたいですね。

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