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バーリントン・アーケードのペンハリガンで香水カウンセリングを受けて来た
About マンチェスター&ロンドンの旅
キャセイパシフィック航空と英国政府観光庁が共同でブロガーやオンライン旅メディア運営者を対象に参加者を公募した旅企画。トリッププランナーも選出され、 1月30日から2月5日まで旅してきました。旅程や参加ブロガー詳細はこちら⇒キャセイパシフィック航空で行く マンチェスター&ロンドン ブロガー体験レポートの旅!
世界最古のアーケード商店街「バーリントン・アーケード」のちょっとマニアックでどちらかというと男性的な一面をお伝えした前回のピックアップ。今回は、ぐっと妖艶に、女心をくすぐる香水の話題をお届けしてみます。

1870年理髪店として創業したペンハリガンの創業者ウィリアム・ペンハリガンは、後に「香りの錬金術師」と呼ばれるほどの異才の持ち主。当初、近所にあったターキッシュバスの香りにインスパイアされて、スパイシーで妖艶な香りの「ハマム・ブーケ」を調合して売り出し、一躍話題となります。1902年には第10代マルボロ侯爵のためにシトラスの香りが上品な「ブレナムブーケ」を生み出し、これが大ヒット。この香水により王室御用達となりました。冒頭で「女心をくすぐる」と書いたばかりですが、当初は男性用香水のお店で、20世紀後半まで女性向けの香水を販売していなかったりします。


ちなみにこのブレナムブーケ、マルボロ侯爵の住宅でもあった「ブレナム宮殿」から名付けられたもので、ここで生まれたウィンストン・チャーチルにとっても懐かしい「生家の香り」。男性用ですがさわやかですっきりとした香りは女性にも人気で、私もつい買ってしまいました。仕事の時にシュッとすると気が引き締まりそう。
とっても由緒があり何かとノーブルでロイヤルな香水店なわけですが、我々ふつうの人でも楽しめる優雅なサービスを提供しているのでご紹介します。これはバーリントン・アーケードを訪れたらぜひ試していただきたいすてき体験。
なんと、まるでお医者さんのように、好みや気持ち、年齢などから自分に似合う香水を提案してくれるカウンセリングサービスがあるのです。バーリントンアーケードのお店の二階には、とてもプライベートで落ち着く小さなカウンセリングルームがあるのでさっそく秘密の小部屋へゴー!


「どんな香りが好き?」「年齢は?」など、いくつかの質問に答えると、「この香りはどう?」と次々とボトルを持って来てくれます。

「これはちょっと甘すぎる」「ややスパイシーかな」「お花の香りよりも樹の香りの方が好み」などわがままを言いたい放題の私に、「絶対にこれが好きよ」と提案されたのが、2013年発売のアイリス プリマ。

優しいんだけど力強い、独特のさわやかな香りは好感度高し。言葉ではうまく伝えられない自分の潜在意識と出会えたような不思議な体験でもありました。カウンセリングは要予約ですが、これはイギリスの忘れられない思い出になりそう。

ちなみに2月26日〜3月1日までの英ケンブリッジ公ウィリアム王子の初来日にあわせて実施中の英国政府観光庁公認企画「クイズに答えて素敵なプリンセスを目指そう!」では、このペンハリガンの香水も当たります。関心がある人は応募してみては? (text by トリッププランナー編集部みきP、2015年2月27日)
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