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熱海、名建築旅行。優雅でロマンティックな別荘や現代建築をめぐってみよう。

熱海、名建築旅行。優雅でロマンティックな別荘や現代建築をめぐってみよう。

最近人気が再燃中の熱海へ、優雅なお屋敷や有名建築家が手がけたクールなスポットをめぐる旅プラン。
明治〜昭和にかけて、実業家や文豪が暮らした邸宅や別荘は今見てもロマンティックだし、杉本博司や隈研吾が手がけた新名所も話題です。
曜日限定や事前予約が必要な場所もあるので、訪れる前の準備も怠りなく。

MOA(エムオーエー)美術館

MOA(エムオーエー)美術館/静岡県熱海市桃山町26−2

熱海にある、海を一望する高台にある絶景の美術館。
2017年に現代美術作家・杉本博司と建築家・榊田倫之主催の新素材研究所が手がけた展示室とともにリニューアルオープン。毎年梅の季節になると、尾形光琳作の国宝「紅白梅図屏風」が公開され多くの人で賑わう「花の名所」でも。

絶景の美術館

建築と眺め、日本の美に触れられる、熱海屈指のアートスポット。敷地内にレストランや茶室もあり、眺めの良いカフェもあるので半日ぐらいいても楽しそうです。 ⇒公式サイト

起雲閣

静岡県熱海市昭和町4-2

1919(大正8)年築、熱海市指定有形文化財となっている施設。もとは根津嘉一郎ら実業家の別荘として利用されていた邸宅で、のちに旅館となったあとは太宰治や谷崎潤一郎、志賀直哉ら名だたる文豪が滞在した華やかな歴史を持つ史跡。ちなみに太宰治は『人間失格』をこの宿で書いています。

ロマンティックなアール・デコ調のサンルームや、広々した日本庭園を望む客室、ローマ風浴室などフォトジェニックな空間がいっぱい。⇒ 関連サイト

旧日向別邸ブルーノ・タウト「熱海の家」

静岡県熱海市春日町8−37

ブラタモリにも登場した、熱海にある、日本で唯一残るドイツ人建築家のブルーノ・タウトが設計した部屋が残る建築。土・日・祝祭日のみ公開で、見学は要予約。貿易などを手がけていた実業家の日向利兵衛の別邸の離れとして1936年(昭和11年 )に竣工するも、実はほとんど使われたことがなかったとか。
外観は普通の日本家屋ですが(とはいえ、設計はあの銀座和光を手掛けた渡辺仁と豪華)、実は地下室があって、そちらをブルーノ・タウトが設計。撮影不可のため、地下室はリンク先を見ていただきたいのですが、和を装いつつもどこかヨーロッパも感じる、独特のデザインのホールになっています。⇒ 関連サイト

双柿舎

静岡県熱海市水口町11−17

熱海の高台、来宮神社からも歩いて15分くらいの場所にある、明治の文豪、坪内逍遙が、1920年から、1935年に亡くなるまでの15年間を過ごした住居跡。会津八一の筆による扁額がある門をくぐると、瀟洒な日本家屋が現れますが、なんと逍遙自ら設計したのだとか。

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海側は丘の斜面を活かした日本庭園になっていて縁側からは美しい海の眺めも楽しめます。


仏教施設のようなユニークなデザインの書庫の前には狛犬ならぬ狛羊?な彫刻なども置かれていて、見どころもたくさん。⇒ 関連サイト

 

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