旅の楽しみ、名物料理をご紹介するシリーズ「世界名物料理紀行」。今回はポルトガルの北部の都市、ポルト名物のサンドイッチ、フランセジーニャをご紹介。
ポルトガル語で「フランスの女の子」というかわいい名前がついているだけであって、ぱっと見は、わりと品がよく見えないでもないフランセジーニャ。
アイデアの源はフランス名物のクロックムッシュ(ハムとチーズをはさんだ食パンを焼いて、ホワイトソースをかけたもの)だそうだが、それがこの地で独自に進化して、ちょっと驚くぐらいの高カロリーの名物B級グルメとなった。
レシピはいろいろあるが、基本的に肉(ステーキやハム・ソーセージ、ハンバーグなど)をはさんだサンドイッチをチーズでくるみ、トマトソースなどをかけたスタイル。
写真で見るとたいしたことなさそうだが、実際はパンが巨大ゆえに一人では絶対に食べきれないサイズ。パリで食べたクロックムッシュはもっと薄切りのパンだった記憶があるが、こちらは日本の6枚切りぐらいの厚みだった。
材料は、パンに肉、チーズにトマトソース、そして卵なので、そりゃもちろん、子どもが大好きな味といった美味しさだ。しかし、中年以降になるととにかくその濃厚さが胃にどしんと来る。
私は3人でシェアしたが、3分の1でも十分、といった量だった。これだけでおなかいっぱいになりたければいいが、いろいろ食べたい人は、数人でシェアすることを強くおすすめ。
味わったレストランは、地元民おすすめの人気店
フランセジーニャは、町の名物なので、そこらじゅうで味わえる。ゆえに悩ましいのがどこで食べるか、である。私は幸運にもこの地で暮らす日本人と知り合えたので、彼らがおすすめのCervejaria Brasão Aliadosという人気レストランにてトライ。Google Mapの口コミも4.6と高評価で、予約必須の人気店だ。
フランセジーニャはポルトの名物だが、このレストランはバカリャウなどポルトガルの名物料理も充実。お店の雰囲気もよく、スタッフもフレンドリーで、何を食べても美味しく強くおすすめ。
しかし、魚介などの素材をシンプルに味わう的な説明が多いポルトガル料理だが、実際に食べ歩いてみると揚げ物やどっしりとした肉料理も多く、全体的に高カロリーなものがお好き、という印象だった。まぁ、全部美味しいからいいんだけど!
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トリッププランナー編集長。 これまで行った旅先は世界40カ国、うち半分くらいはヨーロッパ。興味関心のあるテーマは歴史と建築、自然。一眼レフ好きだったが重くて無理になりつつある今日このごろ。