古代蓮の里

3000年の夢~永き眠りから目覚めた古代バス~行田市 古代蓮の里にその姿がよみがえる
3000年の眠りから目覚めた古代蓮
更新日:2014年07月19日
住所
日本, 埼玉県行田市小針2375
WEB
www.ikiiki-zaidan.or.jp/kodaihasu...
TEL
048-559-0770

今から約3000年前の日本は縄文時代と云われる時代。
人々は狩猟や木の実を採取し、乾いた土地に建てた竪穴住居と呼ばれる住居で生活をしていた。

暑い夏がやって来ると、縄文の人々は湿地帯へと出かけた。
湿地帯は土地が低くいつもぬかるんでいて刺す虫も多く、好んで近づく場所ではない。
しかし、此処にはこの時期ならではの食物~蓮(はす)の実~があった。
若い蓮の実には仄かな甘みがあり、当時の人々にとっては御馳走。
桃色の大輪の蓮の花が彩る湿地帯の中を、蓮の実を求める縄文の人々。

蓮の花は毎年の様に繰り広げられるその光景を眺めていた。

そして、縄文の人々が摘み残した蓮の実のいくつかが地面に落ち、緩やかな泥の中に沈み、酸素もない漆黒の泥のゆりかごに包まれて、眠りについた。
その眠りは、蓮の実自身が想像していたよりも永い眠りとなった。

深い眠りから彼女が目覚めたのは1971年。
行田市がごみ焼却場の造成のため、土地を深く掘削し、眠っていた彼女を起こしたのだ。
彼女が目覚めた時、その場所は彼女の記憶とは全く異なる変化を遂げていた。
彼女の目に映ったのは、稲穂がそよぐ水田地帯。
縄文人とは異なる人の姿があった。
でも、そこには彼女の発芽に必要な水と酸素は十分にあった。

目覚めた時、彼女は一人ぼっちだったが、多くの彼女の仲間たちも同様に深い土の中で眠りについていた。
そして、仲間たちも彼女と時を同じくして目覚めた。
覚醒から2年後の1973年の夏、彼女と彼女の仲間たちは大輪の古代蓮の花を現代に蘇らせた。

古代蓮の花の覚醒から40年、彼らの子孫は行田市の古代蓮の里に移植され、毎年6月下旬になると、蓮の花をほころばせる。

蓮の花の寿命は4日と云われている。
開花1日目の蓮の花は、完全に花開かずに、少しだけ開いてまた蕾の状態へと戻る。
2日目は、ふんわりと開き、花の内側には甘く香しい香りが漂い、昼前には蕾の状態へ戻る。2日目の花色は一番濃い紅色となる。
3日目は最大に花開き、昼頃になっても完全には閉じることはなく、半開きの状態で夜を過ごす。
そして4日目、最後の日は早朝から完全に花開き、8時頃には花びらが散り始める。

朝8時過ぎ、目の前の大きな蓮の花がその花びらを1枚、ひらりと落とす。
それがトリガーとなったかの様に、花びらが1枚、また1枚と舞い落ちる。
4日目の蓮の最後の舞いだ。
蓮の花びらが全て舞い落ちるのに5分とかからなかった。
最後の瞬まで凛とした姿の蓮。
その姿は美しい。

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この場所の写真

  • 天上蓮
    天上蓮

    古代蓮の里の駐車場側には世界の蓮園というちょっと珍しい蓮を集めた池がある。

    こちらは、牡丹の花の様な八重咲の天上蓮。

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  • 陽光に輝く
    陽光に輝く

    陽が当たると花びらが透きとおる

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  • ハチも蜂蜜集め
    ハチも蜂蜜集め

    蓮の花には花蜜がたっぷり。
    ミツバチがぶんぶんと花の周りを飛び回り、蜂蜜集めに余念がない。

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  • 1日目の蓮
    1日目の蓮

    ふんわりとしたこの蓮は開花初日かな。

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