穴場に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/tag/穴場 少し違う旅のアイデア Tue, 21 Oct 2025 11:39:25 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9 https://tripplanner.jp/wp-content/uploads/2021/01/cropped-favicon-32x32.png 穴場に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/tag/穴場 32 32 写真で選ぼう、京都の紅葉。穴場の小さなお寺も見逃せない! https://tripplanner.jp/topics/4462 Sun, 12 Nov 2023 12:23:07 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4462 京都の紅葉、どこで見るか決められない人のために、私が過去に訪れて心打たれた風景を写真でご紹介。ピンと来たら、写…

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京都の紅葉、どこで見るか決められない人のために、私が過去に訪れて心打たれた風景を写真でご紹介。ピンと来たら、写真下の詳細情報をチェック。混雑具合など個人的感想も添えていますよ。

(1) 京都屈指の紅葉の名所は混雑もすごいけどやっぱりすごい

こちらは京都で紅葉といえばまず名前が挙がる、超名所の永観堂 。歴史ある建造物や仏像鑑賞も楽しみだが、紅葉の季節はのんびり庭園を散策するのが楽しい。紅葉は赤一色よりも、緑や黄色などが混ざっていたほうがキレイよね、と実感できる、鮮やかな色彩を堪能できるはず。拝観券を買うまでも結構な苦労なので、なるべく早朝を狙うのがおすすめ。

永観堂公式サイト

(2) 山門楼上から見下ろす京都市街が絶景、時代劇でもおなじみのお寺

美術館などアートスポットも多い岡崎エリアにある浄土宗の大本山、金戒光明寺。ここはぜひ夕暮れどきを狙って行き、山門から階段を登って京都を見下ろしてみたい。

紅葉シーズンは夜間ライトアップも実施。永観堂に比べれば人も少ないけど、まぁそこそこ混むので穴場とまでは言えない。ちなみに幕末は京都守護職の会津藩の本陣としても使われたので、時代劇ファンにはおなじみのお寺でもある。

金戒光明寺公式サイト

(3)真っ赤なもみじが印象的、そこそこ穴場の「女人守護」のお寺

金戒光明寺近くにありながら、ぐっと人手も少ない、わりと穴場の紅葉名所「真如堂」。ここはとにかく真っ赤系の紅葉を楽しみたい人におすすめ。三重塔とモミジのコラボなど、ザ・日本の紅葉でとてもフォトジェニック。ちなみに年に一度だけ公開される御本尊の阿弥陀如来立像は、女人守護の仏様として有名だ。

真如堂公式サイト

(4)重森三玲のモダンな庭で探したい、小さな紅葉

これまで紹介した紅葉の名所に比べれば、赤みが圧倒的に少ないが、個人的におすすめしたいのが東福寺の塔頭、光明院。昭和の作庭家・重森三玲が手がけたモダンな枯山水「波心庭」が素晴らしく、禅寺ならではの削ぎ落とされた美を堪能できる。

この小さなお寺で探したいのは、カーニバルのような色の洪水ではなく、こんな小さな紅葉。有名寺社からちょっと離れてポツンとある立地のせいか、人も少なめで穴場なのもいい。もちろん東福寺も超が付く紅葉の名所、あわせて訪れてみて。

光明院公式サイト

(5)あの有名紅葉名所のとなりにポツンとある、小さなお寺

永観堂と並ぶ京都屈指の紅葉名所、南禅寺。その入口入ってすぐのところにある塔頭、天授庵は、本堂から眺める絵画のような枯山水庭園、優美な池泉廻遊式庭園で知られる紅葉の名所。こちらも南禅寺に比べればぐっと人も少なく、ある意味穴場。しかし京都のお寺は塔頭が素晴らしすぎますな…。

・南禅寺天授庵(Google Map)

(6)嵐山を借景とする庭園が見事、春・秋以外は公開されない紅葉名所

また塔頭になるが、世界遺産・天龍寺の塔頭、宝厳院の紅葉もいい。回遊式山水庭園 「獅子吼(ししく)の庭」は、苔の緑、紅葉の赤、岩や石のグレーと、目にも鮮やか。塔頭といいつつ結構大きなお寺で、紅葉の名所として大人気、春秋の特別公開期間中はたくさんの人で賑わう。

宝厳院公式サイト

なんだかんだで塔頭推しになってしまった京都紅葉ガイド。紹介した以外にも名所はたくさんあるが、個人的には、迷ったら超有名なお寺の塔頭を狙うことにしている。ハズレがないので選ぶ基準としておすすめ。

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京都でモネの睡蓮と安藤忠雄建築と築100年の英国風洋館がいっぺんに見られる大山崎山荘美術館って知ってる? https://tripplanner.jp/topics/2131 Wed, 21 Dec 2016 17:15:19 +0000 https://jp.tripplanner.jp/?p=2131 京都といえば、お寺! 歴史や侘び寂びを感じ、あぁ日本人でよかったなぁ。なんてしみじみ…。 「京都ってお寺しかな…

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京都といえば、お寺!

歴史や侘び寂びを感じ、あぁ日本人でよかったなぁ。なんてしみじみ…。
「京都ってお寺しかなくない?」
まぁ確かにお寺が有名ですよね。JR東海の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンはほとんどお寺がクローズアップされていますからね。

でも京都の見所はお寺だけじゃないんです!!
京都嫌いな人こそ、騙されたと思って行ってみてほしい美しい7つのお寺も是非チェックしてください)

京都の中心街から電車で15分の場所に、モネも、安藤忠雄も、洋館もさらには素敵なお庭も楽しめる夢のような美術館がひっそりと佇んでいるんです。今回はその美術館をアツくナビゲートします!

そんな夢のような美術館の名前は「アサヒビール 大山崎山荘美術館」

山崎といえば、サントリーのウィスキー「山崎」なのですが、なぜアサヒビール? それについては公式ホームページの歴史のページをご覧頂き…。まず、大山崎山荘美術館に行くにはJR京都線「山崎駅」、阪急京都線「大山崎駅」へ向かってください。そこから無料送迎バスが出ています。もちろん徒歩10分なので、歩いてでも!

歩いてでも…?
すみません、ぶっちゃけ徒歩は全くオススメしません! なぜなら美術館が天王山のハイキングコースの中腹にあり、結構な山道なんです。徒歩10分は早く言い過ぎ。坂がきっついです。なので大人しく無料送迎バスを利用しましょう。


こんな坂道がずっと続きます。


このトンネルをくぐるとあと5分くらいです。頑張って!

着いたーーーーーー! めっちゃ素敵なんですけど!!!!
と肩で息をするくらい疲れているのも吹っ飛ぶくらい、入り口から叫びたくなる、絵本やアニメでしか見たことのない本物の洋館です。


中に入ります。…と館内は撮影禁止。ですがこどもの頃に夢見た洋館そのままです。

所蔵品はと言うと、有名どころで、
ルーシー・リーの陶磁器、伊万里、棟方志功の絵画、イサムノグチの彫刻、モディリアーニの少女の肖像(私が行った時はなかったです)など。それ以外にもアサヒビール初代社長の山本さんが集めた中国、ヨーロッパの陶磁器、工芸品、絵画など、立ちくらみがするほど素敵なものばかり。見ている途中で本当にめまい起こしました!

クラクラする頭を抑えて、ウロウロすると、安藤忠雄さんが建築した地中館へ。こちらの建物ではこの美術館の目玉である、モネの睡蓮の連作のために建てられた建物です。美しい洋館のとあるドアを開けるとお出ましの安藤忠雄建築。

夢見心地の頭がシャキッとするほどの迫力です。階段を下ると睡蓮の連作がある部屋へ。冷たいコンクリートの壁から一変、大きなモネの睡蓮がお出迎え。小さな椅子も置いてあるので、心行くまで楽しんでください。

たっぷり地中館を楽しんだら、今度は山手館へ。山手館へはその昔本館と温室をつなぐガラス張りの渡り廊下を渡ります。そこにモネの睡蓮をイメージした池があるんです。

素敵すぎてまたため息。今度は睡蓮が見頃の頃に行きたい。山手館では特別展などが開かれていることも多いようですよ。

2階からの眺め。

さて、感動しすぎて疲れた体は2階の喫茶室で休ませてもらいましょう。天気が良ければ是非テラス席で!

ビールで乾杯。こちらの喫茶室、焼き菓子しかありません。のでお腹を空かせて行くのはやめておきましょう。(ビールとチーズがあるなら是非生ハムを…! と叫ぶのをこらえるのに必死でした)

疲れた体を休めたら5500坪もある広大なお庭へ。探検気分でいざ!

ご覧いただけましたか? 本当に綺麗なんですよ。ちなみにこの写真たちは氷山の一角。
終始うっとりしていたので、全然写真撮れませんでした!

建物も所蔵品も素敵な大山崎山荘美術館は穴場中の穴場。立地のせいか、見学者も多くはありません。
美しい洋館、所蔵品をノンストレスでゆっくりと見ることができます。
京都の喧騒を忘れさせてくれる大山崎山荘美術館。ぜひ京都に行かれた際は足を運んでみてください!

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穴場のお屋敷さんぽ、世田谷の小坂順造邸にはコネタがいっぱい! https://tripplanner.jp/topics/2102 Tue, 13 Dec 2016 16:54:51 +0000 https://jp.tripplanner.jp/?p=2102 観光名所になるほどの超有名なお屋敷ではないからこそ、ありのまま残っていて昭和の文化史博物館のようになっている世…

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観光名所になるほどの超有名なお屋敷ではないからこそ、ありのまま残っていて昭和の文化史博物館のようになっている世田谷の隠れスポット、旧小坂邸。写真撮影OKで無料のガイドもしてもらえる、建築好きにもおすすめの穴場をご紹介します。

「深沢よりすごいのは岡本。岡本ってエリアにはいわゆる最寄駅が存在しないわけですけど、岡本に住んでる人たちはそもそも電車になんて乗りませんね。」(『TOmagazine 世田谷区特集号(世田谷感100 上編)』)と、世田谷出身の評論家、坪内祐三さんが対談の中で、「高級住宅街と言われる世田谷の中でも屈指」として語っている岡本。

お屋敷好きがこじれて、高級住宅街ウォッチングが趣味になってしまった私としては、以前から気になっていたエリアのひとつです。

岡本のお屋敷のひとつ、演劇人にとって憧れの「無名塾」。こんなお屋敷がずらりと並ぶ圧巻の高級住宅街です。

二子玉川からも用賀からも歩いて20分以上かかる岡本エリアは、多摩川の流れに削り取られて作られた眺めの良い崖の上にあり、かつては岩崎久彌(三菱財閥3代目総帥)や鮎川義介(日産コンツェルン創始者)、久原房之介(日立製作所創業者)などの財界の大物たちが別荘を構えていたという歴史があるまち。

そんな華麗な別荘地だったころの歴史を今に伝えるのが、無料で見学できる「旧小坂家住宅」(現在は「せたよん」として地域に根ざした交流の場になっています)。政財界の別邸で現存する唯一のもので、この地区の文化史的にも価値のあるお屋敷です。

小坂順造は衆議院議員や日本発送電総裁などを務めた政治家、実業家(1881年〜1960年)。
こちらのお屋敷は昭和12年に別邸として建てられ、当時の流行の古民家風のアレンジを加えていたり、和洋折衷の洋室があったり、さすが電力関係の重鎮とあって、戦前なのにセントラルヒーティングだったりと、日本の建築史的にも価値の高いものになっています。戦争中、横山大観が3ヶ月ほど上野から避難して暮らしていたというエピソードも。

このお屋敷が良いのは、ボランティアガイドさんがいて、声をかければ解説付きで見学ができること。素人が何気なく見ていると気づかないコネタ、というか建築史、文化史に触れられるので絶対にガイドさんに色々教えてもらうのがおすすめです。

玄関を入ってすぐに目に入るのが、日本家屋ならではのさっぱりとした茶の間と居間。


入側で使われている縁桁(えんげた)には、10メートル以上の1本ものの京都北山杉の磨き丸太が使われています。

茶の間と居間の間にある桐の一枚板に描かれているのは「五三の桐」。皇室・朝廷の副紋として五七の桐がよく使われているように、桐はとても格式の高い文様。

玄関脇には茶室も。家の主人が出入りするための「火灯口」(かとうぐち)があります。

こちらは茶室横の書斎。マントルピースの上の丸い金色のくぼみには仏像があったそうで、まさに和洋折衷。

このお屋敷の特徴は「雁行型」(がんこうがた)といって、建物が斜めに並んでいるそうなんですが、その建築様式を確認できるポイントがこの書斎の窓からの眺め。確かに建物がジグザグを描き平行になっているのがわかりますね。

住み込みの女中さんが二人いたという小坂邸。昭和12年なのに各部屋からブザーを鳴らして呼ぶ仕組みになっていたそうで、ハイカラというか最先端の住宅だったのですね。さすが電力界の大物のお屋敷。

そしてこちらは更衣室。いまでいうウォークインクロゼットになっていてすごい、と思いつつも、昔ながらの桐ダンスや鏡台の素朴な佇まいにちょっとホッとします。

と、ほっこりしてたら、この鏡台もわりとお値打ちもので、1934年に日本初のクリスタルガラス専門工場として誕生し皇室御用達でもあったKAGAMIの特注品なんだとか。小坂家の家紋が掘られています。やっぱりいちいち立派ですね……ホッとしている場合か。

そして、一番奥には洋室の寝室とサンルーム。真鍮のシャンデリアに、格子模様のガラスはステンドグラスだそう。

このソファに座ってぼんやりしてると時を忘れますね……。

元は別邸(別荘)だったこのお屋敷は、渋谷の金王町にあった住居が戦争で焼けてからは、小坂家の住居となり、小坂順造死後も奥様が暮らしていたそうで、ステレオなどが残されています。

このステレオは昭和39年に日本橋の高島屋で奥様が購入されたもので、レシートも残っています。昔のお金持ちの家にこういうの、ありましたよね。中にしまわれているLPレコードもなかなかレトロでいい感じでした。

こちらのストーブもアンティークですてき!と思ったのですが、実はこれ小坂家のものではなく、お近くの岩崎邸で使われていたものなんだそう。世田谷区の文化財になってから、捨てるにしのびなくてこのお屋敷に運び込まれ飾られているそうです。

この小坂邸は敷地が2800坪もあり、崖の地形を生かした高低差のあるひろびろとした庭園も見どころ。昭和の暮らしを体感できる建築ウォッチングを楽しんだら、ぜひお庭も散策してみましょう。

坂を下ります。

どんどん下ります。結構な坂道です。

人んちの庭ということを忘れさせる広さ。なんというか、完全に林です。かつてこのあたりはいちめん雑木林だったそうですが、その頃の風景はこんな感じだったのだろうなぁと思いつつ、深呼吸。

立派な竹林もあります。

大充実の無料で楽しめるお屋敷を訪れれば、戦前の世田谷の別邸文化をよりいっそう味わえるはず。休日に混雑を避けてぶらり歩いてみてはいかがでしょうか?

せたよん

東京都瀬田四丁目41-21  公式サイト

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二子玉川から足を伸ばして。穴場の紅葉散歩が楽しめる岡本ガイド! https://tripplanner.jp/topics/2002 Sun, 20 Nov 2016 10:56:25 +0000 https://jp.tripplanner.jp/?p=2002 紅葉はのんびり楽しみたい派の人におすすめの穴場のお散歩コース。賑やかなショッピングビルがひしめく二子玉川駅周辺…

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紅葉はのんびり楽しみたい派の人におすすめの穴場のお散歩コース。賑やかなショッピングビルがひしめく二子玉川駅周辺からちょっと足を伸ばして、古き良き世田谷の風情を残す岡本へ。茅葺き屋根の古民家のあるのどかな田園風景と華麗な別荘地の面影を残す高級住宅街、両方楽しめるエリアはいま、秋まっさかりです!

明治神宮に小石川後楽園、六義園などのザ・名所もいいけれど、「どんなに素晴らしい景色であろうと、混雑しているところに行くのだけは絶対に無理…!」という人(私だ)も多いですよね。

今回はそんな混雑ぎらいのあなたに、穴場だけどなかなか良い、世田谷の自然スポットをご紹介します。

玉川高島屋や二子玉川ライズなど、駅前のショッピングスポットばかりが注目されがちな二子玉川ですが、玉川高島屋から徒歩12分くらいでいける岡本エリアへ足を伸ばすと、賑やかな街のイメージも一変。

ここは最近ブラタモリですっかり知名度が上がった地理用語で言えば「河岸段丘」、簡単にいうと多摩川の流れで削り取られた崖(国分寺崖線)があり、江戸時代から景勝地として知られた場所なのです。その風光明媚さから、明治〜昭和にかけては、政治家や実業家たちの別邸が多く建てられ、別荘地としても人気となりました。

まずは高台の高級住宅街ではなく、そこより一段低い場所にある「岡本公園」からご紹介しますね。

○竹林、古民家、湧き水が流れる小川のあるのどかな公園

まずは岡本公園(東京都世田谷区岡本2丁目19-1  地図)の紅葉のようすをお届けしましょう。


どうですか、この美しい紅葉のグラデーション。わざわざ混雑する場所にいかなくてもここでいいじゃーん、て思いませんか?

この岡本公園はこぢんまりとしているものの、園内には竹林や池などもあり、いかにも地元の人に愛されている公園といった「素顔」な感じがたまりません。

園内には区の有形文化財でもある江戸後期の茅葺き屋根の農家の家屋もあり、懐かしい日本の原風景が広がっています。

瀬田から移築された茅葺きの古民家には、いろりや神棚も。
ついさっきまで蔦屋家電や高島屋でショッピングを楽しんでいたのに、いつのまにこんな里山に迷い込んでしまったのでしょうか……。

透きとおった水がさらさらと流れる小川沿いにあり、周囲には畑なども点在。どこか遠くへ来たような気分になってますが、玉川高島屋から15分も歩いていないのです。

 

 

○ のどかな里山から足を伸ばして、高台にあるかつての高級別荘街をぶらりと散歩

このエリアの歴史をひもといてみると、明治〜昭和にかけてこの公園の丘の上には、高橋是清(二・二六事件で暗殺された第20代内閣総理大臣)、岩崎久彌(三菱財閥3代目総帥)、鮎川義介(日産コンツェルン創始者)、清水揚之助(現在の清水建設の副社長)、小坂順三(実業家、政治家)、久原房之介(日立製作所創業者)など、政財界の蒼々たる大物たちの別荘が並んでいたとか。

ちなみに、高橋是清邸はいまの玉川幼稚園、岩崎久彌邸は聖ドミニコ学園の敷地にありました。

せっかくここまで足を伸ばしたなら、ちょっと坂はきついですがその頃の面影を残す高台の旧別荘街へ足を運んでみるのもおすすめ。

坂の途中にある岡本八幡神社には、松任谷正隆&松任谷由美夫妻が寄贈した石灯篭があり(名前が掘ってあります)、一部では「ユーミン神社」と呼ばれていたりするので、ファンなら立ち寄ってみるのもいいかも。

旧小坂家住宅( 東京都世田谷区瀬田4丁目41−21 地図) では、華やかな別荘文化の片鱗に触れることもできます。なんと無料なのに、昭和のお屋敷や竹林も素晴らしい日本庭園の眺めも楽しめますよ。⇒訪問レポートはこちらから!

左:旧小坂家住宅の建物、中:旧小坂家住宅の庭園  右:静嘉堂文庫美術館内にある大正時代築の文庫の建物

のどかな農村の風景と、きらびやかな別荘文化の両方を楽しむ岡本さんぽ。二子玉川を訪れたならぜひ試してみたい穴場のお散歩コースです。

駅のホームも秋色に染まる二子玉川。

関連記事:二子玉川から丘を上って、昭和のお屋敷へ。コネタがいっぱいの小坂順造邸へ!

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