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いま話題のバズレシピ「暗殺者のパスタ」を本場イタリアのバーリで食べてみた。

いま話題のバズレシピ「暗殺者のパスタ」を本場イタリアのバーリで食べてみた。

古くはティラミス、最近ではマリトッツォカンノーリと、常に「まだ日本で紹介されていないイタリア名物はどれだ?」状態のイタリアラブすぎる我が国。

そして2023年、次に絶対来るな…というか、もうすでに来ているのがこの「暗殺者のパスタ」(Spaghetti all’assassina)だ。

●「暗殺者のパスタ」が日本で今バズっている理由

きっかけはYouTubeでいつも素晴らしいレシピ動画を配信しているイタリア人シェフ、マクリ・マルコさんのこの動画「【おこげパスタ】今イタリアでめちゃめちゃ流行ってるパスタ知ってる!?【Spaghetti all’assassina】」。

まずは日本の前に映画や小説をきっかけにイタリアでバズり、それをきっかけに欧米で注目され、日本でマルコさんがYouTubeで紹介し、人気の料理人たちが実際に作ってシェアし…という流れでネットで話題

その後、テレビで紹介されるわネットニュースにさかんに載るわで現在のブームに。

歴史は意外と古く、1960年代末、イタリアのプーリア州の州都バーリにあるレストラン「 Al Sorso Preferito」(アル・ソルソ・プレフェリート)が発祥とされる。

その後バーリの郷土料理として定着するも、マルコさんによれば最近までイタリアでも知る人ぞ知る料理だったらしい(詳細はこのインタビュー記事「ウワサの「暗殺者のパスタ」ってそもそもイタリア料理? おいしいの? ブーム火付け役の料理人が明かす日本でも大バズりのワケ」に詳しい)

映画や小説をきっかけにいわば「掘り起こされた」パスタなのだ。

●「暗殺者のパスタ」ってどんな料理?

「暗殺者のパスタ」の特徴は、パスタを茹でないというユニークな調理法。

作り方はマルコさんの動画に詳しいが、まずフライパンにパスタをそのまま投入し、カリカリに焼いてからトマトソースを投入し、パスタの茹で汁などを継ぎ足しながら完成させていく。ポイントは焼き付けたパスタの歯ごたえだろう。

フライパンひとつで出来る手軽さと、おこげ大好き、やきそば大好きの日本人のハートをわしづかみにするルックスと調理法。そりゃ日本で流行るわ…と納得のレシピである。

●本場イタリアのバーリで「暗殺者のパスタ」を実際に食べてみた。

いよいよ実際に食べてみたレポート!
日本で配信された記事では、「暗殺者のパスタ」が食べられる店はバーリ市内に10店舗ほど、などと紹介されていたが、実際はわりとイタリア料理店ならどこにでもあるっぽい。

私たちが入ったのは、Ristorante La Pescieraというシーフード料理店。Googleの口コミも4.4と高評価で夜は予約しないと入店が難しい人気店だ。

バーリの駅から徒歩7分程度の場所にあるRistorante La Pesciera。入り口に新鮮な魚介類が並ぶ。⇒地図

メニューに「暗殺者のパスタ」はなかったがGoogle Mapに写真が載っていたので、「これある?」と聞いたら「あるよ!」とのこと。やったー!!(暗殺者のパスタは「アッサシーナ」と発音するとわかってもらえる)

マルコさんのレシピではシンプルにトマトと唐辛子だけのソースだったが、こちらはシーフードレストランなので魚介のダシ入りである。

マルコさんの動画や、他のシェフのレシピ動画を見た時は、ちょっとカリっとする程度かなと思っていたが、この店の「暗殺者のパスタ」は歯ごたえが想像以上。カリカリという域を超え、日本人にとっては「かた焼きそば」のほうが近い食感。

おせんべいのような食感とエビの風味でジャンクフード感もたっぷり。たぶん店によって仕上げる硬さが違うのだろうが、クセになる美味しさ、こんなパスタ初めて!

■「暗殺者のパスタ」以外にもある! プーリアの名物

ほぼB級グルメと言っていい「暗殺者のパスタ」で急に注目を浴びてしまったバーリがあるプーリア州だが、このエリアの名誉のために言っておくと、名物料理はこれだけではない。

シーフードが名物だが、特にウニが有名。

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シーバスのタリオリーニ。

また、耳たぶパスタと呼ばれるオレキエッテもプーリアの郷土料理。こっちのほうが「暗殺者のパスタ」よりずっと知名度が高くガイドブックにも載っている。

オレキエッテ
プーリアの郷土料理、耳たぶの形のパスタ。いろんなソースで召し上がれ。

そして、あのとろーりフレッシュなブッラータチーズも発祥はプーリア州だ。

どれもとても美味しいのでプーリアに来たらぜひ。

■ バーリで観光? どこに行けばいいの?

ところで、このバーリという街。お世辞にも日本で人気の観光地とは言えないだろう。実際に行ってみたが普通の地方都市といった印象だった。「暗殺者のパスタ」を試すためだけにバーリに行くのはさすがに面倒くさすぎるな…と思ったそこのあなた!

実はバーリからバスで1時間(列車だと2時間弱)で行ける世界遺産「アルベロベッロ」が、このエリア屈指の人気観光地。ほぼバーリを訪れる観光客全員が行くであろう、おとぎ話のような街なのだ。

このアルベロベッロを目的地にして、経由地であるバーリで「暗殺者のパスタ」を試すのがおすすめの旅プラン。

特にアルベロベッロは超絶かわいくて全女子が萌え死ぬこと必至。石積み屋根を載せた愛らしい「トゥルッロ」に宿泊するのもおすすめ。バーリからのバスはオンラインで簡単に買えて片道4.4ユーロ。のどかな田園地帯を走る車窓からの眺めも楽しいですよ。

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