バスクに関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/tag/バスク 少し違う旅のアイデア Thu, 22 Aug 2024 09:47:24 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9.1 https://tripplanner.jp/wp-content/uploads/2021/01/cropped-favicon-32x32.png バスクに関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/tag/バスク 32 32 一度はサン・セバスチャン映画祭に行ってみたい人のための楽しみ方ガイド https://tripplanner.jp/topics/4313 Thu, 21 Sep 2023 03:28:12 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4313 スペイン北部、バスク地方のサン・セバスチャンといえば、日本人にも有名な美食の街。一皿2−3ユーロのピンチョスが…

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スペイン北部、バスク地方のサン・セバスチャンといえば、日本人にも有名な美食の街。一皿2−3ユーロのピンチョスが楽しめるバル(居酒屋)がひしめき、食べ歩きを楽しむ人で一日中賑わう、食い飲み倒れ天国だ。

ここで毎年9月下旬に開催されるのが、サン・セバスチャン国際映画祭(サン・セバスティアンとも)。ヨーロッパでは、カンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭で、2022年には70周年を迎えて話題に。2023年は9月22日から30日まで開催される。

カンヌやベルリンなど大きな映画祭のシーズンになると、レッドカーペットをドレスアップして歩くセレブリティの写真などがニュースを彩るが、そもそも映画関係者以外がどう楽しめるのか、一般人としては正直、いまいち不明なイベントでもあった。

ところが実際は、(映画のチケットを買って鑑賞するという意味で)映画祭は誰でも参加できるし、ただ街を歩くだけでもお祭りムードに心踊る

セレブが宿泊するホテルの前には出待ちのファンたちが。

ということで今回は、セレブでも映画業界人でもない観光客としての映画祭の楽しみ方を解説したい。

1. 映画祭のチケットは簡単に買えて1200円程度

まずは肝心の映画チケットだが、普通に公式サイトで簡単に買える(英語版あり)。映画祭初日などには、監督や俳優たちのプレゼンテーションやQ&Aなどが行われる回が多いので、それらのチケットは早めのゲットがおすすめだが、そうでない日はわりとサクッと買えたりするし、チケットも8ユーロ程度と安い。

公式サイトの、Programmeの箇所で、希望する日時を選び、希望する作品の横にある緑のカートマークを押せば購入画面に進むことができる。

空席があれば以下のような画面になるので、希望の席(緑が空席の意味)を選んで購入。

チケットはメールで送られてくるので、スマホで持参すればOKだ。2022年に初めて映画祭を訪れた私は、有名&人気監督のチケットは買いそびれたが、まだ空席がある作品のチケットを2つほどゲット。2つともスペイン語の映画だったが、英語字幕もあったし、それなりに楽しめた。

2. 華麗な歴史的建造物で映画鑑賞ができる

正直映画オタクでもなんでも無いので、スペイン語圏の佳作といった映画だと、監督から俳優まで、一切誰も知らないという作品ばかりだ。そんな私の楽しみの一つは、会場そのものの建築やインテリアだった。

たとえば、会場の一つ、ビクトリア・エウヘニア劇場 (Victoria Eugenia Antzokia)は、1912年に完成したサン・セバスチャンでも豪華な建築の一つ。こんなところで映画が見られるだけでも非日常すぎて胸熱。この高級感よ…!

3. セレブリティが近くにうようよいる

プログラムにもよるが、会期初日や2日目くらいまでは、会場で監督や俳優たちが一緒に映画を鑑賞している場合も多い。映画が終わると、彼らは立ち上がって挨拶し、観客たちは惜しみない拍手を送る。その雰囲気がまたハートウォーミングでいいのだ。

会場の外でも、俳優や監督たちを身近で見る機会が多かった。ところでこの二人は誰なんだろう……。
高級ホテルの前で張っていれば、誰かが出てくる、そんな映画祭シーズン。
レッドカーペットは俳優たちに会える定番スポットで、出待ちのファンが常に張り付いていた。

3. 限定グッズや記念撮影コーナーも楽しい。

映画祭期間中は街中お祭りモードなので、あちこちに映画にちなんだフォトスポットが用意されている。

こんな感じの記念撮影スポットがいっぱい。

作品が上映されていない時間帯ならレッドカーペットの上を歩くことだって可能なので、ここぞとばかりにスター気分で記念撮影する人たちも多かった。また、メイン会場では、記念のTシャツやトートバッグなども販売していて、映画祭に参加した記念にもなっておすすめ。私もちゃっかり70周年記念のトートバッグを購入した。

4. 映画祭期間中だけの風景やムードを味わう

映画祭期間中は、夜遅くまでとにかく人でいっぱい。その祝祭ムードを満喫するのも一般人の楽しみ方の一つ。

これは70周年だった2022年の一コマ。
夜遅くまでたくさんの人が映画祭会場やホテルの前に集まっていた。

5. もちろんバル巡りも欠かせない

サンセバスチャンといえばのバル巡りも、欠かせないアクティビティの一つ。映画祭期間中も、人気のバルたちは平常営業中だし、別に特別価格になったりしないので、サンセバならではの食い倒れも大いに楽しんでほしい。

何もかもおいしすぎて感動すること請け合い

いつもと違う点といえば、バルに集まる人々の中に、映画関係者が多いことだろうか。何軒かはしごした中で出会った人は、女優の卵であったり、演劇人であったりと、その筋の人が多い印象だった。「日本の映画でおすすめある?」などと聞かれたりするので、とっておきのストックネタを用意しておくと盛り上がるかもしれない。

バル巡りについては、別記事「美食の街サン・セバスチャンでバル巡り、実際に食べ歩いて見つけたベスト3はこれだ!」で詳しくレポートしているので、こちらも是非チェックを。

日本でもおなじみガトーバスクなどお菓子も美味。

6. 美しい風景を楽しむ

そうそう、最近は美食ばかりが話題になりがちなサンセバスチャンだが、もともとは貴族の保養地として発展してきた歴史ある景勝地なのである。

美しい砂浜とビーチは有名だし、町並みも美しく、ぶらぶら歩くだけでも心踊るはず。美しい景色も堪能してほしい場所だ。

唯一の不満は、馬鹿高くなるホテルや宿、その解決策は…?

いいことばかり書いてきたが、実は映画祭シーズンの宿はクレイジーなほど高い。私が映画祭へ行こう!と思い立ったのは開催一ヶ月半ほど前だったが、それでも4人部屋のドミトリーですら一泊8,000円くらいだった。

他に選択肢がなかったのでしかたなく予約したが、その同じ部屋が開催一週間前になると一泊25000円くらいに値上がりしていて驚愕。宿は早め早めに押さえることを強くおすすめ。

もし、映画だけ見て、夕方などにちらっとバルめぐりできればいいな、くらいなら、いっそビルバオに泊まるのもいいかもしれない。サンセバスチャンへのバスも頻繁に出ているし、片道1時間20分ほどなので、移動もそれほど苦ではない。チケットも安く、片道7ユーロ程度である。宿代も特に映画祭シーズンだからといって値上がりしたりもしていないようだった。

ビルバオにも美味しいバルがひしめいており、サンセバと同様食い倒れも楽しめますぞ。

グッゲンハイムビルバオ
現代アートと建築で有名なビルバオ、こちらも見逃せない。

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美食のスペイン・バスク、ビルバオでバルめぐり。おすすめピンチョストップ3はこれです。 https://tripplanner.jp/topics/4005 Fri, 07 Apr 2023 08:45:55 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4005 美食の地として世界的に有名な、スペイン北部、バスク自治州。その最大の都市であるビルバオは、現代アート好きの聖地…

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美食の地として世界的に有名な、スペイン北部、バスク自治州。その最大の都市であるビルバオは、現代アート好きの聖地グッゲンハイム・ビルバオで知られるが、バル巡りが楽しい街というイメージは、お隣のサン・セバスチャンにトップを奪われているかもしれない。

でも、もちろん、ビルバオのバルだって無茶苦茶美味しい!

サン・セバスチャンの食べ歩きレポートと同様に、ここでもあれこれ食べた様子をシェアしてみたい。記事の最後に個人的な「ビルバオの美味しいピンチョスベスト3」も発表するのでお楽しみに。

■ ビルバオでバル巡り「旧市街編」

さて、ビルバオは大きく言って新市街旧市街に別れている。言葉どおりなのだが旧市街はクラシカルな古い建物が並び、いかにもヨーロッパという風情である。

ビルバオ旧市街
ビルバオ旧市街

とはいえ、実は旧市街と新市街は川を挟んで向かい合っており徒歩で行き来できる距離。だが、泊まっていたAirbnbのご主人によれば、「旧市街は観光客が多く、新市街は若者に人気」とのこと。距離は近いが文化圏的には異なるのかもしれない。

そんな観光客に人気の旧市街において、バル巡りするなら外せないのがヌエバ広場(Plaza Barria)だ。

この広場にはたくさんのバルがひしめき、一日中何かを食べたり飲んだりする人たちで賑わうまさにバル広場。中でも「Gure-toki(グレ・トキ)」は、ミシュラン掲載の人気店。1982年創業と歴史は長いが、そのピンチョスはどれも独創的なルックスでとてもモダンである。

Gure Toki

中でもとびきり美味しかったのが、ご覧のイディアサバルチーズのスープ(Sopa de queso Idiazabal)。一つ2.4ユーロ。

ピンチョスコンクールで優勝したこともあるという看板商品かつ人気の一皿。イディアサバルとは、「バスク州およびナバラ州北西部で生産される、ヒツジの乳を原料としたチーズ」(Wikipediaより)のこと。

花びらが散るルックスも美しく、繊細で濃厚な旨みが沁みる絶品スープ。日本なら高級レストランでしかお目にかかれなそうな一皿だけど、いわゆる安い居酒屋といえるバルでお手頃にいただけるのがビルバオの素晴らしいところ。

続いて、この広場でもう一軒。グレ トキ のすぐ近くにあるLa Olla de la Plaza Nuevaもまたピンチョス賞受賞店。グレトキより店の面積も広く、バルというよりレストランといった風情。

ウニなど濃厚な海産物入りのミニグラタンみたいな一皿や、マグロのステーキみたいなものなど、こちらもグレ トキ同様見た目もモダンで美しいピンチョスが並ぶ……というか、実際はほとんど並んでおらず、メニューを見ながらオーダーする店だ。

お次はヌエバ広場から歩いて数分のバル「BERTON」地図)へ行ってみよう。ここは、前2つの「おしゃれ系」ピンチョスに比べると、素朴な、というかホッとするメニューが並ぶ。

マッシュルームの焼いたやつやら、タコのグリルやら。そうそう、こういうのが居酒屋よね。

ここで食べ物以外で印象に残ったのは、赤いロゼワイン。

ナバーラの赤いロゼ

「こんな色のロゼワイン、珍しいでしょう。このあたりでしか流通していないのよ。この赤い色が見慣れないのか、あんまり人気ないみたい(笑)」と地元民。近隣のナバーラ州のワインだが、さっぱりとして軽く飲みやすく、個人的に大好きな味だった。この色が嫌とか言わず、日本も輸入してほしい。

続いて訪れたのはcon B de bilbao地図)。「ここは若い人に大人気の店なのよ」と地元民。

con B de bilbao

おしゃれかどうかはわからないが、確かに明らかに他のバルとは違うノリのインテリア。独創的ではある。

ここはどちらかというとバーという印象。ワインのこだわりもあるみたいなので、リオハなど、世界的に有名な産地のものなどいくつか提案してもらいつつ、貝のコロッケをつまみにゆったり飲む。

これだけ巡っても直線距離にするとせいぜい300mくらい。まだまだ行けるぞ!ということで新市街へゴー!

■ ビルバオでバル巡り「新市街編」

さて、グッゲンハイム・ビルバオなどがある新市街。こちらは旧市街と比べるとぐっとオフィス街っぽさが出てくる。実際バルに集う人たちも、明らかに会社帰り風が多い。

新市街は旧市街のようにいわゆるバル密集地というのはない。強いて挙げるなら人気のバル「La Viña del Ensanche(ラ・ビーニャ・デル・エンサンチェ」があるあたりだ。ここにあるバル2軒は、あまりに美味しすぎて2日連続で通ってしまった。正直、次にビルバオに来てもこの2軒だけであらゆるメニューを試したいと思うほど。

それではまず、1927年創業の老舗、「La Viña del Ensanche(ラ・ビーニャ・デル・エンサンチェ」から行ってみよう。

ここはイベリコ豚の加工で知られるので、生ハムなどはぜひ試したいところ。

イベリコ上ロースにとろけるチーズ、フォアグラをパンに載せたJosellini(ジョセリーニ)。4つで20ユーロ。濃厚…!

これは和食が恋しくなってきた頃に染みた一皿。ツナのマリネを白米に載せた一皿、美味しすぎた。この店、しいたけやら天ぷらメニューもあり、日本リスペクトもある様子。

しかし中でもその場にいた一同が感激したのがこちらの大きなステーキ。カリカリのおこげも美味しく、ボリューム満点。赤身肉は噛めば噛むほど旨みがじゅわっと…!

そして、ビルバオっ子が「ビルバオで一番美味しいチーズケーキよ!」と激推しするのがこちらのアイスクリーム添えの一品。

サン・セバスチャンでも思ったけど、本場のバスクチーズケーキ、それほどおこげが主張していない印象。ふんわり軽く甘さ控えめ。この店は人気店なので大混雑するのだが、なぜか皆、皿とグラスを持って外に出て食べていたりする。店の前にある図書館のあたりまでが店の勢力範囲っぽいので、このチーズケーキも道端で賞味。美味しかった。

さて、続いてはLa Viña del Ensanche(ラ・ビーニャ・デル・エンサンチェ)のすぐ隣りにあるEl Globo taberna(エル グロボ)こちらもかなりの人気店だ。夕方は仕事帰りの会社員たちで混み合うので早めに行くかちょっとずらして夜8時頃に行くのがおすすめ。

仕事帰り風の人たちでいっぱい。

この店は接客もフレンドリーで(正直、ビルバオの人たちは観光地のサン・セバスチャンに比べると総じて「東京人」ぽい。都会だしビジネス街だからだろう)、価格も安く、何を食べても美味しかったので、店としてはビルバオNO1。

色々食べたが、特にハッとするほど美味しかったのがこちらの「カラスピオ:海の幸の海藻和え」

カラスミ? カニ味噌? なんだかわからない魚の旨味がぎゅっと詰まったグラタンとコリコリの海藻がミックスされて帆立貝の上で焼き上げられ…、もう日本酒必須という旨味。和食か!

そして、スペイン風オムレツの概念を覆す、ポテトオムレツ「エル・グロボ」白トリュフ入りグラタン(Tortilla de patata “El Globo”, gratinada con trufa blanca)。

じゃがいもを優しく包み込む濃厚なクリームとトリュフ。トリュフの香りがすべてを優しく包み込み、ただひたすら美味しい。とはいえ、かなり大きくかつ本当に濃厚なので、3人くらいでシェアしないと胃もたれするかも。

新市街では他にもバルをいくつか回ったけど、結局のところこの2軒が圧倒的に美味しく、かつ隣り合っていてハシゴも便利、ということで、2日連続でこの一角に居座ってしまった。

■ ビルバオのバル巡りで美味しかったものベスト3は?

さて、今回食べた中で、絶対にもう一度食べたいと思う個人的ベスト3を発表!

第3位 エル・グロボのポテトオムレツ(一つ7.9ユーロ) ⇒地図

同点3位 ラ・ビーニャ・デル・エンサンチェのステーキ(値段失念したけど20ユーロくらいだったかな…)⇒地図

第2位 グレ・トキ のイディアサバルチーズのスープ(Sopa de queso Idiazabal)(一つ2.4ユーロ)⇒地図

そして、

第1位 エル・グロボの「カラスピオ:海の幸の海藻和え」(一つ3ユーロしなかった気が…)

この一皿は、本当に忘れられない美味しさ。ビルバオに行く全ての海鮮好き日本人にぜひ試してほしい。

全体を通して見ると、ビルバオのバルのピンチョスは、モダンな盛り付けで革新的なメニューが多かった印象。アンダルシアあたりで食べた生ハムやらマッシュルームのアヒージョやらの素朴なタパスに比べると、明らかにおしゃれなのだ。バルというと居酒屋をイメージしていくと、そのメニューのきらびやかさに驚くかもしれない。さすが世界的な美食の地。

グッゲンハイムビルバオ

現代アートだけではない、ビルバオ旅のお楽しみ。ぜひこの記事を参考に、ちょっとおしゃれなバルめぐりを楽しんでみては?

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