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セントレアからすぐ、見たことのない風景がすてきな焼き物の町、常滑さんぽ
名古屋の空の玄関口、セントレアが2015年2月17日で開港10周年! お祝いムードに湧く知多半島を訪れるなら、絶対おすすめの町が、セントレアからわずか電車で5分の焼き物の街、常滑。「ノスタルジックな坂道と海が見える散歩道」分野で、「尾道」ぐらいの知名度および人気度になってもいいはず!と強く推奨な、クラフト好き、カメラ好き、猫好きにおすすめな散歩道です。

2月17日10周年を迎えるセントレアからすぐ、見たことのない風景がすてきな焼き物の町、常滑さんぽ
常滑とは
日本の六古窯に数えられる歴史ある焼き物の町。あのLIXIL(旧INAX)の本社があることでも有名。土管やタイルなど工業製品の製作が盛んだった明治時代の雰囲気が残る、独特の風景が魅力。名古屋から電車で約35分、中部国際空港空港(セントレア)から電車で5分とアクセスも至便。招き猫の生産量日本一の町でもある。
http://www.tokoname-kankou.net/
ごく一般的に言って、焼き物の町というと「日本の古き良き山里」のような風情のところが多かったりするのですが、常滑はそんな陶芸の里をイメージして行くといい意味で期待を裏切られる個性的な景観が魅力の町。

江戸以前は急須に代表される焼き物の町だった常滑も、明治になると、土管やタイル・酒樽など工業用の焼き物を手がけるようになり、町の風景も一変。

そこかしこに見える赤レンガの煙突はちょっとロンドンを思わせるかっこよさ。土管の廃材を活用して作られた石畳ならぬ焼き物だたみの道、焼酎瓶を活用した壁などはとてもフォトジェニックで、もはやまち全体が近代化産業遺産と言っていい。その印象的すぎる景観は映画『21世紀少年』のロケ地に選ばれたほど。

カメラ好きなら一度は行ってみたい常滑ですが、さらに女子におすすめの理由を揚げてみます。
(1) 見どころが駅からの徒歩圏に集まっている

(2) 焼きものの町なので、器さがしなどお買い物も楽しい

(3) かわいいカフェやレストランが点在

(4) 招き猫の生産量日本一なので町中に猫モチーフが溢れ、本物の猫もいっぱい。



(5) 風情ある路地がいっぱい、迷い込めば発見がいっぱい


ちなみに、常滑焼きの特徴は、鉄分を多く含むきめ細やかな赤い土の風情を生かしていること。誰でも一度は見たことのある赤茶色の急須(朱泥の常滑急須)は代表的な名物。鉄分を多く含む常滑焼きの急須はお湯を柔らかくしお茶が美味しくなるとか。

黒いタールを塗った壁が特徴的な土管工場の跡地を活用したギャラリーやショップなどでとっておきの器を買って帰りたい、ノスタルジックな散歩道。セントレアに行くなら立ち寄り必須の名所です。(text by トリッププランナー編集部みきP、2015年1月15日)
