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【現地レポート】本場フィンランドの「サウナの王様」スモークサウナを体験しよう。おすすめ3箇所をご紹介。

更新:2018年01月10日
みきP

本場フィンランドならではのキング・オブ・サウナ、スモークサウナをご紹介。アクセス至便なヘルシンキの新たな名所から、オーロラリゾートに佇む知られざる名宿、豪華すぎる施設など、おすすめ3箇所とともにその素晴らしさをレポートします。

サウナブームの昨今、日本でも最近では「ロウリュ」とか「フィンランド式サウナ」といった表記のあるサウナも珍しくなくなってきたけれど、まだこの国では楽しめない、フィンランド人が最も憧れている「キング・オブ・サウナ」をご存知だろうか。

それは、スモークサウナ。サウナの元祖とも言われ、電気ではなく薪で温めるタイプのサウナである。

こちらは普通のサウナ in ヘルシンキ。Photo by Izumin

それなら、フィンランドにあまたある薪ストーブサウナと一緒ではないか? と言われそうだが、このサウナの特徴は「煙突がない」こと。あたかも燻製メーカーのごとく、薪から出た煙を屋内に充満させ、その熱で部屋を暖める、火をいれてから人が入れるようになるまで半日以上かかるという贅沢なサウナである。

煙突がない分、薪が燃えている間は一酸化炭素中毒の危険もあるため入室できず、火が消え空気循環を終えたあとに入室するのだが、それでもきちんとサウナが温まった状態を保つには温度調節などの職人技が必要だそうで、それこそがキング・オブ・サウナ、「サウナの王様」と呼ばれる所以。

世にいうサウナーでもなく、日本のサウナは熱くてすぐギブアップしてしまっていた「サウナ初心者」の私だが、旅先で初めてスモークサウナを体験してそのリラックス効果に開眼。じんわりゆっくり温めてくれる懐の深い熱と、あの独特のスモーキーな香りの癒し効果たるや! なんか脳から変な物質出てるよね……? という、それまで体験したことない愉悦を感じた恐るべき気持ちよさ。

ものすごく管理が大変で高コストで、フィンランド国内にだってまだまだ少ないのだから当たり前なのだが、日本にはまだない本場のスモークサウナ。フィンランドを旅するならぜひ体験してみてほしい超絶おすすめのアクティビティなのである。

◎ スモークサウナに入るためだけにフィンランドを旅したい人へ。おすすめのスモークサウナ3選

ということで、サウナの王様、スモークサウナが体験できるフィンランドの施設をご紹介。私が実際に入ってうっとりしたおすすめスポットを庶民派から一生に一度系まで3つピックアップ!

1.ロウリュ(ヘルシンキ)

ヘルシンキにあるスモークサウナもあるおしゃれな「ロウリュ」 Photo by Izumin

トップバッターは、最もアクセス至便な、首都ヘルシンキの中心部からわずか2kmの場所に2016年春にオープンした「デザイナーズサウナ」とも呼ばれるおしゃれな公共サウナ。海が見えるカフェレストランを併設し、薪ストーブサウナとスモークサウナを完備。入場料は19ユーロ、混浴なので水着着用が必須だ。

Photo by Izumin

photo by Izumin

サウナにはドリンクバーが併設していて、サウナで温まった後、ビールなんか飲みながら一休み、またサウナへ戻って、また飲んで……みたいな過ごし方ができる。大型施設なので隣り合った人と軽口を叩いたり、ちょっと日本の温泉ぽいコミュニケーションを楽しめたりする。冬は施設すぐ横にある海で、フィンランドならではのアイススイミングもOK。アクセスや料金含めて、フィンランド人憧れのスモークサウナを最も手軽に楽しめる施設だと思う。

ロウリュ

2.Isokenkäisten klubi Avoin Yhtiö(クーサモ)

オーロラリゾートしても注目度急上昇のフィンランド東北部のクーサモにある、ロシア国境からわずか2.5 kmの湖畔にあるB&Bスタイルの宿。実はここ、フィンランドのサウナの品質を管理する協会「Sauna from finland」から、本格性、清潔性、リラクゼーション性などすべての項目をクリアした品質証明書も授与されている、完璧とお墨付きのスモークサウナがある隠れた名宿なのだ。

姉妹で運営する小さな宿で、ロッジスタイルの建物やサウナなどはすべて亡くなったお父様の手作りなのだとか。お母様が宿の隅で編み物をしていたり、全体的にほっこり暖かなおもてなしの宿。


こちらのスモークサウナはヘルシンキのロウリュのようなオシャレ感はないけれど、とにかく立地が素晴らしい。静かな森と湖のそばに佇む一軒宿はオーロラの名所でもあり、サウナの後に楽しむアイススイミングでは、うまくいけばオーロラを見上げながら、なんてことも可能だ。

アイススイミングに挑戦するルカ観光協会の男性と、この宿に滞在中にばっちり見れたオーロラ。詳しくはこちらのレポートで。

手作りだというスモークサウナは、長年いぶされ続けてきたので室内が炭で真っ黒で、窓も煙突もないので室内は本当に暗い。この暗さがまた、おそらく精神の休息に良いのだと思う。真っ暗なサウナで、スモーキーな香りに包まれていると、心が穏やかに、気持ちが落ち着いていくのを感じるのだ。

いぶされ続けて真っ黒になっているスモークサウナ室内

この宿のサウナで特筆すべきポイントは、お料理自慢の宿ならではのサウナスナックの美味しさ。別料金(一人15ユーロ)だが注文必須と言っていい。




ベリーの生搾りジュースやニンジンとマッシュルームの二種類の手づくりディップなどは、塩分や水分補給にうってつけ。どれも土地の食材を使った手作りで、個人的にはこのスナックがフィンランドで食べた美味しかったものベスト3にランクインしているほど。

Isokenkäisten klubi Avoin Yhtiö

3 .Seita Forest Spa(ルカ・クーサモ)

最後はラグジュアリーすぎる、ちょっと異次元のサウナをご紹介。スキーリゾートとして世界的に有名なルカにあり、一度に50名まで入れる豪華すぎるサウナで、ハーバルサウナ、スモークサウナ、フィンランド伝統サウナの3種類が楽しめる。大げさに「死ぬまでに行きたい」と言いたくなるほど、立地と施設そのものがスペシャル豪華なサウナ。

到着してまず案内される大きな建物の中も、ご覧のような幻想的空間。キャンドルが灯る室内で、アコーディオンを演奏するスタッフが温かく迎えてもらって始まるスモークサウナ物語。ここ、サウナ好き同士の結婚式場としては最高かもしれない。



料金は1グループ基本料595 ユーロ、プラスして一人あたり24ユーロとなかなかの高額だが、10人以上のグループでいけば高いけどまぁまぁ許容の値段になるので、大勢で行くのがいいだろう。フレンドリーなスタッフとの交流も楽しいので、サウナだけでなく軽食とお酒もオーダーしてゆっくり過ごすのをおすすめ。基本的にツアーで参加するタイプのサウナなので、申込みは運営会社へ。

Seita Forest Spa

このほか、私は未経験だが、フィンランド観光局の現地スタッフがおすすめしてくれたのが、ヘルシンキ空港からほど近いKuusijärvi(クーシヤルヴィ)にあるスモークサウナ。フィンランドはストップオーバーを利用すれば、5時間から5日間まで途中降機できるので、乗り継ぎでヘルシンキで半日以上時間つぶさなきゃー、なんて人は足を伸ばしてみてはいかがだろうか。ヘルシンキから近いとは言えかなりの大自然エリアなので、スモークサウナ体験だけでなくフィンランドならではのナチュラルな風景も楽しめそうだ。
(みきP)

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取材協力: Visit Ruka & Kuusamo

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