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二子玉川から足を伸ばして。穴場の紅葉散歩が楽しめる岡本ガイド!

更新:2016年11月24日
みきP

紅葉はのんびり楽しみたい派の人におすすめの穴場のお散歩コース。賑やかなショッピングビルがひしめく二子玉川駅周辺からちょっと足を伸ばして、古き良き世田谷の風情を残す岡本へ。茅葺き屋根の古民家のあるのどかな田園風景と華麗な別荘地の面影を残す高級住宅街、両方楽しめるエリアはいま、秋まっさかりです!

気がついたらすっかり紅葉の見頃を迎えている東京。
明治神宮に小石川後楽園、六義園などのザ・名所もいいけれど、「どんなに素晴らしい景色であろうと、混雑しているところに行くのだけは絶対に無理…!」という人(私だ)も多いですよね。今回はそんな混雑ぎらいのあなたに、穴場だけどなかなか良い、世田谷の自然スポットをご紹介します。

玉川高島屋や二子玉川ライズなど、駅前のショッピングスポットばかりが注目されがちな二子玉川ですが、玉川高島屋から徒歩12分くらいでいける岡本エリアへ足を伸ばすと、賑やかな街のイメージも一変。ここは最近ブラタモリですっかり知名度が上がった地理用語で言えば「河岸段丘」、簡単にいうと多摩川の流れで削り取られた崖(国分寺崖線)があり、江戸時代から景勝地として知られた場所なのです。その風光明媚さから、明治〜昭和にかけては、政治家や実業家たちの別邸が多く建てられ、別荘地としても人気となりました。

まずは高台の高級住宅街ではなく、そこより一段低い場所にある「岡本公園」からご紹介しますね。

○竹林、古民家、湧き水が流れる小川のあるのどかな公園

それでは、2016年11月22日時点の岡本公園の紅葉のようすをお届けしましょう。


どうですか、この美しい紅葉のグラデーション。わざわざ混雑する場所にいかなくてもここでいいじゃーん、て思いませんか?
この岡本公園はこぢんまりとしているものの、園内には竹林や池などもあり、いかにも地元の人に愛されている公園といった「素顔」な感じがたまりません。

園内には区の有形文化財でもある江戸後期の茅葺き屋根の農家の家屋もあり、懐かしい日本の原風景が広がっています。


瀬田から移築された茅葺きの古民家には、いろりや神棚も。
ついさっきまで蔦屋家電や高島屋でショッピングを楽しんでいたのに、いつのまにこんな里山に迷い込んでしまったのでしょうか……。

透きとおった水がさらさらと流れる小川沿いにあり、周囲には畑なども点在。どこか遠くへ来たような気分になってますが、玉川高島屋から15分も歩いていないのです。

○ のどかな里山から足を伸ばして、高台にあるかつての高級別荘街をぶらりと散歩

ちょうど公園内で、企画展「岡本の記憶をたどる-別邸建築と近代化」が開催されているので(2017年3月31日まで)このエリアの歴史をひもといてみると、明治〜昭和にかけてこの公園の丘の上には、高橋是清(二・二六事件で暗殺された第20代内閣総理大臣)、岩崎久彌(三菱財閥3代目総帥)、鮎川義介(日産コンツェルン創始者)、清水揚之助(現在の清水建設の副社長)、小坂順三(実業家、政治家)、久原房之介(日立製作所創業者)など、政財界の蒼々たる大物たちの別荘が並んでいたとか。
ちなみに、高橋是清邸はいまの玉川幼稚園、岩崎久彌邸は聖ドミニコ学園の敷地にありました。

せっかくここまで足を伸ばしたなら、ちょっと坂はきついですがその頃の面影を残す高台の旧別荘街へ足を運んでみるのもおすすめ。
坂の途中にある岡本八幡神社には、松任谷正隆&松任谷由美夫妻が寄贈した石灯篭があり(名前が掘ってあります)、一部では「ユーミン神社」と呼ばれていたりするので、ファンなら立ち寄ってみるのもいいかも。
東洋古美術品を多数展示保管している静嘉堂文庫美術館や今も現存している旧小坂家住宅をめぐれば、華やかな別荘文化の片鱗に触れることもできます。旧小坂家住宅はなんと無料なのに、昭和のお屋敷や竹林も素晴らしい日本庭園の眺めも楽しめますよ。

左:旧小坂家住宅の建物、中:旧小坂家住宅の庭園  右:静嘉堂文庫美術館内にある大正時代築の文庫の建物

のどかな農村の風景と、きらびやかな別荘文化の両方を楽しむ岡本さんぽ。二子玉川を訪れたならぜひ試してみたい穴場のお散歩コースです。(みきP)

駅のホームも秋色に染まる二子玉川。

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