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外国人比率90%超、「ピースホステル京都」がインバウンドで人気の理由

更新:2017年07月19日
みきP

インバウンド旅行客が急激に伸びている京都の宿の中でも、屈指の外国人比率を誇るおしゃれなホステルがあるのをご存知だろうか。しかも年間通じてほぼ満室、海外の宿泊予約サイトで高評価を獲得しつづけている話題の宿の人気の理由を探ってみました。

ブッキング・ドットコム主催の京都のインバウンドを探るプレストリップに参加し、JR京都駅八条口近くの「ピースホステル京都」を訪れてみた。

宿へ足を踏み入れてまず驚いたのはその無国籍感。このホステルの宿泊者の外国人比率はなんと90%、うち欧米人が約37%を占めるという。もともと欧米人比率が高い京都の宿の中でもさらに高い数値だ。

日本人ばかりだとゴールデンウィークやお盆にわっと人が集中し、冬はぐっと減るといったことになりがちだが、世界中から人が訪れるこの宿は季節変動の影響も軽微。ゆえに2013年のオープン以来、年間を通して客室稼働率が98%程度というからすごい。一年中、ほぼ満室状態というわけだ。

「ホステルというとドミトリーという印象をもたれがちですが、ピースホステル京都ではドミトリーの比率はわずか三割で、二人部屋に力を入れています。欧米の旅行客は圧倒的に二人旅が多いですから」と、ピースホステルを運営する株式会社ティーエーティー代表取締役、田畑伸幸さんは言う。

ホステルとは思えない佇まいのダブルルーム。

この「二人部屋」含め、この宿がここまで外国人に支持されている理由を探ると、その背景にかなり緻密に練られた戦略があることに気づく。シティホテルとホステルとの間を狙った独自のポジショニング、英語が話せるスタッフの配置、日本人が多く利用する国内の宿泊予約サイトとはあえて提携せず、ブッキング・ドットコムなど海外の利用が高いサイトでのみ販売するなどだ。
最初から世界しか見てない感じがすごい。

ツインルーム

気持ちのよいガーデンスペースにはランドリースペースも。

平均宿泊日数は3泊というのにも理由がある。グリーンの設計はプラントハンターとして有名な西畠清順さんに依頼、家具もすべてオーダーメイドするなどインテリアもこだわっており、泊まるだけではない、長く時間を過ごしたい宿にしているのだ。

日本の観光ガイドが充実しているライブラリーには気持ちのよいソファやPCも。ここでのんびり過ごすのも気持ちがいい。

「お客様が面白くすごせるか、を常に考えています。特に力を入れているのがコミュニケーションスペース。大きな差別化ポイントである無料の朝食サービスが人気で、ゲスト同士の交流も生まれています」と田畑さん。

ちょうど取材で訪れた時間帯がまさに朝食タイムで、ラウンジやキッチンは多くの人で賑わっていた。一緒に皿を洗ったり、同じテーブルで食事をしたりして和気あいあいと過ごす宿泊客も目立つ。若者が多いが、熟年夫婦などもいて、人種、年代ともにカラフルな印象。

 共有スペースでサーブされる朝食
冷蔵庫や調理台完備のキッチンスペース。朝はとても賑やかになる。(photo by 繁田諭)

2015年には賑やかな三条エリアに「ピースホステル三条」もオープン。こちらは世界中の優れたホステルやゲストハウスを表彰するアワード、2017年HOSCARS(ホスカー)で、日本のベストホステル一位に輝いている。

ライブラリーには海外有名サイトからの表彰がずらりと並ぶ。

リーズナブルに宿泊できて、かつ国際交流も楽しめる宿。日本人にはあまりアピールしてこなかったが、最近は評判を聞きつけた日本人も増えてきたという。
カフェは宿泊客以外にも開放されており、旅人と地元の人々との交流の場にもなっているそうなので、まずはこのカフェを訪れて、インターナショナルな雰囲気に触れてみるのもいいかもしれない。(編集部 みきP)

取材協力:ブッキング・ドットコム

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