世界遺産に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/tag/世界遺産 少し違う旅のアイデア Wed, 21 May 2025 20:42:14 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9 https://tripplanner.jp/wp-content/uploads/2021/01/cropped-favicon-32x32.png 世界遺産に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/tag/世界遺産 32 32 ベネチアでアート散歩、美術館&ギャラリーがひしめくドルソドゥーロ地区を歩いてみよう。 https://tripplanner.jp/topics/4398 Tue, 10 Oct 2023 10:54:07 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4398 ベネチアは近くで見るとわりとボロいとか、太鼓橋100本ノックみたいな道を歩くのが辛すぎるとか、うっかり文句ばか…

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ベネチアは近くで見るとわりとボロいとか、太鼓橋100本ノックみたいな道を歩くのが辛すぎるとか、うっかり文句ばかり書き連ねてしまったが(⇒詳細)、もちろんいいところもたくさんある。

今回は私が足を棒にしながら歩いた結果、ここは結構好きなエリアかも♡と思った場所をご紹介したい。特にアート&建築好きなら楽しめること請け合いですぞ。

さて、ベネチア屈指の観光地いえば、聖マルコというキリスト教のものすごく偉い聖人の骨が安置されているサン・マルコ寺院前にある、サン・マルコ広場である。

サン・マルコ広場
ナポレオンが世界一美しい広場と称賛したというサン・マルコ広場。

ここは、寺院だけでなく、ヴェネツィア共和国時代は政治の中枢だったというドゥカーレ宮やロマンティックな老舗カフェなどが連なり、まさにベネチアを代表する観光名所。

サン・マルコ寺院のファサード
サン・マルコ寺院のファサード。豪華絢爛!

なので、もちろんいつも大混雑である。私はサン・マルコ寺院前の行列の長さにおののき、ファサードをちらりと見学して退散。この広場近くの船着き場からトラゲット(Traghetto)という安い渡し船に乗って、対面のドルソドゥーロ地区へと避難したのだが、これが大正解!なのだった。

■安藤忠雄建築もあるぞ!ギャラリーひしめくドルソドゥーロ地区とは?

ドルソドゥーロ地区とは、下の地図でいうと、サン・マルコ広場から大運河を渡った画面下あたり。サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会などがある島の南側である。

サン・マルコ広場から出た船が着くと、すぐ前にあるのが、ブンタ・デッラ・ドガーナ、我らが安藤忠雄が設計し、かつて税関だった歴史的建造物を再生させた現代アートの美術館だ。

トラゲット(Traghetto)
トラゲット(Traghetto)に乗ってドルソドゥーロ地区へ。この乗り物がいかにお得かは、別記事にてご確認を。

・【必見スポット1】ブンタ・デッラ・ドガーナ

プンタ・デラ・ドガーナ
「ICÔNES」というエキシビション開催中(2023年4月 —23年11月23日まで開催)のブンタ・デッラ・ドガーナ内部。

歴史を感じる木造トラス小屋組みとレンガ壁と、安藤建築ならではのコンクリート打ちっぱなしの空間が共存する、おそろしくかっこいい建築。開催中のエキシビションもすばらしく、アート好きならベネチアで外せないスポットではないかと思う。

ザ・安藤忠雄なコンクリートと古い煉瓦のコラボ。※展示内容により見え方が変わります。

建築もアートも最高なのだが、個人的にぐっと来たのは、館内のどの窓からも海が見えること。
まさに海に浮かぶ美術館! こんなん、ベネチアにしかないって!

プンタ・デラ・ドガーナ
こちらを見ても海
プンタ・デラ・ドガーナ
あちらを見ても海。

プンタ・デラ・ドガーナ

それもそのはず、建物はこんなふうに、もう海ギリッギリのところに建っているのだ。なんならちょっと沈みかけてない?ぐらいのひたひた感。

先を急いでなければ、館内にある、やたらワインが充実したカフェコーナーで一杯飲んでゆっくり過ごすのもおすすめ。軽食もあり、客が異常に少ないせいか、スタッフのかたもとても親切、ワインもサンドイッチも美味しかった。
カフェの前には小さなギャラリーショップも併設しているのでお土産も買える。

Punta della Dogana 公式サイト

・【必見スポット2】サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会

ブンタ・デッラ・ドガーナのすぐとなりにあるのが、ベネチアバロックの傑作と言われるサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会

ここは建築もさることながら、ヴェネツィア派の巨匠・ティツィアーノの巨大作品が鑑賞できることでも有名。ルネサンスといえばフィレンツェ、と思いがちだが、ここヴェネツィアを中心に生まれたルネサンスもあり、それがヴェネツィア派と呼ばれていたりする。

常々、もとあった場所から美術館などに移された美術品は、どこか蝶の標本のように生気を失っている気がして、アートはオリジナルの場所で鑑賞したいものだ、と思っているクチなので、教会などで見る絵は大好物である。

ティツィアーノ「精霊降臨」
ティツィアーノ作 「聖霊降臨」は、必見名画のひとつ。

・【必見スポット3】アカデミア美術館

お次は、ヴェネツィア派の作品がてんこ盛りのアカデミア美術館へ。フィレンツェにも同名の美術館があり、正直そっちのほうが圧倒的に有名だが(何しろミケランジェロによるダビデ像がある)、こちらだってなかなか負けていない。

ご存知でした? ベネチアは昔ひとつの国だったこと。しかもそんじょそこらの国じゃなくて、1,000年以上も続いた歴史上最長の共和国で、一時はアドリア海から東地中海まで支配下に治めていた一大海洋国家だったのだ。

ローマよりはコンスタンティノープル(ビザンチン帝国)とがっつり組んでいた国なので、アートもまた、ビザンチン風が目立つ。

美術館のエントランス付近がすでにビザンツ風。

参考までにフィレンツェのウフィツィ美術館の内部はこんな感じである。

比べれば明らかに違う文化圏なのが一目瞭然。今では列車で2時間程度で移動できる距離なのに、ベネチアとフィレンツェ、こんなに差があるなんて、イタリアは本当に奥深い、というか複雑である。

展示されている作品も、いかにも貿易国らしく、いろんな人種の人たちが描かれていたりいて面白い。

聖カタリナとマグダラのマリアのいる聖母子
ヴェネツィア派の巨匠の一人、ジョヴァンニ・ベッリーニによる「聖カタリナとマグダラのマリアのいる聖母子」。こちらも有名作品。

個人的には、ヒエロニムス・ボスの作品が何点かあったのが嬉しかった。日本でも世界でも、意外と作品を見る機会が少ない画家の一人。奇妙な怪物やら不思議な動物やらを好んで描く彼に、鳥獣戯画の国の民としてはやや親近感を抱いてしまうのである。

絵の一部をクローズアップ。やっぱり彼、どこかおかしいよね。。。

・そぞろ歩きも楽しい「キレイなベネチア」

その他、ペギー・グッゲンハイムコレクションという近現代アートの小さな美術館のほか、小さなギャラリーも点在し、アート散歩にうってつけのドルソドゥーロ地区。

このエリアが気に入った理由はアートだけでなく、全体的に「キレイ」なところ。正直言って、サンタ・ルチア駅近くのサンポーロ地区や、サンマルコ広場周りなど、中心部は壁とかボロボロだったり、落書きが目立ったりしてあまりキレイとはいえない場所も多かった。

落書きだらけの壁は、街の中心部でわりとよく見た風景。こんなに観光客がいるのに街にお金ないのかな?とやや心配にも。

だが、この地区は全般的にメンテナンスされているというか、新しめというか、こざっぱりとキレイな印象。

明らかにメンテされているっぽいのがおわかりいただけるだろうか。

観光客もそれほど多くないので、おやつに美味しいジェラートなどを舐めつつ、のんびりアート散歩を楽しみたいエリアだ。

アカデミア美術館近くのジェラテリア「Gelateria lo Squero」はすごく美味しいのでおすすめ。ベネチアならではの運河と太鼓橋を背景に映える写真も撮れちゃうぞ。

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ベネチア屈指の「映え」スポット、カラフルすぎるブラーノ島を知っていますか? https://tripplanner.jp/topics/4370 Mon, 09 Oct 2023 10:15:41 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4370 水の都・ベネチアに行くなら、個人的に強くおすすめしたいのが、船でさくっと行ける近隣の離島、ブラーノ島へのショー…

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水の都・ベネチアに行くなら、個人的に強くおすすめしたいのが、船でさくっと行ける近隣の離島、ブラーノ島へのショートトリップだ。

ま、ベネチア本島もいいんですよ、風情があって。とはいえ、街はどこかすすけているし(思ったより落書きも多かったりする)、細い水路に狭い道といった迷宮感あふれる島は、歩いていていささか疲れないでもない

観光ガイドに載らないベネチアのリアル。わりと壁とかボロボロだった。この島の観光疲れについては、前の記事「登山より辛いベネチア観光、水の都は足腰が強いうちに行け!」で語っているのでここでは繰り返さない

そんな島からわずか11キロしか離れていないにもかかわらず、ブラーノ島はまるで別世界。世界中の人を魅了するカラフルアイランドとして大人気なのである。

行き方、歴史などブラーノ島をざっくり紹介

ブラーノ島への行き方は簡単だ。サンタ・ルチア駅前から、ベネチア唯一の公共交通機関といえる水上バス(ヴァポレット)がばんばん出ている。

しかもよほど人気なのか、スタッフが常に「ブラーノ島行きはこっちだよー!」的な叫びをあげているので乗り場も迷わない。切符は75分券で9.5ユーロである。

いざ、出発! 公共交通機関とはいえ船旅なのでアトラクション感もたっぷり。

ヴェネツィアングラスで有名なムラーノ島を経て、約40分程度でブラーノ島に到着。さすがは人気スポット、たくさんの人が下船していく。

港からちょっと歩けば、もうこんな風景だ。

全体的に紅茶で煮しめたような色合いだったベネチア本島から来ると、目の覚めるようなパワーあふれる色彩の洪水。元気出るわぁ!

かつては貧しい漁師ばかりが住んでいたというブラーノ島。漁から戻る彼らが自分の家を見分けられるようにと、こんなカラフルな家になったのだとか。

ブラーノ島観光、所要時間は? お土産は?

さて、歩いているだけで心踊るブラーノ島だが、映えている以外に何かあるのか?といえば、有名なのは名産のレースだろうか。

もともと貧しい漁村だったブラーノ島だが、16〜18世紀に伝統工芸のレース編みが作られるようになり、やがて世界中に輸出される名産品に。島の経済も大変うるおったとか。

街のあちこちにレースのお店がある。

ということで、今もレースのお店があちこちにある。街歩きしながら、お土産探しを楽しむのもいいだろう。

ただ、個人的にはカラフルな家をただ眺めるのが一番楽しかった。

カラフルにカラフルを重ねた扉がユニークな誰かのお宅は人気の記念撮影スポットになっていたり、

大体の家には扉代わりのカーテンが。ちょっと日本のすだれ的な役割を感じる。

扉代わりのカーテンもまた一軒一軒カラフルだったり、

壁と扉の色のコントラストがビビッドで印象深い家があったりと、それぞれ個性があって、見ていて飽きない。

とはいえ、小さい島だし、あっという間に徒歩で見終わってしまうのも確か。ゆっくり買い物したり、ランチしたりせずさっと歩いて見て回るだけなら、最短90分で見終わるのではないかと思う。ゆっくりしたいなら、ランチなども楽しんで3−4時間といったところか。

「ヴェネツィアとその潟(ラグーン)」として、ベネチア本島、ムラーノ島と共に世界遺産に登録されているブラーノ島。楽園というか、おとぎ話というか、ディズニーランドというか、とにかくわかりやすく楽しい場所なので、万人におすすめ。

ベネチアの街歩きに疲れたら、さくっと船で逃避してみよう。パワフルな色からパワーをもらえますぞ。

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登山より辛いベネチア観光、水の都は足腰が強いうちに行け! https://tripplanner.jp/topics/4344 Sun, 01 Oct 2023 11:48:39 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4344 まさか、イタリアの山岳地帯ドロミテのトレッキングよりも、ベネチア街歩きのほうが辛いなんて想像もしなかった……。…

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まさか、イタリアの山岳地帯ドロミテのトレッキングよりも、ベネチア街歩きのほうが辛いなんて想像もしなかった……。
運河が張り巡らされた唯一無二の風景が人気の水の都、ヴェネチア東京ディズニーシーみたいなところでしょ?ぐらいの知識で行くと痛い目に合うので、実際に街歩きで足が死んだ私が、ベネチア観光のリアルをお届けします。

知ってる?タクシー禁止で歩くしか無い島ルール

私は今回が初めてのベネチア。予備知識は、「運河が張り巡らされた風景が旅情を誘う水の都」ぐらいであった。
しかし、実際に行って少し歩いて痛感したのだった。この街の水上交通オンリーのルールはガチ!

ベネチアの玄関口、国鉄サンタ・ルチア駅を降りると、まず目に飛び込んでくるのはこちらの大運河。

ベネチアのサンタルチア駅の前

「ええ、駅前からいきなり水辺!?♡」と誰もが心踊るが、このときめきは、街歩きをはじめて30分もすると困惑に変わる。

駅から海側に大運河を渡り、少し歩けばすぐ小運河だ。あなたは浮かれてTHEベネチアな風景を写真におさめ、小さな橋を渡って向こう岸に渡る。

少し歩けばまた小運河だ。「どこもかしこもフォトジェニックだわぁ」などと思いながらうきうきと橋を渡り、次のブロックへ。

ええっと……

  待って……!

想像以上に運河が張り巡らされているんですけど!!!

もちろんベネチアが水の都だということは知っていたけど、ここまでとは想像以上。感覚的には、東京で言えば、普通の小道が全部運河みたいなイメージである。その度に太鼓橋的なものを渡らなければならないので、大体1時間も歩くと足が死ぬ

私はベネチアの前に標高2000m超えのドロミテの山でトレッキングを楽しんできたのだが、あちらは頂上までケーブルカーで行けたし、登山道はばっちり整備されていたので、正直言って、ベネチア街歩きより数倍楽であった。

ベネチアよりラクだったセチェーダ山頂トレッキング

「バリアフリー、何それおいしいの?」と完全に割り切っているかのような水の都。21世紀になってもなお、この不便極まりない環境を頑なに変えないなんて……その意固地さ(なのか?)に驚愕するとともに、もし運河を埋めて道路でも作ろうものなら、これほどの世界的観光地にはならなかっただろうとも思う。

ベビーカーの人とか本当に大変そうだった。

重いスーツケースを抱えて旅する人は、雰囲気はいまいちでも絶対、サンタ・ルチア駅周辺の宿を押さえることを強くすすめたい。

ベネチアで歩きたくない人のための3つの交通手段

ベネチアは国鉄の駅より南側は車の乗り入れ禁止なので、疲れ果ててもタクシーを拾うことができない。

直線距離で100mの場所へ行こうとしても水に阻まれ、迂回して橋を渡らねばならぬため、その5倍は歩かないとたどり着けない、といった過酷さを覚悟していくべき場所なのだ。

とはいえ、歩く以外の方法もなくはないので、ここでは代表的な3つの水上交通手段を紹介したい。

1.ヴァポレット(vaporetto)

ベネチアの唯一の公共交通機関と言える水上バス。サンタ・ルチア駅からサンマルコ広場まで直接行きたい場合や、近隣の島巡りなどでは便利そうだが、75分間有効の切符が9.5ユーロ(今の為替だと1,500円くらい)と結構なお値段だし、小さな島の中をちょっと移動したいだけなら使う理由はあんまりなさそう(停留所から結局歩かなきゃいけないので辛さがあまり変わらないケースも多い)。24時間や48時間パスもあるので何度も使う人はそれを買ったほうがオトク。

2.ゴンドラ

ベネチアといえばゴンドラクルーズでしょ!と思いがちだが、これは乗ることそのものがアトラクションの船。島内を歩いているとあちこちに乗り場があるが、30分80ユーロ〜100ユーロぐらいと完全にハネムーン価格。移動手段としては論外!

ハネムーンでどうぞ

3. トラゲット(Traghetto)

これはいわゆる渡し船。数は多くないが、「Tragetto」の看板を掲げた乗り場が島内にいくつかある。こちらは一見するとゴンドラとほぼ同じ船なのになんと片道2ユーロ程度。私はサン・マルコ広場から現代アートの美術館ブンタ・デッラ・ドガーナに移動する手段として利用した。

ちなみに乗船時間はほぼ3分程度だった。歩いたら片道45分はかかりそうなんで超おすすめ。ワンコインで「ベネチアでゴンドラに乗った」思い出もゲットできるぞ!

ベネチアでゴンドラに乗ったよ〜とインスタにシェアしてもOK

2024年春から日帰り客を対象に島内への入場料(5ユーロ程度)を徴収することが決まったベネチア。

オーバーツーリズム対策ということだが、個人的には老人や足の弱い人は避けるようにアナウンスするのも観光客抑制に効果があるのでは? と思ったのだった。

行く人はくれぐれも歩きやすい靴で!

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おとぎ話の世界に迷い込もう!南イタリアの世界遺産アルベロベッロ1泊2日の旅、ホテル、レストラン、観光ガイド。 https://tripplanner.jp/topics/4063 Wed, 26 Apr 2023 11:03:05 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4063 そのルックスをひと目見ただけで、他に何の情報がなくとも「かわいい!行く!」と思えてしまう、アピール力が強すぎる…

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そのルックスをひと目見ただけで、他に何の情報がなくとも「かわいい!行く!」と思えてしまう、アピール力が強すぎるアルベロベッロ。南イタリア、プーリア州にある、人口1万人ほどの小さな町だ。

この町の写真を最初に見たのはもう25年も前になる。その時からずっと、いつかは行くリストに加えていたフェアリーテイルな世界遺産、ついに念願かなったので、一泊二日の旅を詳細にレポート! おすすめのレストラン、宿、バーリからの行き方もシェアしますぞ。

■ アルベロベッロで観光…さて、何をするべきか。

バスか列車でバーリからアルベロベッロ駅に着くと、あなたは一瞬「あれ…トンガリ屋根のかわいいおうちは…?」とがっかりするかもしれない。まず目に飛び込んでくるのは、こんな「普通の風景」だからだ。

アルベロベッロの駅前風景
アルベロベッロの駅前風景。おとぎ話どこ…?

実はトンガリ屋根の大集合エリアは、駅から歩いて約10分ほどのところにある。地図でいえば、このあたりを目指すといい。

ここまで来れば、もう期待どおりの風景。

トゥルッリと呼ばれるトンガリ屋根の家が見渡す限り広がり、その愛らしさに悶絶。

トゥルッリ群へと足を踏み入れれば、土産物屋やレストラン、カフェ、雑貨屋などがひしめき、観光客でいっぱいだ。まずはのんびりショッピングを楽しむのもいい。

たとえば、こんなお持ち帰りできるちっちゃなトゥルッリが売られていたり、

アルベロベッロのお土産屋

素敵なファブリックのお店や、

アルベロベッロのお土産屋

インテリア雑貨店など、眺めていて飽きない。

■ アルベロベッロで最大の遊びは「奇跡の一枚」を狙う大撮影大会!

買い物に興味がない人は、ひたすら写真を撮るのもおすすめだ。なにせ「フォトジェニックが最大の売り」と言っていい町なのだ。「奇跡の一枚」を狙うチャンス!

ニャンコだっておすましする町。

迷路のような小道へ迷い込めば、どこだって撮影ポイントなのだが、強いて挙げれば、以下が人気の撮影スポット。地図でいえばこのあたりだ。

ミステリアスな模様が描かれたとんがり屋根が整列する様子は、まさに絵葉書のよう。この模様にはお守りの意味があり、原始宗教や呪術の表象記号だとか。

このフォトスポットの目の前にあるアクセサリー店Ars Creandiには、屋根に描かれた模様や、生年月日別の表象記号を用いたネックレスやリングなどが買えるので記念におすすめ。なんと日本語の説明もあり、店主は日本びいきだ。

そしてこのエリアでもう一つのおすすめ撮影スポットが、町で唯一、日本人が経営している「陽子の店」。店に入ると、陽子さんが笑顔で「屋上へどうぞ!」と案内してくれる。この屋上からの眺めは、ただ歩いているだけではなかなかお目にかかれない絶景。

とんがり屋根が近い!

こんな写真も撮れちゃうぞ。

屋上からよく見ると、屋根の尖塔(ピナクル)がそれぞれちょっとずつ違うことがわかる。これは職人の署名代わりなんだとか。

ちなみに、このトゥルッリ、なぜこんな形になったのかといえば、税金逃れのため。かつてこの地を治めていたナポリ王国が税金を屋根の数に応じてかけたため、さっと解体できる石組みの屋根の家にしたのだとか。

家の間口3間ごとに税金をかけられた京都の町家が、やたら間口の狭い「うなぎの寝床」になった歴史を思わせる。誰だって税金はできるだけ抑えたいのである。

さっと解体できる石積みの屋根。

陽子さんの店には、おいしいプーリア名産などが売っている。私は開封しなければ一年持つというプーリア地方の名産、高級リコッタチーズのカチョリコッタを買った。味見させてもらったがとってもクリーミーなヤギのチーズで、パスタやサラダにすりおろして食べるといいとか。

ただ、今まで紹介したエリアは、言ってみれば原宿の竹下通りのようなもの。奇跡の一枚を狙いたくとも、人が写り込まない瞬間を狙うのは、特に日中は難しい。

歩いている風を装おうとしてわざとらしくなってしまった失敗例。人も映り込むし全然映えてねぇ!

そんな人におすすめなのが、公園を登った丘の上にある、閑静なエリア。土産物もまったくなく、わずかな宿があるだけの住宅街のような一角だ。地図でいえばこのあたり

丘の上なので眺めもいい。
額縁的なカットが撮れるスポットも。
邪魔なものが削ぎ落とされ、完璧なおとぎ話の世界を捉えた。

ここまで来れば記念撮影天国。奇跡の一枚を撮るのだ!

奇跡の一枚になっただろうか。

■ トゥルッリに泊まろう! 実際にステイしたおすすめホテル。

さて、来てみてわかったのだが、アルベロベッロはわりと日帰り客が多い。日中はあんなに人でごった返していたのに、夕方ともなると皆どこかへ去っていき、ぐっと町は静かになる。

さっきまでは観光客で溢れていたメインストリートもこの通り。夕方以降はどこでもフォトスポットかも。

しかし、アルベロベッロはご覧のように時間帯ごとに表情を変える町。せっかくなら朝や夜などさまざまな時間帯の景色を堪能したいもの。しかもあのかわいいトンガリ屋根を利用した宿も結構あるのだ。

私たち女三人が選んだのはこちらのTrulli Quercus 。駅から歩いてすぐだが、上記のフォトジェニックなトゥルッリ大集合エリアではなく、普通の町の中に突如ある、いわば野良トゥルッリである。

Trulli Quercus  URL

風情としてはメインエリアのほうがいいかもしれないが、ここはとにかく設備のメンテ状況も、清潔さも、ホストの親切さも素晴らしい。口コミも絶賛の嵐である。

ひろびろとした部屋が3部屋あり(1つは屋根裏部屋、それぞれダブルベッドがある)、さらにリビングに小さなベッドエリアがあり、バスルームも2つあり最大6人まで宿泊できる。

キッチン完備。コーヒーやお茶、調味料もスタンバイ。
部屋の例。
屋根裏部屋からは屋上に出られる。

駅とトゥルッリ群のちょうど中間といった立地も意外と便利。一泊200ユーロぐらいなので3人以上で泊まればかなりリーズナブル。

また、トゥルッリ群の中にあるレストランは時に観光客目当てだが、この宿があるあたりは言わば地元民御用達エリア。リーズナブルな店が近くにあるのも便利だ。

こんな感じでトゥルッリはあちこちに点在している。

アルベロベッロは今では近代的な四角いビルなども増えているが、ところどころに野良トゥルッリが残っている。かつてはこのあたりの建物は全部トゥルッリだったそうで、開発しなければさらに凄まじい景色になっていただろうに、と惜しい気も。

■ 地元民に教わった、アルベロベッロのおすすめレストラン。

さて、とても親切な宿のホストが、おすすめのレストランを教えてくれたのでシェアしたい。ちゃんと地元のシェフが調理している店ばかりだとか。

Ristorante Il Pinnacolo(地図
Ristorante La Cantina(地図

上記2つは予約したほうがいい、と言われたが、ダメ元で行ってみたところやっぱり予約で満席だった…。前日までにホストを通じて予約しておくことを強くおすすめ。Pinnacoloはトゥルッリ群の中にあり立地も店の風情もいい感じで旅の思い出になりそうな店。でもメニューをチラ見したら美味しそうだったのはLa Cantinaのほう。Googleの口コミもLa Cantinaのほうが高い。行きたかったなぁ。

あとは、Ristorante “L’Aratro” di Domenico Laera(地図)、Ristorante Casa Nova(地図)、Il Guercio di Puglia(地図)、Trullo Garden(地図)がおすすめということだが、この日は予約無しで入れた、宿のすぐ近くのTrullo Gardenに決定。

Trullo Gardenの店内。トゥルッリがチラっと見えているのに気づきました?

店内はご覧のように高級感たっぷり。でも値段は普通なのでご安心を。しかも、外側からじゃわからなかったが、中に入ってみると、かつてのトゥルッリを改装したレストランだった。

ここはシーフードメニューが充実しており、

ふわふわの白身魚のフライやら、

マグロのカルパッチョやらを堪能。

オレキエッテ
プーリアの郷土料理、耳たぶパスタ。

名物のパスタの耳たぶ型のオレキエッテやらいろいろ頼んでお腹いっぱい。

あと、プーリアはロゼワインの名産地ゆえか、ボトル一本15ユーロぐらいだったりと破格。そしてすごく美味しかった。観光地にあるレストランではないので早い時間に行けば予約無しで入れるのもいい。夜遅くなると結構混み合っていたので、19:30の開店と同時ぐらいに行くのを推奨。

あと、レストランではないが、トゥルッリ密集地にあるこちらのワインバー、Trulli e Puglia Wine Bar(地図)も風情があって良かった。

プーリア名物のブッラータやハムなどをつまみにのんびりワインが飲めるお店。

こちらでもロゼワインを。そんなにお腹が空いていないけどさくっと何か食べたい時に立ち寄りたい店。

■ バーリからアルベロベッロへの行き方

最後にアクセス情報を。浮世離れしたルックスゆえ、よほど辺鄙な田舎にあるのだろうと思い込んでいたが、実は都市部からのアクセスは結構至便である。

近くの大都市、バーリ(Bari)まで行けば(イタリアの主要都市から列車もしくは飛行機で行ける)、あとは列車とバスがばんばん走っている。バスはチケットをオンラインで簡単に買えて片道4.4ユーロ。

バーリからアルベロベッロ行きのバス
バーリからアルベロベッロ行きのバス乗り場。

土曜日の朝は「本当に全員乗れるの!?」と不安になるほどごった返すバーリ行きのバス。ターミナルは駅のにぎやかなほうとは反対側にあるので要注意(バスはこのあたりに来る)。ちなみに絶対全員乗れない!と思っていたが、何台も来るのでご心配なく。ただ最後の数人は席がなくなって床に座らざるを得なかったので、バス停には早めに行くのが吉。30分前には着いていたい。

アルベロベッロのバス停
アルベロベッロのバス停。隣には鉄道駅も。

電車ならバーリからアルベロベッロまでは約1時間40分程度で、1~2時間に1本程度あるとか。ただ日曜日は電車がないのでバス一択。そして、この記事によると利用難易度もかなり高そうである。バスは利用が非常に簡単だったし、バスで行くほうがいいんじゃないかな…。

■アルベロベッロだけじゃもったいないらしい、近隣の美しい村。

なお、今回は週末弾丸旅行だったのでアルベロベッロのみ訪れたが、現地で出会った旅人によれば、実は近隣のロコロトンド(Locorotondo)マテーラMatera)もとても美しいらしい。ここまで来たら行かなきゃもったいないよ!と言われたが、時間切れ。

ロコロトンドは「イタリアの最も美しい村」の一つで、アルベロベッロから列車で40分くらいで行けるので、ちょっとトンガリ屋根に飽きたらさくっと移動できそう。マテーラは世界遺産でもあり、数々の映画のロケ地にもなっており、フォトジェニックだ。

アルベロベッロでレンタカーして近隣の小さな美しい村をめぐる旅なんて、素敵ではないか。次回こそ!

さよなら童話の町よ、たぶんまた来る。

<関連記事>

いま話題のバズレシピ「暗殺者のパスタ」を本場イタリアのバーリで食べてみた。

 

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死ぬまでに見たい名建築、ル・コルビュジエの「ロンシャン礼拝堂」に行ってきた。 https://tripplanner.jp/topics/3484 Wed, 25 Jan 2023 11:12:15 +0000 https://tripplanner.jp/?p=3484 最近の旅のマイブームとして、一つしか見るものがない場所へ行く、というのがある。 ほら、パリとかフィレンツェとか…

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最近の旅のマイブームとして、一つしか見るものがない場所へ行く、というのがある。
ほら、パリとかフィレンツェとか名所旧跡が多すぎる観光地って、あっちだこっちだ!ってつい忙しくなっちゃうでしょう? それがもう、トシのせいか、疲れてきちゃったんですよね…。

というわけで、今回は正真正銘のワンテーマ(しかない)なスポット、フランスのロンシャンに行って参りました!

■ロンシャンといえばのコルビジェの世界遺産

建築好きの人なら、ロンシャンと聞けば、すぐこの不思議な形の建築が思い浮かぶはず。

ロンシャン礼拝堂
1955年竣工。2016年、ユネスコの世界文化遺産に登録された。

これはスイスで生まれ、主にフランスで活躍した建築家、ル・コルビュジェ(1887-1965)が設計したロンシャン礼拝堂。フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエとともに「近代建築の三大巨匠」の一人に数えられる彼の晩年の傑作だ。

コルビュジェといえば、アール・ヌーヴォーやらアール・デコやら、やたら装飾的だった建築が主流だった時代に、直線的で機能的な、むしろ今の我々が慣れ親しんだスタイルの建築を確立させた、モダニズム建築の父、というイメージが強い。

たとえばこの、ユニテ・ダビタシオンなんかが典型だ。

ユニテ・ダビタシオン
マルセイユにある日本の団地の元祖?とも噂される、ユニテ・ダビタシオン。

それが、どうした? コルビュジェ…?
かっちりきっかり、機械のような直線が好きじゃなかったのか?

……と建築雑誌でひと目見たときから心つかまれ、以来、死ぬまでには絶対に見に行こう、と決めていた場所、それがこのロンシャン礼拝堂なのだ。

■  ロンシャン礼拝堂きっかけにプランした、フランス・スイス名建築巡礼の旅。

で、このロンシャン礼拝堂だが、地図で見るとこんな場所にある。

緑一色の地図から、このあたりが完璧な田園地帯であることがわかる。かんたんにいうとド田舎なのである。

一番近い大きめの都市をGoogle Mapで探してみれば、なんとスイスのバーゼルになってしまうではないか。そう、ここはフランスとはいえ、ほとんどスイスといったエリアなのだ。

バーゼルは建築好きの聖地と言われる「ヴィトラ・キャンパス」の拠点となる街だし、ついでに一緒に回るのも悪くないかもしれない。フランスのド田舎つながりで、ロンシャン礼拝堂と同じクチュリエ神父が依頼した「ラ・トゥーレット修道院」まで思い切って足を伸ばしてしまおうか……。

などと考えた私が作った旅程はこちら。

<1日目> リヨンに入り、「ラ・トゥーレット修道院」宿泊。※なんとここは泊まれる世界遺産。詳細はこちら。
<2日目> 「ラ・トゥーレット修道院」から列車で約5時間ちょっとかけて「ロンシャン礼拝堂」へ。見学後、列車で約2時間のバーゼル泊。
<3日目> バーゼルからバスでヴィトラ・キャンパスへ。バーゼル泊。訪問レポートはこちら
<4日目> バーゼルからチューリッヒに移動して飛行機で出国

えーと…、これは建築学科の学生の就学旅行ですか?

という3泊4日の旅プラン。詰め込みすぎや!
忙しい旅に疲れたって冒頭で言ってなかったっけ?

話をロンシャン礼拝堂に戻そう。

この礼拝堂への最寄り駅はRomchamp。ここがまた、急行が止まらない無人駅で、しかも電車の本数もごくごく少なく、事前に相当な準備をしないと時間のロスが激しく、下手をすればたどり着かない…という声がネットで多数の、行き方の難易度の高い駅なのだ。

でも、心配ご無用!

フランスの国鉄SNCFが作ったスマホアプリがあれば、自分が乗る駅と降りる駅で検索すれば、一番乗り継ぎがいい便を一発検索。日本でよくある乗り換え案内アプリとほぼ同じ使い勝手で英語OK。良いルートが見つかったら同じ画面で切符をかんたんに買えてクレジットカード決済、発券もスマホで完結する。

フランス語がわからないのに窓口で切符を買わなければならなかった頃はえらい大変だった鉄道の旅が、こんなに簡単になるとは……ありがとうテクノロジー!

sncfアプリ
フランス鉄道の旅をするならマストでダウンロードすべきアプリ、SNCF Connect.

このアプリがあれば、自分が今どのあたりを走っているのかもわかるし、乗るべきプラットフォームの番号も、乗り継ぎ時間も教えてくれ、列車に遅れが出れば最新の時間で表示してくれる。日本の新幹線の予約サイト等の使いにくさを知っている身からすると、神レベルの使い勝手。IT後進国の日本、もっと頑張れ……。

というわけで、わりと難なくロンシャン駅に到着。しかし、実はここからが予想外に難易度が高かったのだ。

■ロンシャン駅に着く前に絶対にしておくべきこと

覚悟していたが、駅は緑生い茂る小山の上にあり、周囲には何もない。私が行ったのは2022年の7月下旬。もうバリバリに暑い時期である。

ロンシャン駅

この日、駅を降りたのは私一人。建築ファンの聖地だからもっと巡礼者がいるかと思ったのに…心細すぎる。

駅の前の風景はこんな感じでただの自然。「Chapelle Notre Dame du Haut」の看板があるのは、おそらくこの駅で降りる人の大半がここを目指しているからなのだろう。通称ロンシャンの礼拝堂の正式名称は「ノートル・ダム・デュ・オー礼拝堂」なのだ。

ロンシャン礼拝堂に向けて駅から少し歩くとこんな風景に変わるので、一瞬、「おお、街だ!」と喜ぶものの、残念ながら店らしい店はほぼゼロ。小さなスーパーぐらいはあるだろう、とタカをくくっていたがものの見事に何もない。そして私は、このクソ暑いのに水を持参していなかったのだ。

やっと一軒の薬局を見つけ、水を求めて入店してみたら、すでに先客のカップルがいて私と同じく水を所望していた。店主の答えはノーである。……マジか……。

駅からロンシャンの礼拝堂までは徒歩約30分ほど。もちろんタクシーもバスも見当たらないので歩くしかない。

見て、この乾ききった山道。

灼熱の中、熱中症の恐怖と戦いながら山道をひたすら歩く。これはなかなかドキドキした。もしここで倒れても、こんな辺鄙な山道では誰も見つけてくれなそうである。
これからロンシャン礼拝堂に行く人は、絶対に軽いスナックと水はどこかの街で買っておくことを強くおすすめする。

■ ロンシャン礼拝堂、まずは彫刻的な外観を堪能……のはずが!

山道をひたすら歩き続け、ついに目の前に近代的な建物が!

そう、ここはロンシャン礼拝堂の正門であり案内所。や、やっと着いたぞ〜助かった……。

ちなみにこの建物はレンゾ・ピアノ設計。

ここで入場料を払えば、いよいよあのコルビュジェ晩年の傑作を目にすることができるのだ。ちなみに水も売っている(到着後すぐ買ってがぶ飲みした)。

しかし。胸を踊らせ、礼拝堂のある丘へ向かって歩き出した私の視界に飛び込んできたのは……。

えええーーーー工事中!(号泣)

みなさん、どこかに行くときは必ず公式サイトをすみずみまでチェックするようにしましょう。2024年まで修復工事中のアナウンス、完全に見落としていた……。

気を取り直して、工事していない部分の外観をとりあえず見学。

ロンシャン礼拝堂この角度からの礼拝堂も悪くない

モダニズムがにじみ出る階段エリア。
ロンシャン礼拝堂
見る角度によって驚くほど表情を変える巨匠の名作。
ロンシャン礼拝堂
個人的には裏側から見たこの外観がツボ。ゾウの鼻みたいな形の雨樋の面白さよ。手前にあるオブジェみたいなものは雨水をためる水槽だそう。

■ いよいよ内部を見学。多数の窓が並ぶ有名な「光の壁」へ。

外観をあらゆる角度から鑑賞し、満喫したあとは、いよいよ礼拝堂の中へ。

いっそ「かわいらしい」とさえ言ってしまいたくなる、マッシュルームみたいな外観からは想像できないほど、おごそかで神秘的な空間が現れる。

色とりどりの光に満ちた空間を生み出しているのは、壁一面に穿たれた様々な大きさの窓。カラフルなステンドグラスが埋め込まれており、祈りの空間を美しく照らしている。

受付でもらったリーフレットによれば、壁には、第二次世界大戦で破壊された旧礼拝堂の石が使用されているとか。

この礼拝堂は、ローマ時代の1世紀頃にすでに聖域があったと言われるスピリチュアルな場所に建つ。1092年にはすでに教会があったとされ、その後荒れ果てるも1843年に再建。しかし、第二次大戦中の1944年、ドイツ占領からのフランス開放時に破壊されてしまったのだ。

そんな歴史もこの礼拝堂は各所で継承している。

たとえば、写真右のマリア像は、18世紀の旧礼拝堂にあったものだ。

また、内部にある3つの小礼拝堂の一つの壁は赤く塗られ、キリストの磔刑と1944年に亡くなった兵士の両方を表しているとか。

外の明るさによって、表情を変える内部空間。

ベンチや祭壇、十字架や燭台など、ほぼすべてをルコルビュジェがデザインした幻想的な祈りの空間。四角い箱のような建築を数多く手掛けてきた彼が、60代も終わりになって、絵を描くように、彫刻を彫るように作ったアートのような作品。私にはそう思えてならなかった。

■ 建築ファンにはたまらない、礼拝堂以外の見どころ

さて、コルビュジェによる礼拝堂を出て、広大な敷地を歩いてみよう。ちらほらと有名建築家やデザイナーの作品があるのでお見逃しなく。

ジャン・プルーヴェの鐘楼

たとえばこちらの鐘楼は、2022年夏に日本の東京都現代美術館で行われた展覧会も記憶に新しいジャン・プルーヴェによるもの。ここでも1944年の爆撃を生き延びた鐘が使われている。

平和のピラミッド
1944年のフランス解放時の戦闘で犠牲になった人たちを弔うために建てられた「平和のピラミッド」。ル・コルビュジェの助手のアンドレ・メゾニエがデザイン。

丘を下ったところには、コルビュジェ設計の「巡礼者の家」もある。

もとは礼拝堂の建設労働者の住まいで、竣工後は巡礼者などが滞在する場所だった。

建物の前にはベンチがあり、そこから見下ろすロンシャンの風景もまた素晴らしい。

礼拝堂再建の依頼を受けて、この地を訪れたコルビュジェはその風景に感動したのだとか。

さらに丘を下ると、レンゾ・ピアノ設計の「聖クララ修道院と礼拝堂」(2011年)がある。日本だと関空や銀座のメゾン・エルメスを設計したことで知られ、世界ではポンピドゥー・センターなど超有名作品を多数手掛ける現代イタリアを代表する建築家だ。

ロンシャン礼拝堂の案内書
丘に半分埋まっているから、コルビュジェによる礼拝堂からは見えないのだとか。
壁の大きな十字架は1417年にスペインの説教者からもたらされたもの。

一部工事中なのが残念ではあったが、十分に楽しめたロンシャン礼拝堂。晩年になり、自らが打ち立てた「近代建築の五原則」とは全く異なるものを作った彼の、複雑な心の内側に分け入ったような気持ちになれた訪問だった。

<ロンシャン礼拝堂:正式名称 ノートル・ダム・デュ・オー礼拝堂>
Chapelle Notre-Dame du Haut
13 Rue de la Chapelle, 70250 Ronchamp

公式サイト(日本語)※サイトには事前予約が必要そうなことが書いてありますが必要ないです。

<関連記事>

コルビュジェによるもう一つの祈りの空間、ラ・トゥーレット修道院に行くなら
心震える美しい祈りの空間。驚きに満ちたル・コルビュジエ設計のラ・トゥーレット修道院に宿泊してきた。

スイスのバーゼルに行くなら…。
建築好きなら死ぬまでに行くべき聖地!「ヴィトラ・キャンパス」が美しすぎて語彙力を失った。

コルビュジェの四角い建築を堪能したいなら

泊まれる世界遺産、ル・コルビジェによるマルセイユの名作「ユニテ・ダビタシオン」訪問レポート

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突然行っても入れませんよ…! 事前予約が必要な京都の名所リスト https://tripplanner.jp/topics/1613 Wed, 04 Nov 2020 12:00:07 +0000 https://tripplanner.jp/?p=1613 見所いっぱいの京都ですが、事前に予約をしないと楽しめない場所も多いのをご存知ですか? 国宝や日本随一の名園など…

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見所いっぱいの京都ですが、事前に予約をしないと楽しめない場所も多いのをご存知ですか?
国宝や日本随一の名園など見逃すにはもったいない場所がずらり。
今回は誰よりも京都を満喫したい方のために、事前予約が必要な場所をリストにしてみました。

(1)京都御所
京都府京都市上京区京都御苑3


794年に京都に都が移ってから、明治の東京行幸まで、歴代天皇が生活した京都御所は、古来の内裏の形態を今日に伝える由緒ある場所。

参観申込みはこちらから⇒ https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/kyoto.html

(2)桂離宮
京都府京都市西京区桂御園


UnsplashKaito Kinjoが撮影した写真

17世紀の初めから中頃までに、八条宮家の別邸として造られた、日本庭園では最高の名園といわれている場所。18歳以上なら事前予約で参観可能。ドイツの建築家、ブルーノ・タウトが「涙が出るような偉大な芸術」と絶賛した場所でもある。
参観申込みはこちらから⇒ https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html

(3)修学院離宮
京都府京都市左京区修学院藪添
17世紀中頃、後水尾上皇によって造営された離宮。京都の山並みすべてを借景に取り入れた日本を代表する庭園。
参観申込みはこちらから⇒ https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/shugakuin.html

(4)重森三玲庭園美術館(重森三玲邸書院・庭園)
京都市左京区吉田上大路町
重森三玲庭園美術館
「永遠のモダン」と呼ばれ、昭和を代表する作庭家として今も根強い人気の重森三玲の旧宅を使った美術館。
江戸中期に建てられたという格式ある造りの建物と端正な日本庭園に、大胆な市松模様をあしらった襖や、イサム・ノグチによる照明などの現代的な意匠が絡み合う、まさに「伝統とモダンの融合」のお手本のような空間。
参観申込みはこちらから⇒https://garden-reservation.amebaownd.com/

(5)聴竹居
京都府乙訓郡大山崎町大山崎谷田31

昭和3年に建てられた建築家・藤井厚二の自邸であり実験住宅。日本人に合った住宅建築を追求し、土管を通して室内に風を取り入れる仕掛けや、暖まった空気を外に出すための天井の排気口など、美しいだけでなく機能も見どころ。
参観申込みはこちらから⇒ http://www.chochikukyo.com/

(6)西芳寺
京都府京都市西京区松尾神ケ谷町56

京都の世界遺産。別名「苔寺」。約120種もの苔が境内を覆っている。重要文化財に指定されている湘南亭は一度荒廃したが、千利休の次男によって再興されたと伝えられる茶室。梅雨時は苔がいっそう美しいとか。
参観申込みはこちらから⇒https://www.pref.kyoto.jp/isan/saihouji.html

<関連リンク>
写真で選ぼう、京都の紅葉。穴場の小さなお寺も見逃せない!
京都嫌いな人こそ、騙されたと思って行ってみてほしい美しい7つのお寺
京都でモネの睡蓮と安藤忠雄建築と築100年の英国風洋館がいっぺんに見られる大山崎山荘美術館って知ってる?
冬の京都はお風呂で温活。美しいタイルで知られる西陣のキングオブ銭湯と銭湯カフェへ。

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ポルトガル、世界遺産の街ポルトの鉄板観光名所をめぐる半日徒歩コース https://tripplanner.jp/topics/2699 Tue, 25 Feb 2020 21:41:37 +0000 https://jp.tripplanner.jp/?p=2699 ポートワインや世界遺産の歴史ある町並みで有名なポルトガル第二の都市ポルト。このシックな街を拠点に羨ましいほど自…

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ポートワインや世界遺産の歴史ある町並みで有名なポルトガル第二の都市ポルト。このシックな街を拠点に羨ましいほど自由な働き方をしているITエンジニア、長澤光希さんにおすすめの観光ルートを教わりました。そのライフスタイルも含めて色々考えさせられるポルトガルの旅、まずは美しすぎる風景編です!

はじめてのポルトガルなのに、あえて首都リスボンではなくポルトを選んだのにはいくつか理由がある。

一人旅なのでなるべく徒歩で回れるサイズの都市にしたかったこと、年末年始のハイシーズンに探した格安航空券の値段がリスボンとポルトでは10万円くらい差があったこと(どちらもイスタンブール乗り換え)、オンライン英会話のポルトガル人の先生が「リスボンは大きすぎてちょっと騒がしいし、ポルトのほうが落ち着いていて治安もいいしおすすめ」とプッシュしてくれたこと、そして、この世界遺産の街で働く日本人ITエンジニアに会ってみたかったこと。

大学を卒業後、DeNAを経てポルトガルを拠点に働くエンジニアの長澤光希さん。

タスク管理アプリ「todoist」を提供するDoist社で日本人唯一のエンジニアとして働く長澤光希(ながさわひろき)さん。2017年にiOSエンジニアとして同社に採用され、以来、リモートワークが基本という、「これぞ働き方革命!」といったスタイルでポルトを拠点に仕事をしている。

「結婚するまでは週に2回くらいはオフィスで働いて、あとはカフェなどでリモートワークをしていましたが、結婚してからは家で働く日が増えました。今は会社に行くのは週に1回くらいですかね。なぜかというと週に1回までは昼食代を会社が出してくれるチームランチがあるんです(笑)。お寿司とか結構いい店にも行けたりするのでそれが楽しみで出勤しているようなもの。」

この他、年に一回のチームメンバーだけの開発合宿、年に一回の世界中にいる全社員が集まる社員旅行も会社の負担で楽しめるほか、ジム代なども補助されるという。だから「最近はジムにいって、併設のカフェで仕事をすることも多いですね」と笑う。

長澤さんが暮らすポルトの風景。赤い屋根の歴史ある建物が風情ある坂道にびっしり。高い建物が教会の塔しか見えない絵本のような風景。

おかしいな、ポルトの街を案内してもらうはずが働き方に関する質問が止まらない。そんな奇跡みたいなライフスタイルを実現できる会社が世界にはあるのか……!

「創業者もまだ30代前半の若さで、今はバルセロナに住んでいるけど、将来的には奥さんの故郷のチリに引っ越す予定だとか。自ら率先して休暇をバンバンとるし休み中は連絡手段をシャットアウトするので下の人間も気を使わずに思い切り真似できて助かっています。
エンジニアをはじめ社内のメンバー全員は、次のサイクルでやることを提案でき、1ヶ月のサイクルごとにプロダクトチームとともに優先度を決めて開発を進めるスタイルで上下関係もありません。誰も勤怠管理なんかしていないけれど、 信頼関係で成り立っているので、基本的に今のやり方で会社は回っていますよ。」

日本でもリモートワークの導入が進んでいるが、監視ツール付きだったり日誌を書かされたりと、ここまで自由には働かせてもらえないように思う。

「ポルトは物価が安いし、治安もすごくいいし、人が優しいので住みやすいですね。少しルーズな面もあるけど慣れてしまうと時間がゆっくり感じられるし、のんびりしている人たちを眺めているとこちらものんびりできていい。差別も全然なく、若い人なら大抵は英語が通じるので日常生活にも特に不便はありません。」

■ ポルトに来たならまずは行くべき鉄板名所はここ!

さて、働き方を羨ましがるのもこのへんにして、さっそくポルトの街を地元民の視点で案内してもらおう。

「ポルトはとても小さい街なので基本的に徒歩で主だった名所は回れます。今日は世界遺産になっている『歴史地区』からスタートして、眺めが素晴らしい橋を渡り、ドウロ川沿いを歩いてみたいと思います」

壁面のアズレージョが美しく、インスタスポットにもなっているカルモ教会を横目に街歩きをスタートすると、何やら行列が。

こちらはポルトで英語教師として働いていたJ・Kローリングが、ハリー・ポッターの世界観のヒントにしたと言われているレロ書店。イギリスのガーディアン紙による〈世界の素晴らしい書店〉では第3位、ロンリープラネットの〈世界で最も素晴らしい本屋ランキング〉でも第3位にランクインしており、「世界で最も美しい書店」としてポルト屈指の観光名所になっている。

内部はこんな感じ。目の眩むような豪華さだが、とにかく人が多いので、写真撮影を目的に訪れるとタイミングが難しいかもしれない。純粋に空間を楽しみに行くのがいい場所のように思う。

そんな書店の前を数分歩くと現れるのが、ポルトいち高い塔を誇る「クレリゴス教会」。

「ポルトガルはカトリック教徒が圧倒的に多いというだけあって本当に教会が多いですね」
「データ的にはそうみたいですけれど、僕の周囲に関していえばそれほど人々は信心深くない印象です。教会なんて全然行かないよ、という人も結構いますね」
なるほど、意外と日本人に近い感覚かもしれない。

「それよりもみんなが熱心なのはサッカー。スポーツといえばサッカーしかないという感じで、大人の男性はほぼ全員サッカーができます。僕も週末に誘われて試合に参加したりもしていますが、のんびりしているポルトガル人なのにサッカーだけは本気で、熱くなって喧嘩になることも(笑)」

クレリゴス教会は有料で高い塔に登ることができ、ポルト1の高さから絶景を楽しむのもポルト観光の鉄板アクティビティの一つ。

塔の上からはこんな絶景が楽しめるので、ぜひ足腰と高所に自信がある方は登ってみてはいかがだろうか。

さて、この塔からすぐの場所にあるのが、こちらも旅行誌Travel+Leisureによる「世界でもっとも美しい駅」のひとつに選出されたこともあるサン・ベント駅。余談だが、すぐ近くには「世界一美しいマクドナルド」なんてのもある。このアピール力の高さに、さすがポートワインで鳴らした商人の街、と思わなくもない。

圧巻なのは2万枚とも言われる駅内部を覆うアズレージョ。

ポルトガルを代表するアズレージョ画家、ジョルジュ・コラコによって描かれているのはポルトガルの歴史。これは確かに美しい駅だ……!

駅を利用する人よりも写真撮影に来ている観光客のほうが多い、ポルト屈指の名所の一つ。ぜひ記念撮影をしてみましょう。

サン・ベント駅からポートワインのセラーの並ぶガイア地区へ向けて歩き出すにあたり、途中ぜひ立ち寄って欲しい絶景名所がポルト大聖堂
ドウロ川を見下ろす丘の上にあり、絶景が楽しめるほか、美しいアズレージョに彩られた回廊などもある建築名所でもある。


ポルト大聖堂からドウロ川を望む。

さあ、ここからはクラシカルな世界遺産の街から、美しい川の眺めがリゾート気分を盛り上げてくれるドウロ川沿岸へとスイッチを切り替え。地下鉄でも行けるけれど、あえて市民が大好きなドン・ルイス一世橋を歩いて渡るのがポイントだ。

こちらがみんな大好きドン・ルイス一世橋。旅行前の調査中にインスタを漁ってもやたらこの橋で記念撮影する人が多く、こんな近代的な橋がなぜ大人気……?と思っていたが、実はこの橋、ある意味「エッフェル塔」の親戚みたいなものという、かなりレアな建築名所だったのだ。

設計したのがギュスターヴ・エッフェルの弟子で、作られたのは1886年と130年以上も前!  言われてみればエッフェル塔とちょっと雰囲気が似ている気も。

橋の上からの眺めが最高ということで、よく晴れた日はごらんの賑わい。長澤さんも地元民ながら高さを堪能。

橋を渡れば、ポートワインの集積地「ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア」に到着。約60軒ものセラーが集まる、ワイン好きにはたまらないポルト屈指の名所で、セラー見学やテイスティングができるスポットもいっぱい。

ちなみに後日、ぶらぶら一人でここへきて、ワインセラーでワインをテインスティングして、美味しいフードコートで名物の子豚の丸焼きのサンドイッチを食べて川べりでボーッと過ごしてみたけれど最高だった。リゾート地に来たように何もしない休日を過ごしたい向きにもおすすめのエリアである。

ここから対岸の「ポルト歴史地区」の眺めは率直に言って絶景。昼間もいいけれど、感動を深めたいならぜひ夕暮れどきを狙って訪れてみて。


こんな絶景に出会えます!

<関連記事>
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地元民に教わった、ポルトガル第二の都市・ポルト一人旅で大活躍まちがいなしの立ち食い安旨グルメ。ビファーナはマスト!
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まるで絵本! エストニアの首都タリン、世界遺産の歴史地区が可愛すぎる! https://tripplanner.jp/topics/2560 Wed, 10 Jan 2018 05:27:57 +0000 https://jp.tripplanner.jp/?p=2560 フィンランドの首都ヘルシンキから船で2時間ほどで行ける、バルト三国エストニア。ビジネスマンにはIT先進国の首都…

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フィンランドの首都ヘルシンキから船で2時間ほどで行ける、バルト三国エストニア。ビジネスマンにはIT先進国の首都として、旅人には中世の町並みが残る世界遺産のまちとして有名なタリン、歩いて回るおすすめ観光コースをご紹介します!

基本的にいつもひとりで国内外を旅している私が、ひさびさに「ここは女ひとり旅に全力でおすすめしたい久しぶりのヒット!」と思ったのが、バルト三国エストニアの首都タリン。

何がおすすめっていうと、まずはこの……

リアルおとぎ話な風景。

上にご紹介したのは世界遺産「タリン歴史地区」(旧市街)の風景たち。

「まるで中世にタイムスリップしたような」とか「絵本のようにかわいい」とかよく形容されるけど、私も他に良い言葉が見当たらないほど「その通り!」な場所。

一応観光ガイドには名所なんかも紹介されているけど、正直どこもかしこも名所でいいんじゃないか、と思うまるごとフォトジェニックな旅先である。

しかも、旧市街の総面積は約35万平方メートルで、端から端まで直進するだけなら15分もあれば通過できてしまうコンパクトさ。

女の足でも充分歩いて回れるサイズが、私が女子旅におすすめする大きな理由の一つ。小さいながらも起伏に飛んだ地形なので、丘の上のトーンペア地区へ足を伸ばせば、赤い三角屋根が連なるかわいい風景を眼下に望むこともできる。

レトロな街歩きに飽きたら、近代的なショッピングモールでプチプラなお買い物を楽しんだり(エストニアの物価はかなり安いのでフィンランドからわざわざショッピングのために日帰りする人も多い)、隣接する若者に人気のボヘミアンなエリア「カラマヤ地区」へ足を伸ばしてもいい。

そんなアクティビティいっぱいのタリンだが、まずは鉄板の旧市街から歩いてみよう。女目線で選んだおすすめ観光ルートはこんな感じです!

◎エストニア観光の鉄板、タリン歴史地区で行くべき場所はここ!

ふとっちょマルガレータ● エストニアの世界遺産タリン旧市街への入り口にもなっている、1530年ごろ完成した砲塔。名前の由来は、この建物が監獄時代に食事などを切り盛りしていた太った女性がマルガレータだったからとか。

せっかく城壁で囲まれている中世の面影を残す場所を訪れるなら、16世紀から使われている門からきちんと入りたいもの。こちらは「ふとっちょマルガレータ」と呼ばれる1530年ごろ完成した砲塔。門を抜けると中世のハンザ同盟時代の建築を使ったホテル三人姉妹もあるので、いつも観光客で賑わう人気の撮影スポットだ。

「ふとっちょマルガレータ」すぐのところにある15世紀の商家。中世のハンザ同盟時代の建築は、現在はホテルにもなっていて宿泊もできる。

三人姉妹のすぐ近くには、なんと中世の一時期は世界一の高さを誇ったという塔を抱く「聖オラフ教会」がある。ここでまずは空の上からタリンを一望するのが旅のスタートにおすすめ。

聖オラフ教会●タリンの旧市街では最も高い建築物となる124mの塔がある中世から続く教会。15世紀頃には世界一高い塔だったそう。

3ユーロのチケットを買うと、古風な階段を登って塔のてっぺんまで行くことができる。ただし、この階段がかなりハードなので足腰が弱い人は要注意。狭いので降りてくる人と行き違うときなどは、ロープに捕まってないとちょっと怖いほどスリリングだったりもする。

正直途中でちょっとだけ後悔したほどきつい階段だったけど、苦労した登った先には……

ひゃー、絶景!! と、思わず声が出る感動が待っている。風が強いけど。

さて、ここを押さえたら、正直あとはどこもかしこもかわいい町並みが続いているので適当にぶらぶらすればいいんじゃないかと思うけれど、あえて言うなら、以下の二箇所は、歴史的価値と見た目の可愛らしさから、女の子にはおすすめ。

ひとつめは、一説にはヨーロッパ最古とも言われている1422年から営業している現役の薬局「市議会薬局」。

市議会薬局(Raeapteek)●1422年より市庁舎広場の角で営業している。ヨーロッパ最古の薬局。 中世の時代には、「焼き蜂」や「ユニコーンの角の粉末」といった治療薬や秘薬も存在していたのだとか。

まるで博物館か映画のセットみたいだけど、今も普通に営業している薬局なのだ。おみやげ品としては、なんと“失恋にきく薬”なんてのも販売中。

そしてもうひとつは、1864年創業のエストニア最古のカフェ「マイアスモック・カフェ」。

マイアスモック・カフェ / Maiasmokk Cafe●1864年創業のエストニア最古のカフェ。エストニア歴史博物館の前にある。

クラシックなインテリアが落ち着いていい感じ。カウンターでケーキも売っているので、コーヒーと一緒に注文して店内で一休み。

隣にはかわいいマジパンミュージアムもあるので、一緒にめぐるとより乙女心をくすぐられるはず。

カレフ・マジパン・ミュージアム(Kalev Marzipan Museum Room) photo by Izumin

一休みしたら旧市街でちょっと異色な景観を放つ場所がすぐ近くにあるので足を伸ばしてみよう。どこもかしこも、中世ドイツを思わせる建築ばかりかと思うとそうでもないのが複雑な歴史を持つタリンの興味深さ。

こちらは、観光ガイドブックにはあまり載ってないけれど、個人的に面白かった、飛ばし気味なセンスが小気味よいエストニアの建築家によるアール・ヌーヴォー建築群。

こっちは良く観光ガイドブックに載っているロシア正教会の「アレクサンドル・ネフスキー大聖堂」。見晴らしの良い山の手エリアにあるので、ここまで来たら、パットクリ展望台など人気の眺望スポットから再度旧市街の町並みを眺めるのもいい。さっき登った高い塔を今度は見下ろすこともできるのだ。

個人的に、タリン旧市街はどこもかしこもひたすらにフォトジェニックなので、観光名所をめぐるよりもすべての小路に迷い込む覚悟で歩きまわるのをおすすめ。観光ガイドには載っていないけれど、自分だけの大切な風景にきっと出会えるはず。

そして、気になるおすすめのご飯スポットもご紹介。なんと、トリップアドバイザーのタリンのレストランで人気No.1にもなった、予約が取れないと噂の旧市街の名物店「ラタスカエヴ16」だ。

旧市街ならでは、歴史ある石造りの建物も風情いっぱいの入り口。

店内は、おしゃれにリノベーションされた北欧ならではのインテリア。スタッフもみな若く、あまり愛想は良くない(失礼!)というエストニア人の評判をくつがえすフレンドリーな笑顔で迎えてくれる。

お料理の盛り付けもこんなにフォトジェニック。エストニア名物の黒パンもこのお店のものはありえないほどふっかふか。このパンはエストニアで食べた忘れられないもののひとつ。

お料理はヘルシーでナチュラル、モダンな北欧キュイジーヌといった感じでとてもおいしい。しかも、お食事が終わると、ウェイターさんからこんなプレゼントが。

ほめられた♡

この一言メッセージが隠れた人気なんだそうで、要するに、楽しいお店なのだ。人気店なので、事前に予約してから訪問が肝心。

さて、さんざんヘルシンキから日帰りも可能と言いながら、やっぱり一泊はしたほうがより楽しめると思うので、最後におすすめのホテルをご紹介。

歴史地区のど真ん中にあり、観光名所ヴィル門にも徒歩すぐという好立地の小さなホテル、ターニリンナ ホテル
エレベーターがないので重い荷物の人にはおすすめできないけれど、とにかくどこへ行くにも便利だし、何より料金も時期を選べばシングルルームが一泊7,000円くらいだったりしてかなりお得。お部屋もコンパクトながら雰囲気があってなかなかかわいい。もちろん建物もとても古いので、旧市街に泊まっている実感も沸く。

2018年は建国100周年ということで、今年ますます注目されそうなバルト三国エストニア。治安もよく英語も通じて物価の安い北欧は、何度も言うけど本当に女ひとり旅にもおすすめです!

かわいい雑貨やニット小物もおすすめ!

 

取材協力:CAITOプロジェクト
CAITOプロジェクトとは、バルト海沿岸のフィンランド、エストニア、ラトビアの田園ツーリズム産業を日本をターゲットに促進するプロジェクトです。

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長崎、女ひとりで軍艦島ツアーに参加してみた https://tripplanner.jp/topics/2538 Sat, 09 Dec 2017 07:13:07 +0000 https://jp.tripplanner.jp/?p=2538 ミステリアスな雰囲気で人気の長崎、軍艦島。行き方やツアーの参加方法なども含めて、おんな一人旅で上陸したyuri…

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ミステリアスな雰囲気で人気の長崎、軍艦島。行き方やツアーの参加方法なども含めて、おんな一人旅で上陸したyuriの体験レポートです。上陸しやすい冬場はさらにオススメ!

2015年、世界文化遺産に登録された軍艦島(端島)。

荒廃したその姿と歴史的背景から、行ってみたい人も多いのではないでしょうか。また2月は長崎で有名なランタンフェスティバルも開催! 冬の長崎は楽しい見どころ満載で、オススメなんです。

そこで、女ひとり、軍艦島に凸した私がナビゲートします!

◎予約

軍艦島の上陸は、県で定められたクルーズ会社のみ上陸可能。

どうやら5つくらい会社があるので、金額や時間、予約状況を見て、好きな会社を選びましょう。おおよそ3000円~4500円くらいです。

一ヶ月くらい前に予約をしましたが、修学旅行や団体予約の関係ですでに埋まっている日程もあるので、注意してください。

ちなみに私は帰ってきてから知りましたが、天候のある一定の条件をクリアしないと軍艦島に上陸できないそうで、約1/3は欠航、もしくは周遊できても上陸できないこともあるので、その覚悟をしていきましょう。(絶対上陸できるもんだと思っていた私はラッキー)

風や波の関係で、夏場の方が上陸確率が低いそう。上陸しやすい冬場はなおさらオススメです!

◎船酔い

天気次第!! 私が行った時は、波が穏やかで船は全然揺れずに助かりました。私が乗船した会社は席にも袋1枚用意、そしてアナウンスでも袋持っていると呼びかけ、飴も配っていて配慮がきめ細やかでした。

船酔いが心配な方は船がしっかりしている会社を選びましょう。

◎一人で行ってもいいもの?

全然大丈夫です。

私の時は満席で100人近くのツアーだったのですが、おひとり様もちらほら。それに軍艦島の迫力がすごいので、誰も隣の人なんて見ちゃいません。

友達とワイワイするもよし、ひとりでじっくり見るもよしなんです!

 

◎船の座る場所

私が乗船した会社は、必ずどちらの窓からも見えるようにくるくる島の周りを回ってくれましたが、軍艦島に近づいたーーーー! という感動を味わえるのは右です。進行方向、右の席を選びましょう。

 

 

◎降りてみた

軍艦島には観光用ルートが整備されていまして、そこをみんなでゾロゾロ歩いていく感じです。

島全体の1/6くらいのところしか歩けなかったのは、正直ちょっぴりがっかりしましたが、それでも軍艦島の迫力はすごい。

そして私のツアーのガイドさんが元軍艦島の孫請けで働いていたとのことで、

昔の思い出を織り交ぜながら、ウィットにとんだ軽妙な語り口でお客さまの笑いを誘ってました。とてもお話上手な方なので、ガイドがちゃんと耳に残りました。

 

朽ちているのに生々しい近代遺産! お好きな方にはたまらない場所です。

長崎は教会群など観光には困らない素敵スポットです。ぜひ次の旅行スポットの参考にしてみてくださいね!

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