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【冬の絶景編】ユネスコ食文化創造都市、鶴岡へ。冬の絶景とグルメが目当ての女ひとり旅。

更新:2019年05月24日
みきP

平成を振り返る企画でピックアップされる話題のひとつに挙げられる、かつて一斉を風靡した「人面魚」。その名所が、鶴岡市にあるのをご存知でしょうか。出羽三山だけじゃない、個人的に冬に訪れてほしい、鶴岡の絶景をお届けします。

グルメ編ホテル編と続いた「冬の鶴岡、女ひとり旅」レポートも一旦これにて完結編。
冬は冬らしいところに行く、という旅の目的の最大ともいえる風景編です。

鶴岡といえば、パワースポット出羽三山が有名なので、最初の目的地は夏に訪れて感動した羽黒山山頂の出羽三山神社。



実はJR鶴岡駅周辺はそれほど雪がなかったのですが(地元の人に聞いたら、鶴岡は基本それほど雪深くないらしい)、ここまでくればそれなりにたっぷり雪はあります。



ご主人の参拝を見守るワンコ。訪れたのはまだお正月の松の内でしたが、これほど有名な神社の本殿前でも実はそれほど人が多くありません。確かに、夏に訪れて感動した神秘的な「鏡池」もばっちり凍っていたし、2446段の長い石段の参道も閉鎖中。あとで知ったのですが、冬は三神合祭殿よりも羽黒山五重塔のほうが風景的にはおすすめだそうです……(また来ます!)。

とりあえず月山・羽黒山・湯殿山の三神を合祭した三神合祭殿にお参り。本当は厳しい登山などを経ないといけない三神をコンパクトに巡ることができる鶴岡随一の観光名所です。でも冬はやっぱり夏より人が少ない……という話を、その夜鶴岡で出会った地元のご夫婦に話したところ、「でも実は月山と湯殿山は冬は閉鎖されているので、本殿にある貴重な***(酔っていてメモできず)が三神合祭殿に運ばれるらしいですよ。だから冬のほうが本当にあの場所で出羽三山参りをできるとも言える」との情報が。
そのご夫婦に、神社仏閣が好きなら、と教わったのが鶴岡駅からバスで行ける「善寳寺(ぜんぽうじ)」。海の守護神・龍神の寺として全国的に知られる、曹洞宗三大祈祷寺の一つ。

そして、実はかつて一斉を風靡した「人面魚」ゆかりのお寺でもあるのだとか! 

■ 人面魚の池がある善寳寺は想像以上の立派なお寺だった。

鶴岡駅近くのエスモールバスターミナルから湯野浜温泉行きのバスに乗り込み、揺られること約20分。鶴岡城址、酒蔵が並ぶ大山地区などの観光名所を車窓から楽しんだのち、現れたのは「思ってたんと違う…」と思わず圧倒された荘厳なお寺。



鶴岡ののどかな田園風景の中にある、という事前情報しか持たずに訪れるとびっくりするレベルの大伽藍。



海にまつわるお寺のせいか、彫刻などがすべて波打っているのも豪華絢爛。こんな立派なお寺が全国的には「人面魚」でしか一世を風靡したことがないなんてアンビリーバブル!!



北前船で財を成した商人たちの寄進によって1855年に建立された五百羅漢堂ほか、国登録有形文化財の建築もいっぱい。この地域、江戸時代、むちゃくちゃ栄えていたんだな……と肌で感じます。登録有形文化財の山門を護るのは、仁王像ではなく「毘沙門天」と「韋駄天」。両尊天像は、廃仏毀釈の折に避難してきたのだそう。

お正月の松の内期間でいえば、出羽三山神社よりもずっと人も多く、祈祷を受ける人達で大賑わいです。

個人的には、本堂の裏手にある登録有形文化財の竜王殿の建築にとっても感動。

守護神の龍神様を祀るために、室町時代後期の1443年創立、1833年に再建されたという龍王殿は、竜宮城を模して造られたそうで、山門の彫刻等にも増して何もかもが波のようにうねっていて圧巻。

屋根まで波のうねりを表現していてすばらしい。




あちこちに波が描かれ、天女が舞うまさに竜宮城。神仏習合のなごりで、狛犬もちゃんといます。

■ そして、人面魚の池へ。

お次はいよいよ、平成のニュースシーンを彩った人面魚のいる貝喰池(かいばみのいけ)へ。善寳寺の山門から歩いて約10分です。「人面魚」ブームでなんとなく面白スポットみたいな扱いになってしまっていますが、実はこの池は善寳寺の龍神信仰の起源。底に龍神がすむという伝説もある、お寺の聖域なのです。



とはいえ、ちゃんと「人面魚」めあての人向けの道案内も。

最近はテレビの「平成を振り返る企画番組」などで再度クローズアップされることも多い貝喰池ですが、私が訪れたのは2019年のお正月。正直池の周辺は人ひとりいませんでした。


周囲は山に囲まれ、とても静謐な風景。
さっきまで快晴だったのに池についたとたんに雪が降り始めたのも神秘的。ここに神様が棲んでいると言われれば、確かにそうかも……と頷いてしまいます。



そういえば、夏に出羽三山神社に行ったときも、鏡池の前に佇んだとたんに突然霧が出て感動したのを思い出す。こういう体験が続くと、人は「ここには神様がいる!」と信じるようになるのでしょう。

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鶴岡の冬景色の思い出。

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誰もいない、竜神が棲む池にしんしんと降る雪の風景。わかりやすい絶景ではないけれど、冬の女一人旅にはこれぐらい落ち着いた風景がふさわしい。

人面魚を探すのも忘れるほど、深く感動した冬の貝喰池。きっと春や夏には違う絶景が広がっていると思うけれど、誰もいない冬の静かな風景のほうが、竜神が棲むイメージに近い気がしました。(みきP)



最後にちょっとだけ見えた青空を写した写真を、勝手にGoogle先生が加工してくれた写真も置いておきます。こっちのほうが確かに絶景ぽい。

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