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ウィーンのクリスマスマーケット2024、いち早く楽しんできました。

ウィーンのクリスマスマーケット2024、いち早く楽しんできました。

ヨーロッパの冬のお楽しみといえばクリスマスマーケット。ドイツが一番有名だけど、オーストリアだって負けていない。何しろウィーンのそれは1296年から始まった歴史あるイベントなのだ。

2024年は11月15日あたりから各地のクリスマスマーケットがオープン。ハプスブルク家ゆかりの宮殿やフォトジェニックなランドマークの前に多くの屋台が並び、寒い冬の景色を暖かく彩る。

私は、他の会場より一足先に始まったシュテファン大聖堂前とシェーンブルン宮殿前のマーケットへ。どこよりも早い(?)フォトレポートをお届けします!

1.シェーンブルン宮殿のクリスマスマーケット

開催期間:2024年11月8日〜2025年1月6日まで
屋台数:約99
URL

ハプスブルク家の夏の離宮で世界遺産のシェーンブルン宮殿。皇妃エリザベートゆかりの部屋や、6才のモーツァルトが演奏した鏡の間など、見どころもいっぱいの人気観光名所だ。

この優雅な宮殿の前がクリスマスマーケット会場。宮殿の見学はお高いけれど(全部の部屋が見られるグランドツアーが32€(今の為替だと約5300円!)、ご安心あれ、マーケットへの入場は無料だ。

案内図はこんな感じ。スケートリンクもある。

宮殿の前にはビッグなクリスマスツリーも。建築と呼応するようなゴールドオンリーの飾りつけがシンプルで美しく気品があり、貴族かよ!と(貴族です)。

ここのクリスマスマーケットは昼から観光客および地元民で大賑わい。家族連れも多く、スケートリンクでは子どもたちが大はしゃぎ。ウィーンっ子たちにとっては待ちに待ったイベントなのだろう。

干し野菜で作られたオーナメントのお店や、かわいいりんご飴が売っているお菓子のお店。
こだわり文具のお店も。

私は午前中に宮殿を見学していたので、ここでさくっとランチを。この日は寒かったので、あつあつチーズがとろーりのラクレットをいただくことに決定。

ラクレット普通は9.5€。グリューワインは1杯5€。

ほかほかのチーズトーストに温かいグリューワインが沁みる〜。ちなみにこのマグカップは料金の他にデポジットとして一つあたり5€徴収され提供され、返却すると5€戻って来るシステム。旅の記念に持ち帰りたい人は持ち帰ればいいし、いらん人は戻せば良し。

シェーンブルン宮殿のクリスマスマーケットは自然豊かな郊外にあるというのもあって全体的にのんびりしたイメージ。宮殿の広大な庭園も散策できるので、自然派の人におすすめのマーケットだ。

こんな広い庭もぶらぶらできる。

2.シュテファン大聖堂前のクリスマスマーケット

お次はウィーンの観光名所ど真ん中、ランドマークのシュテファン大聖堂前へ。

開催期間:2024年11月8日〜2025年1月6日まで
屋台数:約40
URL

屋台数も少なくこじんまりしているが、何せ街のど真ん中なので気楽に立ち寄れる。大聖堂とクリスマスマーケットの温かい光のコラボもフォトジェニックだ。

日本でも最近はポピュラーになってきたクリスマスマーケットだけど、やはりザ・ヨーロッパな歴史的建造物とともに楽しむマーケットは格別。絵になるわぁ。

ちなみに屋台の中身といえば、シェーンブルンでも見たぞ的チェーン店もあれば、そうでないものもあり。

ランプ、お菓子の家、スノードーム。
木製のオーナメント売り場
はちみつアイテムのお店はわりと定番ぽかった。

各クリスマスマーケット会場をめぐって、そのエリアでワンアンドオンリーの雑貨を掘り起こすのも楽しみ方のひとつなのかもしれない。

ちなみにここでのグリューワインはかわいい靴下型のものに入ってサーブ。お土産にマグガップほしいし飲みたい!と思ったけど、どこも長蛇の列…寒いしお腹すいたしでギブアップしてしまった。

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ほかの会場がほとんどが11月15日からスタートなので、一足先に始まったこの2つの会場は、待ちに待った冬の風物詩を楽しむ人で溢れていた。寒い冬の暗い夜もこんなふうに彩れば楽しみに変わる……この催しは、ヨーロッパの人たちの暮らしの知恵でもあるんだろうな。

家にクリスマスツリーもないくせに、衝動的にオーナメントを買いそうになるなど、歩くだけで心踊るクリスマスマーケット。この冬はもう一箇所ぐらい巡ってみたい!と強く思うのだった。

※この2会場以外のウィーンのクリスマスマーケット情報はこのサイトが参考になりました。お出かけ前にぜひ。

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