ナンシーに関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/tag/ナンシー 少し違う旅のアイデア Wed, 14 Jan 2026 07:13:07 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9.4 https://tripplanner.jp/wp-content/uploads/2021/01/cropped-favicon-32x32.png ナンシーに関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/tag/ナンシー 32 32 まるでアール・ヌーヴォー専門のショールーム、「ナンシー派美術館」で未来のインテリアを夢想する https://tripplanner.jp/topics/4918 Mon, 05 Aug 2024 11:36:13 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4918 すでにレポートしたアール・ヌーヴォーなお屋敷マジョレル邸から歩いて約10分のところにある、アール・ヌーヴォーに…

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すでにレポートしたアール・ヌーヴォーなお屋敷マジョレル邸から歩いて約10分のところにある、アール・ヌーヴォーに特化した世界でも稀な美術館「ナンシー派美術館」

ナンシー派とはエミール・ガレが中心となり結成された、この地を拠点に活動する芸術家たちが作ったグループのこと。そのナンシー派のコレクターだったウジェーヌ・コルバンの邸宅跡を利用し、家具やガラスなど多くの工芸作品を展示しているのがこの美術館だ。

こぢんまりとしたお屋敷だが、一歩中に入ると、濃密なアール・ヌーヴォー空間が広がっている。

一部屋まるごとアール・ヌーヴォーにしたったぞ!なダイニングルームはこの美術館の白眉のひとつ。

ぐにゃぐにゃ、曲線、装飾過多…これぞアール・ヌーヴォー!な空間にどっぷり浸れ、特に日本人にはエミール・ガレの作品が多いのも嬉しいポイントだろう。

面白いのは、ショールーム的にいろんなアール・ヌーヴォーな小部屋があること。将来インテリアに取り入れたい人には家具の配置や小物のあしらいなど参考になりそうなポイントがいっぱい。

エミール・ガレが手掛けたベッドも展示。
ジャック・グリュベールが手掛けたライブラリー。

ふつうの美術館だと、陶器やガラス製品などが単品でぽんぽんと展示されているケースが多いが、この美術館では、邸宅の室内空間がまるごと当時の雰囲気に再現され、家具やアート、工芸品とともにコーディネイトされているのが本当に素敵。まるでベル・エポックのフランスにタイムスリップしたよう。

奥に掲げられている絵はヴィクトール・プルーヴェによるナンシー派の仲間の家族を描いた絵。マジョレルの家具やドームやガレの照明もずらり。

とはいえ、もちろん、日本でも人気のエミール・ガレの作品などはひとつずつじっくり鑑賞できるようにガラスケースの中に」陳列されている。

エミール・ガレの作品。

わかりやすく美しいガラス製品も多いが、中にはおどろおどろしいものや、日本リスペクトすぎてちょっとおもしろくなってしまっている作品も。

エミール・ガレ作のうちわ

彼がどれほどジャポニスムに影響を受け、日本の美に惹かれていたがわかり、日本人として誇らしい気持ちにも。

ジャック・グリュベールによるステンドグラス、1904年のもの。
アール・ヌーヴォーなピアノまで。

すっきりシンプルな北欧家具に目が慣らされてしまっている私にとってはひとつひとつの家具が、美しいだけでなく興味深い。こんなん、大量生産絶対ムリよね…という現代ではとても手に入らなそうな貴重な展示品の数々。日本人にもとても人気のあるミュージアムなんだとか。

なお、この美術館の庭は、誰にでも無料で開放されており、近所の人たちの憩いの場にもなっている。

私が行った7月には簡易なバーもオープンしていて快適度もアップ。

軽食やソフトドリンク等を購入可能。
とりあえずビール。生き返るわー!

観光客で賑わうユネスコ世界遺産・スタニスラス広場があるナンシーの旧市街に比べ、このあたりは歩いている人もまばらなほどの静かな住宅街。近くには大きな公園もあるので、ここでゆっくり休憩したあとは、ぶらぶらと散策してみるのも楽しい。そこかしこで「小さなアール・ヌーヴォー」を見つけることもできますよ。

Musée de l’Ecole de Nancy Google Map 

公式サイト ※マジョレル邸とセット券を買うのが圧倒的にお得です。

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お屋敷好きならナンシーで絶対外せないのが、ナンシー派の家具デザイナー、ルイ・マジョレルの自宅兼アトリエ、マジョレル邸だ。

1902年築。まるごとアール・ヌーヴォーな邸宅は、ナンシーではこのマジョレル邸が初だったという。2020年に修復を終えたばかりなので、家の中も外観もまだとてもきれい。

建築、インテリア、内装、家具までナンシー派の芸術家たちが手掛けたという、いわば大規模なコラボ作品とも言えるお屋敷まるごとミュージアム。

入口入ってすぐに現れるのは優雅ならせん階段。奥に見えるステンドグラスはジャック・グリュベールによるもの。シャンデリアはマジョレルがグリュベールとドームの協力を得てデザインしたもの。

家の中央にあるのは喫煙室を兼ねたダイニングルーム。部屋の中央にある個性的なデザインの暖炉は、アレクサンドル・ビゴがデザイン。

このテーブルと椅子のセットもマジョレルがデザイン。サロンの暖炉の上のガラスは、ルイ・マジョレルの息子で画家のジャック・マジョレルが後に加えたものでオリジナルではないとか。
サンルームも素敵。
マジョレルデザインの寝室のベッドもとても個性的。

「これは機械ではとても作れないよなぁ…」としみじみ思う繊細な手仕事で埋め尽くされたナンシーでしか見られない貴重な建築遺産。

デリケートな空間を傷つけないよう、見学時には用意された靴カバーを装着する必要あり。高いヒールなどで行くと嫌がられると思うのでぜひぺたんこ靴で。

近くにはエミール・ガレなどの豊富なコレクションで知られるナンシー派美術館もあり、このマジョレル邸とのお得なチケットもスタンバイ。絶対両方見るのを強くおすすめします。

Villa Majorelle Google Map

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美しいアール・ヌーヴォー建築に彩られた世界遺産の街、フランス東部のナンシー。実は土日に訪れると、特にアート&建築ファンにはいいこと尽くしなのをご存知だろうか?

今回はたまたま土日に行っていろいろ得した私が、土日にナンシーを訪れるべき理由を紹介しよう。

1.土日はバスが無料

なんとナンシーは土日ならバスが無料。小さい町なので旧市街など人気エリアは徒歩で回れるが、次に紹介するジャン・プルーヴェ邸などは結構駅から離れているのでバス利用が必須。

アール・ヌーヴォー好きなら必見のナンシー派美術館も、駅から結構歩くしぜひバスで。

バス無料についての詳細はこちら(英語)。

2.ジャン・プルーヴェ自邸は土曜日のみ見学可能

ナンシー派の工芸家を父に持ち、この地で家具の製造を行うなど、ナンシーとゆかりの深いジャン・プルーヴェ。 2022年には「東京都現代美術館」で『ジャン・プルーヴェ展』が行われるなど、日本でも人気のデザイナーであり建築家である。

1954年に彼が建てた丘の上の自邸は、いまなお建築ファンに人気のスポット。1年のうち6月から9月までの土曜日のみ公開されている。家の中は現オーナーの私物などがあり建設当初の面影は薄いのが残念だが、丸窓の金属パネルなど、プルーヴェらしいデザインが残る外観などは貴重。

プルーヴェ自邸

詳細は公式サイトにて(英語)

ナンシー美術館のプルーヴェコーナー
ナンシー美術館には地元が誇るプルーヴェコーナーが。

なお、プルーヴェファンなら、世界遺産のスタニスラス広場に面するナンシー美術館に行くのもお忘れなく。美術館の一角には、プルーヴェコーナーがあり、彼が手掛けた家具などが展示されている。もちろんこの記事で紹介したドームのガラスコレクションなど他にも見るべき展示もいっぱいだ。
ナンシー美術館(公式)

3.日曜日は隣町にあるポンピドゥ・センター・メスへ

日曜日となると、レストランや店などが開いておらず、退屈しがちなフランスの町だが、それはナンシーも同じ。それなら日曜日でもオープンしている美術館を目指して、隣町のメス(Metz)まで電車に乗っておでかけしてみよう。駅前にどーんとそびえるポンピドゥ・センター・メスは、パリのポンピドゥ・センターの分館で、その建築は我らが坂茂が手掛けている。

メスはナンシーから電車でわずか40分程度しか離れていないのに、モダン建築に彩られた現代的な景観がナンシーとは対極。建築もさることながら、モダンアートの展示も素晴らしいので、ナンシーまで来たならぜひ一緒に巡ってほしいアートスポットだ。

ポンピドゥー・センター・メス(英語)

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フランス・ロレーヌ地方、ナンシーでアールヌーヴォー名所めぐり

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フランス・ロレーヌ地方、ナンシーでアールヌーヴォー名所めぐり https://tripplanner.jp/topics/4804 Sun, 14 Jul 2024 03:40:09 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4804 ロマンティック建築ファンとしては、死ぬまでに一度は行っておかねば、と思っていた場所の一つ、フランス北東部の街、…

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ロマンティック建築ファンとしては、死ぬまでに一度は行っておかねば、と思っていた場所の一つ、フランス北東部の街、ナンシー。アール・ヌーヴォーの都として有名で、日本でも人気のエミール・ガレもこの地の出身だ。

お店のファサードも、アール・ヌーヴォー風だったり。

今回、この街を訪れた目的は、ずばりアール・ヌーヴォー建築めぐり。直線的で、機械的で、ちょっとつまらない、昨今の建築とは著しく違う、有機的で曲線的、草花のモチーフが絡み合う、ロマンティックな建築を本場で見てみたい!

ということで、今回は私が足を棒にして歩いて見たアール・ヌーヴォーな建築・インテリア・アートをGoogle Map付きでご紹介!完全保存版です!

・ナンシー駅からナンシー旧市街エリアの必見アール・ヌーヴォースポット

まずはユネスコ世界遺産・スタニスラス広場があるナンシーの旧市街から攻めていこう。狭いエリアにぎゅぎゅっと名所が詰まっているので簡単に見て回ることができ、足もそれほど疲れない。

以下に挙げた有名スポット以外にも、そこかしこに、アール・ヌーヴォーなデザインを発見できるので、ぜひドアノブや手すりなどに目を凝らしながら街歩きを楽しんで。

1.ブラッセリー・エクセルシオール

さて、もしあなたが、ランチタイムやカフェタイムにナンシー駅に降り立ったなら、まず足を向けてほしいのが、ブラッセリー・エクセルシオールだ。

駅前の好立地。

1911年にナンシーの工芸家たちが参加して作られたアール・ヌーヴォーなインテリアが見事な老舗ブラッスリー。ルイ・マジョレルによる家具やシャンデリア、ドームによるランプ、そして階段の手すりはジャン・プルーヴェが手掛けるなど、参加アーティストもため息が出るほど豪華。

これこれー!こういう空間に浸りたかった!

こんな豪華なレストラン、さぞかしお高いんでしょ? と心配になるが、それが思ったほどでもなかった。私はランチタイムに、せっかくだからとこの地方の名物、キッシュロレーヌを注文したが、10.5ユーロとわりと普通。

本場のキッシュ・ロレーヌ。

バターや生クリームたっぷりのキッシュにサラダとパンがついてくるので、女の腹ならこれで十分。

食後のエスプレッソは3.6ユーロ。ナンシー名物のマカロンとベルガモットのキャンディー、チョコレート付き。

ベル・エポックのナンシーに迷い込んだような体験ができてこの値段なら文句なし。ナンシーに来たならぜひ一度は行ってほしいブラッセリーだ。

Brasserie L’Excelsior  https://www.excelsior-nancy.fr/
Google Mapはこちら 

2.ジェナン穀物商店

エクセルシオールからも歩いてすぐの有名アール・ヌーヴォースポット。1900年から1901年にかけて作られた歴史的建造物で、設計はアンリ・ギュットン、ステンドグラスはナンシー派(エコール・ド・ナンシー)の巨匠、ガラス工芸家のジャック・グリューベルが手掛けたもの。

Commanditaire Jules Génin Goole Map

3.スターバックス・ナンシー

1912年築のアール・ヌーヴォー様式の建物内にあるスタバ。もとは新聞「L’Est Républicain」の本社があった場所だとか。建築はアールヌーヴォーだが内部は普通なので、外観だけ眺めるのでOK。

Starbucks Nancy Est Republicain Google Map

4.ヴァクスレール百貨店跡

1899年から1901年にかけて、建築家シャルル・アンドレと息子のエミールによって建てられた百貨店跡。

l’ancien magasin Vaxelaire Google Map

5.LCL 旧クレディ・リヨネ銀行

1901年に完成した建物で、ジャック・グリュベールによる長さ23m、幅8mの天井のステンドグラスが見どころ。今も普通に銀行として営業しているので、内部を見たいなら平日の営業時間内に。

外観はこんな感じ。

LCL Banque et assurance Google Map

6. 商工会議所の入口

アール・ヌーヴォーの工芸家のグループ「エコール・ド・ナンシー」の芸術家たちが参加して作られたアール・ヌーヴォー建築。特にその優美なファサードが見学ポイント。

Chambre de Commerce et Société industrielle de l’Est  Google Map

7.ナンシー美術館

世界遺産、スタニスラス広場に面する美術館。中世から現代まで豊富な絵画のコレクションを展示しているが、アール・ヌーヴォー的見どころは、地下のドーム兄弟による圧巻のガラス工芸品コレクション。フランス最大の(ということはつまり世界最大)の900点ものドーム コレクションを誇り、展示総数は約300点!

地下展示室がまるごとドーム兄弟エリア!
年代ごとに展示されており、アール・ヌーヴォーからアール・デコへ。流行の移り変わりも目撃できる。

薄暗い照明のもとで美しい光を放つガラスの数々は、ひたすら美しく、ため息の連続。なにか一つでも買って帰りたいな、と美術館の帰りにアンティークショップに立ち寄ってみたけれど、思い出のために買うには高価すぎて断念。この美術館の空間を脳裏にやきつけておこう…。

・ナンシー派美術館周辺エリアのアール・ヌーヴォースポット

旧市街からは少し離れているけれど、ナンシーでアール・ヌーヴォーを堪能したいなら絶対に外せないのがナンシー派美術館。そこまで足を運ぶなら頑張って一緒にめぐってほしい2つの名所とは? 結構歩くけど、歩けないほどじゃない距離なので頑張ってめぐってみて!

1. マジョレル邸

ナンシー駅から旧市街と反対側に、線路を超えて歩いて約20分で到着するのがこちらの優美な邸宅。アンリ・ソヴァージュによる設計で1902年築、ナンシー派の家具デザイナー、ルイ・マジョレルの自宅兼アトリエだった建物で、現在はミュージアムとして一般公開されている。内部等の詳細レポートはこちらから!

Villa Majorelle Google Map

公式サイト

2 ナンシー派美術館

マジョレル邸から歩いて約10分、ナンシー派美術館はアール・ヌーヴォーに特化した世界でも稀なミュージアム。ナンシー派の美術館としては世界唯一。

ナンシー派のコレクターだったウジェーヌ・コルバンの邸宅跡を利用し、エミール・ガレを筆頭に、家具やガラスなど多くの工芸作品を展示している。内部等の詳細なレポートはこちらから!

Musée de l’Ecole de Nancy Google Map

公式サイト

3 ラング邸、マルグリット邸、グリシーヌ邸などコロネル・ルナール通りのアール・ヌーヴォー邸宅群

ナンシー派美術館から徒歩20分ほど頑張って歩くと、なぜかアール・ヌーヴォー様式の豪邸が密集しているコロネル・ルナール通りにたどり着く。今も現役で使われているお屋敷なので内部見学はできないが、外壁などに建築家の名前や建築年が記されているので、外から鑑賞するのは観光局的にOKということなんだろう。

グリシーヌ邸
マルグリット邸
ロシェ邸
ラング邸

とまぁこんな感じで、いわば1900年代初頭生まれのお屋敷街。

1871年、普仏戦争でプロイセンに敗れたフランスは、アルザス・ロレーヌ地方をドイツに割譲。フランス領として残ったナンシーには、ドイツに併合されるのを嫌った人々(主に多くの資産家)がそれらの地方から大挙して移り住み、ナンシーの人口は急速に膨れ上がったとか。

1900年はじめに花開いたナンシーのアール・ヌーヴォーは、そうした彼らの資金力も大いに貢献したはずだ。おそらく当時の資産家たちが暮らしたでろう優雅な住宅街を歩いていると、戦争の副産物として花開いたナンシーの黄金時代のきらびやかさを肌で感じることができるのだ。

Rue Colonel Renard Google Map ※Villa Lang(ラング邸)を目指していくとわかりやすい。

…と、ものすごく長い記事になってしまったが、基本的に上記すべてを徒歩で巡っても1日あればOK。旧市街はカフェや店がたくさんあるが、ナンシー派美術館付近はわりとガチな住宅街で、店も少なめ。水分補給など困るケースもあると思うので、駅前等で入手していくのがいいですよ。

<ナンシーへのアクセス>
・パリからTGVで約1時間半
・隣国ルクセンブルクから普通列車で約1時間半

飛行機の場合、ルクセンブルク空港か、メス・ナンシー・ロレーヌ地方空港が最寄りとなる。ルクセンブルク空港のほうがヨーロッパ各都市からのアクセス至便。さらに詳しく。

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