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文豪に愛された熊本の長崎次郎書店へ。路面電車が見える喫茶室で一休み

更新:2017年06月18日
みきP

大正時代に建てられた国有形文化財の建物も魅力の、熊本屈指の老舗書店「長崎次郎書店」。路面電車ビューのアーチ窓や、店内に点在するお宝や、おすすめのお土産などなど、たっぷりの写真でレポートします!

熊本のまちを彩る名物のひとつ、ノスタルジックな路面電車。1924年(大正13年)に開業し、その乗り降りしやすい超低床も魅力の市電です。

そんな名物電車の眺めを堪能できる熊本ならではの名物喫茶があると聞いて訪れたのが「新町」駅すぐのところにある長崎次郎書店。
夏目漱石や小泉八雲も通い、森鴎外の本にも登場するという、明治7年創業の熊本最古級の老舗書店です。

書店の前を市電が走る風景はいつまでも眺めていたい素晴らしさ。

大正時代に建てられたという建物は、丸の内の三菱の赤レンガ街の設計などを手がけた、明治大正時代のスター建築家・保岡勝也が設計したもの。国登録有形文化財にも指定されている名建築はとてもフォトジェニックです。

洋館なのに瓦屋根という和洋折衷スタイルもかっこいい。一階が書店、二階が喫茶室になっています。

二階に上がり、喫茶室に足を踏み入れれば、大きなアーチ窓がお出迎え。窓際の席にすわれば、市電が走る様子を眺めることが出来るのがうれしい。

厨房側をみれば、壁には長い年月をかけてじっくりと煮染めたような古書がいっぱい。

熊本ゆかりの作家、夏目漱石全集のほか、古い注文書なども展示しています。

喫茶室に置かれているこちらの年代物のオルガンは、山葉寅楠(現ヤマハミュージックジャパン創業者)が明治21年に日本で初めて作ったというリードオルガン。なんだか博物館に迷い込んだようで大興奮。

でも、そろそろ窓辺の席に腰を下ろして自慢の路面電車のある風景を愛でてみましょうか。

こちらの喫茶店でいただけるのは、長崎次郎喫茶室オリジナルコーヒーのほか、メロンソーダやコーヒーフロートなどのドリンク、ナポリタンやカレーなどの軽食、ぜんざいやケーキセットなどのおやつなど。
窓の外を行き交う路面電車を眺めながらの喫茶時間は、鉄分多めの人ならば、まさに至福のひとときでありましょう。

行き交う電車の風景もたまりません。

ぼんやりと窓の外を眺めていたら、隣の席にいた女の子に、「もしかして佐藤健さんのファンの方ですか?」と声をかけられてびっくり。
流暢な日本語で話しかけてきたのは、中国から来たという女子二人組。佐藤健さんの大ファンで、今年の春に発売された、佐藤さんが熊本の各地をロードムービー的にめぐる書籍『るろうにほん 熊本へ』(ワニブックス)にも登場するこの書店にどうしても来たかったのだそう。
路面電車が好きな人、歴史が好きな人、建築が好きな人、本が好きな人だけじゃなく、佐藤健さんが好きな人までも集まる、いろいろ愛されている書店なのでした。


ちなみに、この書店を訪れたらぜひおみやげにしたいのが、こちらのオリジナルどら焼き「Jどら」。
わざわざこれを買いに来る人も多いという人気商品は、買って帰れば、おっ!と一目置かれる熊本みやげになりそう。

名残惜しいけれど、そろそろ駅へ向かいましょう。最寄りの新町駅には小さなプラットフォームもあり、何やら木造のレトロな日本家屋が敷地内に建っていて興味津々。見ればこの建物はフレンチレストラン。 クラシコというお店で、まさに市電の駅の中にあるような立地がレアすぎます。次の旅ではこちらにもぜひ立ち寄ってみたいもの。

喫茶室だけでなく、書店のセレクトも素晴らしいので、訪れる際は、一階も二階もたっぷりご堪能くださいね。(みきP)

長崎次郎書店



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