秘境に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/tag/秘境 少し違う旅のアイデア Tue, 27 Aug 2024 08:52:01 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9 https://tripplanner.jp/wp-content/uploads/2021/01/cropped-favicon-32x32.png 秘境に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/tag/秘境 32 32 アルバニアの首都から日帰りで行ける絶景の山城「クルヤ」。英雄スカンデルベグゆかりの地への行き方と見どころ。 https://tripplanner.jp/topics/2277 Sat, 29 Jun 2019 03:35:33 +0000 https://jp.tripplanner.jp/?p=2277 「ヨーロッパ最後の秘境」などと言われることもある南東欧のアルバニア。 主な観光資源は山や海などの大自然と史跡で…

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「ヨーロッパ最後の秘境」などと言われることもある南東欧のアルバニア。
主な観光資源は山や海などの大自然と史跡ですが、唯一のお買い物好き女子におすすめのスポットと言えるのは、首都ティラナから日帰りで行ける山城のある「クルヤ」。
ハンドメイドの逸品がリーズナブルに買えるオールドバザールは石畳の小径もフォトジェニック。史跡や絶景も楽しめるよくばりな場所なんです。

アルバニアの首都ティラナからクルヤへは安いバスも出ているけれど、バス停はまちの外れだし、時間通りに来るかも謎だったし、サイトにも「時間が変更する可能性あり」みたいな注意書きがあったので、思い切って送迎&ガイド付きの1日90ユーロの日帰りツアーに申し込むことにした。

もうバックパッカーじゃないし、わずかな日程で来ている失敗が許されない働きマンなのでここはお金で解決だ。

90ユーロと言うと物価が日本の3分の1以下くらいのアルバニアでは結構な値段なので、最小催行人数もなく、前日にホテルのフロントを通して予約したら即決となった。

要は客は私ひとり、完全プライベートツアーである。今回の旅でもうひとつ3日間のヴァルボナ渓谷ツアーにも申し込んでいたのだけれど、それも申し込み人数1人でも実施になったので(とはいえ目的地付近で別のツアーに混ぜられたので完全プライベートツアーではなかったけれど)、一人旅にはなかなか使い勝手の良い国である。

最初に写真を見せてしまうと、本日の旅の目的地はこんな場所。

石畳の小径に刺繍、レース、編み物、織物、木工細工、カゴ、アンティーク♡

手仕事好きの女子ならこの風景を見ただけで「行きたい!」と思ってしまうはず。実は私も、UKOARAちゃんの記事「悶絶級にかわいい「クルヤ」のオールドバザール」を見て、胸熱になったクチ。アルバニアに行くならマストゴーと思っていた場所でした。

■ティラナからクルヤまでの道のり

ティラナのホテルまで送迎に来てくれたツアー会社のドライバー兼ガイドは30代くらいの男性で(ここからは便宜上ベラトさんと呼ぶ)、ホテルのレセプションとしてヨーロッパ各地で働いていたというキャリアの持ち主。観光業界歴が長いだけあって物識りだし親切。質問するとたいていのことには答えてくれる。

たとえば、アルバニア到着後、空港からティラナ中心地へ向かう途中に見かけた衝撃的な風景。

あきらかに爆撃を受けたような一角で、「何かの紛争で被害を受けたのだろうか。やはりここはバルカン……」としんみりしていたのだが、クルヤへのワンデートリップの途中、ふたたび前を通ったので、ベラトさんに破壊の理由を尋ねてみると、

「あー、これは高速道路を作るために拡張工事をしていて、周辺の建物を壊してるんですよ」とのこと。何だよ!!

まだ人が暮らしているような状態で爆破しちゃうのもびっくりだが、瓦礫の中で普通に暮らしているアルバニア人もたくましい。

道すがら、ベラトさんはアルバニアについて教えてくれた。

「アルバニアの産業の第一位は農業ですが、第二位は観光産業。日本では観光地として人気がないみたいだけど、物価が安くて海や山などリゾート地も多いのでヨーロッパの人々、特にドイツ人とイギリス人に人気なんです。夏のビーチなんかすごい人ですよ。貧しい国とはいえ、もう10年ぐらい経済成長も続けています」

そして、途中通過したフシュ・クルヤという町では、こんなコネタをくすくす笑いながら教えてくれた。

「2007年に欧州を歴訪していたアメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領がこの町に立ち寄ったんです。ここはティラナ空港から近いですから。ブッシュ=フシュという名前の近さもあってか、この町の人々は大歓迎。その後、ジョージ・W・ブッシュの銅像まで作ってしまったんですよ。さらにジョージ・W・ブッシュという名前のベーカリーやカフェもあります」

なにそれ面白い!というと、わざわざ銅像の前で車を止めてくれたので一回来ただけの大統領の勇姿をパシャリ。

フシュ・クルヤにあるブッシュ像。オバマ政権誕生時に小浜市が盛り上がった国から来たので笑えないです…。
ジョージ・W・ブッシュという名のパン屋さん。

あとで知ったのだが、首都ティラナにある通りの名前にもジョージ・W・ブッシュの名がつけられていた。とにかくアルバニアは大の親米なのだ。

■クルヤに到着!

共産政権時代に作られた安普請のコンクリートビルが多いティラナからくると、ぐっと風情があるクルヤの町。それもそのはず、ここはティラナよりずっと長い歴史がある国の英雄スカンデルベグゆかりの地。今も中世の城壁が残るアルバニアが誇る観光名所だ。

このスカンデルベグ、アルバニアを旅するなら絶対知っておいたほうがいい超重要人物なのでここでざっくりとプロフィールを紹介しよう。何しろあちこちに銅像があり、お札にもなっており、国旗に描かれた双頭の鷲もこのスカンデルベグの家紋が由来である。

15世紀から20世紀初頭までオスマン帝国の支配下にあったアルバニア。紀元前はローマ帝国、その後はビザンチン帝国、かと思えばオスマン帝国と、常に近隣の大国に占領され従属を強いられてきたアルバニア史の中で、一瞬の奇跡のような輝かしい時代を築いたのがスカンデルベグだ。

1405年、アルバニア中部の領主の子として生まれたスカンデルベグ(本名 ジェルジ・カストリオティ)は、子どものころ人質としてイスタンブールへ送られ、彼の地で軍事教育を受ける。
その勇猛さから帝国内で頭角を表し、ついにはオスマン軍の司令官としてアルバニアに赴任。オスマン帝国は、わりと実力主義で植民地の国の出身者も出世できたりしたのだ。

1443年、彼はこのクルヤの土地で突如オスマン軍に反旗を翻しトルコのスルタンに勝利、その後、約25年間、アルバニアの独立を勝ち取ったのである。

幼少期から今川義元の人質として育てられ、桶狭間のあと故郷の岡崎城に入るや今川から独立を企てた徳川家康を思わせるエピソードだ。

クルヤの城壁内にあるスカンデルベグの博物館にて。中央にいる強そうな人がスカンデルベグ。

アルバニア最大の英雄がレジスタンスの拠点とした栄光の土地クルヤに来たならば、まずは城壁の中に足を踏み入れてみよう。

城内にある観光資源のひとつが、スカンデルベグに関する資料を展示しているミュージアム。

展示品に興味がない人でも楽しめる、絶景のバルコニーもあるので、ぜひ足を踏み入れてほしい。

博物館前に残る石垣は5〜6世紀くらいのものだとか。そのほか、トルコ風浴場ハマムや民族博物館などもある。

城内を見学したあとはお楽しみの手仕事のお店が連なるオールドバザールでお買い物をするか、

オールドバザールに隣接する4つ星ホテル内の絶景レストランでランチを楽しむのもいい。
高級ホテル然としているけど、パスタが500円くらいというアルバニア価格のリーズナブルなレストランです。

なお、オールドバザールでのお買い物について詳しく言及すると長くなるので、次回お届けするとして、今回はさらにディープなクルヤ観光をご紹介したい。

100円のバスで来なくてよかった!とつくづく思ったのは、山頂のディープな史跡にまで車で連れていってもらえたこと。ふつうバスで来たらクルヤ城址とオールドバザール見物でジ・エンドなのだけど、実はこのスピリチュアルな山には知る人ぞ知る名所があるのだ。

■クルヤ山頂にある絶叫スポット、神秘主義教団の聖地。

クルヤ城から先は、切り立った岩山沿いの曲がりくねった道を行く。

道路沿いには山羊の姿も。そういえばスカンデルベグの兜には山羊の頭部が付いていた。

約20分も走ると、駐車場もある山頂に到着する。車を降りればそこは……

絶景!!

というか、晴れた日にはアドリア海まで見渡せる絶壁。高所恐怖症の人は正直無理な感じの眺めです。

「ここにはベクタシュ教団の聖地とされている洞窟があるんです」とベラトさんは言うと、足がすくむほど急な階段をすたすたと降りていく。

ベクタシュ教団について詳しくはWikipediaをご覧いたただきたいが、簡単に言うとアルバニアやバルカン半島、トルコなどで支持されたイスラム教の神秘主義哲学の教団。


洞窟の入り口。

「あの、私イスラム教徒じゃないけどこういう聖地みたいなところに入ってもいいのかしら?」とベラトさんに聞くと、「全然問題ない。僕もクリスチャンだし。普通に家族の幸せとかお願いすればいいんです」とのこと。

そういえば、アルバニアは共産政権時代に宗教活動を禁止していたせいか、宗教に関しては寛容、というかゆるく、日本人と感覚が似ているのだという。データ上はイスラム教徒となっている人のうち7割以上はモスクに行かない、なんて語るガイドさんもいる。

洞窟へ入ると、ベラトさんは私にお願いごと用のろうそくを手渡してくれた。ありがたく頂戴し、火をつけ無病息災などを祈る。そういえば山頂の駐車場でベラトさんが道端で何か買っていたのだが、この洞窟でお願い事をするときに使うろうそくを買っていたのだった。お願いごとをするなら洞窟へ降りる前に購入をお忘れなく 。

なんとなくこの風景、既視感があるな……と思ったら、鎌倉の長谷寺の弁天窟にちょっと似ているのだった。「日本でも洞窟に入って、ろうそくに火をつけてお願いごとをするお寺があります。私達は近い文化を持っているのかもしれないですね!」とベラトさんに伝えると、なんだか嬉しそうだった。

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「こんどアルバニアに行くんだ」というと、概ね「それ……どこ!?」という反応がもらえるヨーロッパ南東の小さな国。
紛争のイメージからか日本人にはあまり人気がないバルカン半島にあるものの、実は欧米の若者には大人気の「穴場中の穴場のヨーロッパ」をご紹介します。

なぜアルバニアに行くのか

長期休暇が取れる度に、遠くへ行くのを生きがいにしていた会社員時代。特に頻繁に旅したのは少女の頃から憧れていたヨーロッパでした。
ロンドン、パリ、アムステルダム、ブダペスト、ヘルシンキ……どこへ行っても「ああ、絵になる。シャッターを押す手が止まらない」と興奮したものですが、それも12カ国目くらいになると、正直、段々スレてくるところがあります。

パリの街角にて

「ああ、またこの、スキのない感じか……」とでも言うべき贅沢なぼやき、あるいは「おしゃれ疲れ」

特に大陸側はなんだかんだでかつては神聖ローマ帝国の一部か、あるいはハンザ同盟都市だったりするので、そこはかとないドイツ感が漂ってくることも多く、「はじめての国だと思ったらちょっとドイツだった」的な感慨を抱くことも少なくなかったりします。

そんな私の旅心を刺激したのが、普通に想像するヨーロッパとはちょっと違う雰囲気を持つ南東欧、具体的にはバルカンの国々。
バルカン半島というと「ヨーロッパの火薬庫」だとか「ボスニア紛争」「コソボ紛争」など、まっさきに「危険地帯」をイメージしてしまう人も多いのですが、もちろん私もそんな1人でした。そのネガティブなイメージを変えてくれたのが、意外なことにオンライン英会話サービスだったのです。

1レッスンあたり500円程度という安さも魅力のオンライン英会話は、アジアなど日本よりも人件費が安い国の講師が多く、ヨーロッパだとバルカン半島の先生ばかりだったりします。それゆえ自然とバルカン半島の人たちと話す機会が増えたのですが、彼らは口々に「旅が好きならうちの国においでよ」「観光客でいっぱいだよ」「自然もきれいだし物価が驚くほど安いよ」とお国自慢をするのです。

だんだんと気になりだして、もと同僚でバルカン半島に毎年行っている大のバルカン好きのエンジニア、郡山昭仁さんに質問してみると、彼もまた熱をこめてこのエリアの旅の素晴らしさを語るのでした。

「ローマ、ラテン、トルコと文明文化の渚のようなところで、山、海、川、湖、歴史、文化、宗教、全部が凝縮している場所。とにかく通貨が弱いので、なにもかもバーゲン状態だし、ヨーロッパで一番フレンドリーな地域。どこに行っても歓迎されますよ!」

そんな郡山さんが特におすすめしてくれたのはルーマニア北部とアルバニア。

「誰に聞いても評判がいいのはアルバニア。人の優しさでくらべるとこの地域一番だと思います。クロアチアくらいになると完全に西ヨーロッパな感じですが、ヨーロッパ最貧国の1つで鎖国していた国だから、ちょっと独特。バルカン諸国は治安でいえば西欧の都市に比べて全く問題ないレベルなので、そこは安心していい」とのこと。女ひとり旅で行きたいので、治安情報には結構ナーバスです。

とはいえこれらは旅慣れた男子の意見、ここは女子にも話を聞いてみよう、ということで昔一緒に取材旅行にいったことがあるブロガーのUKOARAさんの「クルヤのオールドマーケット」の記事を見て質問攻めにしてみると、彼女も治安については「全然問題なし!」と太鼓判。

見慣れたヨーロッパとは違う体験ができそうだし、絶景や多様な文化に触れられて、手仕事ショッピングも楽しめる。そして安全。これはもう、次のヨーロッパはアルバニアに決まり!

私が見たアルバニアの風景セレクション

前置きが長くなりましたが、まずはいますぐアルバニアに行きたくなる風景セレクションから。今回女ひとり旅で8日間、アルバニアだけに滞在してきたので言いたいことは山ほどありますが、すべてを語ると10ページくらいになってしまうため今回はざっとダイジェスト版でお届けします。

1.  Valbona Valley(ヴァルボナ(バルボナ)バレー)


アルバニア北部にある「アルバニアアルプス」は、まるでスイスを思わせる山岳リゾート。特にThethとValbonaを結ぶトレッキングコースは欧米の旅行客に大人気。アルバニア人ガイドによると「Valbonaはアルバニア語で美しい谷という意味で、女性の名前に付ける人も多いんだよ。僕のママの名前もヴァルボナって言うんだ」とのこと。

どこへ行ってもため息が出る美しさ

アルバニアの首都ティラナからヴァルボナに向かう途中コマン湖でのフェリーを挟んだのですが、この「途中の風景」も忘れられない絶景。

切り立った岩山の間を抜けていくフィヨルドを思わせる航路。この日はあいにくの雨模様でしたが、霧がかかってかえって幽玄な雰囲気に。

ちなみに、さすがに女ひとり旅で山はハードル高いので、私はtourradarというサイト経由でツアーに申し込んで向かいました。首都ティラナからの送迎、絶景で知られるコマン湖フェリーの運賃、2泊の宿代、ランチ3回、ディナーと朝ごはんがそれぞれ2回ついて382ドル(私は一人旅でしたので90ドルの追加料金あり)となかなかお得。
このサイトは質問すると即レスしてくれるし使い勝手も良かったしおすすめです。もちろんツアーを主催しているChoose Balkansスタッフのホスピタリティにも満足です。

⇒ ヴァルボナの記事はこちら

2. Kruja(クルヤ)

アルバニアの首都ティラナからの1Dayトリップの行き先として人気の歴史ある山間のまち。アルバニアをオスマン・トルコから守った国の英雄スカンデルベクゆかりの地で、山城などの史跡も残っています。
ここはなんといってもかわいい手仕事のお店が連なるオールドバザールが女子の心を鷲掴み。

ハンドメイドのストール、テーブルクロス、ラグマット、ルームシューズなどが手頃な値段で買えて素晴らしいです。他でも買えると思って手加減したらティラナには一切こういうお店がなかったので、手仕事のいいものを買いたい人はここであまりケチケチしないように。
ちなみにガイドの人に「かならず3割ぐらい下がるから値引き交渉して」と言われたので、私も頑張って3割くらい下げてもらってお買い物しました。手織りのテーブルクロスやラグマットなどが日本円で1枚1,000円くらいでした。

⇒ クルヤの記事はこちら

3. Durres(デュラス)

こちらもアルバニアの首都ティラナからの1dayトリップ先として人気の港町。1914年には独立国家アルバニア最初の首都となったこともある歴史ある街で、いまではビーチリゾートとして有名ですが、ローマ時代の円形劇場がぼそっと街なかに残っていたりするので、「文明文化の渚」としてのバルカンを感じることもできます。紀元前からあるものが普通の国だと、これぐらいほったらかしにするのね……と恐れ入ったローマ時代の円形劇場。でもいま一生懸命整備しているみたいです。

アルバニアの観光資源はざっくりいうと史跡(世界遺産のベラトやジロカストラ)と海と山なので、ティラナ中心にいてアドリア海も見ておきたいという人は足を伸ばすといいかも。ただ、海のクオリティは沖縄などを知っている日本人からすると透明度が微妙なので泳ぐというより海辺でのんびり過ごすタイプの場所という感想。アルバニア人によれば本当にきれいな海に行きたいなら絶対南部(ギリシャとの国境付近のヴローラなど)だそうです。

4. Tirana(ティラナ)

アルバニアの首都で空の玄関口。古代ローマからの長い歴史を誇るアルバニアにしては比較的新しい都市で(とはいえ作られたのは1614年。バルカン半島の時間感覚だと「最近できた」となります)、大学や政府機関、博物館などのほか、ショッピングモール等もあります。
正直観光地とは呼べないですが、共産主義時代の負の遺産(あちらこちらに作られたトーチカというシェルターや、かつての独裁者のために作られ今や廃墟の謎建築、秘密警察博物館など)に触れたり、市場でお買い物したり、安くておいしいレストランでのんりびりしたりと、わりと楽しく過ごせます。何より街の規模が小さいのでどこへも歩いていけるのが女ひとり旅にぴったり。

そして、私が期待していた「西欧、北欧とはちょっと違うヨーロッパ」の風景もしっかりありました。共産主義時代に作られたボロい建築を、ペインティングでちょっとよく見せたい!という狙いで独特のイラストがほどこされているビル群など、ちょっと不思議な風景。

と思いきや、「やっぱりヨーロッパね〜」という素敵な小路もあったり。おしゃれとちょいダサが混ざっていると日本人としては親近感が湧きますね。スキがある!

⇒ ティラナの記事はこちら

 

ネットではアルバニアは「日本人の99%が行かない国」などと書かれることも多いですが、とにかく物価が安いを超えて破格といっていいレベルだし、知人のコメントどおり人は本当に優しかったし、食べ物はおいしく、治安も全く問題なし(外務省による海外安全情報を見ても何のアラートも出てないです)。

ギリシャと全く同じクォリティのビーチがアルバニアなら3分の1以下の予算で旅行できる、スイスと全く同じクォリティのトレッキングがアルバニアなら(以下略)、という理由で欧米の若者に大人気の旅先だというのも納得。これから日本でも人気が出ちゃうんじゃないかな〜と思ってます。

まずはダイジェストでご紹介したアルバニアの旅。より詳しく知りたい人は以下の続報で続きをチェック!

ヨーロッパ最後の秘境!? 南東欧アルバニアの旅。治安・事前準備、Wifi、両替は大丈夫?
アルバニアの首都ティラナ、複雑すぎる歴史と「負の遺産」に触れるウォーキングツアー。
アルバニアの首都から日帰りで行ける絶景の山城「クルヤ」。英雄スカンデルベグゆかりの地への行き方と見どころ。
石畳の小道沿いに手仕事の店が連なるクラフト好きの天国、アルバニアのクルヤ、プチプラお買い物日記。

まるでフィヨルド! アルバニアの山岳リゾートに向かう「コマン湖フェリー」が美しすぎる航路だった…!
南東欧アルバニアの絶景山岳リゾート、ヴァルボナの誰もいない山でトレッキングしてきた。
アルバニア・アルプスの山岳リゾート、ヴァルボナ。サイクリングで気軽に絶景を楽しもう!

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