民藝に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/tag/民藝 少し違う旅のアイデア Wed, 10 Sep 2025 02:12:33 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9 https://tripplanner.jp/wp-content/uploads/2021/01/cropped-favicon-32x32.png 民藝に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/tag/民藝 32 32 岡山屈指の人気観光地、倉敷は「民藝」の聖地でもありました。 https://tripplanner.jp/topics/3221 Sat, 10 Dec 2022 14:40:30 +0000 https://tripplanner.jp/?p=3221 江戸時代にタイムスリップしたかのような風情ある町並みで人気の、岡山県の倉敷。 ぶらぶらするだけでも楽しいけれど…

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江戸時代にタイムスリップしたかのような風情ある町並みで人気の、岡山県の倉敷。

倉敷

ぶらぶらするだけでも楽しいけれど、せっかくなら倉敷ならではのテーマを決めて歩いてみるのもおすすめ。

実は倉敷は、東京に続き2番めの民芸館が作られるなど、民藝運動との関わりが深い町。民藝運動とは、柳宗悦が中心になり、河井寛次郎や浜田庄司らとともに提唱された日用品の中に「用の美」を見出す運動。

倉敷きっての大地主で実業家、大原美術館などで知られる大原家が民藝のつくり手を支援するなどしたことから、見逃せないギャラリーやショップが点在。民藝にちょっと興味があるなら倉敷美観地区ではこの5箇所をチェックしてみては? 徒歩ですべて回れてしまいますよ。

倉敷でめぐりたい5つの民藝スポット

1. 大原美術館

大原美術館
岡山県倉敷市中央1-1-15

昭和5年に出来た、日本初の西洋美術中心の私立美術館で、実業家の大原孫三郎が設立。

大原美術館
東洋館

民藝好きなら、ここの工芸・東洋館は絶対外せないギャラリー。浜田庄司やバーナード・リーチ、富本憲吉、河井寛次郎、芹沢銈介ら民藝のスターたちの作品が並び、なんと展示室は芹沢銈介が設計したという贅沢さ。

2.倉敷民藝館

倉敷民藝館
岡山県倉敷市中央1-4-11

倉敷美観地区にある、東京の日本民藝館についで昭和23年に開館した長い歴史を持つ民芸館。
江戸時代末期の米倉を改装した歴史ある建物で、民藝の作品に触れられるのも贅沢。民藝運動を支援した大原孫三郎の息子、總一郎に招かれた外村吉之介が初代館長。約15000点にも上る所蔵品のほとんどは、外村が蒐集したものだとか。

3.融(とおる)民芸店

融民芸店
岡山県倉敷市阿知2-25-48

美観地区にあるファンの多い老舗の民藝のお店。2021年に名物店長だった小林融子さんが引退し、写真家の山本尚意さんがお店を継いだことがファンの間で話題に。

融民芸店

倉敷ガラスなど地元岡山の手仕事の他、全国の民芸品がセレクトされ、センス抜群。うつわ好きなら外せない名店だ。

4. 語らい座 大原本邸

大原本邸
岡山県倉敷市中央1-2

倉敷絹織(現(株)クラレ)の創設者の大原孫三郎ほか大原家代々が暮らした家を利用したミュージアム。国の重要文化財に指定された貴重な家屋や、美しい日本庭園などが見どころ。

大原本邸の離れ座敷
離れ座敷には静謐な日本庭園も。

ブックカフェには民藝運動を支援した大原家ならではの蔵書も並び、倉敷と民藝との深いつながりに触れることができる。

民藝の本

5.倉敷国際ホテル

倉敷国際ホテル
岡山県倉敷市中央1-1-44

大原美術館創設者の大原孫三郎の息子、大原總一郎が創設したホテルで、メインロビーにある木版画としては世界最大(幅12.84m・高さ1.75m)となる棟方志功の大作でも有名。

岡山駅にも見逃せない名店

倉敷から岡山経由で新幹線で帰路なら、岡山屈指の民藝の有名ショップ「くらしのギャラリー 本店」にもぜひ立ち寄りを。

岡山県民芸振興株式会社が運営する民藝を中心としたうつわや手仕事を扱うショップで、創設者の杉岡泰は、柳宗悦の下で民藝運動に参加し、岡山県民藝協会会長も務めた人物。
店内のセンスも抜群で、お店の人も親切にいろいろ教えてくれますよ。

くらしのギャラリー 本店
岡山県岡山市北区問屋町11−104

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丹波篠山、民藝の名所めぐりの旅 https://tripplanner.jp/topics/2911 Sun, 14 Nov 2021 17:12:52 +0000 https://jp.tripplanner.jp/?p=2911 日本六古窯のひとつ、丹波焼で有名な丹波篠山。レトロな城下町として観光客に人気ですが、バーナード・リーチや河井寛…

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日本六古窯のひとつ、丹波焼で有名な丹波篠山。レトロな城下町として観光客に人気ですが、バーナード・リーチや河井寛次郎に技術を学んだ窯元が今も残る民藝の聖地でもあります。
ぜひ素敵なうつわを探す旅を楽しんでみて。

丹波古陶館

兵庫県丹波篠山市河原町185

日本六古窯のひとつ、丹波焼の歴史と作品に触れられる、民藝ファンはもちろん、うつわ好き、歴史好きならマストゴーのギャラリー。ショップでは丹波焼の器も買えます。

丹波焼立杭登窯

兵庫県丹波篠山市今田町上立杭3−5

丹波篠山市、多くの窯元が集まる今田町に現存する日本最古の登窯で、築窯は明治28年(1895年)。兵庫県の有形民俗文化財でもあり、今も年1回焼成を行っているそう。
丹波焼について学ぶなら外せない名所のひとつです。

俊彦窯

兵庫県丹波篠山市今田町上立杭396

丹波篠山にある、河井寛次郎の孫弟子にあたる清水俊彦さんの窯。シンプルで日々の暮らしに重宝するうつわが並びます。

丹窓窯

丹窓窯
兵庫県丹波篠山市今田町上立杭327

丹波立杭 (たちくい) 焼の窯元のひとつ。7代目の市野茂良さんはイギリスのバーナード・リーチの工房でスリップウェアの技術を学んだ経験のある貴重な日本人の一人で、今も店舗にはスリップウェアの器が並んでいます。風情ある建物も素敵なショップ。窯元が多く集まる今田地区にあります。民藝の歴史に触れられる貴重な場所のひとつ。

岩茶房丹波ことり

兵庫県篠山市西新町18

スリップウェアを多く手掛ける丹波の陶工、柴田雅章さんの器で食事ができる古民家カフェ。堀端の旧武家屋敷を改装した店内にはショップスペースも有り、うつわを買うこともできます。

Taos ゲストハウス

兵庫県丹波篠山市呉服町 75番地5

丹波篠山にあるおしゃれな古民家宿。日本の伝統美を活かしつつも、モダンに整えられたインテリア、使い放題の民藝のうつわなど、美意識に溢れている宿です。
キッチンや洗濯機も完備で長期滞在にもぴったり。一日一組限定で6名まで泊まれますが、2名で泊まっても一人あたりの宿泊費はとてもリーズナブル。せっかく城下町に泊まるならこんな宿にステイしたいものです。

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フォスター卿が手がけた「鎌倉歴史文化交流館」と白玉と民藝をめぐる鎌倉さんぽコース https://tripplanner.jp/topics/3130 Mon, 16 Nov 2020 13:25:10 +0000 https://jp.tripplanner.jp/?p=3130 イギリスではナイトの称号を持つスター建築家で、ドキュメンタリー映画が日本でも公開されたノーマン・フォスター卿。…

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イギリスではナイトの称号を持つスター建築家で、ドキュメンタリー映画が日本でも公開されたノーマン・フォスター卿。実は鎌倉の住宅街の隅に彼が手がけた名建築を活用したミュージアムがあるのをご存知ですか? 
すぐ近くには行列のできる白玉のお店もあり、賑やかな小町通りとは違った鎌倉の魅力に触れられる、おすすめの観光コース。喫茶を絡めて1時間〜2時間程度で楽しめるおさんぽアイデアなので、ぜひ鎌倉の名所めぐりと組み合わせてみて。

鎌倉屈指の賑わいスポット、小町通りがある東口とは反対側の西口を出れば、いかにも地元御用達という普段着のお店も多い鎌倉駅。
最近は西口の注目度も急上昇中でニューオープンのお店の話題には事欠かないけれど、駅から歩いて約7分、扇ガ谷の丘の上ともなれば、さすがにぐっと静かな住宅街が広がる。そんな穴場に2017年5月にオープンしたのが、今回ご紹介する「鎌倉歴史文化交流館」だ。

正直、歩いていると「本当にここにあるの…?」と不安になるほど周囲は静かなお屋敷街。それもそのはず、この建物もつい最近まで一般人が入れない「個人宅」だった。しかしただの個人宅ではない。なんとその建物は、世界のスター建築家、ノーマン・フォスター率いるフォスター・アンド・パートナーズが手がけた現代建築なのだ。

中でも代表作のひとつが、写真右手にある丸いガラスの塔のような建物、愛称「ガーキン」(キュウリの意味)。今やロンドンの絵はがきやお土産グッズなどに描かれる、街のアイコンにもなっている名建築だ。

そんな世界のスター建築家が手がけた、以前は入ることなどできなかった「個人宅」だったミュージアムに、大人1人300円で入館できるなんて、もう建築好きなら行くしかない鎌倉の新名所。さっそく足を踏み入れてみよう。

◎ 有力御家人や三菱財閥ゆかりの華麗なる土地、無量寺谷

鎌倉歴史文化交流館があるのは、かつては「無量寺谷(むりょうじがやつ)」とよばれ、鎌倉幕府の有力御家人だった安達氏の屋敷やゆかりの寺院があったとされる、周囲を山に囲まれた谷。大正時代には三菱財閥第四代当主、岩崎小弥太の別荘があったという、世界のスター建築家が手がけた個人宅があっても何ら不思議はない華麗なる土地なのだ。

 

 

ばりばりの現代建築というクールな外観だが、ここで学べるのはしっかり和風な鎌倉の文化や歴史。山に囲まれ、谷や崖だらけの鎌倉を歩くなら、知っておいたほうがずっと楽しい展示がいっぱいで、個人的には鎌倉観光の必須立ち寄りスポットのように思う。

たとえば、この額縁のような窓から見えるのは、鎌倉ならではの谷戸の風景。鎌倉の寺社めぐりをしているとよくこうした崖のような場所に掘られた洞窟に出会うが、実はその穴は「やぐら」と呼ばれる鎌倉特有の葬送施設。平地が少ない鎌倉では墓地の確保が難しく、山肌を削ってお墓や供養塔が作られたのだのだそう。

このミュージアムでは、本物のやぐらのある風景を窓の外に眺めながら、館内のパネルでやぐらの意味について学ぶことができるという臨場感たっぷりの歴史体験を楽しめる。

建物のすぐ横には、「やぐら」が残る鎌倉ならではの風景が広がる。穴の全てが葬送施設ではなく、昭和になって作られた貯蔵庫や防空壕等も残る。パネルや展示物だけで学ぶ歴史はときに退屈だけれど、実際の風景と一緒に学ぶとすごく面白い。

この施設の敷地内の高台には、江戸時代に刀鍛冶によって作られた「刀稲荷」を三菱財閥が復興した「相槌稲荷社」が最近まであったのだが、今はその社殿等は近くの神社に移設され、神社跡地が見晴らし台として一般客にも開放されている。

見晴し台の上は、フォスター建築なめの海の風景も楽しめる隠れた絶景スポット。なかなか気持ちよいのでぜひ登ってみて。

どこから見てもかっこいいフォスター建築。開館日の毎週土曜日11:00から学芸員による展示解説を行っているそうなのでこちらも公式サイトで要チェック。

鎌倉歴史文化交流館    ※日曜・祝日は休館日

 

 

◎ 鎌倉歴史文化交流感すぐそば、巨大白玉で有名な行列のできる甘味処へ。

さて、鎌倉歴史文化交流館の前には、たっぷりとした駐車場や駐輪場スペースがあるのだが、なんとそこを突き抜けた正面には行列のできる甘味処として有名な茶房雲母(きらら)がある。ミュージアムカフェか!?という立地が嬉しすぎて、もちろん食べるよねぇ。

さて、ここの白玉がどれくらいすごいかは、言葉でつべこべ言うより写真の方が伝わりやすい。

チェリーの大きさからどれくらい白玉が大きいかおわかりいただけるだろうか。個人的に自分史上最大の白玉。こんなの誰だって行列しちゃうに決まってます。

食べる直前に作られる白玉はできたてほやほや、これまで味わったことのないふわっふわっの食感も素晴らしい。行列覚悟の甘味処だけど、意外と穴場なのが平日のランチタイム。女子ならこれだけでお腹いっぱいになるボリュームなので、なるべく並びたくないならこの時間帯を狙ってランチ代わりにするのもおすすめ。

こんもりと盛り上がっている、元気いっぱいのふわもちの白玉。人気の抹茶クリーム白玉あんみつは、添えられる抹茶シロップをいただく直前に回しかけていただきまーす。箸休めの漬け物や昆布茶が添えられているのも嬉しい。

・ 茶房雲母(きらら)

鎌倉の歴史や文化を学び、クールな建築を愛で、丘の上から鎌倉の絶景を楽しみ、絶品白玉で一休み。もうこれで完璧な気がするけど、待って、ここで駅に戻らないで!

個人的にもう一カ所ぜひ寄っていただきたいのが、お店のたたずまい、品揃え、全てがうっとりすぎる手仕事の名店、「もやい工藝」。茶房雲母の前の道をトンネル方面に進み、トンネルをくぐると現れる風情ある日本家屋の店舗も素敵なお店。

店の前で記念撮影する外国人観光客もいる日本の美に溢れた空間。店内には日本各地から集められた手仕事の逸品、民窯のうつわ、染織品などが並び、欲しいものいっぱい。お値段も手頃なものが多いのが嬉しい。

にぎやかな東口とは全く違う鎌倉駅西口のずっと奥を歩くプチ観光。何度でもリピートしたいおすすめの散歩道だ。

 

 

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