トリッププランナートップ > ピックアップ > 【はじめての中国旅行2018】現金、Facebook、Googleが使えない? 気になる噂を確かめてきました。

ピックアップ

旅やおでかけの達人インタビューや、おすすめの旅先レポートなどをお伝えする特集コーナーです。

【はじめての中国旅行2018】現金、Facebook、Googleが使えない? 気になる噂を確かめてきました。

更新:2018年09月18日
みきP

これまで海外約25カ国を旅している私ですが、実はこの春まで中国本土への旅は未経験。中国初心者にピッタリかもしれない、香港から日帰りでも行ける「アジアのシリコンバレー」、深セン(深圳)に旅して確かめた、中国旅行の噂の真相をご紹介します。

中国を旅するとなると、よく聞く噂に「電子マネー大国だから現金が使えない」「SNSが規制されているのでFacebookやTwitterが使えない」「Google MapなどのGoogle系サービスが使えない」、あたりがあります。

今回、深センを一緒に旅をした女4人組は、全員、GmailやGoogle Driveなどがないと仕事に支障をきたす、FacebookやTwitterも仕事上とっても必要というリモートワーカーばかり。それはもう必死に、みんなで事前調査をしまくりました。

特に深センに関しては、日本語のガイドブックもほとんどないし(『地球の歩き方 香港 マカオ 深圳 』が出てますが、本当におまけレベルのページ数)、最新情報はネット上を漁るほかない感じ。それで出てきた情報に振り回された記録と、実際にどうだったかを、自分の体験を含めてレポートします。


世界最大のドローン会社DJIの本社がある、IT先進地、深セン。

●現金は使えない?

検索すると、「現金は使えないから日本でWeChatPayかAlipayをダウンロードしてチャージしておくこと!」みたいな情報がまずヒットする中国キャッシュレス事情。ちなみにWechatは世界で10億人が使っていると言われている、日本で言うとLINEみたいなサービスで、それをベースにした決済サービスがいま、中国で急速に普及しています。

全員あわてて、まずはアプリをダウンロード。その後、すでにWeChatPayかAlipayを利用している人からごく少額を送金してもらい、自分のクレジットカードを登録して有効化すれば、その後、チャージも含めて電子マネー決済機能が使えるようになる……というブログを多数発見しあれこれ試したのですが……。

着金は確認できても、日本のカードじゃ有効化できずに全員挫折(有効化しないと24時間くらいで送金してくれた人に自動的に返金される仕組みになっています)。「どうやら中国で幅広く使われている銀嶺(ぎんれん)カードじゃないとだめらしい」というアドバイスをどこかから聞きつけ、今度は全員で三井住友銀聯カードにあわてて申し込み。が、こちらでもやはりアクティベートできず。

旅仲間の一人が、深センに仕事でよく行く人を見つけて問い合わせたところ、2018年の3月くらいから日本のカードでは有効化できなくなったらしいとの情報が……。さらに「中国の銀行口座と中国のIDがないとできない」という事情通からのアドバイスもあり、とうとう諦めました。

最悪、現金が使えなくても銀嶺カードがあればホテルで食事くらいは出来るだろう……と不安なまま旅立ったのですが、結論から言うと現金は普通に使えました(ま、歓迎はされていない気がしましたし、細かいお釣りなんかはもらいそこねたりもしましたが…)。

深センという、IT先進地だけの特別な状況かもしれませんが、銀聯カード以外のVisaやMasterカードもショッピングモールでは普通に使えたし、現金に関しては、今のところは取り越し苦労だった気がしています。


屋台フードをスマホで決済する現地の人たち。

とはいえ、かの地が電子マネー大国であることは確か。素朴な屋台にもQRコードがペロッと貼ってあって、老若男女、スマホでピッとお支払い。オールドファッションな見た目と最新テクノロジーが融合した光景は、SF映画『ブレードランナー』の世界で、ちょっと感動しました。


どのお店でも見かけたQRコード。日本にもこんな未来が近いうちに来るか?

●Google系サービスやFacebookは使えない?

これも日本でググってみると、facebookやGoogleなどのアメリカ発のサービスは、「データローミング状態であれば問題なく使える」という意見多し。中国本土に入ってから現地のSIMを買うよりは、香港で買ってまずは接続し、中国では国際ローミングをONにして使うのが何かと吉のよう。とはいえ、香港でもし何かあってSIMが買えなかったら困るので、国内でSIMをAmazonで買って持参していきました(※SIMフリースマホじゃない人はレンタルWifiでもいいと思いますが、VPNなどのオプションが必要になりそうですなので各自でご確認ください)。

私が買ったSIMは、中国への出張が多いライターさんにおすすめされた「4G高速データ通信 中国本土31省と香港で7日利用可能 プリペイドSIM」の2GB版(写真上)、Amazonで1,100円ちょっとと安い。

こちらのSIMを、香港到着後に有効化し、中国本土ではデータローミングでアクセスしたところ、Googleもfacebookも、インスタもツイッターも問題なく使えました。
ただ、保険として、旅メンバー全員、Wechatアプリをダウンロードしていったことも付け加えて置きます(もしGmailやFacebookのメッセンジャーが使えなかったら、自由行動のときに連絡取り合うのが大変そうだったので……)。

でも、Google系サービスは、使える! と胸を張って言えるかというと、精度に関しては微妙なところも。Google Mapは、現在地のピンはたいてい大きくずれているし、目印となるビルやショップなんかの情報もほとんど表示されず、地図としてはかなり役に立たない感じ。中国圏で利用されている「百度地図(バイドゥ―地図)」のほうが圧倒的に優れていたので、日本からダウンロードしていくと安心でしょう。

そして、私が海外旅行でいつも愛用しているGoogle翻訳アプリも、正直いまいち役にたたなかったんですよね……。特に音声の聞き取り機能に関しては『百度翻訳』(バイドゥ―翻訳)の精度が圧倒的。こちらも日本からダウンロードしていくのをおすすめします。

噂はほんとうだったか? と聞かれれば、Google系サービスについては、使えるけど、精度に関しては地図と翻訳は百度にかなわない、という答えになるでしょうか。

最後になりますが、これは事前にネット情報を元に右往左往したときにも実感したのですが、中国のルールはしょっちゅう変わります。
今ここにご紹介した情報も、2018年の5月時点、かつ深センという中国本土でも屈指の先進地という特殊な地域の情報、という点をご理解いただき、必ず事前にご自身でも確認を。地域ごとに通信事情も違うので、ネットの情報をあてにして現地入りすると全然違った、なんてことも多いそう。
今回の旅の反省点としては、ググるだけでなく、現金が使えるかどうか、SNSの利用などについては予約したホテルにメールで問い合わせればよかったかも……と思っています。深センは物価が安いので、高級ホテルもわりとリーズナブル。グレードが高いホテルなら英語が話せるスタッフもいたりするので、不明点は英文で問い合わせてみると最新情報がキャッチできたかも…と思っています。

<おまけ:あまりに深センが楽しかったのでムービーを作ってみました>


ムービーに登場するスポット情報はこちら
(みきP)

関連するトリッププラン

ページの先頭へ