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GW近場旅のアイデア、アヤメやハナショウブが咲き誇る神奈川県大和市の泉の森へ。
うっかり旅の予約を忘れてGWに突入! なんて人も多いのでは? でも心配ご無用、首都圏にはどこか遠くに行った気分になれるグッドな場所がスタンバイしています。
尾形光琳の「燕子花図屏風」とともに、日本庭園でカキツバタを鑑賞できる青山の根津美術館はもちろんとても素敵だが、いっそ趣向を変えて神奈川県大和市へ、春の景色を探しに行ってみるのはいかがだろうか。
ここは、神奈川県大和市の「泉の森」。相鉄線相模大塚駅から徒歩約15分 小田急線・相鉄線大和駅から徒歩約25分 小田急線鶴間駅から徒歩約25分。新宿からなら徒歩も合わせて1時間少しといった場所にある。
横浜、鎌倉、箱根といった、神奈川のきらびやかな人気エリアとは違い、ここは完璧なただの住宅街の真ん中にある。遊びに来ている人たちも、ほぼ地元民だ(※私見)。
しかし、だからこそ、わざわざ遠くから訪れるとすごいアウェー感を感じられる。このアウェー感こそが旅ではないだろうか。
約42haの広大な敷地を誇り、約900種の植物、カワセミをはじめとした約50種の野鳥が観察できる。高そうな望遠レンズを抱えた野鳥ファンにも人気のスポットだ。
初夏は湿植物園でアヤメ、ハナショウブが咲き誇り、新緑も目に鮮やかな季節。公式サイトには親切にも「アヤメ・ハナショウブの見分け方」が解説されているので、この機会に花の知識を増やしてみてもいいだろう。実は私、この紫の花、ずっとカキツバタだと思ってました…。
敷地内は起伏に富み、うっそうと茂る森や林を歩けば、ここは大和市ではなく軽井沢と妄想することだってできる。
持参した花見団子とお茶でほっと一息つけば、春の近場旅もさらに盛り上がるはず。
首都圏の穴場散歩、ぜひこの機会にトライしてみてほしい。
【泉の森】 https://www.yamato-zaidan.or.jp/izumi
神奈川県大和市上草柳1728番地 アクセス方法
おまけ:大和市まで遠出したなら、東京から電車で行けるベトナム「いちょう団地」にも行ってみよう!
さて、泉の森だけでももちろん楽しいのだが、せっかく神奈川きっての地味エリア、大和市まで来たのなら、電車に乗って日本のベトナムまで足を運んでみよう。ここは泉の森と違い、普通のおしゃれ雑誌でも特集されること多々のホットなグルメスポットなのだ。
泉の森の最寄り駅でもある小田急線の大和駅、鶴間駅からわずか電車で5分程度の小田急線「高座渋谷」から歩くこと約15分。店の雰囲気からして完璧にベトナム!と大人気の店がこちらのタン・ハー。
アジア料理食材店の中に作られた簡易な飲食エリアとは思えないほど、豊富なメニューが並ぶ。ちょっとした写真集レベルのメニューの厚さに驚かされるはずだ。
バインセオではなくバイン・コットなど、ここでしか見たことのないベトナムグルメたち。どれも非常に美味しい。
ベトナムより美味しかったバインミーはタン・ハーから歩いてすぐの「バインミーヴィエレストラン」にて。ここも絶対に外せない名店。
高座渋谷のベトナム料理店めぐりは、トリッププラン「首都圏のリトルベトナム、大和のいちょう団地で海外旅行気分。」にまとめてあるので詳しくはこちらで。
さて、あなたのGWのアクティビティに、神奈川県大和市探訪は加わりそうだろうか?
(みきP ※大和市出身)