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『コンフィデンスマンJP 英雄編』の舞台、マルタってどんなとこ?

更新:2022年01月07日
みきP

大ヒット映画の舞台になったことで、にわかに注目が集まる地中海の島マルタ。淡路島の半分ほどの面積ながら、実は「マルタ共和国」というひとつの国なんです。夏は近隣諸国の若者が集まるヨーロッパ有数のパーティアイランド、3ヶ月滞在していた筆者がご紹介します!

世界32カ国を旅してきた私ですら、正直「どこにあったっけ…」という印象だったマルタ。イタリアのすぐ南という、地中海どまんなかの場所にありながら、なぜか公用語が英語(とマルタ語)なのは、1971年までイギリス自治領だった歴史から。

イギリス式の赤いポストや赤い電話ボックスが残るマルタの風景

ゆえにイギリスやオーストラリア等と同じく日本人の語学留学先として有名で、最近ではGACKT(ガクト)が一時移住していたことでも注目を集めた。

日本人だけでなくフランスやスペイン、イタリアなどを中心にヨーロッパの若者が夏休みに英語の勉強を兼ねて滞在する(印象としては遊びにくるついでに英語を学んでいる感じだったが…)島としても知られ、その季節はまさにパーティアイランドならではの賑わいを見せる。

マルタ屈指の人気ビーチ、コミノ島。うそみたいな透明度だ。

では、観光と教育産業がこの小さな島のメインビジネスと思いきや、実は最近は「仮想通貨」と「オンラインカジノ(i-Gaming)という」、いわばITがこの小国のビジネスを牽引しているのだという。

エジプトのピラミッドより古い巨石神殿の遺跡があるくせにIT先進国。なんだかとても複雑そうな島なのだ。

街全体が世界遺産となっている首都ヴァレッタは、マルタ特有のカラフルに彩られたバルコニーが連なり、一見すると「かわいい〜♡」といいたくなる眺めだが、よくよく歩いてみると実はとても強そうである。

強そう…。

強そう…!

な…! 海岸線が全部城壁!

そう、ここはかつての城塞都市。中世にはオスマントルコ軍を撃退し、ヨーロッパ諸国を守ったマルタ騎士団ゆかりの地なのである。

そのもっとも輝かしい記憶を留めるのが、こちらの「聖ヨハネ准司教座聖堂」。貴族のおぼっちゃま方で構成されていたセレブな騎士団ならではの、やたら絢爛な内装の教会だ。

罰当たりな性格なので、一歩足を踏み入れた感想は「金の匂いがすごい…!」。おもわず声がでる壮麗さ。いったいいくらかかったのよ…?

いわば各国連合軍だったマルタ騎士団。ゆえに礼拝堂は国(または言語グループ)ごとに別れていたりする。ポルトガルの騎士団はアフリカとの貿易をアピールし、フランスの騎士団はやたら優美なファッションの銅像を設置…みたいな感じでそれぞれ個性があって面白い。

床の装飾もきれい…!と眺めていたら、実はこれ全部お墓なんだそう。

有名なのは、イタリアのバロック期を代表する画家、カラヴァッジョが署名した唯一の絵画が残されていること。

問題行動が多いゆえローマから逃亡してきた(というか追い出された)巨匠は晩年マルタに移り住み、ここで数多くの作品を残したのだった(残念ながら、そのあと再び暴力沙汰を起こして結局追放されてしまうのだが…)。

歴史好きなら掘れば掘るほど面白く、歴史に興味がなくてもビーチでごろごろするのが楽しい島マルタ。

マルタのビーチは基本岩場でサンドビーチはほぼなし。そのぶん海水の透明度はピカイチ。

猫の島としても有名で、そこらじゅうに猫が。ビーチでのんびり日焼けを楽しむ(?)ぬこも。

早くサクッと旅行できる日が来るといいですね。今回はマルタ紹介ざっくり編。遺跡編、ビーチ編など、より詳細なレポートはまた別の原稿で!(みきP)

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