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【東京クラシック散歩】御三家、紀尾井町のホテルニューオータニで、昭和の夢に触れる。

更新:2017年05月17日
みきP

1964年の開業当初、東洋一だった巨大ホテル、紀尾井町のニューオータニ。井伊家ゆかりの日本庭園や、ホタルが住むビオトープ、戦艦大和の技術が生かされた回転レストランなど、見どころもいっぱい。都心のオアシスでもある日本の名門ホテル、ぶらり観光客気分で訪ねてみませんか。

帝国ホテル東京ホテルオークラ東京と並び、ホテル業界では御三家と呼ばれる紀尾井町の「ホテルニューオータニ」。江戸時代、今や大河の主役となっている井伊家の中屋敷があった由緒ある土地に建ち、400年以上の歴史を誇る回遊式日本庭園でもその名を知られる日本屈指の名門ホテルです。

東京オリンピックまであと2年というギリギリのタイミングで建設が決定されたニューオータニは、東洋一とされる1,000室を超える巨大ホテルにもかかわらず、なんとわずか1年半で完成。周囲に不夜城と呼ばれた24時間体制の建設現場は、後にNHKのプロジェクトXで『東洋一の巨大ホテル 不夜城作戦に挑む』という番組になったほど。

今も残る天空の回転ラウンジは、そんな無茶なスケジュールにもかかわらず、後出しで追加された案件だったとか。直径45mもの回転盤を「コップの水も揺らさない」ように回転させよというオーダーに応えるために日本中を奔走したのが、後に大成建設社長となった平島治さん。彼がついに広島で見出したのは、呉市にある尼崎製鉄株式会社が持っていた、戦艦「大和」の主砲を回していたという車輪「コロ」。オープンから50年以上、今も回転している展望ラウンジには歴史的な戦艦の技術が生かされているのです(参考:web libraly taisei)。

こんな壮絶な歴史を持つホテルは東京広しといえどもなかなかないので、史跡を訪れる気分で、時折足を運んでいます。加藤清正や井伊家ゆかりの日本庭園も四季折々に美しく、ここを穴場と言わずしてどこが穴場と言えようか、と言いたいくらいいつも静かです。

photo by 一休.com

「生まれてくる時代を間違えた……」と思うこともしばしばあるほど、ちょっと昔の建物の雰囲気が好きな私。
1960年代のクラシカルなインテリアには、最近の新しいビルではなかなか見つけることが出来ない「手仕事感」が濃密に漂っています。窓枠も、照明も、手すりや絨毯なども、ひとつひとつの部品がまさに手工芸。いちいち手が込んでいるなぁとうっとりしてしまいます。

日本庭園を散策したあとに、ぜひ訪れてほしいのが、ザ・メインにある「ティー&カクテルガーデンラウンジ」。窓いっぱいに自慢の庭園が広がるまさに都心の絶景レストランですが、こちらのインテリアもクラシックで歴史を感じる素晴らしさ。丸いテーブルに丸い椅子もたまらなくかわいいです。欲しい……!

おすすめは夕暮れの時間帯。定時で上がって、暮れなずむ空を眺めながらビールとか飲んじゃうと、ここが都会の真ん中であることなんて忘れてしまいます。女一人酒もここならハードルも低いので、大人の女性はお試しあれ。

しっとりと落ち着くレンガの壁には、巨大な絵が飾られています。オープン当初からある作品なのだそう。



手にふれるとパリン、と壊れてしまいそうな、繊細な薄いガラスのシャンデリアも素敵。なんだか花束みたい!

花束と言えば、ホテル内に点在する照明にも似たようなモチーフがちらほら。

これなんか完全に花束ですよね。重厚なインテリアの名門ホテルにそっと添えられているガーリー。

カフェにバー、和洋中のレストラン、戦艦大和の技術が生かされている回転ラウンジなどなど、何度訪れても楽しめる仕掛けがいっぱいの老舗ホテル。2003年に作られたビオトープでは、夏にはホタルも楽しめるそう。ちなみにホテル内にあるパティスリーSATSUKIの「エクストラスーパーメロンショートケーキ」は1ピースが3,800円!というお値段ながら、メディアで話題の超有名憧れスイーツです。

旅行する時間がないとき、ちょっと訪れるだけで旅に出たようにわくわくできるニューオータニ。よく晴れた日に観光客気分でぶらり訪れるのがとってもおすすめです!(みきP)

ホテルニューオータニ

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