穴場・知られざる名所 に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/category/hiddengems 少し違う旅のアイデア Thu, 05 Feb 2026 05:20:53 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=7.0 https://tripplanner.jp/wp-content/uploads/2021/01/cropped-favicon-32x32.png 穴場・知られざる名所 に関する旅行の現地取材記事まとめ - トリッププランナー https://tripplanner.jp/topics/category/hiddengems 32 32 イタリア・ミラノで何見る?どこ行く? 鉄板名所とそうでもない名所をめぐる1日観光コース https://tripplanner.jp/topics/5931 Thu, 05 Feb 2026 05:20:53 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5931 ミラノ・コルティナ2026オリンピックで盛り上がっているタイミングなので、個人的視点でミラノ街歩きガイドをお届…

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ミラノ・コルティナ2026オリンピックで盛り上がっているタイミングなので、個人的視点でミラノ街歩きガイドをお届け。

読み手のペルソナとしては「有名観光スポットはもちろん押さえたいが、それほどでもないけど一部で話題の場所にも行ってみたい。美味しいものを食べたいが、高級レストランよりは庶民的なグルメに惹かれる。もちろん移動は徒歩と地下鉄だ」という(私のことだ)、まぁ日本人の8割ぐらいに当てはまるのではないかというタイプに設定してみた。

実際に訪れてみた場所を【鉄板名所編】と【一部で話題編】の2つに分けて、個人的推しポイントを絡めながら挙げていきます。オリンピックで湧く街の、スタジアムの外の風景に思いを馳せてみてください。

ミラノで見るべき観光名所【鉄板名所編】

1. ミラノ大聖堂(ドゥオモ)  Map

ドゥオモ
ミラノのドゥオモ

ミラノの観光ガイドの表紙を飾る率ナンバーワン、文句無しのミラノのアイコン

写真では何度も見ていたので、実際に行っても感動しないかもな…などと思っていたが、地下鉄を降りて眼の前にそびえる白亜の大聖堂を目にしたときは、思わず「うわぁ…」と声が出た。

想像以上にでかいのと、白大理石の神々しさが、眼の前に何も遮るものがない広大な広場の効果も相まって、圧倒されるほどの美しさ。さすがはイタリア最大のゴシック建築。最も高いものは108.5mもあるという135本の尖塔で飾られた大聖堂は完成まで500年かかったという超力作。これは絶対に見ておくべき!

ドゥオモ内部

内部ももちろん華麗。ステンドグラスが美しい。

そんな隙のないゴージャス美女みたいな大聖堂だが、実は外観をよく見るとほっこり彫刻がいくつもあったりして和む。こういうおもしろ彫刻をもっと間近でみたいなら、大聖堂併設の宝物庫に行ってみよう。かつて飾られていた彫刻が保管されていて、間近で見ることもできる。

宝物庫に残る彫刻たち。狛犬とか石像好きならコ゚ー。

2.ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガッレリア Map

ガッレリア
ガラス張りのドームが印象的な建築は建築家ジュゼッペ・メンゴーニによるもの。

ドゥオーモの横にある優美な大アーケード、通称ガッレリア。ガッレリアとはイタリア語でアーケードのことで、なんとここが世界で最初のショッピングアーケードだとか。

プラダなどの高級ブランドの本店などが連なるとても貴族的な場所。移動は徒歩か地下鉄で、などという庶民が楽しめるのは、ウィンドウショッピングと建築鑑賞、「幸福になれる」という噂の雄牛のレリーフの上でくるくる回るくらいだが、ここも一応見ておく名所だろう。

くるくる回ると幸福になれる? という名所も。

詳細は「ミラノの人気観光地、巨大アーケード「ガッレリア」で体験したい5つのこと。」にまとめてあるので興味があったらこっちを見てね!

3.ブレラ美術館 Map

ブレラ美術館

ルネサンス絵画の傑作を収蔵する、ミラノを代表する美術館。元は17世紀にイエズス会の建物として建てられた建築の中は、部屋ごとに壁紙の色が変えられていて楽しい。

フィレンツェのウフィツィ美術館はTheクラシック貴族の館という印象の内装だったが、こちらはミラノという土地柄なのか、空間を印象付けるのは壁紙の色だけ、というすっきりモダンなインテリア。美術館にも土地柄が出るものだ。

カラヴァッジョの名画「エマオでの晩餐」
カラヴァッジョの名画「エマオでの晩餐」

ブレラ美術館

ラファエロやベッリーニなどの巨匠の絵画もあるが、アートに詳しくなくても、絵画の隅々を眺めて、意外なゆるキャラを発見したりも楽しい。たとえば、このヴィンチェンツォ・カンピの「台所」という作品。

ヴィンチェンツォ・カンピの「台所」
ヴィンチェンツォ・カンピの「台所」

よく見ると、犬と猫が喧嘩していて猫の怒りっぷりが可愛い。

フーッとなっている猫たん。

難しいことがわからないときは、こんな”粗探し”に興ずるのもあり。アートなんて自由に楽しめばいいのだ。

4.サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 Map

最後の晩餐
撮影はフラッシュ厳禁。

レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』で有名なドメニコ派の修道院。あまりにも人気なので、当日ぶらりと行ってもまず入れない。必ずミラノの旅行日程が決まったらオンライン予約サイトでチケット予約をしておこう(Get Your Guideが便利です)。入場にはパスポートが必要になることもあるので持参を。

修復されているとはいえ、すすけたように色が落ちはかなげな印象の名画が、薄暗い空間におぼろげに浮かび上がるさまは幻想的だ。

しかし、この”おぼろげ”、実は狙ったものではなくダヴィンチのチョンボだったらしい。詳細は山田五郎さんの人気YouTubeチャンネル「大人の教養講座」の「【最後の晩餐】知られざるレオナルド・ダ・ヴィンチの挑戦と失敗!?」を鑑賞推奨。

この修道院があるあたりは、ドゥオーモ周辺のきらびやかさとは違い、レンガ造りの建物や雰囲気のよい小路、個人経営のカフェやギャラリーなどがあって、ぶらぶら歩くのも楽しかった。白大理石がまぶしいガッレリア周辺とは全く違う風情を楽しんでほしい。

グラツィエ教会
最後の晩餐から徒歩すぐの場所にあるグラツィエ教会

5. ナヴィリオ地区  Map

ナヴィリオ地区

中世のミラノの風景を今に伝える、運河沿いのまち。かつてはヴェネチアのように運河がはりめぐらされていたというミラノの片鱗を遺し、高級ブランドがひしめくファッションの街・ミラノの印象をぐっと変えてくれる田舎町のような風情がいい。かわいいカフェやギャラリーなども多く、週末は骨董市などで賑わう、観光客だけでなくローカルに人気のスポットだ。個人的にミラノで訪れて一番好きだったエリア。日本人ってあまりにも大きいもの(ドゥオーモ)やキラキラしすぎるもの(ガッレリア)に免疫ないのかも。

こちらも詳細は別記事「ミラノに行くのは月末がベスト!? ミラノ最大の骨董市、ナヴィリオ・グランデの蚤の市が楽しい。」にたっぷり書いているのでぜひチェックを!

6.スフォルツェスコ城  Map

14世紀にミラノを支配したヴィスコンティ家の居城跡で、その建築にはレオナルド・ダ・ヴィンチも加わったとか。

スフォルツェスコ城

とにかく広いのだが、場内の美術館に入場しない限りは、正直「広いな…」という印象しかない。時間がある人はぜひ美術館に行ってみてください。私は時間の関係で美術館に入れず、建築を見ただけだが、とりあえずミラノの名所の一つなので来てみた、以外の感想がない。しいて言えば、その広大すぎる空間に、昔のミラノ貴族の財力すごい…と肌で感じたくらいか。

都会の喧騒に疲れ、広々とした空間で憩いたい、という人におすすめ。

ミラノで見るべき観光名所【一部で話題編】

さて、続いては、ドゥオーモやガッレリアに比べるとそれほど話題でもないけど、一部の人が行きたいところリストに入れてるっぽい場所をピックアップ。

1.スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ Map

スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ
スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ

スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ

なんとヨーロッパ初でもある、世界で3番目にオープンしたスタバの最高峰ブランド「リザーブ ロースタリー」のミラノ店。

スターバックス リザーブ® ロースタリー1901年に建てられた元郵便局という歴史ある建築も見どころで、オープン当初は「世界一美しいスタバ」と呼ばれたことも。イタリアでアメリカ文化は根付くのかな?と思いきや、普通に人気スポットで、ミラノ限定ドリンクや限定グッズもあるので、ちょっと変わったお土産探しスポットとしても。

ミラノ限定アイテムをゲットしよう。

とにかく空間の使い方が贅沢すぎるので、1度は訪れてみるのもよさそう。ちなみにこの店の正面には、これまた歴史的建造物が美しい我らがユニクロもある。

2. ボスキ・ディ・ステファノ財団美術館 Map

ガイドブックにほとんど載らない、知る人ぞ知る、ミラノのアートスポット。地下鉄M1号線のリマ駅(Lima)からすぐの歴史あるアパートメントの一室を利用した美術館で、なんと入場無料。

この美術館の良いところは、絵画だけでなく家具や照明器具などインテリアも鑑賞できること。国際家具見本市「ミラノサローネ」で有名なインテリアの都ならではのミュージアムといえる。

詳細は別記事「建築&インテリア好きにもおすすめ、個人宅を利用したミラノの小さな美術館「ボスキ・ディ・ステファノ財団美術館」で詳しく紹介しているので一読を。個人的にお屋敷訪問が趣味なので、今回ミラノでめぐったアートスポットの中では一番良かった。

3. サン・シンプリチャーノ教会 Map

サン・シンプリチャーノ教会

創建は4世紀という、ミラノで2番目に古いという歴史ある教会。たまたま通りかかり、ふらりと中に入ってみてじんわり感動した場所。内部の光の入り方も美しく優しく、人が少なくて静かなのもいい。

ほっと癒やされるやわらかな光。

私はヨーロッパの街を歩いていて教会を見つけたら、時間が許す限り中に入ることにしている。たとえガイドブックに載っていなくても、建築、絵画、家具などが同じ美意識でまとめられており、まさに「総合芸術」だからだ。混雑も人混みもない、ほぼはずれなしのアクティビティといえる。

訪問後に調べてみると、飾られていたのは著名な作家の最高傑作とされる宗教画だった、なんてこともしばしば。たとえば、以下の写真。主祭壇の背後にある半円蓋に描かれた作品は、アンブロージョ・ダ・フォッサーノ(別名:ベルゴニョーネ)の最高傑作とされる『聖母戴冠』だそう(あとで知った)。

聖母戴冠

この教会には不思議な逸話も多く、1176年「この教会に安置されていた殉教者たちの遺体が鳩となってレニャーノの戦い(神聖ローマ帝国とロンバルディア同盟との戦闘でロンバルディア同盟が勝利した)の戦場へと飛び去り、ミラノ軍の戦車に舞い降りた」というものや、1252年に暗殺されたヴェローナの聖ピエトロ・マルティレの遺体が安置されると、通夜に訪れた群衆から奇跡の報告が相次いだことなどがある。

左右に飾られている絵画は、17世紀にミラノで活躍したジョヴァン・バッティスタ・ディシェーポリ(Giovan Battista Discepoli、1590年頃–1654年頃)による作品

こんなふうに自分だけが見つけた!と感じる場所は、のちのちまで親密な記憶を残してくれていい。ミラノは素敵な街だけど、大都会すぎて観光疲れしやすい場所でもある。ぶらりと小路に迷い込んで、自分だけのスポットを見つける宝探しのような旅をしてみるほうが楽しいのではないかと思った。

とはいえ、もし友人に「ミラノで一番のおすすめアクティビティは?」と聞かれたら、ガッレリアの中にあるカンパリソーダ発祥の地として人気の「カンパリーノ」のアペリティーボを薦めてしまうかも。豪華な空間が素晴らしいのと、ミラノの人たちの夕方ちょっとお酒とつまみを楽しむというライフスタイルを体験できるのと、思いの外リーズナブルだから。

こちらも別記事で詳細をレポートしているので、やってみたい人は「ミラノの名所“ガッレリア”で本場のカンパリソーダを楽しむ、優雅なアペリティーボ。」をチェック!

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奈良、飛鳥時代から続く薬草の里・宇陀の古民家で癒やしのヘルシーランチ&薬草散歩 https://tripplanner.jp/topics/5557 Wed, 11 Jun 2025 01:21:56 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5557 奈良を旅行するなら、やはり神社仏閣、そして鹿よね……などと考えがちな皆さん。今回は、そんな紋切り型のイメージと…

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奈良を旅行するなら、やはり神社仏閣、そして鹿よね……などと考えがちな皆さん。今回は、そんな紋切り型のイメージとはちょっと違う、知られざる奈良の旅をお届けしたい。

ここは奈良の東側、宇陀市榛原八滝。山と、ぽつりぽつりと点在する古民家が見えるのみの、時が止まったかのような深山の里だ。

田舎らしい田舎を持たない私は、ドライブなどでこういった古民家の脇を通り過ぎる度に、「こんな家がうちのおばあちゃんちなら良かったのに」と憧れたものだ。いくら素敵でも、車を降りて家の周りをうろつこうものなら、完全に不審者になってしまう山奥の集落は、遠くからそっと眺めるしかない「手の届かない場所」だった。

しかし、今回は、この古民家の周りを徹底的に歩き回ることができた。なぜならここは、創作イタリアンのレストランでもあり、古民家オーベルジュでもある『うだ薬湯の宿 やたきや』だからである。

うだ薬湯の宿 やたきや
『うだ薬湯の宿 やたきや』は2022年5月に開業。元は庄屋だったという築300年にもなる古民家は、一時とある大学教授の別荘となっていたものを、宇陀市内にある畳店3代目が取得し、宿として再生させたという。立派な門に期待が膨らむ。
今では貴重となった茅葺き屋根が見事な母屋。
玄関前の絶景。

■ 飛鳥時代からの薬草の里ならでは、体の中から癒される珠玉のランチコース

さっそく『うだ薬湯の宿 やたきや』の母屋へ足を踏み入れてみよう。古民家ならではの建具や欄間の美しさ、額縁のような窓越しに広がる美しい庭などに思わずため息が漏れる。

交通アクセスは悪いけれど、わざわざ来る価値がある素敵すぎる空間。着いたばかりだけど、「絶対また来る!」と早くも再訪を決意したほどだ。

やたきやは「宿」と謳っているものの、ランチやディナーなど食事だけの利用も可能。今回は、宇陀牛メインの「たまひコース」をいただいた(税込6,600円程度)。パスタがメインの「やをらコース」なら税込3,850円〜とさらにお手頃。この空間で食事ができるという体験も含めるとかなりリーズナブルな印象である。

古民家ランチなら日本のあちこちにあるだろう、という声もあるだろうが、「やたきや」が特別なのが、ここが飛鳥時代から続く薬草の里にあるということ。宇陀は推古天皇が日本で最初の薬草狩り(611年!)を始めた地として知られ、ツムラ、ロート製薬、アステラス製薬など、日本を代表する製薬メーカーの創始者もこの地の出身。こういうところに「日本建国の地」と言われる奈良の底力を感じる。

特に「やたきや」が力を入れているのが自家栽培をしているという奈良の伝統的な薬草である大和当帰血行促進や女性特有の不調を整える効果があるとされ、漢方薬などにも使われてきた薬草である。

この大和当帰を使ったクラフトコーラでまずは乾杯!

大和当帰に加え、シナモン、クローブ、カルダモン、コリアンダー、黒胡椒なども入ったスパイシーなドリンク。
採れたて野菜のミックスサラダ。
前菜の盛り合わせ。右上から、豆腐のスモーク粒マスタードのせ、ズッキーニのグリル、セミドライミニトマト、椎茸のマリネ。
本日のスープ、グリーンカリフラワーのポタージュ。
わらびとそら豆とフレッシュトマトのパスタ

と、ここまでは完全にベジタリアンメニュー。ひとつひとつ、野菜の個性を引き出すよう調理されている。何もかも美味しい!

そしていよいよ、メインの宇陀牛。

脂身が少なく、しっとりやわらかい宇陀牛。美味!
本日のデザート。ナッツとさつもいものケーキにいちごを添えて。散らされている茶色い粒はカカオニブ、白い粒は麻の実だ。

しみじみ美味しく、体の中が浄化される気分になれたほぼ野菜づくしのランチ。何度も言うけど、絶対また来ます…!

■ 薬草ウォッチングも楽しい、宿のまわりの散歩コース

さて、食事の後は腹ごなしに宿の周りを歩いてみることに。今回は取材ということで、特別に地元の薬草に精通したスタッフの方に、この地の薬草について教わりながら歩いてみた。こうしたアクティビティは本来は宿泊客向けに提供しているとういう。

まずは宿から少し山を登ったところにある「めぐみの庭」「まなびの森」と名付けられたエリアへ。このあたりの散策の醍醐味はとにかくその絶景で、宇陀の里山を見下ろしながらのんびり過ごす宿泊客が多いとか。

小高い場所から見下ろすと、「やたきや」の端正な建築がまるまる拝めてなかなか良い。

周囲は完全な里山なので、ここに泊まって何をするのだ? と最初は思ったが、こうして自然の中に足を踏み入れ、歩いたり、森林浴をしたりするのも立派なアクティビティと気付いた。旅先で「何もしない」が苦手な人は(日本人に多い)、一度修行だと思ってここに数日滞在してみてはいかがだろうか。多忙な日々から逃れてきたはずなのに、なぜ旅先に来てまで、私はあくせくしているのだろうか? と目が覚めるかもしれない。

次に向かったのは宿の前に広がる薬草園。無農薬で大和当帰を栽培しているところは非常に珍しいのだそう。

「ここが畑ですよ」
「大和当帰はこちら」

畑を見学したあとは、徒歩10分程度の神社までぶらぶらとお散歩。歩きながら、ガイドさんが道端に生えている薬草を見つけては色々教えてくれる。これはよもぎ、これはセリ、カキドオシは糖尿病に効能が……などなど。さすがは古来から続く薬草の里、本当にそこらじゅうに薬草が生えていた。

そして目的地の神社に到着。

宿の近所にある五社神社。

こんなにこぢんまりした神社なのに、なんと20年に一度社殿を建て替えているそうで、歴史があるのに真新しい印象だ。式年遷宮は、伊勢神宮とか春日大社クラスの神社が行うものとばかり思っていたので、このこぢんまりとした神社で続けられてきた事実にびっくり。

さらに、この神社の隠れた見どころとして、幕末、孝明天皇から「日本一」と称賛されたという逸話が残る、当時一流の石工、通称「丹波の佐吉」(1816年生まれ)による狛犬が残っていること。

丹波の佐吉作の狛犬。わざわざこの狛犬だけ見に神社を訪れるファンもいるそうだ。

「なぜ巨匠の作品がこんなところに…?」と言っては失礼なのだが、大阪を中心に活動していた佐吉がこの地に狛犬を残しているのには理由がある。この神社のすぐ近くに住む裕福な旧家が、家の裏山に「四国八十八ヶ所」の石仏群を制作してほしいと佐吉に依頼したため、しばらく彼はこの地に滞在していたのである。その仕事の合間に、近隣の神社仏閣向けに狛犬や石仏なども制作したというわけだ(詳細はこのサイトに詳しい)。

里山の美味しい空気、心癒される風景の中で、歴史秘話や、道端の薬草について話を聞きながら散歩するのはとても楽しかった。自然の美しさだけでなく、歴史まで楽しめるのが奈良の山歩きの醍醐味である。

ということで、さらにディープな奈良の里山歴史探訪を楽しむべく、今夜は「フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道」に宿泊し、隣接する日本最古の道「山の辺の道」を歩いてみることにしよう。

続きは次の原稿で!

「なら歴史芸術文化村」に隣接している歴史ファンに嬉しいホテル。
すっきりと機能的な客室。
奈良のご当地ビールなど奈良グルメも買えるロビーラウンジ。

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道の駅最強ランキング全国1位にも選ばれた、京都府唯一の村にある道の駅でお茶グルメを味わい尽くす

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道の駅最強ランキング全国1位にも選ばれた、京都府唯一の村にある道の駅でお茶グルメを味わい尽くす https://tripplanner.jp/topics/5474 Mon, 26 May 2025 03:20:21 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5474 単なるドライブ中の休憩スポットの域を超え、地域の魅力を発信する拠点として注目を集める「道の駅」。その土地の特産…

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単なるドライブ中の休憩スポットの域を超え、地域の魅力を発信する拠点として注目を集める「道の駅」。その土地の特産品や手仕事を販売するだけでなく、美味しいレストランやカフェ、温泉やアクティビティ施設を併設するなど、もはや中継点ではなく目的地になりうる場所も少なくない。

そんな道の駅戦国時代に、京都の山奥にありながら2024年の「道の駅最強ランキング」1位に輝いた道の駅をご存知だろうか。それが、今回紹介する「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」である。

京都、大阪、奈良から電車でも行ける、茶グルメづくしの道の駅へ

京都府の東南端、奈良、滋賀、三重の県境にある、京都府唯一の村、南山城村。宇治茶の主産地で、京都府産のお茶の約3割を生産するお茶の名産地だ。

南山城村の茶畑
南山城村の茶畑。日本人の心のふるさとのような風景。

お茶はお茶でも、この村が背負うのは、「宇治茶」という最強ブランド。ゆえにこの道の駅がプロデュースした濃厚な抹茶スイーツなどは、全国の百貨店の催事でも大人気なんだとか。今は新茶のシーズンを迎え、お茶グルメを堪能するには絶好のタイミング、これは行くしかない!

道の駅とは言え、JR関西本線月ヶ瀬口駅から徒歩10分。JR奈良駅からは電車で40分、JR京都・JR大阪駅からは約1時間40分と、電車派にも嬉しいアクセスの良い道の駅。インバウンド客でごった返す街歩きに疲れたら、ローカル線に乗って、のんびり訪れてみるのもいいのではないか。

アンテナショップで見たことのない野菜や調味料、名酒、銘菓などを探すのに目がない私にとって、道の駅パトロールは大好物。さっそくどんなものが並んでいるか、店内をチェックしてみよう。

お茶や野菜、南山城村特産品のお茶「村茶」を使ったオリジナル商品が並ぶ店内。
むら茶プリン
左が人気商品の南山城村産の春摘みの香り豊かな抹茶「おくみどり」だけを混ぜ込んだ濃厚な抹茶プリン。右はほうじ茶プリン。
どらやきも抹茶とほうじ茶味がスタンバイ。白あんベースに「おくみどり」だけをたっぷり使用した抹茶あんと、深煎りのほうじ茶が香り高いほうじ茶あん。
アイスやら
南山城産の紅茶も!
値札を二度見してしまったお手頃価格のお茶も並ぶ。こういうのは道の駅ならでは。
こんなに濃い緑色のメロンパンを見るのは初めて!
お茶の新芽が売っているのも新茶シーズンならでは。新芽のおにぎり、食べてみたい。

…と、とにかくお茶商品ならどんとこいなのだが、奈良、滋賀、三重の県境という立地ならでは、お茶グルメ以外も気になる名物が並ぶ。

車ですぐの場所にある奈良の月ヶ瀬は梅の名所なので梅関連商品も充実。
南山城村の人たちがわざわざ買いに行くという、月ヶ瀬にある「大西豆腐店」の商品も並ぶ。
地元のおばちゃんが手作りしているというお弁当たち。大人気で売り切れてしまうことも多いとか。

お茶づくしランチ、抹茶ソフトクリームは必食!

おいしそうなものばかりを眺めていたらお腹が空いてきたので、そろそろ道の駅にある村風土食堂「つちのうぶ」でランチをいただこう。せっかくなので名物の「お茶づくし御膳」をチョイス。

「おくみどり」を贅沢に使った抹茶天重と茶そば、小鉢や甘味も付く、お茶づくし御膳、税込み1600円。
茶そばは冷たいのと温かいのを選べる。この緑の濃さよ。

目にも鮮やかな緑の御膳に心も弾む。抹茶天重のご飯もほうじ茶を使った茶飯というこだわりぶりだ。小鉢に並んでいた南山城村産の厳選された茶葉を使用しているというお茶の佃煮も、口に入れた瞬間に「わ、お茶!」ぐらいのインパクトだ。

ということで、道の駅でゲット。家に連れ帰り、おにぎりにして食べたい。

さて、食後には、周囲から「絶対食べたほうがいい!」と勧められた道の駅名物の抹茶ソフトクリームを。

道の駅人気商品ランキング第1位だという春摘み抹茶を使用した抹茶ソフトクリーム。道の駅内の「村茶屋」で販売中。

こちらもとにかく抹茶味が濃い。 苦みとうまみたっぷりの、大人のソフトクリーム。食後にいただくと、口の中がリフレッシュされる感じで、おなかいっぱいだったはずなのにするすると胃の中へ。美味しかった!

そんなこんなで胃がいくつあっても足りない道の駅なのだが、あれも食べたいしこれも食べたい、もうここに住みたいぐらい!……などと思った人には、なんと宿泊というオプションが用意されている。この道の駅には、「フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ」が隣接しているのである。

道の駅の隣を見れば、近代的なホテル。ドッグフレンドリーでもある。

周囲はほぼお茶畑のみという山間の村に、近代的な設備がある宿は珍しい。

部屋によっては茶畑ビューも楽しめる。

しかし、道の駅グルメを楽しむ以外に、ここに泊まって何をすれば…?と思った人向けに、茶処ならではの体験メニューを紹介しよう。詳細は次の原稿、「お茶ってこうやって作られるのか…!」、京都唯一の「村」の茶畑で茶摘み&青空茶会を体験にて!

<訪れたのは…>

●道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村

京都府相楽郡南山城村北大河原殿田102
TEL:0743-93-1392
https://michinoeki.kyoto.jp/

●フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ

京都府相楽郡南山城村大字北大河原小字殿田105番地

TEL:0743-93-1555

https://www.marriott.com/ja/hotels/ukyfi-fairfield-kyoto-minamiyamashiro/overview/

<おまけ>

私が家に連れ帰ったお茶たち。左から、畑に覆いをして旨味を増やした茶葉を蒸して作る「深冠 FUKAKABUSE 」(1080円)、ひげ茶(300円!)、辻本製茶工房の深蒸しの宇治茶「新茶やぶきた」(1200円)。市場に出回る宇治茶はブレンド茶だが、単一農園・単一茶葉、いわゆるシングルオリジンが買えるのが産地の道の駅ならでは。

珍しいひげ茶は、茶葉を少し多めにして淹れると美味しい。

<関連記事>

「お茶ってこうやって作られるのか…!」、京都唯一の「村」の茶畑で茶摘み&青空茶会を体験

⇒ 京都の旅レポート一覧

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スペイン版アール・ヌーヴォーの傑作、世界で一番美しい病院、バルセロナの世界遺産サン・パウ病院がすごい https://tripplanner.jp/topics/5304 Thu, 10 Apr 2025 13:12:37 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5304 世界屈指の有名建築、ガウディのサグラダ・ファミリアを一目見に、いつかはバルセロナに行きたい!と思っているあなた…

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世界屈指の有名建築、ガウディのサグラダ・ファミリアを一目見に、いつかはバルセロナに行きたい!と思っているあなた。

もちろんサグラダ・ファミリアは文句なしに素晴らしいけれど、そこからわずか徒歩15分程度で行ける、もう一つの世界遺産をご存知だろうか。渋谷のスクランブル交差点かよ、と言いたくなるほど混んでいるサグラダ・ファミリアから移動すると、天国みたいに感じる、ガラガラの超穴場。それが、今回紹介する世界遺産、サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)である。

サンパウ病院正面。言われないと絶対に病院だと気付かない。

ガウディ建築と同じく、スペイン版アールヌーヴォーの「モデルニスモ」を代表する名建築は、「本当にここが病院だったの…?」と唖然としてしまう壮麗さ。ゆえに「世界一美しい病院」とも呼ばれることも多い。

今回はバルセロナ名建築めぐりレポート第一弾、サン・パウ病院を写真たっぷりでご紹介!

入場はラクラクだが、見学は大変な世界最大のモダニズム建築群

さて、さっそく病院の中へと足を踏み入れてみよう。サグラダ・ファミリアと違って、2週間ぐらい前にチケットを予約しておかないと見学できない!みたいな悲劇も起こらず、当日サクッと入場券が買えるので、ふと時間があいたら気楽に足を運べるのも嬉しい。

ただ、気軽なのはチケットの入手方法ぐらいで、見学となるとかなり大変である。というのもこの病院(跡)である「サン・パウ・モデルニスム区域」は、世界最大のモダニズム建築群。12もの建築が並び、その大きさはサグラダ・ファミリアの約12倍ともいわれている。

サン・パウ病院
頑張ったけど、建物群すべてを写し込むのは無理…。

とにかく広大なので、見学にはせめて2時間程度は確保すべきだろう。私はこの時間配分を間違え、次の予定を入れてしまったので最後は駆け足に…。もっとゆっくり堪能したかったー!

では、早速、この病院がどれくらいゴージャスなのか、ばんばん写真で紹介していこう。

サンパウ病院
入場してすぐに現れる聖サルバドール分館。1916年の病院開業の際に最初に患者を収容した分館。
窓や壁の装飾がいちいちかわいい!
サンパウ病院の庭園
聖サルバドール分館を出ると、中庭が現れる。
中庭でひときわ目立つ、立派な彫刻のある手術室。
サンパウ病院の手術室
教会と見紛うほど、ロマンティックな彫刻群に彩られている。
サン・パウ病院
立ち並ぶ建築はすべて統一されたデザイン。ほとんどテーマパークだ。
聖ラファエル分館
聖ラファエル分館。患者の入院設備がどのようなものだったのかを再現している。天井がとにかく高い!

華麗で、濃密で、病院離れした建築が次から次へと現れる、目に入ってくる情報量がとにかく多く、めまいがしそうなサンパウ病院。2009年まで病院として現役で使われていたなんて信じられない…!

ガウディのライバル、 建築家・ドメネク・イ・モンタネールの代表作

さて、そもそもなぜこんなに豪華な病院が作られることになったのか。それは、設計した建築家ドメネク・イ・モンタネール(ムンタネーとも)の信念のため。

モンタネールはガウディの同時代人であり、かつガウディよりずっと早く名声を得たバルセロナを代表する建築家。なんと若干25歳で建築学校の教授に抜擢され、その学校では2歳年下のガウディも学んでいた。建築家としてはガウディよりはるかに先に”出世”していたのだ。今となってはガウディより知名度は劣るが、生前はガウディと並ぶ巨匠だった。

彼は、「芸術には人を癒やす力がある」と信じており、豊かな色彩のモザイクやステンドグラス、彫刻などの装飾、大きな窓から注ぐ自然光、心安らぐ庭園が、患者の回復への意欲を高めると考えていた。

聖サルバドール分館
聖サルバドール分館の天井。モザイクタイルと、豊かに注ぐ自然光が美しい。

特筆すべきは、地下トンネルでパビリオン同士を接続するシステムを採用したこと。これにより雨天の場合の移動を簡易にする効率性と地上部の景観維持を両立。美しいだけでなく機能面でも考え抜かれていたのだ。

サン・パウ病院
各病棟は地下の廊下でつながっている。
地下の廊下はシンプルだが、しっかりタイル張りで、ちゃんと手がこんでいる。

もちろん大きな代償も払った。その一つが莫大な建築費だ。モザイクや彫刻、ステンドグラスなどに多額の費用がかかったため(当たり前だ)、当初の予算を大幅に超過、加えて建設期間も長期化した。1902年に着工した工事は、完成までに約30年かかり、モンタネール自身が1923年に死去したため、最後は彼の息子が引き継ぐ羽目に。

ガウディといい、カタルーニャの建築家は壮大すぎるヴィジョンを抱きがちなのだろうか……。

サンパウ病院の中で、最もゴージャスな管理事務分館

さて、広大な敷地を歩き回り、いくつもの建物を見て、疲れ果てた頃に現れるのが、見学コース最後の建物、「管理事務分館」である。もうライフはゼロよ…な状態のところでドーン!とすごいのをよこしてくる残酷さよ。しかし、いくら疲れ果てていようとも、この建物だけはスキップ禁止。まるで祭りの最後の打ち上げ花火のような、ハイライトともいえる空間だからだ。

建物の外観と内部を飾る彫刻はスペインの著名な彫刻家、パブロ・ガルガヨ(Pablo Gargallo)によるもの。天使や歴史的人物、病院ケアに貢献した宗教団体などを描いたレリーフも見どころ。

ロビーに足を踏み入れると、鮮やかなピンクの天井がお出迎え。中央のヴォールトの四隅に描かれたシンボルは、バルセロナの紋章、カタルーニャの紋章、聖十字架と聖パウロなど。

ロビーから中庭を望む。

圧倒されるのが、かつては病院の集会場だったという「ドメネク・イ・モンタネール・ホール」。天井の高さはなんと18メートル。木、モザイク、錬鉄、ステンドグラス、大理石など多種多様な素材で彩られ、ため息が出るほどの豪華さ。

見上げると天井もひたすら濃密。

そして廊下も見逃せない。美しいステンドグラスをあしらった窓からはサグラダ・ファミリアが見える。

「花の建築家」と呼ばれることもあったモンタネールならでは。天井や壁などには乙女ゴコロをくすぐる花モチーフもいっぱい。

講堂と呼ばれる部屋のユニークな天井の意匠は、スペインらしくムデハル様式にインスパイアされたもの。

とにかく前後左右、上下と首を忙しく回していないといけない、見どころが多すぎる建築。いやぁこんなん、そりゃ、予算もオーバーしますわね…。

螺旋階段の上に広がる、美しいステンドグラス。

サグラダ・ファミリアから直線距離で約1km、徒歩15分ほどで到着するサン・パウ病院。これだけの美しさなのに、いまいち知名度が低く見過ごされがちなのが本当にもったいない。ガウディと並び、バルセロナのアールヌーヴォーを代表する建築家、モンタネールの代表作、ぜひサグラダ・ファミリアとはしごすることを強くおすすめ!

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岐阜のマチュピチュだけじゃない!揖斐川町の“おいしい薬草”を満喫する https://tripplanner.jp/topics/5070 Mon, 07 Oct 2024 00:30:57 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5070 以前、岐阜県飛騨市の野草・薬草の取り組みをご紹介しましたが、岐阜県内にはもう一カ所、薬草作りが活発なエリアがあ…

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以前、岐阜県飛騨市の野草・薬草の取り組みをご紹介しましたが、岐阜県内にはもう一カ所、薬草作りが活発なエリアがあります。それが揖斐川町です。岐阜県の中でも西側に位置する揖斐エリアには、伊吹山という大きな山があります。カルシウム分が豊富な土地には広葉樹の森林がのこり、さまざまな植物が自生しているのです。その種類は、なんと1000種とも。

かの有名な植物学者の牧野富太郎も3回ほど訪れていると言います。

今回は、そんな伊吹山の麓に広がる揖斐エリアにある、薬草の取り組みをご紹介します。

信長の薬草園があった伊吹山

そんな伊吹山には、かつて織田信長が薬草園を作ったと言われる場所があります。険しい山を登った場所では、信長の薬草園をもう一度復活させるべく、薬草が作られていました。

日本の在来種ではないものが伊吹山だけに自生しているそうで、信長が海外からもらって移植したものが、ここで生き残っているのではないかと言われているそうです。

この薬草園を管理しているのは、NPO法人山菜の里いび理事長の小寺春樹さん。信長の薬草園を再現するために、日々奮闘されています。小寺さんの後ろにある植物は、なんとヨモギ! 和菓子などでおなじみのヨモギも薬草の一種ということに、この瞬間気づかされます。

筆者の中では、ヨモギ=地面に近いところに映えているイメージが強かったのですが、伊吹山ではこんなにも大きく育つのだそうです。実際に葉をかじらせてもらったところ、香り高く濃厚。ここで作られたヨモギは高級和菓子などにも用いられていると言います。生の葉の段階で、ヨモギ餅になったら、最高においしいことが想像できるって、すごい!

飛騨市は山の中に自生していた野草を活用していましたが、こちらは薬草園という形で管理栽培していることがメイン。ほかにも、薬草の種を絶やさぬよう、「薬草の里親制度」とつくり、地域に配って育ててもらったりもしているとのこと。その時に使われるプランターは、間伐材を使うなど、地元のものを活用されています。

人々の手を掛けることで、濃厚なヨモギのように、おいしい薬草が育つのですね。

ちなみに、ここで育った薬草は、入浴剤やお茶、ジントニックなどの商品として販売されてますよ。

かすがモリモリ村 リフレッシュ館で薬草三昧!

薬草園の薬草たちはどのように活用されているのでしょうか。

薬草園のある場所から、クルマでしばらく下ったところにある「かすがモリモリ村 リフレッシュ館」では、薬草風呂や薬草を使ったお食事などが頂けます。

この日頂いたランチでは、揖斐川町春日の在来種「春日きゅうり」や「沢アザミ」など、この地域で採れる食材をふんだんに活用したもの。優しい味に癒やされます。お茶には薬草茶が登場。健康になれそうなラインナップでした。

こちらの施設には売店も併設されており、薬草の紹介もあります。

さらに敷地内には、施設の薬草園も! いくつも何度も説明されているうちに、うっすらと薬草も見分けがつくように。香りも特徴的なので、覚えやすいんだなと感じました。

こちらの施設のお風呂には薬草風呂もあります。お風呂にはいって、地元の食材をたっぷり食べて、お土産を買って、さらにチラッと薬草園をみて……と、薬草でおもいっきりリフレッシュできる場所。揖斐エリアの観光の際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

【施設概要】
かすがモリモリ村 リフレッシュ館
岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合3429

オシャレなクラフトコーラも登場!はるひの案内所

「かすがモリモリ村 リフレッシュ館」からほど近い場所にある「はるひの案内所」は、揖斐川町春日地区の情報を教えてもらえたりするほか、地元の特産品を扱っていたり、お茶作り体験ができる施設。カフェとして、のんびり休むこともできます。

こちらの店主さんが仲間と作り上げたのが、クラフトコーラの「GIFU COLA」。揖斐川町の薬草が4種類使われている地元ならではのクラフトコーラなのです。

パッケージもオシャレで現代的。味も薬草という感じはなく、とっても飲みやすい味なんです。お土産にも喜ばれそう!

ほかにもオリジナル茶を作る体験も。以前、飛騨河合で体験したお茶作りとまた葉っぱの種類が異なるのか、違った味のお茶を作ることができました。薬草や野草もブレンドする量や種類によって、味わいが変わるので、何度体験しても楽しめそう!

食後の休憩やちょっとひと息つきたいとき。そして、このエリアについてオススメのスポットが知りたいときなどにも。優しい店主さんが、きっといろいろ教えてくれますよ!

【施設情報】
はるひの案内所
岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合3068-1

薬草を使った地元の和菓子をお土産に

ほかにも揖斐の薬草を使ったおいしいものは存在します。「揖斐菓匠庵みわ屋」では、薬草を使った和菓子やクッキーを製造販売しているんです。

パッケージもオシャレですよね。クッキーなら、手軽に手土産にできます。個人的な推しは「おばば最中」。名前から、おばあさんの形をした最中が入ってるかと思いきや、この地域の民謡「おばば」に登場する桶が入っていました。民謡を知らなかったので、開けた瞬間、想像と違ってビックリ! 形も味も、地域ならではが詰まっているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

【施設情報】
揖斐菓匠庵みわ屋
岐阜県揖斐郡揖斐川町三輪925-9

岐阜のマチュピチュ「天空の茶畑」も忘れずチェック!

もちろん、揖斐川町を訪れたのなら、岐阜のマチュピチュ「天空の茶畑」は忘れずチェックを! 頑張って山道を登れば、眼下に茶畑が広がります。しっかりとしたスニーカーのような靴で行くこと、両手が自由になる状態で向かうことがおすすめ。

駐車場の近くには、天空の茶畑で採れたお茶を使ったドリンクやスイーツを提供しているカフェも。今では珍しい在来種のお茶も飲めます。在来種の特徴は、味が薄めで渋みがあるのだそう。手間がかかるので、生産量がとても少ない貴重なお茶なのだそうです。

今回選んだのは、「在来レモングリーンティーソーダ」(Mサイズ550円)山登りで疲れた体を癒やしてくれる優しい味でした! 駐車場付近には売店もあるので、天空の茶畑のお茶も購入できますよ。

【施設情報】
岐阜のマチュピチュ天空の茶畑
岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合

静かな山間のまちに息づく薬草文化を味わって

決して派手な観光地ではないけども、薬草文化が根付いているからこその楽しみに出会える揖斐川町。山間の風景や自然を楽しみながら、おいしい薬草をもとめて訪れてみてくださいね。

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ザグレブから日帰りでいける田舎町、サモボル。名物ケーキ以外の楽しみ方と行き方解説。 https://tripplanner.jp/topics/5104 Mon, 02 Sep 2024 09:12:58 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5104 クロアチアの首都、ザグレブは日曜日ともなるとありとあらゆるお店がクローズしてしまい、正直何もやることがない…と…

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クロアチアの首都、ザグレブは日曜日ともなるとありとあらゆるお店がクローズしてしまい、正直何もやることがない…という事態に陥りがち。

そんなときは、名物ケーキ、クレムシュニテで有名な近郊の田舎町サモボルへ日帰りトリップはいかがだろうか? ありがたいことに、有名店のカフェも年中無休。日曜日も多くの人で賑わっているのだ。

なお、ザグレブからサモボルへの行き方については結構苦労したので、記事の最後で詳細お伝えします。まずはこの町で絶対やりたいことからご紹介。

・ぷるふわの名物ケーキ「クレムシュニテ」を有名店で味わう

わざわざこのためだけに来る人多数の町の名物ケーキを食べるのは、絶対に外せないアクティビティ。ありえないくらいふわふわのカスタードクリーム味のケーキは、甘すぎずくどすぎないので、我ら日本人の胃にも難なくフィット

クレムシュニテ

そのおいしさについては別記事でたっぷり紹介したので、詳しくはこちらで!

・サモボル城へのプチ登山を楽しむ

クレムシュニテが味わえるカフェがあるのは、町の中心部「トミスラブ王広場」。

サモボルの中心地

正直、上の写真に写っているのがすべて、くらいの小ささなので、おやつを食べてしまったとは、特に何もすることがない…かもしれない。だったら、腹ごなしに、近くにあるサモボル城でショートハイクはいかがだろうか?

サモボル城は、トミスラブ王広場から徒歩で約20分程度、さらに登ること15分程度で到着する中世の山城で、町を一望できる眺望も人気のスポット。Google Mapを手がかりに、まずは川沿いをのんびりと山に向かって歩いてみよう。

レトロな木橋もフォトジェニックな、サモボルの川沿いの風景。
ザグレブとは全く違う、低層の建築が並び、いかにもヨーロッパの田舎町といった風景。

ここで一点注意なのだが、Google Mapの指示どおりに行くと、登山口の入口が、写真の小さな教会あたりを指定される。

St.Michael教会。見た目はかわいくてフォトジェニックだけど。

ここから山道に入ると、最初にむちゃくちゃ急勾配の坂道を登らされて心が折れがち。登頂後に気づいたのだが、この駐車場のあたりから登るほうがずっと簡単そうだったので、体力に自身がない人は、ここからどうぞ。くれぐれもGoogle Mapを信じすぎないように。

さて、山に一歩は入ればこんな感じ。

サモボル城の登山道
かわいい山のくせにしっかり登山道っぽい。

ザグレブでいささか都会疲れしていた身としては、緑いっぱいの風景にとても癒やされる。ちなみに登山の難易度だが、さすがにサンダルだとちょっときついかな、程度の印象。スニーカーなど歩きやすい靴でいけば普通の体力がある人なら難なくクリアできるだろう。実際、お城のまわりでは子どもも含む家族がのんびりピクニックを楽しんでいたりした。

サモボル城の門
門が見えてきた!

事前調査では「廃墟」などと書いてあったりしたが、これだけ残っていればすばらしいんでは? と実際に訪れるとその立派さにびっくり。廃墟というより立派な遺跡である。日本の山城なんて「堀の跡」しか残っていないところばかりでしょ。

赤いレンガが残っている!

1260年頃、当時ハンガリーと敵対していたチェコ王の支持者によって築かれたというサモボル城。その後、ハンガリー・クロアチア王家によって奪われたものの、15世紀にはハプスブルク家の家臣だった貴族の手にわたり、かと思えば16世紀には…と、多くの王や貴族が代わる代わるオーナーになってきた複雑すぎる歴史を持つ城。ついには18世紀末には打ち捨てられ、ご覧のような見た目に。

1902年にサモボル市が、前所有者である貴族からこの城を買い取って現在に至る。
あ、これは日本の城にもある「狭間(さま)」というやつか? 敵に向かって銃とか槍とかで攻撃するための穴。

遺跡ファンは意外とちゃんと残っている建築の細部を愛でたりしてもいいだろうが、やはりハイライトは城から見下ろすサモボルの絶景だ。

山側のサモボル。
サモボル城から旧市街を見下ろす。
城の窓からはサモボルの中心地側を。

なかなかの絶景も楽しめて、この土地の複雑な歴史にも思いを馳せられるお手軽ハイキングコース。なかなか良かった。

ちなみに、行きはGoogle Mapの案内に従って味気ない道路沿いを歩いてしまったが、帰りは冒頭で述べた駐車場側から出て、のんびりと小川沿いを歩いて町へ。

このあたりは大きな公園になっており、のんびりくつろぐ地元の人達の姿もちらほら。

夏はプールもあって楽しそう!この日は37度くらいあったので泳ぎたかった。

なお、小川沿いを歩きながら、後ろを振り返ったら、たったいま登ってきたサモボル城が見えた。

「ありゃ、意外と山の入口あたりに建てたのね…」というのが正直な感想。日本人なら絶対山の頂上に建てるぞ、根性が足らん!?

・ザグレブからサモボルへの行き方解説、2人以上ならタクシーもあり!

さて、最後にサモボルへの行き方について解説しよう。ガイドブックにも「サモボルへはザグレブからバスが1時間に1−3本出ている」と書かれていたし、バスで行った人のブログを見ても、バスは頻繁に出ているとある。

しかし、現地に着いてからGoogle Map上で検索してもバスルートが案内されない。まぁ正直Google Mapは英語圏以外では万能ではない、と今回身にしみたわけだけど、とにかくこれといった確かな情報(たとえば時刻表とか料金など)がネットではうまく見つけられず、見つかったとしても情報が古かった。

わざわざザグレブのバスターミナル(中心部から徒歩で20分くらい)まで行って直接窓口で聞くというのも正直面倒くさかったので、試しにBoltというタクシーアプリで料金を調べたところ、ザグレブからサモボルまで片道17ユーロくらいという見積もりが。

ちょ…20kmぐらい走ってくれて2,700円程度って安くない!?

今回はたまたま現地で会った友人2人と行く予定だったので、3人で割れば片道900円くらいである。ということで今回はバスを止めて3人でタクシーで向かった。サモボルのバス停は中心部から遠いけれど、車ならびゅーっとお目当てのカフェの前までいけて快適すぎた。個人的には2人以上ならタクシーで行ったほうがいいんではないかと思う。

サモボルの中心部にあった気になる建築。

ただ、意外な落とし穴があり、ザグレブからサモボルへのタクシーはばんばん見つかったが、サモボルからザグレブに帰ろうとBoltを開いてみたら、タクシーが一切見当たらないという事態に。

この日は夜の便でザグレブを発つ予定だったので、サモボルで足止めを食うのは非常にまずい。帰りはバスで帰ったほうがいいと思ったが何しろ検索では情報がヒットしないので、困り果ててカフェの店員さんに聞いてみた。

正直、自家用車で来る人ばかりの町なので、「え? バス…?」と最初は困惑されてしまったが、いろいろ調べてくれて、ついにバスの時刻表をゲット! しかし、がっつりクロアチア語である。現地の情報は現地の言葉で検索しないとヒットしないという教えを得ました…。

こちらがその時刻表である。

Radni danというのが平日、Subotaが土曜日、Nedjelja i blagdaniが日曜・祝日だ。Polasci izは「出発地」の意味。これで見ると、日曜日は14:30のサモボル発を逃すと夜までバスが来ない。この時点で13時ぐらいだったのでひやっとしたが、まだ間に合うタイミングで助かった〜。ガイドブック等にはしれっと「バスは頻繁に出ている」などと書いてあるが、それは平日だけなので要注意!

ちなみに、バス停に向かおうとした瞬間にBoltがタクシーをキャッチしたので、結局我々は帰りもさくっと移動したんだけどね。

<関連記事>

ふわふわプリン味が大好き! クロアチア・ザグレブ近郊の村サモボルの名物ケーキ、クレムシュニテ【世界郷土菓子紀行】

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山奥で縄文と出会う。「塩竃金清神社」&「飛騨みやがわ考古民俗館」【飛騨市めぐり旅】 https://tripplanner.jp/topics/4943 Sat, 31 Aug 2024 00:00:13 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4943 岐阜県文化圏は、大きく飛騨地方と美濃地方に分かれています。飛騨地方で有名な場所と言えば、飛騨高山に下呂温泉、白…

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岐阜県文化圏は、大きく飛騨地方と美濃地方に分かれています。飛騨地方で有名な場所と言えば、飛騨高山に下呂温泉、白川郷あたりではないでしょうか。これらが「ドA級観光地」とするなら、「普通のA級観光地」に値する飛騨の有名な場所は、飛騨古川。映画『君の名は。』のモデル地とされています。

飛騨古川を有するのは、平成の市町村合併で生まれた「飛騨市」です。旧古川町、河合村、宮川村、神岡町の4つの町村からうまれました。今回は、そのうち、旧古川町、河合村、宮川村を巡るツアーに参加。山間の豊かな文化に触れてきた。訪れたスポットを順次紹介します。

今回ご紹介するのは、飛騨宮川の「塩竃金清神社」です。

縄文時代の遺跡に建つ山奥の“縄文神社”

以前、トリッププランナーに登場した武藤郁子さんの著作『縄文神社』では、神社と縄文遺跡の重なりを指摘していました。今回訪れた塩竃金清神社は、まさにその条件に当てはまる山奥の“縄文神社”! 神社の斜め前にある飛騨みやがわ考古民俗館には、この塩竃金清神社周囲にあると言う「塩竃金清神社遺跡」から発掘された石棒がたくさん収容されています。

石棒とは、石棒の聖地である飛騨みやがわ考古民俗館という場所を舞台としていかにして関係人口を増やしていけるかという地方創生のチャレンジングな試みに挑戦している「石棒クラブ」のHPによると、「男根を模したと考えられている縄文時代の石器です。子孫繁栄など様々な幸せを願ったり、祭祀などに使われていたと考えられていますが、真実は誰にもわかりません。」と書かれています。

位置は飛騨市から富山県に抜ける道から、少しそれた場所。田舎の片隅にある地元に密着した神社という風情です。地元の方がお掃除してきれいに保っている姿も見ることができました。

本堂にあがって参拝。無数の折り鶴が飾られた空間

こちらの神社は本堂の中に入ってもOK。靴をぬいで、きれいな本堂の中で参拝することができます。

きれいに保たれた空間から、こまめに人の手が入っていることがわかります。地元の方がいかに神社を大切にされているかが伝わってくるんです。

天井には無数の折り鶴。色とりどりの鶴が目を引きます。なかなか他ではみない風景に、思わず写真をパシャリ。でも、本殿側に目を向けると、カラフルな折り鶴とは全く異なる印象のご神体が。

さすが石棒がたくさん出てきた場所。この御神輿は昔はお祭りで使われていて、若い女の子たちが、これを担いで子孫繁栄や安産を願っていたそうです。壁には当時のお祭りの様子を映したお写真も。

もし、お祭りが今も続いていたら奇祭と言われたかもしれないですね。

「百度参り」カウント用アイテムも登場

この神社には、数字が書かれた木の札も残されています。これ、何だと思いますか? 実は、百度参りの時に数を数えるための道具なのだとか。

いつの時代のものかわかりませんが、墨で書かれた文字もきれいに残っていました。誰かが百度参りをしていた証しともいえる品。誰かがこれを使って祈りを捧げていたのですね。ちょっと胸が熱くなりました。

ここで発掘されたアイテムは「飛騨みやがわ考古民俗館」に

神社のななめ前には、年間30日しか開館しないことでも有名(?)な「飛騨みやがわ考古民俗館」があります。塩竃金清神社遺跡で発掘されたアイテムも、こちらに保管されているとのこと。ちなみに無人開館にもチャレンジされているそうですよ。詳しくはHPなどをチェック!

実はこのあたりは、石棒がたくさん出てきただけでなく、石棒の産地という機能があったことがわかっているのだそう。近くに、石棒の元となった塩屋石の産出地があり、このあたりに生産されていた痕跡が見つかっているのだそうです。こんな山奥で、なぜ!? 古代ロマンが広がります。

館内には、縄文に関する展示も盛りだくさん。

巨大な石棒は、目立つ場所でぐるぐると周りながら、存在を主張していました。

縄文土器ももりだくさん。静かな空間で縄文アイテムとキャッキャできます。最高です。

この館は縄文だけじゃありません。昔の暮らしを伝える民俗資料も豊富! 池ヶ原湿原自然保護センターの所長をつとめる岩佐 勝美先生が、どんな風に道具を使っていたのかを説明してくれました。実際に使い方をきくと、ただの不思議な道具に命が吹き込まれたかのように、使っている姿を想像しやすくなります。解説って偉大。

そして、道具の使用用途だけでなく、描かれているイラストのかわいらしさに悶絶! 描いた人は「ときめいてもらおう」なんて、ちっとも考えてなかったと思うんです。でも、時を経て、どこのだれかもわからない私のような人を笑顔にしてくれてるって、すごいですよね。

玩具系もかわいらしいアイテム勢揃い。土人形のなかで、特にときめいたのは、桃から生まれた(はずだけど瓜から生まれた感もある)桃太郎でした!

【施設情報】
飛騨みやがわ考古民俗館
岐阜県飛騨市宮川町塩屋104

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人の手によって続く場所。「池ケ原湿原」&飛騨みやがわ「種蔵地区」【飛騨市めぐり旅】 https://tripplanner.jp/topics/5014 Thu, 29 Aug 2024 00:00:29 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5014 岐阜県文化圏は、大きく飛騨地方と美濃地方に分かれています。飛騨地方で有名な場所と言えば、飛騨高山に下呂温泉、白…

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岐阜県文化圏は、大きく飛騨地方と美濃地方に分かれています。飛騨地方で有名な場所と言えば、飛騨高山に下呂温泉、白川郷あたりではないでしょうか。これらが「ドA級観光地」とするなら、「普通のA級観光地」に値する飛騨の有名な場所は、飛騨古川。映画『君の名は。』のモデル地とされています。

飛騨古川を有するのは、平成の市町村合併で生まれた「飛騨市」です。旧古川町、河合村、宮川村、神岡町の4つの町村からうまれました。今回は、そのうち、旧古川町、河合村、宮川村を巡るツアーに参加。山間の豊かな文化に触れてきた。訪れたスポットを順次紹介します。

今回ご紹介するのは、旧宮川村エリアにある池ケ原湿原と種蔵集落。自然も集落も、人の手によって、未来へ続いていることを感じさせてくれる場所でした。

車いすやベビーカーでも散策できる「池ヶ原湿原」

県立自然公園内に位置する池ヶ原湿原は、春のミズバショウが有名なスポット。駐車場からすぐの場所にあり、カジュアルに自然に親しむことができます。

今回、池ヶ原湿原自然保護センターの所長、岩佐勝美先生によると、もともとは葦が広がってしまっていたところを、長年手をかけて今の美しい状態にまで復活させたのだとか。

そのなかで遊歩道も整備し、車いすやベビーカーでも散策可能な遊歩道も整備。多くの人が訪れることができるようにしたそうです。

春はミズバショウが広がる湿地ですが、夏は濃淡さまざまな緑の世界が広がります。写真の中心には整備された遊歩道。日差しは強くとも、湿地なので地面からの照り返しは強くありません。緑に囲まれて歩く時間は、とても贅沢に感じられました!

ちらほらと花の姿も。ひっそりと咲く野花菖蒲やカキツバタがを探して歩くのは、なかなか新鮮な体験。「これは何?」「あれは何?」とどんな質問をしても、先生が次々と教えてくれます。先生の知識の深さにも感動です!

湿地には、人間だけでなく動物も訪れます。ところどころ置かれているカンカンは、クマよけのアイテム。通るたびに叩くといいそうで、エンタメ気分で叩いて歩いてしまいました。

ただ、湿地の中にはところどころ、なにやら盛大に掘り返されたような跡。これはなにかというと……。

イノシシがミズバショウの根っこを食べるために、掘り返した跡なのだそう! どうやらイノシシにとって、ミズバショウの根っこは美味な食材。あちこち遠慮なく掘り返えされており、痛ましい状態に。沼の土まであらわになった様子に、動物の被害の大きさを感じさせました。

また、獣害だけでなく、近年の積雪量の低下など気候変動の影響もあり、日々湿地を守るために様々な試行錯誤をされているのだそう。自然=放置かと思っていましたが、この美しい景色は、人々の手によって維持されているのですね。

ぐるりと湿原を歩いたあとには、先生から講義の時間。子どもたちが作ったこの沼にいた地元に伝わる話を使ったカレンダーを見せてくれたり、動物のツノや牙を見せてくれたりと、先生のリュックには小道具いっぱい! 楽しいお話を聞かせてもらえました。

ちなみに、秋の湿原もまた美しい景色が広がると言います。駐車場からすぐとカジュアルに訪れることができる場所だからこそ、ぜひ、四季の変化を眺めに訪れてみてくださいね。

【施設情報】
池ヶ原湿原
岐阜県飛騨市宮川町洞

誰でも村民になれる!? 棚田と板倉が残る種蔵地区へ

人の手が守り、受け継いでいる場所が他にもあります。それが種蔵地区です。石積みの棚田のなかに、民家のほか、伝統的な建築物である板でつくられた蔵=板倉が建っており、のんびりとした田舎の原風景が広がります。でも、ここの魅力は風景だけじゃないんです!

例えば、プレスツアーで食事のために訪れたTANEKURAHOUSE。数年前まで実際に人が住んでいた民家で。雪深い地域の民家に触れることができます。

玄関を入ると、赤×黒がかわいいお馬さんが描かれた絵馬が! 飛騨エリアで何度かみかけたこのデザイン。中には走っているお馬さんの絵の場合もあるのだそう。いつか、このお札を求めて飛騨の神社巡り旅行がしたいくらい、かわいい!

室内には大きなお札を貼る板?が。かつて、囲炉裏があった部屋に飾られていたのではないかということで、板地は黒くすすけており、かつて張られていたお札の痕跡がくっきり。剥がし残されたお札のイラストも気になるところ。かわいい!(2回目)

人がいなくなった家は手入れをしないと朽ちていきますが、今回のランチのようにイベントなどで活用することで、人が暮らしていた痕跡がそのままに、未来へと繋がっていくのですね。

さらに建物から外へでると、棚田と板倉の風景が広がります。BGMは木々のさざめきや水のせせらぎ、そして鳥や虫の声。そして、時折集落内に響きわたる「星のオルゴール」が、不思議な気分にさせてくれます。

遠目にみると、どの蔵も同じに見えますが、近づくとディテールがそれぞれ異なります。

心ときめいたのが、お金持ちさん所有だったという板倉。入り口には、縁起物である巾着袋のデザインが施された鍵穴がありました。巾着なのに、かわいい女の子にもみえます。つまりは、かわいいんです!

しかも、この鍵穴は2つあり、片方はフェイクになっているのだとか。木をくわえている部分がホンモノの鍵穴なのだそうです。こんなオシャレな鍵を施すなんて、種蔵の人はおしゃれですよね。かわいい!

もうひとつの見どころは、農林水産省が選定する「つなぐ棚田遺産」や環境省が選定する「全国かおり風景100選」にも選ばれている棚田です。この石積みは、石工さんではなく、種蔵の人たちが昭和初期に自らの手で作り上げたもの。地域の歴史の一部なのですね。

この日は炎天下でしたが、日差しに負けないくらいアツい先生の解説をきいて、この地域を育んできた人たちの気持ちや歴史に、少し思いを馳せることができました。ありがとうございました!

ちなみに、この種蔵では景観保全活動に参加したい人なら誰でも村民になれる「飛騨市ふるさと種蔵村」という活動が行われています。オリジナル住民票が交付されるほか、様々な活動に参加することで、特産品などがいただけるのだそう。興味ある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

自然も文化も、手が入ることで残り続ける

飛騨市に残る豊富な自然や日本の原風景。それらは、人の手を掛けることで美しい状態に保たれていました。きっとこれからも、この地域を愛する人たちの手によって守られていくはず。そんな明るい未来を感じるスポットの、また今回とは違う景色を求めて、春や秋にも訪れてみたいですね。

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ふわふわプリン味が大好き! クロアチア・ザグレブ近郊の村サモボルの名物ケーキ、クレムシュニテ【世界郷土菓子紀行】 https://tripplanner.jp/topics/5054 Sat, 24 Aug 2024 09:34:29 +0000 https://tripplanner.jp/?p=5054 世界の絶景好きに大人気の、プリトヴィツェ湖群国立公園に行く人にも便利な、クロアチアの首都・ザグレブ。旧ユーゴス…

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世界の絶景好きに大人気の、プリトヴィツェ湖群国立公園に行く人にも便利な、クロアチアの首都・ザグレブ。旧ユーゴスラビアのイメージを覆す、オーストリア・ハンガリー帝国時代の建築が多く残る優美な印象の街である。

イェラチッチ総督広場
ザグレブの中心、イェラチッチ広場。完全に西ヨーロッパな景観。

さて、そんな首都から車でわずか30分の小さな街に、わざわざそれを食べるためだけに多くの人が集まる、名物菓子があるのをご存知だろうか?

それがこちらのクレムシュニテ。たっぷりのカスタードクリームをサクサクのパイで挟んだ、ほぼクリーム、みたいなケーキで英語ではクリームケーキと書かれていることも多い。

クレムシュニテ
これがクレムシュニテだ!

サモボルはこの名物ケーキを目当てに来る客ばかりなので、あちこちの店で提供している郷土菓子だが、一番有名なのはウ・プロラズ(U Prolazu)という街の中心にあるカフェ。

ウ・プロラズ外観。日曜日の午前中から人でいっぱい!

写真ではわかりにくいのだが、このクレムシュニテ、1カットの大きさが想像の倍くらいある。ガイドブックなどでは「濃厚な味わい」などと書かれていることもあるので、「この歳になって濃厚なケーキ、こんなに食べられない!」と最初にビビってしまったくらいだ。

クロアチアのクレムシュニテ
カットの仕方もおおらかで、これぐらい差があったりする(笑)

けれど、一口頬張ってみて驚愕。ふわっふわプルプルで軽い、甘ったるくない、みんな大好きカスタードプリン味!

クレムシュニテ動画
プルプル感が伝わるだろうか。

ひょっとして、ふわふわで柔らかいものが大好きな日本人のために開発しました…? くらいの我々の舌へのフィット度。これは日本に持ってきたら絶対流行るって!

ということで、あっという間にぺろり。あと1個食べろと言われてもたぶんいける。

クレムシュニテは、クロアチアだけでなくお隣のスロベニアにも似たものがあり、この界隈の名物菓子といえそう。私が味わったのはサモボルの名店中の名店で、他とレシピが違うのかもしれないが(店によっては生クリームを入れていたりするみたい)、かるくてふわふわのプリン、とでも言いたくなる素朴な味わいは万人に受けそう。

しかもなんと、お値段ひとつ2ユーロ!(日本円で320円くらい)と破格。これはわざわざザグレブから食べにいくべきーーー!(絶叫)

サモボルへはどうやって行くの?あたりは、GoogleMapや検索が全くアテにならないなど苦労も多かったので、また別の記事でケーキ以外の楽しみ方とともに詳しくお伝えしますね!

素朴な外観とはうってかわってゴージャスなウ・プロラズ店内のインテリア。

<関連記事>

ザグレブから日帰りでいける田舎町、サモボル。名物ケーキ以外の楽しみ方と行き方解説。

ググっても見つけられなかった、プリトヴィツェ湖群国立公園への行き方や回り方、チケット入手法など6つのお役立ちガイド。

世界の郷土菓子
世界の郷土料理

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円安でも楽しめるお手頃ヨーロッパ、ブルガリアの山岳リゾート・バンスコ観光ガイド。 https://tripplanner.jp/topics/4713 Mon, 10 Jun 2024 11:05:43 +0000 https://tripplanner.jp/?p=4713 つい2−3年前まで1ユーロ130円だったのに、最近じゃ170円ってどういうこと? こんな円安じゃ大好きなヨーロ…

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つい2−3年前まで1ユーロ130円だったのに、最近じゃ170円ってどういうこと? こんな円安じゃ大好きなヨーロッパに行けないじゃないの!……とお嘆きのあなた。

安心してください! 今世紀最悪の円安の今でも、まだまだ安く楽しめるヨーロッパがあるんです。

それが、日本人にはヨーグルトでおなじみの南東欧ブルガリア。EU内でも特に物価が安いことで知られており、2024年3月からはシェンゲン協定にも加入し、ヨーロッパ間の移動のハードルもぐっと下がったばかりである。

中でも私のおすすめは一等地のバストイレ付宿が一泊3000円くらいで見つかる山間の小さな街、バンスコ。夏は写真のように比較的落ち着いた雰囲気だが、冬ともなれば、ヨーロッパ中からスキー客が殺到するという山岳リゾートでもある。

でもスキーシーズン以外は人いないんでしょ? と思ったそこのあなた。

実はこの街、こう見えて、いまやヨーロッパ屈指のデジタルノマドの聖地。世界中のリモートワーカーが集まっており、ブルガリアの奥地の小さな街にもかかわらず、普通に英語が通じてしまうインターナショナルシティだったりするのだ。ちなみに毎年ノマドフェスティバルも開催している。

周囲を囲む山々がもたらす美味しい水、美味しい空気、申し分のない治安、ちょっと足を伸ばせば簡単に楽しめるハイキングや温泉など、魅力もいっぱい。これで物価が安いとくれば、ノマド民も住み着きたくなるというもの。

それでは、この街を旅する人に向けて街の楽しみ方とブルガリアの首都ソフィアからのアクセスなどの基本情報をお伝えしていこう。

・楽しみ方その1:街歩きと建築鑑賞

何はともあれ、景観そのものがとにかくかわいい。

窓に凝った装飾があしらわれた独特の石造りの低層建築が連なり、のどかなヨーロッパの田舎町そのもの。

こんなに可愛い建物なのに、英語の説明では、「the fortified houses in Bansko」(バンスコの要塞化された家)とある。確かによく見ると窓に鉄格子があって要塞っぽい。そしていかにも頑丈そうである。なぜ要塞化しなければならなかったのか…。その歴史が気になる。

観光スポットのひとつは、街の中心にある、塔が目印の聖トリニティ教会(Holy Trinity Church)。

シンプルな外観とは裏腹に教会内部のインテリアは重厚で、日本ではあまり馴染みのない東方正教会の独特の世界観を堪能できる。

美しい教会内部にうっとり

個人的に楽しかったのが、この教会に隣接するネオフィット・リルスキー(Neofit Rilski)のハウス・ミュージアム。ネオフィット・リルスキーとは、18世紀〜19世紀のブルガリア民族復興期の著名な啓蒙家、修道士、教師で、ブルガリア初の百科事典編纂者でもあるという偉人。このミュージアムは彼が1881年に亡くなるまで暮らした家をそのまま公開したものだ。

住居は2階建てで、家族の暮らす部屋や台所のほか。修道院の学校も兼ねていたよう。

この風情、かわいい!真似したい!

こういう民族調のインテリアや民芸品が大好物なので、調度品やテキスタイルに興味しんしん。ネオフィット・リルスキーの邸宅はバンスコの典型的な要塞建築とのことなので、街を彩る独特の建物の魅力をより深く知りたい人にもおすすめ。

・楽しみ方その2:近隣の温泉へいく

とはいえ、バンスコの街は30分も歩けば見終わってしまうので、他になにかしたい!という人は、バスなどで近隣の温泉へ。何しろこのあたりは有名な温泉地がそこかしこにあるのだ。トリニティ教会の真向かいにあるBansko Visitor Information Centreに行けば、温泉地行きのバスの時刻表もチェックできる。

Dobrinishteは近隣の大きな温泉街。

しかし、結論から言うと、バスの便は頻繁とはいえないし、温泉街についてからも結構歩きそうなので、私は諦めてタクシーで一番近そうな温泉に直接行ってみた。

ちなみにバンスコでタクシーを呼ぶのはなかなか難易度が高く、まず言語の壁があるし、何しろUberみたいな世界標準のタクシーアプリもない。現地の宿で教わったのは、Taxistrarsというヘボい現地仕様のアプリである。

このアプリはヘボいなりにまぁまぁ使えたし、このアプリ以外では誰かに車を呼んでもらうしかなさそうなので、とりあえずバンスコに行く人はダウンロードしておくといいのではないでしょうか。

結局私が行ったのは、バンスコ中心部から8kmほど(タクシーで10分程度)のAlpha Spa & Pool Dobrinishte。

プールじゃねえか!

……というツッコミは覚悟でご紹介しました。はい、ほとんどプールです。でもちゃんとお湯なんですよ!入場料は大人18レフほど(日本円で1500円程度、これはちょっと現地物価から考えると高め)。中にはレストランやバーなどもある。

この日は天気もいまいちだったので人もまばら。でもDJブースみたいなものもあったので、夏はそれなりにパリピが集まるホットな場所なのかも。

バンスコの中心部からはタクシーも10レクぐらい(900円くらい)だったので、わりと気軽に行ける。健脚なら歩いても行けそうだけど、歩道がない道路を行くので危ないかも。

・楽しみ方その3:美味しいものを食べる

バンスコに限らず、食は旅の最大の楽しみの一つ。ここ、バンスコの食事もとても美味しいのでぜひいろいろ食べてほしい。お値段もお手頃だ。

街を歩いているとよく見かけるこの鍋のサインがバンスコの名物料理のひとつ、Kavarma(カヴァルマ)。

野菜や肉をスパイスで煮込んだ土鍋料理でこの看板があるレストランならどこでも味わえる。私はベタだが、トリニティ教会近くのブルガリア伝統料理を出すレストラン(メハナ)Obetsanova mehanaで味わってみた。

このレストランは、料理もさることながら店内がとてもディープな雰囲気で、ブルガリアに来たー!!と思えるのでおすすめ。

メハナ内部、この共産圏感がすごい。
こういう内装、まず日本にはあるまい。
これがバンスコ名物土鍋の煮込み、KAVARMA

民族音楽を奏でるバンドが回ってきたりして、観光気分も盛り上がる。頼んだカヴァルマも美味しかった。付け合せにライスを頼んで一緒にいただくと日本人歓喜の味になるので、ぜひごはんのおかずにしていただきたい。

ちなみに、毎週土曜日には、このあたりでマーケットも開かれ、乾物やはちみつなどが買えるので、タイミングあえばぜひチラ見を。日本では高級な乾燥ポルチーニなども激安で売っていたので私はお土産にどっさり買い込んだ。

個人的には、あちこち観光するというよりは、3−4泊して、どこかのコワーキングスペースにドロップインしたり(驚くほどすぐに友達ができるので激しくおすすめ。私は1日行っただけなのにその夜のコワーキングメンバー向けのBBQに誘ってもらえた)、カフェやレストランでのんびりしたりしつつ、1日は街歩き、1日は温泉、1日はハイキング、みたいな過ごし方がおすすめ。とにかく風景が美しいのでただ滞在するだけで心癒される、そんな旅先である。

・バンスコまでの行き方

最後に、アクセスについて説明を。こんな山奥、どうやって行くのよ?と不安になるかもしれないが、実はソフィアの空港や市内から直通バスが出ていて、オンライン予約もできるので行く難易度は高くない。

このサイトで、場所を選んで予約すればOK。

私は行きはソフィア空港から直接行ったのだが、バスは本来、スキー場のゴンドラ乗り場あたりにつくはずが、同乗していた人たちは口々に自分の宿名を言い、運転手さんはちゃんとその前まで連れていっていた。私もおそるおそる自分の宿を伝えたが、ちゃんと宿の前まで車をつけてくれた。夜に到着だったのでこれはとても助かった。

ただし、バンスコからソフィアまでのバスはわりとドライに全員同じバス停で降ろされるみたいなので期待しないように。

バンスコのバス停はやたら豪華な建物(ただしボロい)。バス停の場所はこちら

 

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