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あなたもやってみない?名産地、静岡市内を広大なストロベリービュッフェ会場にしてみる旅

更新:2019年01月20日
みきP

紅ほっぺやあきひめなどのブランドいちごで有名な静岡は、東京から新幹線のひかりでわずか1時間で着くアクセスのよい名産地。久能山東照宮の南側斜面に連なる農園での駿河湾を望む「石垣いちご狩り」から始まり、ジェラート、ケーキ、パフェからかき氷まで「ぜーんぶ静岡のいちご」にこだわる静岡市を会場にした「ストロベリービュッフェ」な旅、春のおでかけテーマにいかが?

日本の春は、桜ではなくストロベリービュッフェが連れてくるのではないだろうか、とさえ思う今日この頃。
年が明けるや主要なホテルやレストランで華やかに繰り広げられるイチゴの祭典に心をときめかせている女性も多いのではないでしょうか。

レストランやホテルがアレンジしてくれるレディメイドのストロベリーフェアもいいけれど、せっかくなら名産地の静岡で、富士山や茶畑、駿河湾の絶景も楽しみながら、ストロベリービュッフェをハンドメイドしてしまう旅も素敵かも?
そんな試みを実践すべく、ある春の日、トリッププランナー編集部は新幹線に飛び乗ったのでした。

新幹線の静岡駅から半径10km以内で楽しむ、いちご尽くしの春の旅、いざ、スタートです!

■ 元祖石垣いちご農園「常吉いちご園」で甘くて大きな「かなみひめ」を堪能

いちごそのものを味わうならまず駆けつけたいのが久能山東照宮の麓にある通称「いちご海岸通り」。山の斜面の石垣の間に苗を植えて育てる「石垣イチゴ」はここだけで楽しめる静岡市の名物。実はここ、日本の観光いちご狩り発祥の地でもあるのだとか。

中でも久能山東照宮の鳥居内にある「常吉いちご園」は、創業明治29年の歴史ある農園で、石垣いちごを考案したことでも有名。このあたりでは一般的な「紅ほっぺ」や「あきひめ(章姫)」ではなく、「とちおとめ」と「章姫」をかけ合わせた、平均糖度16度以上という甘〜い新種「かなみひめ」が約30分間食べ放題のいちご狩り(完全予約制)も大人気です。

なんと鳥居の中にいちご農園が!




常吉いちご園で感激したのは、四代目の常雄さんのいちごに対するおそるべき職人気質。
魚粉、骨粉、かき殻、炭、海草などを使って独自に開発した有機肥料に、日本平の湧水を活用した磁気水を使うなど、いちごの風味と甘みを増すための努力を続けているのです。

一口齧って甘っ!と驚いている、
ライターでオフィシャルプランナーのminokitiさん。

実際に味わってみて、その大きさと甘さ、ジューシーさに感激。いちごはもぎたてが一番美味しいので、間違いなく都内ホテルでは絶対に味わえない美味。ああ、手作りのストロベリービュッフェ、チャレンジして良かった!

いちごのことなら歴史から作り方までなんでも詳しい学者肌、四代目の常雄さん

「みんな真っ赤ないちごが一番美味しいと思いがちだけど、実は色が抜けてやや白くなっているのが一番熟している状態。ヘタから先端へ向かうほど甘みが増すので、下の部分の面積が広い、形の悪いいちごのほうが美味しんです。外には出荷できないので、本当に美味しいいちごはぜひいちご狩りで楽しんでください」と、常雄さん。



その理屈から言うと、こういう四角いいちごはまさに当たり。ちょっと白くなりかけていて、ヘタのキワまで赤くなっているのが食べごろだそう。そう教わってからは積極的に不細工ないちごを狙い撃ちする私たち。これもホテルのストロベリービュッフェでは楽しめないことのひとつ。

この農園は日本のいちごの歴史を背負っているような場所なので、販売目的ではなく種の保存のために栽培しているいちごもあったりします。それがこちらのちょっと面長な「福羽(ふくば)いちご」。なんと明治34年に生まれた国産第一号のいちごで、今はこの農園と、かつては園芸植物の栽培試験場だった新宿御苑でしか栽培されていない骨董品のような品種です。

こちらはいちご狩りでも味わえず販売もしていませんが、ジャムでなら味わうことができます(1パック 800円)。かつては門外不出で皇室など特別な人しか食べられなかった貴重ないちごを使ったジャム、なんと贅沢なお土産でしょうか。

このクオリティで1パック1,000円というお値段もうれしい持ち帰り用のいちご(4月以降はもっと安くなるそう)。都内のフルーツパーラーだと何倍になるかなぁ…。

これらジャムやもぎたての「かなみひめ」は、いちご狩りをしなくても、常吉いちご園の店頭で買えるので、久能山東照宮のお参り帰りのお土産にもぴったり。


家に持ち帰って切ってみれば、中の模様も芸術的に美しかったです。原則として地方発送はしないのですが、いちご狩りや店頭で買った事がある人の相談には応じてくださるそうですよ。

常吉いちご園

■ 石垣いちごをジェラートで!いちご農家が運営する「スウィートメッセージ やまろく」

さて、もぎたてのいちごを味わった後はいよいよいちごスイーツの世界へ、ということで、常吉いちご園から約1.5キロ、国道150号線沿いにある、石垣いちご農園が運営するジェラートショップ「スウィートメッセージ やまろく」に向かいます。ここは常時10種類程度のいちごジェラートが並んでいる人気のお店なのです。


わーわー!どうしよう選べない!とパニックになりそうなラインナップ。静岡ならでは、いちごとお茶のジェラートなんてのもあります。一番のおすすめは、このお店でしか味わえない石垣苺のコンフィチュールを混ぜ込んだジェラート。火を使わない独自製法により、旨み成分や、香り、ビタミンCが豊富に残る、最高級のジャムが混ぜ込まれています。



一口目の感想は、「濃い!いちごの味が濃い! 」。いちごの形がしっかり残る歯ごたえのあるコンフィチュールと、さっぱり美味しいミルクアイスのコラボがたまりません。



こちらも人気商品だという、苺ジュースをかき氷にしてアイスに混ぜ込んだ「シャリシャリいちご」。食感もお味も独特でこちらも美味しい〜♡

写真は
170グラム1500円(税別)のもの。小さいサイズもあります

世にも珍しい石垣いちごのコンフィチュールはおみやげにもできます。プレゼントにしても喜ばれそうな高級感溢れるパッケージも素敵ですね。

スウィートメッセージ やまろく

■ 旬のいちごを絶品ケーキで味わう。地元で人気のパティスリー「キャトルエピス静岡店」

まだまだ続くストロベリービュッフェな旅。続いては、サッカースタジアムや清水寿司横丁のあるエスパルスドリームプラザからもほど近い、おしゃれなパティスリー「キャトルエピス静岡店」に向かいます。

できるだけ静岡の食材にこだわるフルーツたっぷりの生菓子がずらりと並ぶショーケースにはいちごのケーキもいっぱい!今の季節は主に紅ほっぺが使われているそう。



併設のカフェコーナーは、窓からさんさんと注ぐ光もここちよい、ナチュラルなインテリア。外にはテラス席もあります。
数あるいちごスイーツの中から、おすすめだという「いちごのタルト」と「いちごのエクレア」を選び、席へ。

まずは大粒のいちごがずらりと並んだエクレアから。あっさりと軽い口当たりの生クリームとカスタードクリームの中には、濃厚なホワイトチョコレートのガナッシュが隠れています。さわやかないちごの酸味とホワイトチョコレートのねっとりとした甘みが口の中で混ざり合い、これは美味しい!

こちらは、整然と並ぶいちごが見目麗しいタルト。タルト生地は驚くほど軽くてサクサク。とろっとろのカスタードクリームもふんわり軽い味わいで、ほのかな酸味のあるいちごによく合います。見た目よりずっとさっぱりしていてペロリといただけてしまうスイーツ。ホールでも売っているので、華やかな春のおもたせにも良さそうです。



コーヒーも近くの自家焙煎珈琲の「鳥仙珈琲」とコラボするなど静岡にこだわり。焼き菓子やチョコレートなど、日持ちのする商品も多いので、おしゃれな静岡土産を探しに来るのも良いパティスリーです。地元の人はお菓子のように作られた特製アイスクリームも大好きなんだそう。いちごのタルトアイスもあってネットでも買えるのでお取り寄せしてみては?

キャトルエピス静岡店

■ 静岡駅前のスイーツ激戦区にある「アオイパフェ」で季節限定「いちご尽くしのパフェ」

さて、そろそろ新幹線の静岡駅近くへ戻りましょう。まだまだストロベリービュッフェは続きますよ。
次なる目的地は「キルフェボン」や「ななや」など、人気スイーツショップが連なる激戦区に平成27年9月にオープンした静岡で唯一のパフェ専門店、アオイパフェ。こちらのお店にはいちごのシーズンだけ楽しめる特製パフェがあるのだそう。

イートインの他、テイクアウトもOK。

挑むのは、生クリームにもいちごを練り込み、アイスクリームもイチゴ味という、究極のいちごパフェ「いちご尽くしパフェ」。いちごはもちろん、シーズン中は紅ほっぺか章姫を使います。


横から見ても上から見てもいちごがたっぷり!
このお店の嬉しいポイントはパフェのサイズを選べること。大きさだけでなく、入れるアイスやグラノーラなどのバケットの種類なども自由にカスタマイズできます。

レギュラーサイズとスモールサイズを並べるために2つ注文。フルーツも静岡産にこだわりますが、お茶だってもちろん地元の農家さんと契約して抹茶とほうじ茶のジェラートなどを開発しています。



いちごのシャーベットの上にいちごのアイスクリーム、そして生いちごとまさにいちご尽くし。このいちごのアイスクリームが本当に「わー、いちご!」というお味でとっても美味しかったです。

アオイパフェ

■ 静岡の食材を一年中かき氷で楽しめる「chuan-チュアン-」で味わう絶品季節限定「静岡いちご練乳ホイップ」

さて、最後は一年中かき氷が楽しめるという専門店へ。イチゴやメロン、みかんなどフルーツは出来る限り静岡のものを四季折々にセレクトしている、藤枝出身のオーナーが営むお店です。頭が痛くならないように、温度を高めに調節しているという氷は舌触りもふわふわ。静岡の名産、お茶を使った氷が定番ですが、いちごのシーズンはもちろんいちごのかき氷もメニューに有ります。



テイクアウト中心ですが、店内にはイートインスペースもあります。静岡ならでは、静岡おでんもスタンバイ。なんとお酒も飲めたりします。
さっそく季節限定、「静岡いちご練乳ホイップ」をオーダーすると、そのままでも十分食べられそうな章姫をその場でミキサーしてシロップにしてくれます。贅沢!




いちごのつぶつぶが嬉しいシロップがたっぷり載ったかき氷。上に載せられた生クリームも、出す直前に泡立て直してくれて、まさにとろ〜りとろとろ。練乳が入っているので、どこか懐かしい甘さのクリームで、いちごそのもののような甘酸っぱい生シロップとの相性もばつぐん。

約パック半分のイチゴが使われているという、まさにいちごそのものみたいな風味のかき氷の中には、生いちごがごろごろ隠れています。これでひとつ900円なんて、東京の感覚では信じられない安さです。これは必食!

chuan-チュアン-

■ 終わりに。手作りストロベリービュッフェ、かなりおすすめ!

さて、私たちのいちご尽くしの旅、感動が伝わりましたでしょうか。
世界遺産の富士山の絶景、久能山東照宮や清見寺などの史跡、駿河湾の絶景など、景色も楽しみながらのストロベリービュッフェは静岡でしかできない特別な体験。
ぜひ、春の旅の参考にしてくださいね。



最後に訪れたchuanさんの後、「そろそろしょっぱいものが食べたいわ〜」という気分になったらすぐ近くの青葉おでん街へゴー!(みきP)。

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