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石原夏果さん
Vol.9

女の子のひとり旅は、すてきなことがいっぱいだって伝えたい

石原夏果さん

Profile

女の子らしいひとり旅を提案する学生団体mof.第5期共同代表で、mof.が発行するフリーペーパー『たびぃじょ』2代目編集長。これまで一人旅をした先は、ヨーロッパ、中東、タイ、ラオス、カンボジアなど。

学生団体mof.は「かわいくて、おしゃれで、おちゃめなひとり旅好き女子」という意味の「たびぃじょ」という言葉を使い、Web、フリーペーパー、イベントなどさまざまな媒体を使って女の子のひとり旅を提案する都内約20大学、25名が参加する学生団体。日本を代表するナショナルクライアントのタイアップなども多数獲得している。

http://tabiijyo.jp

――11月末のJALさんとのコラボイベントに呼んでいただいてありがとうございました。あれだけの数の女子大生を集客できるなんて、かなり学生さんたちの中で認知が進んでいるのだなぁ、と盛況ぶりに驚きました。ちなみに、たびぃじょはいつから活動しているのですか?

JALたびぃじょ
JALとのコラボイベントで司会を担当した石原さんと、集まった女子学生たち、人気読者モデルのむらたさきさんによる着回しテクの披露も。

2010年の4月に設立したので、2年前くらいですね。

――生まれたてですね!

もう卒業してしまったのですが、たびぃじょの発起人は実は男子学生なんです。彼が好きだった女の子が旅に出たいと思いつつ出れないまま卒業していったのを見て、「もっと女の子が旅に出やすい世界をつくりたい」と思ったそうで、「たびぃじょ」という言葉とともに学生団体を設立したそうです。

――男の子が発起人とは意外でした。でも今はほとんどメンバーは女子ですよね?

そうですね。25人いる中で、男子はわずか2名です。

たびぃじょのスナップ

――その男子は楽しそうですね(笑)。

いえいえ、尻にしかれてかわいそうです(笑)。

――なぜ「ひとり旅」ではなく、「ひとり旅女子」なのでしょうか。

やっぱり、女の子って新しいものや流行にのることが好きだし、口コミ力もあるんです。今は女子大生にターゲット絞ってるんですけど、いずれはそんな女の子の姿を見て、一人旅にいく男の子も増やしたいなぁとは思っています。

――ちなみにかな~り昔に女子大生だった私には「学生団体」という言葉がなじみがないのですが、これはサークルとは違うんですか。

学生主体の目的をもった団体という意味で、コンセプトが明確であり、社会と強く関わりを持っていることが特徴だと思います。mof.は、「たびぃじょ」という言葉を普及させ、女の子ひとり旅に対する価値観やイメージを変えるという目的を持った団体なんです。今は結構、学生団体ブームで、国際協力とか教育とか分野も様々あり、旅団体も3つくらいありますね。

ベンメリアでのスナップ
カンボジアのアンコール・ワットから約40km東の森にあるベンメリア遺跡にて。確かに、ひとり旅でも楽しそう!

――メンバーには学生なら申し込めば誰でもなれるのですか?

エントリーシートを書いてもらい面接もして、熱意があるかとか、理念に共感しているかとか、途中でフェードアウトしないかなどをちゃんと確認しています。mof.は結構活動が多岐に渡り、生活の中心になるくらい時間を注ぐので、中途半端に「興味あるかも」くらいだと続かないんです。

――ユニークだなぁと思ったのは、みんなで集まって一人でいくというコンセプト。IT業界的な話をしてしまうと、最近の旅系ベンチャーでは、みんなで旅にいこうよ! みたいなサービスがわりと注目されたりしているんですが……。

Trippieceとかですね!

――そうです。でも、たびぃじょはこんなに女子大生を集めているのに、え、みんなで一緒に行かないんだ? みたいな。

グループで活動しているのに、休みになると「行ってくんねーっ」ってそれぞれ世界中に散らばりますね(笑)。 ひとり旅にこだわるのは、やっぱり一人だからしか出会えない景色やモノや人がたくさんあるし、あらたな自分にも気づけたりするし、魅力が多いと感じるからです。
私自身マイペースなので、やっぱり友達の顔色を伺いながらずっと旅をすると疲れちゃう。今日はひたすら写真を撮っていたいとか、ずっと川辺に寝転がっていたいとか、したいことが何でも出来るのがひとり旅のいいところ。現地の人たちと仲良くなって一緒に出かけようと誘われても、友だちと一緒なら相談して嫌って言われたら行けないけど、一人なら自分で判断して行くことだって可能です。自分で考えて、自分で決断して、いい意味で全部が自己責任です。もちろんmof.としては、女の子ひとり旅に対する危険対策の大切さもしっかり伝えています。

ラオスのこども
写真が好きだという石原さんがラオスのルアンパバーンで撮った子どもたちのスナップ。すごくいい表情!

――最近、若者の旅行離れと叫ばれているけど意外とそうでもないんでしょうか。

私たちのまわりがたぶん特殊で、たびぃじょに囲まれているとみんな旅好きと思ってしまうんですが、一歩外に出ると、やっぱり若者の海外離れはあるかもしれないです。パスポートとるのがめんどくさいとなっちゃう人も多くて、そこはがんばろうよ! って言ってるんですけれど。

――ちなみに、普段はみんなで集まって何をしているんですか?

ペーパーコンテンツ企画部、イベントコンテンツ企画部、デジタルコンテンツ企画部の3つの部署があるので、それぞれのチームでミーティングをしたり全体で情報を共有したりしています。

毎週土曜日が全体ミーティング、毎週木曜日に統括だけのミーティング、その他部署ごとににミーティングがあるので、ほんとに忙しいときは週7とかで集まっています(笑)。

――すごい! 本当に会社みたい。

忙しすぎてバイトを入れられず旅資金が貯められないと嘆いている子もいるぐらいガチなんですが(笑)、それでも私たちの活動に触れて、「ひとり旅に興味を持ちました」とか「今まで遠い存在だったひとり旅にチャレンジすることができました」といったメッセージが来ると嬉しいですね。
女の子ひとり旅って、かわいくないとか、危ない、寂しいといったマイナスのイメージが多いのでポジティブに変えていきたいんです。フリーペーパーでは、おしゃれな旅の着回しファッションの特集をしたり、ちゃんとリスク管理を徹底すれば安全に楽しく旅ができるんだよと伝える記事を掲載したりしています。

――かなり本格的に活動されていますが、フリーペーパーも1万部以上刷っているとのことで、活動資金が大変なんじゃないですか?

始めたころは知名度もなくて、自己紹介の資料を作って、何十社にも送ったりと地道にPRしていました。そのうち、JTB法人東京さんとか日本航空さんとか、JR東日本さんなどの大手の協賛を頂くようになって何とか運営できています。

――日本を代表するナショナルクライアントばかりですね。なんだか元気になる話だなぁ。ちなみに、石原さんご自身が、今まで旅されて一番印象深かった場所はどこですか?

ラオスです。いちばん現地の人と仲良くなれてたくさん遊んでもらった国で、人も町も風景もすごく素朴で、みんな優しくて、食べ物も本当に美味しくて。子どもたちもめちゃめちゃかわいかった。

LAOSでの交流

学校をのぞきにいったら、わざわざ授業を中断して招き入れてくれて覚えたてのラオス語で自己紹介することになったり、現地の大学生とも仲良くなって彼らの寮に行って制服を着せてもらったり、誕生日会に招いてもらったり、といろんな体験が出来ました。

――本当に、ひとり旅は寂しいわけではないんですね。

大人になったら、ひとり旅の仕方も変わるんだろうなと思っていますが、正直今は旅先で一人でいることはまずないんです。いつもゲストハウスに泊まるんですが、そこで大体旅人同士仲良くなって、夕飯は一緒に食べることが多いですし。町を歩いていれば、なんだかいつも、現地の方との出会いがあって遊んでいます(笑)。

――この秋でmof.の代表を引退されたわけですが、この後も旅は続けますか?

もちろんです! 引退しても私が「たびぃじょ」であることは変わりませんので♪ 春休みに、インドのラダックというチベット仏教で有名な場所に行ってみたいなと思っているんです。ちょうどホーリー祭の時期なのでそれも見たいなぁと。

――旅を思う存分出来るのは学生の特権でもあるので、どんどんいろんなところに行って、そして良かったらとっておきの場所をトリッププランナーに投稿してください(笑)。今日は元気になる楽しいお話をありがとうございました。

グランドキャニオンにて

石原夏果さんのマイページ | トリッププランナー

友だちと一緒の旅は賑やかで楽しいけれど、せっかく外国にいるのに「自分たちの周りだけは日本」というもったいない状況になるのも事実。深く濃く異国を体験したいなら旅は一人でいったほうがずっと良いと思っているので「たびぃじょ」の活動には大賛成。若くて可愛くて元気な女の子たちが、ポジティブに世界に出て行って相互理解を深めている姿はとても頼もしく、次世代が担う未来に明るい気持ちを抱いて元気になりました。mof.の活動、これからも応援しています! (取材・文 野口美樹)

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