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地球のロマンを感じる隠岐諸島「西ノ島」摩天崖へ、心を癒やす絶景さんぽ。

更新:2019年11月29日
みきP

ユネスコ世界ジオパークに認定されている島根県の隠岐諸島。中でも隠岐有数の景勝地「国賀海岸」がある西ノ島には、かわいい動物と切り立った断崖が生み出す絶景が素晴らしい遊歩道があるんです。

「とても日本とは思えない!」
この写真を見てそう漏らしたのはヨーロッパの小国出身の友人。アイルランドやイギリスなど、ヨーロッパの海辺の町を思わせる風景ですが、ここは日本。後鳥羽上皇や後醍醐天皇が流された島として、誰もが日本史で習った「隠岐」諸島のひとつ、「西ノ島」なのです。

人口約2,800人に対して牛が約900頭、馬が約50頭と、人と牛馬の比率が3:1というのも日本離れ(?)している西ノ島。
そんな島ならではのお楽しみの一つが、放牧されている牛馬を眺めながらのハイキング。

摩天崖と呼ばれる海抜257mの大絶壁の上から、隠岐有数の景勝地、国賀海岸の絶景と牛馬がのんびり草を食む風景を楽しみながらのんびりと坂を下っていく遊歩道がとにかく素晴らしいんです。


「牧場」と「崖」、それぞれ単体で楽しんだことはありますが、それが一緒になった風景は初めて。

日本の観光地はときに過干渉というか、「危ない」とか「立ち入り禁止」とか「餌をやらないで」みたいな看板を立てまくり、それが景観を損ねてしまっていたりする場合が多いのですが、西ノ島にはそういうたぐいが一切ないのも美しい。
写真が好きな人はシャッターを切る手が止まらなくなるはず。


子牛がかわいい♡


馬もいる!


子馬がごろんと寝ています。可愛いからと近づいたりすると危険なので遠目で眺めて。



かわいらしい動物ばかりに目が行ってしまいますが、やはりこのハイキングコースでは国賀海岸の眺めがハイライト。

たとえば、こちらは名勝「通天橋」。巨大な岩の架け橋はもともとは洞窟で、海食作用によって周辺部分が崩落しできたものだとか。積み重なる黒灰色の層と赤色の層は、約600万年前の火山活動によって生まれた隠岐諸島で繰り返してきた噴火の歴史を今に伝えるもの。
こうした地球の記憶に触れられるのも、ユネスコ世界ジオパークに認定されている隠岐ならではのお楽しみ。


奇岩や絶壁をより近くで見たいなら国賀めぐり定期観光船に乗ってぜひ海からアプローチを。摩天崖の下をくぐったり天然のトンネルに潜入すれば、地球のパワーをもっと身近に感じるはず。



ドキドキの洞窟内へ。


岩ギリギリ!のスリルも。



夕暮れ時の国賀海岸でぜひ狙ってほしいのが、奇岩の一つ「観音岩」がローソクのように見える瞬間。

見てみて! まるでローソクに火が灯ったみたいな夕暮れ。とっても神秘的です。

ちなみに観音岩がローソクのように見える時期は、春と秋のみで、4月20日(18:30~)から6月上旬(19:10~)の期間か8月お盆ごろ(18:40~)から10月上旬(17:30~)なのだとか。取材した9月下旬はこのようにばっちり見ることができました。
※時期や地点により見えやすいポイントが変わります。


赤尾展望所から摩天崖を一望。

絶景と聞いて訪れて見ると、人が多すぎたり、看板だらけだったり、一部が写真映えするだけだったりとがっかりすることも少なくない昨今、摩天崖はどこをどう切り取っても美しく、動物も愛らしくひさびさに感動。心洗われる絶景を堪能したいなら、過度に観光地化されていない今のうちが、訪れるチャンスかもしれませんよ。(みきP)

<西ノ島へのアクセス>
・七類港(島根県)、境港(鳥取県)からフェリーまたは高速船で「別府港」へ。
・隣島の島後・隠岐空港まで出雲空港から飛行機。西郷港(島後)よりフェリーまたは高速船で「別府港」へ。
<国賀海岸遊歩道へのアクセス>
・「別府港」より町営バスで「国賀浜駐車場」まで約30分(ただし、摩天崖へ登るハイキングになります)。定期観光バス・国賀海岸満喫コース(4-6月、9-10月の土日祝日運行)を利用すれば、摩天崖から国賀浜まで下りのハイキングも可能。
または「別府港」から徒歩で2.5時間、または車で20-30分。

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