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模様替えの参考にしたい、ヘルシンキで見つけた素敵な北欧インテリアコレクション
部屋の模様替えで迷ったときにお手本にしたい、ヘルシンキのホテルやカフェ、レストランのインテリア。シンプルだけど印象的なアクセントづくりも忘れない、おしゃれとかわいいが共存する絶妙な「崩し方」は真似したい!
女性に根強い人気の北欧インテリア。温かみのある木の家具を多用したり、シンプルでミニマルなデザインは日本の住環境にもしっくり来るものが多くて本当に素敵ですよね。
今回は模様替えのときに参考にしたい、フィンランドで見つけたすてきなインテリアをフォトギャラリー風にご紹介。イラストをあしらったり、ポップな色を配置したり、照明で冒険したりと、シンプルだけどきちんと個性的に出来る、見逃せないアイデアがいっぱいです。
イラストで崩す
すごくすっきりとした、一見クールでシンプルなインテリアにも、ちょっとイラストを取り入れたりするとぐっと北欧っぽくなる気がします。たとえば、こちらのおしゃれなブティックホテル「リラ・ロバーツ」のロビーフロア。ぱっと見ると、黒と赤でまとめた大人なインテリアかと思いきや……。
壁紙に動物たちがいっぱい!
客室も黒を貴重にした、どちらかといえば男性に受けそうなスタイリッシュなインテリアだったのですが、ふとソファに目をやれば素朴なイラストがあしらわれていて胸キュン。
こういうのは他のホテルでも見かけて、文句のつけようがないほどシンプルでかっこいい空間に置かれたソファのファブリックがとっても可愛かったり。センスに自信がないと、ついつい無地でまとめてしまい、「いいんだけど、なんか無難……」という印象のインテリアになりがちなので、こういう崩し方は真似したい。
ファブリックだけでなく壁紙にイラストを描いたインテリアも目立ちます。たとえば、ホテル・インディゴ・ヘルシンキ・ブレバルディの客室。各部屋にヘルシンキやフィンランドをイメージさせるモチーフが描かれているんですが、それがとってもかわいい。
フェリーもヘルシンキを代表する風景のひとつ。
ヘルシンキ空港の中にある「Book Swap」コーナー。自分の本を置いて行ったり、誰かの本を持って帰ったりできる交流スペースですが、手書き風のイラストがとっても素敵です。
イラストではないけれど、ヘルシンキの有名レストラン「ユーリ」では、壁の一部にアート的なペイントが。ペイントではなく、昔の壁を残しているのかもしれませんが、こういうのも憎らしいぐらいかっこいいですねぇ。
照明で差をつける
続いては、シンプルなインテリアにアクセントを付けるのに、一番便利な照明の話題。ヘルシンキは本当に照明が素敵な場所が多くて、どこへ行っても普通にかっこいい灯りに出会えるのですが、その中でも特にかっこいいと思った逸材たちをご紹介します。
重厚感たっぷりのレンガづくりがおしゃれなカフェ、Johan & Nyström。農家から直輸入の豆を使ったハンドドリップで丁寧にいれるコーヒーが自慢の海辺の休憩スポット。
素敵ポイントはこちらのライト。全部ファブリックの柄と色が違ってかわいすぎますね。
冒頭でご紹介したブティックホテル、リラ・ロバーツ併設のレストランのライトも、ちょっとずつ形が違う黒い照明のグラデーションがすてき。
こちらは女の子でいっぱいだったとあるヘルシンキのケーキが美味しいカフェ。小鳥がいっぱい止まってますよ〜♪
ヘルシンキのウォーターフロントにある16階建ての高層ホテルクラリオン ホテル ヘルシンキで見つけた、ホテルオリジナルだというシンプルな黒いペンダントライト。
クールでミニマルな照明と見せかけて、内側にものすごく繊細な模様が描かれていました。や……やるな!
最後にお届けするのは、フィンランドの巨匠、アルヴァ・アアルト邸の食堂のライト。落ち着いた赤いライトが添えられるだけでぐっとおしゃれになりますね。アルテックなどでは売ってなさそうな、自分の家のためだけにデザインしたのかなぁという照明。今見てもかっこいい。欲しい。
なんだか自分の部屋がいまいちつまらない……と思ったら、ヘルシンキのインテリアを真似て、ちょっと冒険してみるのもいいかもです。(みきP)