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千葉・鴨川でワーケーション体験! 海と山、美食と癒しの最強スポット巡り

千葉・鴨川でワーケーション体験! 海と山、美食と癒しの最強スポット巡り

ライターという職業は、どんな場所でもパソコン(とWi-Fi)があれば仕事ができるため、自宅以外の場所である程度まとまった期間、仕事と休暇を組み合わせる「ワーケーション」も私、尾関の働き方の一つのスタイルです。今回は千葉県鴨川市で3泊4日のワーケーションを体験してきました。

鴨川市でワーケーションに関するシンポジウムに参加

2025年3月13日、ウェルネスポーツ鴨川がワーケーションに関するシンポジウムを開催しました。そこで登壇された旅行アナリストの鳥海高太朗さんによると、ワーケーションの場所を選ぶポイントとしては大きく以下の3つがあるそうです。

●観光スポットは多すぎないくらいちょうどいい
●グルメは最大のリピート要素となる
●夜の街が楽しいのも、とても大事なこと

「観光スポットが多すぎないのがちょうどいい」その訳とは、誘惑に負けてワーク(仕事)が疎かになってしまうから。確かに近くに観光スポットがたくさんあると、つい観光に熱が入り仕事なんてしたくなくなってしまいますよね。

鴨川市は有名な観光スポットはそう多くはないかもしれませんが、海も山もあり、何より美味しい食があり、のんびりワーケーションするにはぴったりな場所なんです。ワーケーション中に気に入った推しスポットを紹介します。

【推しスポット①】大海原と鴨川の街並みが一望できる「魚見塚展望台」

一つ目にご紹介するのは、鴨川を訪れたらまずは外せないスポット、「魚見塚展望台」です。海抜約110メートル地点に位置し、展望台の頂上には女神像「暁風」が立っています。

日本の渚百選にも選ばれた「前原海岸」や外房随一の名勝と言われる「鴨川松島」、千葉県指定の名勝で新日本百景にも選ばれた「仁右衛門島(にえもんじま)」をはじめ、鴨川の街並みが一望でき、なんといっても晴れた日の気持ちよさは格別です!

ここにはE-bike(電動アシスト付きスポーツ自転車)で訪れましたが、それでもかなりハードな山道。しかしそんな疲れも一瞬で吹き飛ぶような絶景を楽しむことができました。近くで見る海とはまた違い、空が近く、高いところから眺める海というのもまたいいものです。新たに造られている建物が何か想像したり、トンビが優雅に飛んでいる姿を上から眺めたり、つい時間を忘れて見入ってしまいました。

春夏秋冬、朝方、夕暮れ時、夜景など、訪れる時期、時間帯によって異なる表情が楽しめるため、何度でも訪れたい場所の一つです。

【推しスポット②】厄割り玉で日頃の悩みや不安もスッキリお祓い!「清澄寺」

清澄山の山頂近くに静かに佇む「清澄寺」。日蓮聖人が勉学に励んだという古刹に着くとひときわ目を引く、樹齢およそ800年といわれる清澄の大杉(千年杉)が参拝者を出迎えてくれます。

高さ約47メートル、幹周りは約15メートルもある大杉は、見ているだけでパワーをもらえそうです。

そしてここにはストレス過多な方にぴったりな「厄割り玉」なんて珍しいものがありました。こちらの玉に日頃の悩みや愚痴、身体の厄などを吹き込み、厄割り石に投げつけることで厄を払うというもの。玉が割れた瞬間、スッと心が軽くなる感覚は癖になってしまいそう。日々のストレスも人生の悩みもしっかり吐き出し、また新たな気持ちで仕事にも励むことができそうです。

【推しスポット③】ゆったりした空間で食も仕事も進む「BEACH CAFE kamogawa」

安房鴨川駅から徒歩5分の場所にある「BEACH CAFE kamogawa」は、観光中に寄るにも、ワークスポットとしてもおすすめのスポット。海辺のビーチハウスをイメージして造られたカフェは、広い店内にはテーブルとソファがゆったり間隔で配置され、自分時間をじっくり楽しむことができます。居心地が良すぎて、気がついたら「もうこんな時間⁉ 」と驚いてしまうかも。

おすすめのBEACH PLATEは、ロコモコ・マヒマヒ・ガパオライスの3種類。ドリンクメニューが豊富なのもうれしいポイントです。

【推しスポット④】ワインにあわせた創作メニューが並ぶビストロ「ばんばん」

「海鮮丼やお寿司もいいけれど、それ以外の美味しいものにも出合いたい」「ワイン片手にちょっと優雅に楽しみたい!」そんな方にぜひおすすめなのがこちらのお店、ビストロ「ばんばん」です。

首都圏のフレンチで腕を磨いた店主が、42年続いた両親の喫茶店を受け継ぎビストロへと進化させたという「ばんばん」は、喫茶店当時の面影も残り、なんだかほっとする空間。初めて訪れたはずなのに、いつも訪れているような“馴染みのお店”のように感じられる、そんなあたたかな空気が出迎えてくれます。

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料理はすべて“ワインに合う”がコンセプトに創られたものばかり。千葉名産のかずさ和牛を使ったメインディッシュは時期によって使用する部位や調理法などは異なるものの、必ずメニューには並ぶそう。この日は「かずさ和牛のランプのロースト」でした。あまりにも美味しくてもう一度同じメニューを頼もうか本気で悩んだほど。胃袋に余裕があればもう一回頼みたかった…(涙)。次回の楽しみにとっておこうと思います。

名前も見た目もインパクト大の「どっかん春キャベツソテー アンチョビソース」。キャベツの甘さとアンチョビの塩気が絶妙で、もう一口、もう一口…、となかなか手が止まりません。ワインも一緒にすすんでしまいます。

ワインのラインナップは日本産を中心に、日本特有の旨みを重視し、セレクトしているそう。日頃あまり飲まないようなワインと出合えるのもこのお店の魅力の一つです。仕事がひと段落した際にぜひ訪れてみてくださいね。

自転車移動なら、車移動よりも発見がいっぱい!

今回滞在中の移動は、おもにE-bike(電動アシスト付きスポーツ自転車)を使用しました。E-bikeは廃校をリノベーションした「小湊さとうみ学校」で借りることができます。

E-bikeなら多少の坂道でも楽に上ることができるので、体力がなくても自転車移動を楽しめます。なにより風を切って走る気持ちよさは癖になりますよ! 日頃の運動不足解消にも一役買ってくれたり、車移動では見落としてしまうような小さな発見があったり、地元の方とあいさつを交わしたり。自転車だからこそ出合えるものがたくさんありました。

煮詰まったときは、海を眺めながら考えてみよう

海と山に囲まれた鴨川市は、東京から車で90分ほど、電車でも特急利用で2時間弱と適度な距離にあり、いざという時にはささっと東京に戻ることができる距離です。東京からちょっと足を延ばしただけなのに、そこにはゆったりとした時間が流れていました。

いつもより長く滞在したワーケーションだからこそ、単なる旅行では出合えなかったであろうスポットにも訪れることができ、美味しい食べ物、そして自然に囲まれ過ごすうちに、蓄積した疲れや悩みも溶け出し、身も心もリフレッシュすることができました。いつもの働き方に物足りなくなったら、ぜひ鴨川でワーケーションしてみませんか。

執筆と撮影:おぜきめぐみ+都恋堂

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