京都といえば、お寺!
歴史や侘び寂びを感じ、あぁ日本人でよかったなぁ。なんてしみじみ…。
「京都ってお寺しかなくない?」
まぁ確かにお寺が有名ですよね。JR東海の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンはほとんどお寺がクローズアップされていますからね。
でも京都の見所はお寺だけじゃないんです!!
(京都嫌いな人こそ、騙されたと思って行ってみてほしい美しい7つのお寺も是非チェックしてください)
京都の中心街から電車で15分の場所に、モネも、安藤忠雄も、洋館もさらには素敵なお庭も楽しめる夢のような美術館がひっそりと佇んでいるんです。今回はその美術館をアツくナビゲートします!
そんな夢のような美術館の名前は「アサヒビール 大山崎山荘美術館」。
山崎といえば、サントリーのウィスキー「山崎」なのですが、なぜアサヒビール? それについては公式ホームページの歴史のページをご覧頂き…。まず、大山崎山荘美術館に行くにはJR京都線「山崎駅」、阪急京都線「大山崎駅」へ向かってください。そこから無料送迎バスが出ています。もちろん徒歩10分なので、歩いてでも!
歩いてでも…?
すみません、ぶっちゃけ徒歩は全くオススメしません! なぜなら美術館が天王山のハイキングコースの中腹にあり、結構な山道なんです。徒歩10分は早く言い過ぎ。坂がきっついです。なので大人しく無料送迎バスを利用しましょう。
こんな坂道がずっと続きます。
このトンネルをくぐるとあと5分くらいです。頑張って!
着いたーーーーーー! めっちゃ素敵なんですけど!!!!
と肩で息をするくらい疲れているのも吹っ飛ぶくらい、入り口から叫びたくなる、絵本やアニメでしか見たことのない本物の洋館です。
中に入ります。…と館内は撮影禁止。ですがこどもの頃に夢見た洋館そのままです。
所蔵品はと言うと、有名どころで、
ルーシー・リーの陶磁器、伊万里、棟方志功の絵画、イサムノグチの彫刻、モディリアーニの少女の肖像(私が行った時はなかったです)など。それ以外にもアサヒビール初代社長の山本さんが集めた中国、ヨーロッパの陶磁器、工芸品、絵画など、立ちくらみがするほど素敵なものばかり。見ている途中で本当にめまい起こしました!
クラクラする頭を抑えて、ウロウロすると、安藤忠雄さんが建築した地中館へ。こちらの建物ではこの美術館の目玉である、モネの睡蓮の連作のために建てられた建物です。美しい洋館のとあるドアを開けるとお出ましの安藤忠雄建築。
夢見心地の頭がシャキッとするほどの迫力です。階段を下ると睡蓮の連作がある部屋へ。冷たいコンクリートの壁から一変、大きなモネの睡蓮がお出迎え。小さな椅子も置いてあるので、心行くまで楽しんでください。
たっぷり地中館を楽しんだら、今度は山手館へ。山手館へはその昔本館と温室をつなぐガラス張りの渡り廊下を渡ります。そこにモネの睡蓮をイメージした池があるんです。
素敵すぎてまたため息。今度は睡蓮が見頃の頃に行きたい。山手館では特別展などが開かれていることも多いようですよ。
2階からの眺め。
さて、感動しすぎて疲れた体は2階の喫茶室で休ませてもらいましょう。天気が良ければ是非テラス席で!
ビールで乾杯。こちらの喫茶室、焼き菓子しかありません。のでお腹を空かせて行くのはやめておきましょう。(ビールとチーズがあるなら是非生ハムを…! と叫ぶのをこらえるのに必死でした)
疲れた体を休めたら5500坪もある広大なお庭へ。探検気分でいざ!
ご覧いただけましたか? 本当に綺麗なんですよ。ちなみにこの写真たちは氷山の一角。
終始うっとりしていたので、全然写真撮れませんでした!
建物も所蔵品も素敵な大山崎山荘美術館は穴場中の穴場。立地のせいか、見学者も多くはありません。
美しい洋館、所蔵品をノンストレスでゆっくりと見ることができます。
京都の喧騒を忘れさせてくれる大山崎山荘美術館。ぜひ京都に行かれた際は足を運んでみてください!