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ほっとする名物がいっぱい、かわいくて癒されるウィーン旅案内

更新:2017年07月28日
みきP

2018年5月に成田との直行便が復活することがニュースを賑わせた中欧オーストリアの首都・ウィーン。音楽の都としてあまりにも有名すぎて敷居が高いと思われがちですが、実はとってものんびりしたフレンドリーな観光地。クラシックに疎くたって無問題! 読めばきっとほっとする、親しみやすいウィーンの一面をご紹介します。

いまはどうだか知らないけれど、一昔前の少女漫画の舞台と言えばヨーロッパが定番で、私もご多分にもれず、キャンディやらジルベールやらオスカルやらにまみれて育ち、立派な「時間とお金が許す限り、旅に行くならヨーロッパ!」という嗜好の大人になった。

それならばなぜ、絶頂期にはフランスを除くヨーロッパ主要国のトップに君臨したハプスブルク家の都、いわば「ザ・ヨーロッパ」なウィーンに行ったことがなかったかといえば、端的にいって、怖じ気づいていたからである。

恥ずかしながらクラシック音楽には疎いし、クリムトやシーレのような世紀末アートにもそれほど馴染みもなく、ハプスブルク家の歴史はあまりにも複雑かつ長大な物語で、「も、もう少し勉強してから行ったほうがいいかな……」と尻込みしてしまう。
勝手に妄想を膨らませ勝手に敷居を上げ、「いつかは」という憧れの棚に仕舞って遠くから眺めていた、そんな街が私にとってのウィーンだったのだ。

クラシックに詳しくないと行ってはいけないなどと思い込み…。

けれど、今回、ウィーンプロダクツという、「厳格な品質基準に合格しているだけでなく、ウィーンらしい美学も備えている」プロダクトにだけ与えられる、いわば「良品のお墨付き」を受けた企業を取材する機会をいただき、はじめて旅してみたかつての帝都は、おどろくほどリラックスできるフレンドリーな街だった。

ということで、ウィーン取材レポートの第1回目は、私をリラックスさせてくれたウィーンのあれこれをダイジェストでお届けします。今だから言える、ウィーン、ぜんぜん怖くないよ!

1 . アイスクリーム

最初に私をリラックスさせてくれたのが、ウィーン旧市街のあちこちにあるアイスクリームショップ。アイスクリーム舐めながら歩いている人だらけの街で、緊張もへったくれもないですよね。
スーパーマーケットは夕方6時には閉まるのに、アイスクリームショップは夜11時までやっているって、何かがおかしい(笑)。

ザッハトルテで有名なデメルの店頭にもアイスクリームコーナーが。

これはイタリアから移り住んだアイスクリーム職人たちがもたらした文化だそうで、一番古いお店は1883年から続いているとか。
今まで夜パフェといえば札幌だと思ってたけど、正直ウィーンのほうがすごい。何しろ、深夜までアイスクリームショップのテーブル席はパフェを楽しむ人で満席。こんなにたくさんの”いい大人”がパフェを食べている風景、生まれて初めて見ましたよ……!

夕方みたいですが、夜10時超えてます。夜パフェを楽しむ人たちでいっぱいのテラス席は春から夏にかけてのウィーンの風物詩。

2. プリンセス♡

かつての世界帝国のトップに君臨したハプスブルク家の都なので、「姫」とか「貴族」なものがそこかしこに溢れており、子どもの頃に読んだ少女漫画の世界にひたれるウィーン。

白馬とか馬車とか、リアルおとぎ話な風景。

そんな街にさらにプリンセス感を添えているのが美貌の皇妃エリザベート、愛称シシー。ひらひらのフリルのドレスに身を包んだ、美しくカールされたロングヘアのシシーの肖像画は、私が子どもの頃スケッチブックに描いていたお姫さまそのもの。
そのルックスがあまりに絵になるせいか、お菓子から小物から、あらゆるものにシシーが描かれ、街を覆っています。

チョコレートの老舗、ハインドルのミュージアムには顔はめ看板も。

少女漫画的アイコンで溢れる風景に、「おお、かわいいもの好き兄弟!」と、kawaiiの国から来た私は勝手に親近感抱きまくりでした。

好物は「すみれの砂糖漬け」だなんて、食べ物までお人形さんか。

3 . カフェ

さすが、わざわざ菓子職人を伴ってお嫁にいったマリー・アントワネットを生んだ甘党天国、ケーキやチョコレートだけには困らないスイーツな街、それがウィーンです。
オスマントルコから伝わったコーヒーをヨーロッパでいち早く楽しんだと伝わるウィーンは、17世紀から続く歴史あるカフェの街。
芸術家たちのサロンとなった文化系なカフェや、貴族の館を利用した豪華カフェなど、それだけをテーマに旅してもいいほど名物カフェもいっぱいです。深夜までオープンしていて食事が出来るところも多いので、女一人ごはんも何かと安心。

ウィーンプロダクツ認定店で皇室御用達のゲルストナー店内。シシーに愛された19世紀から続く老舗の本店はもと貴族の館。

4. ソーセージスタンド

ヨーロッパを旅していて困ることの一つが、食事の量の多さ。そんなときに重宝するのが街に溢れるソーセージスタンドです。パンとソーセージのセットで3ユーロくらいから楽しめるお手軽ファーストフード。何より我ら日本人も大好きなソーセージだもの、間違いない。
マクドナルドやスタバもあるけど、やっぱりウィーンで軽食ならまずはソーセージにレッツトライ!

個人的にドはまりした、ソーセージにカレー粉を振りかけたカリーブルスト。お酒のあとの〆にぴったり。

5 .  山

ヨーロッパの都市は比較的真っ平らなところが多いけれど、ウィーンはさすがアルプスのはじっこ。遠くに小高い山が見える風景も、日本人にはほっと心安らぐもの。
ウィーン旧市街からトラムやバスで行くことができる山もあり、その斜面の多くはぶどう畑になっていて、ワイン醸造家が自家製ワインと簡単な食事を出すスタイルのお店「ブッシェンシャンク」があったりもするので、見つけたらぜひ絶景さんぽの帰りに立ち寄って。

ヴィーニンガーが所有するブッシェンシャンク。ぶどう畑からは絶景!

6.  お酒

ウィーンとは切っても切れないのがワイン。特に複数の品種のぶどうを混植混醸する「ゲミシュター・サッツ」というワインはウィーンならではの名物です。
ウィーンは、世界で唯一、大都市圏に広大なワイン生産地があることで有名で、なんと約700ヘクタールものぶどう畑が市内にあるとか。
そのほか、ビールやスパークリングワインも歴史ある名産品で、お酒はわりとリーズナブルに楽しめます。
ヨーロッパを旅していると「みんな酒強すぎ!」と遺伝子の違いを痛感することが多いのだけど、ウィーンではゲミシュター・サッツを炭酸水で割った「ゲシュプリッツター」や、ビールをレモンソーダで割った「ラドラー」のような軽いお酒も人気で、なんというか、ちょっとかわいい。お酒が弱い女の子が頼みそうなライトなアルコールを、それなりにがっしりした男の人も普通に飲んでます。
白ワインの炭酸水割りもビールのレモンソーダ割りも、ウィーンですっかり気に入って、帰国後は家で真似する日々。さっぱりして夏におすすめ。

ワイン居酒屋、ホイリゲでゲシュプリッツターを楽しむ。ワインをジョッキで飲むって新鮮!

クラシック音楽やアート、建築や歴史が好きな人だけの街じゃないウィーン。
1995年に公開されたアメリカ映画『恋人までの距離(ディスタンス)』は、ウィーンが舞台の映画だけど、潔いくらい「帝都の歴史の重み」とか無視していて、トラムに乗って街をぶらつき、レコードショップやカフェで時間をつぶす若者の姿が描かれている。
最初に映画を観た時は「この映画の舞台、ウィーンの必要ある?」などと思ったけれど、旅なんてこれぐらいさらりとするものなのかも、と今は思う。
さすがはヨーロッパ屈指の古都、意識しなくても歴史や文化の熱いシャワーを自然に浴びてしまうので、帰国後に本でフォローして「ああ、そんな価値があったとは、もう一回行かなきゃ!」と早くも次の旅へ想いを馳せたりするのも、ちょっとすてきな旅の体験。

個人的には、街を歩いていて怖いなと思うことがなかったのもリラックスできた大きな一因。なんでもウィーンは、世界最大級のコンサルティング会社マーサーの調査で8年連続世界一住みやすい国に輝いているそうで、市民の満足な気分が漂っているのか、全体的にのんびりした雰囲気。
大体のガイドブックにも(全く危険がないとは言えないにせよ)「ヨーロッパの中では比較的治安が良い」と書かれているのも納得の安心感でした。
トラムや鉄道等、公共交通機関であちこち行けてしまうので、女一人旅にもおすすめですよ。(みきP)

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<取材協力> 
オーストリア大使館商務部 
・ウィーン商工会議所(ウィーンプロダクツ


実はエスカルゴも名産だって初めて知りました。

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